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[414] 静かなスリーブ 投稿者:ささき 投稿日:2011/05/31(Tue) 00:07  

鈴木考氏の著書には、かの本田宗一郎氏が欧州旅行時に
レストアされたスリーブバルブエンジン車を見学、その
静粛性に驚いて日本に戻るや否や試作を命じた、という
逸話が伝えられています(ちなみのこの試作は失敗に終わった
そうな)。

昔のエンジンではカム曲線やバルブギャップ調整機構がまだ
未完成だったので、バルブ開閉音がかなり大きかったよう
です。円弧運動のスリーブ式には確かに衝撃的な動きをする
部品はありませんし、ナイト式の二重スリーブエンジンは
そもそも摩擦抵抗と慣性が大きくて回転数が上げられない
ので静かだったのでしょう。

高級自動車用としてのスリーブバルブは 1910 年代に一度
消滅しますが、それが 1920 年代から再び航空用に返り
咲くのは、やはり航空用として出力と燃費を稼ぐために
圧縮比を上げる必要に迫られた事情があったようです。
(同時に航空ディーゼルの研究も盛んになっている)

結局「アンチノック剤添加による燃料オクタン価の向上」
「ヘッド冷却効率の向上、なかんずくナトリウム封入
排気バルブによるホットスポットの低減」「さらに駄目
押しでインタークーラー、もひとつ駄目押しの水噴射」
という一連の技術革新により、ポペットバルブ式の
オットーサイクルエンジンでも充分な圧縮比を実用化
できるようになった経緯はご存知の通りです。



[413] スリーブ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2011/05/29(Sun) 01:09  

うーむ、そうなると、どう考えてもメリットがないような(笑)

シカゴの産業科学博物館に、自動車用のスリーブヴァルブが展示されていて、
(恐らくWillys Knightのもの)
それのメリットとして、静粛性と、振動の少なさが上げられてました。

ひょっとするとネイピア&ブリストル社、軍用ではなく、民間用航空エンジン
として開発してたのか、とも思いますが、どうなんでしょうね、ホントに。


[412] 低回転 投稿者:くさの 投稿日:2011/05/28(Sat) 05:48  

あと、スリーブバルブはスリーブの摩擦の関係で、高回転型に
はしにくいようなので、ロングストロークでトルクを稼いでい
るのかもしれません。

サリナスで感心して眺めていたシリンダーヘッドのフィンは、
苦心の結果だったんですね。

今から思うと、何でこんなエンジンを考えたのか不思議ですが、
50年後の人はマツダのロータリーを見て、「何でこんなこと
を考えたんだろ」と思っているかもですね。もっとも、50年後
に内燃機関が一般的かは分かりませんが。


[411] スリーブバルブ 投稿者:ささき 投稿日:2011/05/28(Sat) 00:24  

私もスリーブバルブは燃焼室上部にバルブステムやら
ロッカーアームが無いので直径縮小に有利なのだと思って
いたんですが、そう甘くはないようです。

http://plaza.rakuten.co.jp/hidakayoshiaki/diary/200607240001/

これはネイピア・セイバーの断面図ですが、シリンダヘッドは
右上のシリンダーを見れば判るように、直立したプラグが
丸々納まるくらいに凹んでいます。単筒式スリーブバルブの
場合、シリンダーとピストンの間に挿入されたスリーブが
半回転しながら上下にも動くため、シリンダヘッドには
スリーブが上に動いたときに逃げるためのスペースを確保
する必要があって、結果的に燃焼室天井より高い位置に
シリンダ壁がせり出してしまうんです。
空冷のハーキュリーズやセントーラスではこんな凹んだ
ヘッドに空気を通すのにえらく苦労しており、バッフル板を
つけて無理やり空気を下向きに流し、更に点火プラグの頭に
冷却フィンをつけてヘッドの熱を逃がしています。

日野自動車の鈴木考氏の著書によれば、スリーブバルブの
利点は排気バルブがホットスポットにならないのでノッ
キングが起こりにくく圧縮比を上げられること、茸弁の
ような抵抗物がないので呼吸効率が良くなることだそう
ですが、前者については30年代後半にナトリウム封入弁が
実用化されたうえ、アンチノック剤の添加によって圧縮比を
稼げるようになったのでメカが複雑になる割にはあまり
恩恵はなく、後者についてもシリンダ側面からの給排気に
なるのでタイミング制御に限界があるとか、茸弁でも
穴径の1/2ほどリフトを稼げれば流量係数は稼げるので
実際には大した違いはない…とも述べられています。

興味がありましたら「20世紀エンジン史・スリーブバルブと
航空ディーゼルの興亡」の御一読を。


[410] スリーヴ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2011/05/27(Fri) 19:53  

あれ、そうなんですか(笑)。
スリーヴ バルブのメリットは、てっきり上部構造をとっぱらう事による
小型化、前面投影面積の縮小だと思ってたんですが、そうでもないんでしょうか。

すると、静粛性がウリにはならん軍用航空エンジンだとあまりメリットないような(笑)…


[409] スリーブバルブ 投稿者:くさの 投稿日:2011/05/27(Fri) 13:20  

スリーブバルブのエンジン、シリンダー上部にバルブが無い分
空冷星型なら直径が小さくできるはず。で、似たよううな排気
量のセントーラスとR-3350を比べてみると、1405mm対1413mmで
あまり変わらず。あれ?と思ってボアXストローク調べると、
セントーラスは146x177.8、R-3350は156X160なので、セントー
ラスの方が、圧倒ロングストロークなんですね。

