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[1747] 無人機 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/29(Tue) 23:12  

ラオスにも軍事博物館があるとは知らなかったです。
未だにタイもいろいろチョッカイ出してるんですね(笑)。
私の知る範囲ではアメリカ製の無人機、タイには売られてないはずですが、
何らかの裏ルートがあったのか、タイが自力でがんばっちゃたのか、
なんとも言えないところです。
一応、国産の軍用機ではアジアで有数(笑)の実績を持ちますからね、タイ。


[1746] 無人偵察機 投稿者:CONI 投稿日:2013/10/29(Tue) 20:15  

何年か前にラオスのビエンチャンにある、ラオス人民軍歴史博物館に行ったら、
撃墜されたタイ軍の無人偵察機というのが展示されてました。
空冷の小さなエンジンと木製のプロペラ付きで、たぶんアメリカ製だと思うのですが、
いつ頃のモノかよくわかりませんでした。
館内撮影禁止とあったので、真面目にカバンごと預けたのですが、
誰も監視していなかったし、お昼になってみんな職員がご飯を食べていたので、
こっそりカメラを持ち込めばよかったと後悔しました。


[1745] 連発 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/28(Mon) 21:23  

ささきさん、情報どうもです。
日本の機関銃、流れが難解ですね(笑)…

そうか、ドイツには30mmがありましたね。
Mk.108はアチコチで見てたのに、すっかり忘れてました。

あれま、日本の薬莢、現実には刻印なしですか。
賞味期限を気にするまでも無く、造ったそばから
前線送りとかですかねえ…


[1744] 機関銃の話 投稿者:ささき 投稿日:2013/10/28(Mon) 04:38  

ホ-5は飛燕・疾風に積まれた陸軍の20mm機関砲です。ご存知のとおりブローニングM2の拡大型。
陸軍はイタリア・ブレダ系の12.7x81という薬莢の短い弾を使っていて(ブローニングは12.7x99)、
ホ-103 12.7mm機関砲はわざわざこの弾にあわせてM2を縮小コピーしたのですが、
これを新開発の20x94弾に合わせて拡大したのがホ-5です。
一方海軍はフランス・オチキス系の13.2x99弾を使っていたので、これに合わせてM-2を
ほぼ原寸のままコピーした三式13mmを開発しました。

…日本陸軍と海軍は後世言われるほど仲が悪かったわけではなく、技術交流や兵器の流通も
積極的にやっていたとも言われますが、こと機関銃に関しては一体何をやっているんでしょう、
という印象をぬぐえません。

弾薬展示で日本の縦置き弾は海軍99式一号銃の20x99RB、ドイツの縦置き弾は
ラインメタルMK108の30x90RBではないかと思います。MK108はMe262など末期の
ドイツ戦闘機に多数搭載され多数の米重爆を撃破した、アメリカ人に
とっては恨みの籠もる機関砲ですね。

薬莢の刻印については名目上の規定はともかく、二次大戦中に使用された日本軍の弾には
「ほとんど刻印が無い」というのが特徴です。増産優先で手間を省こうとしたのか、
回収された空薬莢から製造元や生産数などの機密が漏れることを恐れたのか
私にはわかりません。


[1743] 写真 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/25(Fri) 22:23  

CONIさん、写真は上野の池之端近辺です。
特に地名を書かずに写真を載せてる場合、
大抵、近所で撮影したヤッツケ仕事だったりします…。

私も同じような世代ですが、夕日だとどうしても
再放送で見たセブンのメトロン星人が思い出されます。
宇宙人もあぐらをかけるのか!と子供心に驚いた記憶が。
もっとも、後で出てくる恐竜戦車は、子供ですらついていけない
論理的超越を行なった、さらに驚愕の存在でしたが…


[1742] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/25(Fri) 22:20  

すみません、先に五反田猫さんとかわごえさんへのお返事から。
とりあえず、かわごえさん、お久しぶりです。

えー、さて(笑)。
あの署名の件は面倒だ、と思って手を抜いて説明してしまってるんですが、
もう少しキチンと説明しておくべきだったかもしれません。
お詫びを兼ねて、ちゃんと書いておきます。

