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[1291] 浸透せんと欲す 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/12(Sat) 21:31  

第一次大戦でドイツが行った浸透戦と電撃戦における戦車の進撃は
よく類似性を指摘されるところですが、実は結構微妙なところがあります。

例えばロンメルは戦線の突破をした後は、他の部隊と合流する気すらなく、
北に居る敵主力を背後から叩くために、海岸線を目指して全力進撃してしまっています。
戦線の突破とその崩壊は、主目的とされてないのです。

少なくとも、ロンメルの戦術の基礎に浸透戦があった事は確かでしょうが、
それだけで、あの戦いは出来ません。
実際、第一次大戦の経験者があれだけいながら、戦車による突破と敵の麻痺、
という戦いを理解していたのは、グデーリアンとロンメルだけだった事からも、その難しさがわかるかと。


[1290] 無題 投稿者:グライフ 投稿日:2013/01/12(Sat) 13:36  

ロンメル閣下は第一次大戦時、1個山岳兵大隊を率いてイタリア軍相手に敵陣奥深く侵攻、敵を混乱のうちに1個旅団を降伏させた経験があるので、機動戦の意味を理解していたと思います。


[1289] 無題 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/07(Mon) 07:27  

アメリカ人のlegend と heritage 好きは別の面からも考える必要がある気もしますが、
それでも国民としての団結力の源、という面は、確かにありそうですね。


[1288] 無題 投稿者:へまむし入道 投稿日:2013/01/05(Sat) 22:33  

そういえばアメリカの場合、開拓や独立の話については神話扱いですね。


[1287] 結束力 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/05(Sat) 18:51  

宗教を生活規範の手段である、と定義した場合は、全くもっておっしゃる通りですね。
盗むな、殺すな、姦淫するな、神様はいつでも見てるんだよ、というのが
宗教の持つ一面であることは確かです。

そしてこの場合もう一つ、集団がバラバラにならないための結束力としての
宗教規範、というものがあります。
個人の欲望を追及すると他人との闘争は避けられません。
ところが現実には他人と協力して生きてゆかないと、事実上、個人の生存は不可能です。
このため、人は集団をつくるのですが(組織と言うほど高度なものではない集まり)
これは原理原則的に、闘争による崩壊の危機を内包するわけです。

では、どうするか。

これに思いもよらぬ方向から解答を与えたのが古代のユダヤ教です。
彼らは唯一絶対の存在(絶対神)が我々を選んだのだ、我々は選ばれた集団なのだ、
という“優越感”によって、一族の結束を強め、規律を設けてその集団の崩壊を防ぎました。
その力のスゴサは予想以上であり、現在までこの規律で彼らは民族として崩壊せずに居ます。

集団の崩壊を防ぐ規律としての宗教としては砂漠の民の宗教、イスラムもそうです。
集団の規律、というのは逆に見れば強力な排他性ですから、
これに入らないと、商売にならない、という事で
異なる言語圏の連中までが大挙してイスラムに改宗するという事態すら生んでいます。
(イスラム教は言語の理解が大前提となる宗教)

キリスト教の場合はちょっと特殊でして、神への恐れと同時に、
愛が集団を縛る規範になるのですが、
これはちょっと難しい問題が絡んでくるので、ここでは触れません(笑)。

一方で、宗教によらない集団を維持するための規範、とういうのも存在しました。
例えば、古代ローマの結束は共和国時代にしろ、帝国時代にしろ、
我々はローマ市民である、という優越感によって支えられていたと見ていいと思います。
特権階級ともいえる、ローマ市民、という優越感による結束ですから、
その“特権”が国力の衰えとともに薄くなってゆくと、自然、これは崩壊してしまいましたが。

で、この集団の結束力が、東アジアの場合、何に求められたか、というと
宗教でもなく、特権階級の優越感でもなく、単純に血縁関係だったように思います。
が、オレとお前は親戚だ、といわれても、はあ、そうですか、という話で終わってしまいますから、
この結束力の維持には、先祖崇拝という儀式が必要だったのだ、という事だと考えています。
日本書紀などもそうですが、人物の紹介にはクドイほど、誰の息子で誰の一族で
どういった血縁があるのだ、という情報が含まれるのは、それしか集団を維持する“拘束力”が
存在しなかったのだろうなあ、と思うわけです。
(この点、ヤハウェに声をかけられる前の聖書の記述も血縁にやたらウルサイのも興味深い点となります)