スリーブバルブってロングストローク向きなんでしょうか。




[408] 考える 投稿者:アナーキャ 投稿日:2011/05/26(Thu) 21:38  

くさのさん、旧日本軍の場合、国は貧乏でしたが、文民統制が効いてませんので、
予算はやりたい放題であったろうなあ、と思います(笑)。
まあ、なんらかの理由はあったんでしょうが、私にはよく理解できない部分の多い軍隊で、
なので、あまり近づかない事にしてるのです(笑)。


ヒルネスキーさん、それは誰にもわかりません。
一つの事件から連鎖的に何が起こるかを決めるのは神様の仕事で、私の手に余る世界です。

たとえば、電車のホームで隣に居たオッサンのズボンを突然引きずり落としただけでも、

○警察沙汰になる。
○突然、愛が芽生える。
○実は北朝鮮のスパイで、ズボンの中から機密書類が出てきて、あなたは一躍ヒーローに。

といった、無数の選択肢があるわけで(笑)、
アメリカ軍ほどの規模を相手に未来予測をやるのは、人間には不可能です。
独立してうれしくて、アーノルドが得意の心臓発作ですぐ死んじゃう、とかもあるわけですし(笑)


[406] 弾着観測 投稿者:くさの 投稿日:2011/05/26(Thu) 06:09  

>つーか、ノモハンで実戦やるまで、その点に気が付いてなか
ったのか…。

なんか、気球でやるつもりだったみたいですよ。で三式指揮連
絡機なんてのもあわてて開発していますが、初飛行が1943年じゃ
ねえ。値段的には

百式>>98直協>>三式指揮連絡機、でしょうから、百式を
100機減らせば、98式なら300機、三式なら600機程度は作れそ
うですけど。

現在の自衛隊でもそうですが、やっぱり高そうな平気に予算を
回したくなるんですかね。





[403] 判る 投稿者:アナーキャ 投稿日:2011/05/25(Wed) 10:39  

原始時代の戦争はそもそも文献も資料もありませんから(笑)、なんとも言えません。

ソ連空軍(&赤軍防空軍)については、戦略爆撃に関心がないのではなく、
英米が特殊と考えた方がわかりやすいです。
特にソ連の場合、空軍と赤軍防空軍で事情が入り組んでるので、外から見たほうが理解は簡単でしょう。

第二次大戦期、戦略航空軍と呼べるレベルにあったのは、イギリスとアメリカだけです。
この二つの国には、航空軍内部に熱烈な戦略爆撃機支持者があり、彼らの力でそうなりました。
では、なぜ戦略爆撃がそんなにウケたのか、というと単に空軍独立への早道だったからです。

その影響元はイギリスです。
イギリス空軍は自称世界初の空軍ですが、この独立に大きな役割を果たしたのがトレンチャードです。
アメリカのミッチャルと並んで、初期の戦略爆撃論者の一人で、
当然、イギリス空軍は、戦略空軍として独立しました。
戦略空軍になる、というのが、空軍が独立した軍になる早道だったのです。
この結果、中途時半端ではありましたが、イギリスは戦略空軍となります。

そして、これを見ていたアメリカ陸軍の航空隊も、ミッチェルとその支持者を中心に
戦略爆撃論を盾に空軍独立を唱え続け、
第二次大戦で見事にそれを証明し、独立を勝ち取るわけです。

これらに対して、ドイツはゲーリングの自己顕示欲だけで独立しちゃいましたし、
ソ連空軍もよく議論がされたのかもわからないまま、第一次大戦時に独立しちゃいました。
さらに防空軍なんてのまで登場して、収集がつかなくなります(笑)。
なので、戦略爆撃に興味をもつ理由が無く、深い考えがあって戦術空軍になった、
というよりは、単にそういう流れの中にいた、という話でしょう。

もっとも、ソ連の場合、ロシア語が読めないと手が出ない、という資料が多く、
これ以上の説明は私には無理となります(笑)


[401] 野戦で夜戦をやらせん 投稿者:アナーキャ 投稿日:2011/05/24(Tue) 23:31  

ささきさん、なるほどど、やはり砲撃観測でしたか。
つーか、ノモハンで実戦やるまで、その点に気が付いてなかったのか…。

そういや、フランスの航空宇宙博物館でカールキン ゴルの戦い(Battles of Khalkhin Gol)
について、簡単な解説があったんですが、アイツら日露戦争のカタキを取られてケチョンケチョンの
シオシオのパーにされたんだぜ、見たいなエライ言われようとなっておりました…。
まあ、ソ連側の記録だと、日本側の死者を6万人としてたりするんで、そうなっちゃうんでしょうが…。

ヴィクターのイラスト、あ、ほんとだ、メイドって書いてありますね。
いわゆるフレンチ メイドさんのようですが、ヤリ持ってるしなあ…。
ついでにドアの右下にあるガソリン給油装置の絵は、
給油任務を行った回数なんですが、よくアレだけの数、同じ絵を描いたもんだ…。

くさのさん、ドイツの追尾魚雷は、Uボートのエース艦長、ペーター・クレイマーが、
戦後の自伝で、まさにクレーマー状態でケチつけてましたね(笑)。

未来予測については、まさにその直前で、F22への道への連載が中断になっております(笑)。
未来予測で突っ込んでゆく、というのは初期のサイドワインダーからやってるんですが、
(発射にいろいろな制約があるのは、このため)
これについてアメリカ空軍で初めて具体的な空戦マニュアルを書いたのがボイドなのです。
果たして、いつになったら、連載復帰となるかわかりませんが、えー、お待ちくださいませ。

ついでに、F22の道のラストもそこで、レーダーに写らないから見つからない、
なんてのは低空飛行して突っ込めばいい話で、なぜステルスが脅威なのか、というのは
まさに、この全ての戦術を無力化してしまうから、なのだったりします。



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