勝「安芳」という名前はやすふさと読み、これはよく知られるように
勝の官職、安房守の安房を「やすふさ」と読んで当て字にしたものです。
さらに本人が「安芳」でアホウと読めるだろ、と自慢していたように、
二重の意味で、あまり上品ではないダジャレにもなっています。
なので一般に使われるような人名ではなく、非常に珍しい名前でした。
よって、この時代に海外からの来客に対応できる立場に居た人物で、
勝安芳という名を持つような人物は、おそらく海舟一人しかいません。

そして別人が勝なりすまして署名した可能性に関しては、
何の意味やメリットがあるのかと考えると、有り得にくい話です。
日本人相手ならともかく、アメリカ人相手に私があの勝ですぜ、
とやったところで、So what? で終わってしまいます(笑)。
もちろん断言はできませんが、他人が勝安芳とわざわざ署名する可能性を考えるよりは、
本人が書いた、と素直に考えた方が、ごく自然で無理が無いように思うわけです。
世の中、無理がある説明が正解の場合も無くはないですが、
普通に考えると、勝本人だ、と考えるのが自然でしょう。

ただし、これだけでは推測ばかりですから、
別の面からも、この署名についてちょっと考えてみましょう。

当時の署名の風習では、いろいろ書き分けがあるのですが、
基本的に多くの人間が署名し、多数の人間がそれを読む、と思われる場合、
あまり崩さない、普通の書体で名前を書きます。
ここら辺りは明治期の政治家の私信や日記に書いた署名と、
公文書の署名の違いを調べてみると、よくわかるはずです。
(ただし必ず例外はいるもので森有礼などは常に読めない字で署名している…)

で、今回の展示の紙ではやけに隅っこの方に署名されており、
おそらく他のサインの後から書き込んだのではないか、と推測されます。
となると、勝はこれを公文書、あるいは血判状のような(笑)
多数の人間が署名をする書類だ、と考えていた可能性は高いと思うわけです。

実は、以前に国会図書館だったか、外務省公文書館だかで開かれた展示会で
明治の元老が、要回覧&要署名の書類に直筆署名を入れてるのを見た事がありました。
この場合も、多くの人が観るものですから、
基本的に楷書のような読みやすい字で署名しています。

正直面倒なので記事を書く時は確認しなかったのですが(涙)、
手抜きを反省して調べてみたところ、
これは台湾出兵問題の資料を集めた「蕃地処理」だと判明。

蕃地処理はアジア歴史資料センターでデータが公開されてますので、
確認してみたところ、決済書類の課長印のごとく、
勝の「安芳」署名が最低でも2箇所入ってました。
こんな感じですね。

http://majo44.sakura.ne.jp/kacho.jpg

せっかくなので、それとスミソニアンのサイン(左端)をならべて見たのがこれです。

http://majo44.sakura.ne.jp/sin.jpg

…まあ、似てなくも無いような、どうも微妙に違うような、
正直言って、なんとも言えない部分はありますが(笑)…

結局、本人が生き返って、ああ、あれはオレのサインだよ、
と断言しない限り、なんとも言えない問題なので、結論は出ないものの、
ホンモノの可能性はそれほど低くはないだろう、という感じではあるのです。


[1741] 勝海舟のサイン 投稿者:かわごえ 投稿日:2013/10/25(Fri) 21:20  

手元にあった勝部真長 2009年 「新装版 勝海舟」PHP出版社にあった明治20年の海舟の「安芳」自筆画像をスキャンしてみました。(しばらくしたら消します)

http://kawagoe1974.at.webry.info/201310/article_1.html

スミソニアンキャッスルにあったサインとだいぶ違うように思われます。
もしかしたら、博物館の人たちも「わかっていて」紹介文に海舟の名前を出さなかったのかもしれませんね。


[1740] トビラの写真 投稿者:CONI 投稿日:2013/10/25(Fri) 20:30  

夕暮れのビルや、ビルの谷間の平屋の屋根がいい感じですね。どの辺で撮影されたのでしょうか?
特撮で夕日というと、私などは世代的に帰ってきたウルトラマンを思い出します。


[1739] 勝海舟 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/10/25(Fri) 07:22  