この結果、集団の結束を維持する規範という点で同じ原理と考えていい、
東アジアの血縁関係維持の様式は、西洋の宗教に似てしまうのではないでしょうか。
ある意味では、それも宗教かもしれない、と言うことは可能でしょう。
ここら辺りは、結局、宗教に“超自然的な何か”を求めるか否か、という事に帰着することになります。
そして、この点は、個人の価値観でしょうから、結論はでないでしょう。

最後に脱線しておくと、他民族、他宗教、さらに自由の国アメリカの場合、
この結束力を担ってるのは愛国心であり、それを象徴するのが
あの国の皆さんの星条旗好きだろうなあ、とも思っております(笑)。


[1286] 宗教の定義 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/01/05(Sat) 17:56  

管理人さま
仰せの通りで、宗教の定義によりお話は変わってしまいます。
日本人が「お天道様が見ている」と見えざる規範を持ちつつ、無宗教と言うと、西欧人は驚きます。
彼らの定義では、人が見ていない所で悪いことをしないのは立派な宗教規範です。私が思ったのは、そんなものです。

一方で、管理人さまが韓国でお感じなった点について。
仏教には、本来位牌は無く、これは儒教の先祖崇拝の道具です。外国からの圧力により、国家自我が目覚めると、外来のものを否定します。ですから、仏教は、李氏朝鮮でも、江戸末の水戸藩に始まり明治維新の廃仏にも繋がりました。
但し、ここで否定されたのは、仏教という形式で、その根っこには先祖崇拝は揺るぎません。韓国では儒教という形式が親和性がよく、日本の場合には国家神道という変なものを考案しました。 韓国では第二次大戦後、キリスト教徒が増えましたが、かの国のキリスト教徒は、ご先祖よりもイエス様が偉いとは考えないでしょう(別もの扱い)
ですから、時代によりプロトコルは変容しますが、根っこの所は先祖崇拝と血縁社会という「韓国儒教」は、宗教なのだと、私は勝手に思っています(笑)
但し、これを韓国人に言うと、そんな事はないと怒ります。
無自覚な規範を指摘するのは難しいし、それを何と名づけるかは難しいなぁと思っています。





[1285] 巫女 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/05(Sat) 03:47  

へまむし入道さん、今年もよろしくお願いします。

とりあえず、シャーマニズムとは何だっけ、というあたりから、
もう一度、きちんと調べて見るといかがでしょうか。

いろいろと得るものがあるように見受けられますよ。


[1284] あけましておめでとうございます 投稿者:へまむし入道 投稿日:2013/01/04(Fri) 21:52  

ちょっと調べてみましたら、韓国の孔子廟は「文廟 (ムンミョ)」といって、国立の儒学校の敷地内にあって、今もその儒学校が元になった成均館大学(鍾路区明倫洞)の敷地内にあるそうです。

朝鮮では民間ではシャーマニズムがわりとあったりします。
日本でも一部である冥婚の風習があるところもあります。

儒教は周礼を元に作られていて、元々は祖先崇拝、天への崇拝といったシャーマニズムの礼拝法から礼法的な部分を抜き出して作られたという側面があるので、わりとシャーマニズムとの親和性が高いのかなと思ったりします。

あとやっと日本の本でエネルギー機動性理論についてまともに書いた本があったんで買いました。
(サイエンス・アイ新書の「ドッグファイトの科学」(著:赤塚聡))

でも残念ながらボイドの名前とエネルギー機動性理論と言う名前とダイアグラムが載ってなくて残念でした・・・。


[1283] 本年 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/04(Fri) 16:42  

今年もよろしくお願いします。
文字は老眼の方から少し読みにくい、という指摘を受けたので、
ちょっと大きくしてみました。


[1282] あけましておめでとうございます 投稿者:ヒルネスキー 投稿日:2013/01/03(Thu) 23:29  

今年は何とか自分の悪癖を出さない様にしようと思います。


掲示板の字が少し大きくなった様な……


[1281] 超自然 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/03(Thu) 21:18  

今年もよろしくお願いします。

なるほど、その辺りは宗教の定義にもよるのでしょうね。
基本的にユダヤ、キリスト、イスラム、シークのヤハウェ4兄弟、
そしてヒンズー、さらには仏教(ブッダ本人の教えは別)、ギリシャ&ローマ教は、
“超自然的な何か”による救済、あるいは懲罰の回避(神罰の回避)を目的とします。
超自然的な何か、の存在がまずありきなのです。

このあたり、そもそも徹底的な唯物論とも言える儒教には、決定的に欠ける部分です。
この点、砂漠の中の水泳教室のような観があります。

例えば中国の帝国では既に漢の時代から儒教を取り入れていましたが、
これは法令という側面が強く、彼らは土着宗教とも言える
道教系の呪術を捨て去ったわけではありませんでした。

唐などの時代になると、仏教やら拝火教やらが西からやって来て、
そのつど、道教の導師と宗教対決(事実上の呪術戦争(笑))を行ってますが、
この宗教対決に儒教の関係者が引っ張り出された事は無かったはずです。
儒教はあくまで政治の範であり、その点は諸子百家の法家、墨家などと同じ扱いなのです。

この点、朝鮮は中国以上に儒教国家であり、
法令として宗教を駆逐してしまった、という印象が個人的には強いです。
祖先を強く礼拝する、といった辺りは、宗教的な印象を受けますが、
実際はそういった側面を持つ宗教と言うのは、
他には日本の仏教くらいで、他にあまり例を見ません。
この点、自らの祖先を“超自然的な何か”にしてしまうとのは明神、権現を持つ
日本の神道の特徴でもありますが、これが韓半島から来た風習である、
と考えると、儒教によらず、そういった面はあったのだろうなとも思います。

実は昨年の韓国旅行で気になっていたのが韓国に
孔子廟があるのだろうか、という点でした。
あるなら、道教的な、ある意味中国的な儒教、という事になるのですが、
とりあえず、私が歩き回った範囲ではこれを見ませんでした。

おそらくあるところにはあるんだと思いますが、
革命前はそこら中にあったとされる中国に比べて、
韓半島ではあくまで規範としての儒教なのだなあ、と思った次第です。


[1280] 湯島聖堂 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/01/03(Thu) 18:55  

本年も宜しくお願い致します。

本文と無関係な突っ込みで済みません。
孔子さまの儒教は、韓国の国民にとって生活の規範かつ暦の上の行事に従っている点から考えれば宗教なのだと思います。
かの国の人が、どう意識しているかは難しい問題なのですけれど。

釈奠(せきてん)というのは、孔子サマを祀る重要な儀式です。 なぜか今の湯島聖堂では4月22日頃にやるようですが、『養老令』の記載では「春秋二仲之月上丁」とあり、本来は9月と2月あたりが相応しいのだと思います。



[1279] 出来 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/01(Tue) 22:06  

今年もよろしくお願いします。

絵は常にノリと勢いだけで描いてますから、
まあ、たまたま上手くいったのでしょう(笑)…


[1278] 今度の扉絵 投稿者:まめ 投稿日:2013/01/01(Tue) 20:45  

どうしたんですか非常にいい出来じゃないですか
色使いが私的に好みでたまりませんなw
それはそうと明けましておめでとうございます
本年も面白いお話を楽しみにしております


[1277] 新年 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/01(Tue) 15:53  

てなわけで、実家に帰省中なんですが、この機会にF-22への道、
最終章のステルス編のネタの仕込みをやっておこう、
と思って資料を読み始めて、新年早々、挫折(涙)…。

聞いてはいたものの、なんだ、あのステルス理論の基本になったソ連人の論文…。
英訳版で200Pを超えており、ざっと半分ほど読んでみましたがさっぱりわからん(笑)。
世の中にあふれてるステルス機の本、きっとあの著者の皆さんは、
これを理解してから書いてるに違いないでしょうが、よくまあ理解できましたね…。

超音速版エリアルールや超音速の衝撃波の方が、はるかに単純な感じです。
どうしようか、これ…


[1276] 負け方 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/31(Mon) 18:13  

何らかの参考になったのでしたら、なによりです。

どちらだか忘れてしまったのですが、モルトケだかシュリーフェンだかが、
大勝利という勝ち方の場合、友軍の要因だけでなく、
敵軍の行動が大きく貢献している場合が多い、
といった意味の事を述べてます。
これが「自分で自分をやっつける」という感じなのかもしれません。


[1275] 戦場パニック 投稿者:五反田猫 投稿日:2012/12/31(Mon) 08:59  

OODAループにより士気崩壊の解釈、大変参考になりました。

日本でも、シンガポール攻略(ループを廻した側)は自転車操業が結果オーライ、フィリピン防衛線では逆の立場で現地部隊が砲と機材を抱えてジャングルの中を右往左往する内に消滅したのだと判ります。 フィリピン戦に従軍した人の話を聞くと「駄目になると、自分で自分をやっつける」と表現しておりましたが、OODAループが回らない側を末端で見れば、そのような感触になるのでしょうね。