素敵な発見ですが、自署かといえば微妙ですね。

ご存じの通り安芳を名乗るのは明治以降で、お書きになっているように書く機会があったか、来歴が不明ならば単なる文字でしかありません。

骨董としてみると、勝安芳の署名は草書体が一般です。
↓こちらの下から4番目
http://www.antique-marunaka.com/page025.shtml

この点からみると、あまり良い感じではありませんね。


[1736] なんと 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/24(Thu) 22:16  

五反田猫さん、情報どうもです。
変な名前だとは思ってましたが、シンガポールのことでしたか。
となると、なぜ海舟は地名ではなく本人のサインをしてるんだろう(笑)…
謎が謎を呼ぶ、という感じですねえ…。

横の文字はタイ語かなんかだろうと思ってましたが、まさかインドとは。
シンガポールならイギリス領でインド人も結構いたんでしょうね。


[1735] 謎のカード 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/10/24(Thu) 15:19  

いつも丁寧なレポートで、見過ごしてしまうような面白いネタを有難うございます。

勝海舟のサインらしきものは脇において、その隣にある文字はシンガポールだと思います。
漢字表記は「星加坡」 その後ろあるクネッタ文字はタミル語の表記でシンガポールのように思えます。
丁度 先々週にシンガポールに行ったので偶然思い出しました。



[1734] 国産 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/22(Tue) 20:42  

あれま、そうなんですか。
となるとむしろ東アジアというより、南の方で見れる品種ですかね。

芝生の水道料金が負担になるのは、アメリカの庭の広さゆえか、
カリフォルニアの水道代が高いのか、ちょっと日本では考えにくい話ですねえ(笑)…


[1733] 高麗芝 投稿者:くさの 投稿日:2013/10/22(Tue) 13:07  

名前は高麗芝ですが、実際は日本原産ですね。むしろ東南アジアから日本南部
にかけて自生しているようで、寒い朝鮮半島には無いそうです。なんで高麗芝と呼
ばれるようになったのかは分かりませんが。

アメリカの場合は芝生は水さえあげていれば育つ感じですかね。ときどき空気を入
れてあげる必要はありますが。我が家のフロントヤードは2週間に一度芝刈りして
もらっています。ただ、水の料金が馬鹿にならないということで、最近は芝生のバ
ックヤードを持つ家庭は減っているそうです。


[1732] 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/20(Sun) 17:11  

ささきさん、情報どうもです。

高麗芝という呼び名は知りませんでした。
名前からすると、かなり早い時期、少なくとも鎌倉時代前に
大陸から日本に入ってそうですね。
気になって以前の写真を引っ張り出して見たところ、
ソウル、マカオあたりは日本と同じタイプの芝のようで、
ここら辺り、東西でどこが境目になってるのかちょっと気になりましたが、
調べ始めたらエライ事になりそうなので、やめました(笑)。


[1731] 投稿者:ささき 投稿日:2013/10/20(Sun) 07:21  

ウィキペディア様のお告げによると、芝には「日本芝」と「西洋芝」があるようです。
ゴルフの世界では前者を「高麗」、後者を「ベント」と呼び、一般的には
ベントは弱くて手間がかかる代わりに柔らかでボールの転がりもスムーズ、
高麗は強い代わりに癖も強くて転がりが悪いとされています。

もっとも、ゴルフ場のグリーンというのは異常な高密度で芝を植えた
うえにミリ単位の長さに刈り込むという特殊な世界で、公園などの
芝生に関していえば日本のほうが密度が高いように思います。
品種ではなく植え方、刈り方の違いが大きいのでしょうかね。


[1730] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/19(Sat) 21:35  

くさのさん、カースト上位にある人間も、それなりにプレッシャーあるんですね…。

カーストではないですが、以前、上野でカレー屋さんがほぼ並んで2軒あって、
どちらもインドカレーを名乗ってましたが、片方は本当にインド人の店員ながら
もう片方はパキスタン人の経営でした(三日月の旗が壁に貼ってあった)。

まさか日本で宿敵と隣あわせで商売するとは思ってなかったはずで(笑)
両者で夜中とかにこっそり相手の店の看板とか壊してるんじゃないかなあ、と思ったことが。
結局、パキスタン側が撤収してしまったのですが、
ここ1年ほど、都内のパキスタン系カレー屋が急減してるような感じもします。

はるからさん、初めまして、ですよね?
確認してみたところ、確かにBoarding のようなので、本文も修正しておきました。

短尾種さん、マルクス閣下の場合、頭がいいのか悪いのか、どうもよくわからん、
という部分がかなりある人なので(笑)、その判断は輪をかけて難しい印象があります。
この点、レーニン殿下は確実にアッパラパーのスカポンタンなので、判断が楽なんですけど…。

通りすがりさん、私が責任を負って管理している当掲示板では、
何かあった場合、キチンと対応しますが、それ以外の場所で誰が何をするか、
は法に触れでもしない限り、それは個人の自由だと考えています。
よって、すみませんが、そういった話題は私の管轄外なのです。



[1729] 無題 投稿者:通りすがり 投稿日:2013/10/19(Sat) 14:10  

Uコン復活氏の話題でもちきりです

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/radiocontrol/1367986441/l50


[1728] 無題 投稿者:短尾種 投稿日:2013/10/19(Sat) 12:45  

マルクスの経済社会学が科学であったかというと、どこまでが恐竜でどこからが鳥かみたいな議論になりそうですね。

貨幣の数量方程式M(マネーサプライ)V(流通速度)=P(物価)T(取引量)はマルクスが追放された経済講義ではいきなりフィッシャー・アービングが作ったように紹介されています。というよりも経済史が無視されて、マクロ、ミクロとして教えられる体系になっているので、経済学の発展について軽視されていたのでしょう。

カーストは難しいですね。海外に出たところでいきなりカーストと無関係に実力主義というふうに概念が変わらないのですね。脱出2代目からは無関係になるのでしょうか?

APR=APPROACHING, BRD=BOARDINGだと理解していました。


[1725] BRD 投稿者:はるから 投稿日:2013/10/19(Sat) 11:51  

Boarding乗降中という意味ではないでしょうか。


[1724] カーストとかBRDとか 投稿者:くさの 投稿日:2013/10/19(Sat) 06:51  

うちの会社のインド人スタッフ、特に役職上は偉くもないの
に妙に態度がでかい。で、どうも上位カーストなので、偉く
なるのが当然という意識があるそうな。逆に又それがプレッ
シャーにもなると聞きました。

で。BRDですが、調べてみたらyou are too lateの意味だと
か。ホームに電車が入ってくるとサインがARR(Arrving)に
変わり、さらに発車時刻が近づくとBRD(駆け込み乗車はおや
め下さい)に変わるのだそうです。


[1723] インド 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/18(Fri) 20:29  

あ、なるほどカースト制からの脱出という理由は思いつきませんでした。
アメリカに来て、見つけた職場の上司が下位カーストの出身だとか、
留学したら教授が下位カーストの出身だったとか、どうするんだろう、インド人…


[1722] インドのIT 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/10/18(Fri) 13:10  

インドのカースト制度は職業と密接に結びついており、あるカーストに生まれれば職業は、おのづと決まってしまいます。
単に差別民だけでなく、絨毯や、鍛冶のような普通の職業も同じです。

ところが、ITやソストウエア開発のような、新しい仕事は、当然に所属カーストがありませんから、既存カーストや、従来の職業から抜けたかったら、新しい産業は恰好の働き口なのです。

かくして、インドでは、才能のある若者は、新しい産業を目指します。 それは、既存カーヅトから自由になる事でもあり、時間がたてば新しいカーストを作り上げる行為なのかもしれません。 カーストから抜けるには宗教を変える(シークやイスラムなど)もありますが、これはかなりのリスクを伴います。
かくて、優秀なインドの若者はIT分野を目指します。


[1721] 門外漢 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/18(Fri) 00:15  

マルクスが経済学に数学を持ち込もうとしたのは事実なんですが、
厳密に考えると、それが上手く行ったかはまた別問題かもしれません(笑)。
そもそも、私は経済は門外漢ですから、判断は難しいところです…。

19世紀のドエリャー三連星、ダーウィン、フロイト、マルクス、
この一見接点のない3人の共通点は、それぞれ自分の学問を科学だと思っていたことです。

その結果、産業革命によってドエリャー状態になっていたヨーロッパ社会に
己の研究を受け入れさせるため、進化、精神、経済のそれぞれの分野に
ある程度、計量的な手法、科学的なアプローチを持ち込んでいます。
なおかつ、マルクスはダーウィンから、強い影響を受けていました。
ただし、あくまで「本人が言うところの科学」であって、
信奉者たちによってホントに科学になっちゃった
ダーウィンの幸運を別にすると、他の二人は、やや怪しいところはあるんですが(笑)…。