[1274] 模型の国 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/30(Sun) 18:18  

静岡の模型、すごいですねえ(笑)…。
そういやホビーショーは1回くらい行ってみたいと思いながら、未だに未訪です。

神保町、書泉や三省堂の大型書店は元旦以外は営業してるようですが、
個人経営の店は4日まで休み、というところがほとんどです。
昨日、行ったら軒並み休みに入っておりました。


[1273] 静岡は5月が特にヒドイです(汗) 投稿者:杉村徹 投稿日:2012/12/30(Sun) 09:06  

年末年始の連休に、神田神保町とか(「さぼうる」また行きたいなあ)、秋葉原あたりへ出ようかと思ったものの「年明けの
神保町界隈は、いつから営業だろう?」という基本的な部分で頓挫しています(大汗)。最後に行ったのが去年の1月下旬だから
丸2年近くに……。


>模型がアタマに浮かびます(笑)。
静岡ホビーショーの時は、ツインメッセ南館の半分はモデラーズクラブ合同展示会、更に西館2階の小展示場でモデラーズ
フリマが同時開催。
ttp://www.t-messe.or.jp/facility/index.php

これだけで日程的にキツイですが、今年は北館4階でタミヤ製品のテストショット製作体験会(今年のアーマーモデリング誌
7月号を見ると、自分のアタマだけ映ってる様な)、更にタミヤ本社のオープンハウス(工場見学にアウトレット5割引……)。

ここまでならまだ何とか廻れるとして、JR東静岡駅隣りのグランシップではトレインフェスタ、更にそこから国道1号を
挟んだ北側の静岡鉄道・長沼駅(長沼工場)の“電車まつり”……もうとても廻れません。
(ここ数年は無いものの、長沼工場向かいのバンダイホビーセンターも以前は当日公開していた――)
ttp://www.tamiya.com/japan/news/event/visit/map/index.htm
無料のシャトルバスが運行していても、待ってるタイムロスが惜しかったり。

>ソ連がサンタの繁忙期を選んで冬戦争を仕掛けた事を考えると、それなりに警戒はされてたのか…
案外、速水螺旋人氏がそういうネタでいずれ描きそうな気がしますね(大汗)。


[1272] サンタ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/26(Wed) 18:21  

個人的には静岡と言うとお茶よりも徳川家よりも、模型がアタマに浮かびます(笑)。

サンタがどこまでフィンランド空軍に関わってるか、というのも興味深い点ですね(笑)。
ソ連がサンタの繁忙期を選んで冬戦争を仕掛けた事を考えると、それなりに警戒はされてたのか…


[1271] マッハ100で飛ぶし。 投稿者:杉村徹 投稿日:2012/12/25(Tue) 23:48  

未だにサンタというと「あずまんが大王」のちよ父が脳裏に。

>静岡はその手のイベントが多くて楽しそうですね。
来年1月は鉄道フェスタで、フリマで掘り出し物(去年はタミヤ1/35MMをいくつか)を探し――あ、会場案内見ると、文教堂とウッディジョーも参加してる!
http://鉄道フェスタ.com/toppage.html
鉄道模型クラブ“ファイブナインズ”さんの参加も楽しみで……“寿司列車”がノイシュバンシュタイン城やロンドンのタワーブリッジを駆け抜ける様は何度見てもいいもので。
http://ameblo.jp/masiranosanji/entry-11204199883.html

〉1/18のトムキャットって、家を買い換える位の覚悟がないと購入不可能のような気が(笑)…。
金額的にもデカいですから……5万円近かった気が。

>ソ連機じゃないのか、これ…。
……フィンランド空軍って、まだミグ21運用してましたっけ?