なので、マルクスも「科学的な経済学」のために、
数学的な手法を持ち込もう、という努力をやってはいました。
その結果、資本論の中に 意味もなく変な等式や、
W(商品)、G(貨幣)といった妙な略号が登場することになります。
ここら辺り、論理的に見せるためのハッタリとも言えますが、
本人も途中で飽きちゃったらしく(笑)、主に資本論の最初の方でのみやってます。

ただし、商品の価格の総額÷硬貨の流通回数=機能している流通貨幣量
といった計算式を最初に考えたのはマルクだと思われますので、
一応、数学的なアプローチと言ってあげてもいいような、という感じがするわけです(笑)。

ケインズの場合、数学は魅力が無いみたいな事をいいながら、
ケンブリッジでは数学の学位を取ってますから、マルクスよりもその素養はあったと思います。
厳密な意味で数学的な手法を持ち込んだ、という意味では確かにケインズかもしれません。
(マルクスは法学と古典という当時の裕福なユダヤ人らしい勉強しかしていない)

「人間が作った乱数」の怖さは、一見すると正規分布に見えちゃうんですよね。
が、よく調べて見ると標準偏差の3倍以上の変動、理論どおりなら0.3%以下
でしか起こらないはずの異常事態が、日経平均の価格では1.5〜2%の間で発生します。
(2003年〜2013年で約5年ごとで区切ったデータ。サンプル数1200前後の場合)
一見すると誤差の範囲と思ってしまいますが、0.3%の確率なら異常変動は1年に1度あるかないか、
対して1.5〜2%だと年に2〜5回はそれが発生するはずで、その危険性は軽く3倍以上ですから、
個人が破産するチャンスとしては十分な機会だと思います(笑)。
そのくせ、一見するとその分布は正規分布に見えてしまう、
というのはある意味で罠のような気もします。

アメリカにおけるインド系の皆さんの進出、IT企業の多い西海岸では慣れてたのですが、
まさか東海岸までとは思わず、かなりの人数を見かけて私も驚きました。
アメリカの場合、パキスタン人がどういった扱いなのかよくわからないのですが、
もしかしたら、一部はパキスタン系かも知れません。
が、それにしちゃフリーダムだ、という方々(笑)が多かったので、
多分、インド系ではないかなあ、と。




[1720] 始祖をどこに設けるか 投稿者:短尾種 投稿日:2013/10/17(Thu) 22:48  

マルクスがカビて大学から追いやられた世代なものですから、自信がない所があります。勉強しなかった学生時代ですが、最も親しんだのが計量経済学であったことにも由来するかと思います。
計量経済学会は世界恐慌の翌年、1930年の12月29日に発足し、経済理論を統計、数学と関連させて前進させるための国際学会として、それまでの理論経済学の政治的、社会的、国家的偏見を持たない公平な科学組織を目指したと、教わりました。
背景として、ローザンヌ学派(ワルラス等)の均衡理論が恐慌を説明し得なかったこと、恐慌後に折りしも経済データを統計的に整理しうる時代の到来でデータをほじくり返す統計実証が経済学会で流行しだしていたことです。

経済理論の実証としての実証、理論と計測を同時に重視すると点で、科学的検証を真面目に目指したのが計量経済学会であり、経済マクロ全体を表すモデルとしてあらゆるマクロ経済学に影響を与えるモデルを示したのがケインズだと教わりました。その後の日本のケインジアンがその教えを守ったかどうかというと?です。

「人間の作った乱数」が完全な乱数と異なることは当たり前ですね。人造イクラとイクラの違いよりも、そもそもイクラが目標なのかどうか…
正規分布が当てはまらないからテールリスクに厚みを持たせる新たな分布を作りました、だとか出てくるわけですが、人間相手なんですから、明日はイクラとは限らないです。
これは無理なのが分かっていて、それを無茶苦茶ながら仕事にしている人間がいるだけのように思います。彼らの話はエレベータで2分話を聞いただけで時空が歪みます。

旅行記を拝見していて、アメリカは綺麗になったものだなあと関心しました、インド系遭遇率の高さも90年代のアメリカのイメージが未だに心象にある私にはびっくりです。長期でなくてもこの目で見てきたくなりました。


[1719] アメリカ話の余波 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/16(Wed) 22:33  

短尾種さん、興味深い話、どうもです。

あれま、ケインズが最初にされてましたか。
長期的な予測を述べるなら、私たちはその頃にはみんな死亡してるだろう、
という、統計学的に完全に正しい未来予測を立てた人ではありますが(笑)…。

乱数系において微積分を設立させるためにブラウン運動を引っ張り出すのは間違ってませんし、
その考え方の大元となった伊藤の定理も数学的には正しいと思います。
が、それは自然界および数学上の「神様が作った乱数」に対してで、
それをそのまま「人間が作った乱数」である市場価格の変動に持ち超める、という
保障はどこにもないはずなんですよね。

伊藤の定理を金融界に持ち込んだのは、ノーベル賞を受賞して、
さらに経済を大混乱に追い込んだ(笑)ブラックとショールズですが、
彼らは、あまりに単純に市場価格は完全な正規分布を見せると判断してるように見えます。
私だったら、ブラック&ショールズ理論に基づいた投資は絶対やらないです(笑)。

そして、ご指摘のとおり、パニックは極めて予測が困難です。
特に間違ったパニック、実は足を踏まれて悲鳴を上げただけなのに、
周囲が事故だと勘違いして逃げ出そうと集団パニックになる、
といったケースでは、もはやその予測は人間業ではないと思います。

とりあえず「人間の作った乱数」は人造イクラのように
「神様と自然がが作ったイクラ」によく似てるのですが(笑)、
それでもやはりニセモノであり、無条件に同じ論理の下で扱うのは危険なように思います。
そこら辺りを越えた経済理論が出てくると素晴らしいと思いますが、
それは実は神様の領域ではないか、という気がしなくもなく(笑)…。


五反田猫さん、感想どうもです。

ICカード系のキップ、なんだかんだ言って、私もオミヤゲで持って帰ってしまう事が多いです(笑)。
写真の自販機はご指摘のとおり、セキュリティエリアの中でしたが、
もう少し小型のが、空港の入り口側にありましたから、ボストン、治安はいいのだと思います。


[1718] Boston->DC 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/10/16(Wed) 09:32  

ボストンからDCへのお話、大変面白かったです。

ボストン空港は、私も機内待機になった事があります。
飛び先のJFKが雷雨でOKが出るまでと機内に1時間半閉じ込められました。 ターミナルに戻ると順番が後になるので、飛行機会社もフライトタイム以上の待ちは苦渋の選択だったのでしょう(笑)

>DC
昨今の公共交通機関は、ほとんどICカードですね。
シンガポールでは10セント(約8円)のデポジットで、空港から市内中心部まで2$(160円)でしたので、カードは返金せずに土産に持ち帰りました。 紙製なのでコイルアンテナと中心のICチップが透けてみえます。
DCでは15$とは、かなり高いですね。
Suicaは500円ですから、西瓜並みの値段かも...

>家電販売機
これは知りませんでした。 セキュリティエリアの後ろにあるのでしょうか? それならば理解できます。
セキュリティエリアの手前ならば、カメラか、ガードが近辺にいるのでは、それとも本当に治安が良いのでしょうか。
いづれにせよ、驚きです。



[1717] 社会科学の曖昧さ 投稿者:短尾種 投稿日:2013/10/16(Wed) 02:19  

経済全体の動きについて計量的に理論と実証を行った祖という意味ではケインズであると多くの教科書には書かれています。
マクロデータをそれなりに集めて分析できる環境が整った時期に居合わせただけかもしれませんけど。

物理学では、単純な式で表せることが真理への接近と研究者は考えているのだと私は思っていますが、社会科学はそれが通用しないのが難しいところです。
要素が複雑でそれを先読みしようとする人々の行動まで含めて、正確なモデルが作れる保証がありません。
しかしながら、モデル作成の困難云々ではなく、アプローチとして理解し難いのがまさにブラウン運動で日次変動を説明する例です。こいつら正気かと… あれはロケットサイエンティストが経済に鞍替えして、自分の使っている数式で何か発表しないと立場がないから無理やりやったことじゃないかと疑っています。

人間心理については行動経済学が有名になって久しいですが、これも危機の群集行動をモデル化したり、個々の選好を理論化するような個々のテーマは説明しても、マーケットが平常時からどうやって群集のパニックに至るかの説明には役立ちません。現場の「人が変わったように楽観が崩れる」ダイナミックな転換を事前に察知できるのかどうか、まさに個々と群衆の違いが問題です。バラバラのリスク許容度でまさに選好の異なる人間のバランスで全体として効率的なマーケットに見えたものが、いきなり逃げ口に殺到する現象をどうやってモデル化するのか、答えを聞いたことがありません。
このあたりの現象をコンピュータの発展によって経済物理学者が実験を始めたそうですが、主流ではありません。

理論経済学者のような机上理論の恒等式を重視するのか、金融工学者という名のクォンツのように当てはまるモデルをとにかく強引に計算してリターンを追い続けるのか、行動経済学者や経済物理学者が勝利するのか?
30年後にどうなっているのか楽しみです。



[1716] 物価高 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/10/15(Tue) 21:53  

CONIさん、歴代航空兵器の価格は、いろんな記事でばらばらに取り上げてしまってます。
そのうち物価の修正を加えてまとめようとは思ってますが、当分先になりそうです…。

タイも物価高ですか(笑)…
現状、写真撮り直し旅で残してしまってるのが
バンコクのタイ空軍博物館、デイトンのアメリカの空軍博物館、
そして我らが航空自衛隊の航報館の3つなので順次片付けたい、と思っており、
次は安あがりにすみそうなバンコクかなあ、と思ってたんですが(涙)…。

短尾種さん、家賃も悲惨でしたか(笑)。
謎が謎を呼びますね…

経済学に数学を持ち込む、という発想はおそらく
経済は科学だと思い込んでたマルクス閣下あたりまで遡るのでしょうが、
個人的には物理学ほどうまく行くとは思えないなあ、と思ってます(笑)。
以前、自由市場における価格の変動幅を予測する理論だ、というのを見てみたら、
市場の値動きを微分方程式に持ち込むためにブラウン運動(B)という項目が出てきて、驚いたことがあります。
この人たちはどうやって人間心理の集合体が厳密な乱数系を作ると証明できるんだろう、
と思って、以後、興味を失ってしまいました。
おかげで、経済は今でも私にとって謎だらけです…


[1715] 無題 投稿者:短尾種 投稿日:2013/10/15(Tue) 01:57  

家賃は優秀というか… 悲惨です。家賃とケース・シラー指数は直接の関係ではないですけど。

為替は大学内の学者の世界ではマクロ経済の指数の一つでしかありません。数式が成り立ってなくても、これは恒等式だと考えた方が分かりやすい、と言われたり。工学的発想だとついていけません。

かといって投資を生業にする人たちの内幕では、為替オーバーレイに関してですが、通貨の動きの予想についてどの戦略が有効か、という視点でばかりの競争です。アホらしいと思うこともちらほら。


[1714] 無題 投稿者:CONI 投稿日:2013/10/14(Mon) 22:58  

アナーキャ様
お久しぶりです。

歴代航空兵器の値段、とても興味深いですね。
記事にまとめるご予定でしょうか?
(すでに記事になってたらゴメンナサイ)

ちなみに私はまだアジアから出たことがないのですが、
タイにはほぼ毎年行ってまして、ここ数年食料品の値上がりが激しいように感じます。
特に屋台や街の食堂の麺類やご飯ものが、5年ほど前は25Bぐらいだったのが、今では35〜40B程になってます。
コンビニやスーパーで買う缶飲料などは、あまり変わらないのですが。

原油価格高騰のためか、長距離バスのチケット等も少しづつ値上がってますし、ホテル代なども上がってます。
外資系自動車部品メーカーに勤めるタイ人の友人は、勤め先の景気がいいと言ってますが、
マッサージ店などは料金があまり変わらないので、人件費はあまり変わらず、
物価が上がっているのではないかと思います。


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