[1270] 技術 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/24(Mon) 20:55  

しかし、毎年毎年、24時間で地球の主要都市を完全走破しながらプレゼントを配る、という
すさまじい技術力を見せ付けながら、簡単にNORADの警戒網にひっかかるサンタさんは、
何かよほどかたよった技術開発をしてるのか。
それとも、俺らが本気になったら、お前らなんてチョロイのよ、
というデモンストレーションなのか。

つーか、今年のサイトのタイトルに居る戦闘機、ソ連機じゃないのか、これ…。

http://www.noradsanta.org/ja/track.html


[1269] クリスマスイブ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/24(Mon) 14:25  

せっかくだからクリスマスまでにもう1回、
連載を進める事を計画してますが、こういう事を言ってる
連中は、大抵戦争に負けるんですよね…。
とりあえず、今晩までにはこの連載最大の山場、
消える魔戦車軍団の回が完成できると思います。

久しぶりにリンクの申し込みがあったので、
http://www40.atpages.jp/kiyomaro092/index.php
と相互リンクさせてもらいました。
興味深い機種のフライトシムとかがあります。



[1268] 動機 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/15(Sat) 19:46  

そうですね、あれだけの行動ですから、実際の動機はいくつかあったかもしれません。
ここら辺りをあれこれ想像してみるのも楽しい部分ではありますね。


[1267] ネタ元は岡田英弘・宮脇淳子夫妻です 投稿者:へまむし入道 投稿日:2012/12/14(Fri) 22:19  

理由は一つではないと思いします。
僕も基本はやりたかったからやったんだと思います。
ただ、ハーンはあくまで部族連合の長で絶対君主ではなく
「俺がやりたいからやるんじゃー!」だけでは他の部族は動いてくれないと思うので、
「行けば儲かるぞ」という経済的な理由付けも必要になってくるんじゃないかなとは思います。
あとモンゴルでは財産相続は均等分配なんで、征服し続けて財産を増やしでもしなきゃ割がどんどん減るということもあるらしいです。(これがモンゴル帝国の分裂の一因であったりします)


[1266] モンゴリアン 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/13(Thu) 21:17  

史料がない、という事は、逆に各自が好き勝手に想像できる、という部分なんですが、
それを学校教育でやってしまうのは問題でしょうね(笑)。

西ではなく、東の場合、その結果できた元が比較的貿易に熱心だったため、
そういった説が出てきたのかもしれません。
ただ、果たして最初からそのつもりで攻め込んだのかは微妙でしょう。
そこまでの貨幣経済が発展していたのかもわかりませんし。
やりたかったからやった、というあたりが意外に的を得てる気がします。

対中国の場合、北の遊牧民族にとっては先祖代々の敵であり、
スキあらば金やら清やら遼やら、
といった王朝が遊牧民によって建てられてますから、一種のお決まりの覇権コースだったのかも。


[1265] モンゴル東征 投稿者:くさの 投稿日:2012/12/13(Thu) 08:10  

高校の世界史の授業で、モンゴルが東征を行った理由は何か?という設問がありま
した。私は「世界征服の野望に燃えた」と回答したらバツ。正解は「交易路の確
保」だったのですが、教師に対して、それだけで大規模な軍を動かすのはありえな
いと反論したのを覚えています。

人間すべて合理的に判断すると考えてしまうのは、唯物史観に支配された当時の日
本の教師らしいといですね。


[1264] モンゴル帝国 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/12(Wed) 22:30  

モンゴル帝国の悩みどころは何しろ信頼できる資料が少ないところしょう。

歴代最低と言われながら(笑)一応、正史があり、マルコ・ポーロによる見聞録もある元などに比べ、
モンゴル帝国では日本語、英語で読める史料は元朝秘史くらいしかありません。
しかもこの本は原書が失われて、漢語版しか残ってないのです。
(なので“元”朝秘史というトンチンカンな名前になってる)
さらに読んでみると分かりますがこれ、壮大な神話、口伝の民話みたいなものですから、
どうにもしようがない、というのが正直なところです。


[1263] 無題 投稿者:へまむし入道 投稿日:2012/12/12(Wed) 21:01  

どっちかというと清帝国の方が好きなんで、モンゴルはあんまりくわしくないんですけど・・・。

チンギスが大ハーンに推挙されたときに巫女さんに「広く威光を知らしめよ」と言われたこともありますが、
当時のモンゴルは遊牧のほかにも長距離交易や交易ルートの保護(というか国家や通商隊から守代をとる)ということをしていたらしいので、通商権益の獲得も目的だったという気もします。
モンゴル帝国は実質的には部族や家系毎の、統治とか国家体制とか考えないゆるやかな連合体なんで、従ってる部族達をちゃんと儲けさせるほどの地域を確保してないとみんな離れていきますから。


[1262] ウーダ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2012/12/11(Tue) 21:39  

inomamoさん、日本の鉄道も軍事利用が目的、というのが多いですね。
我が出身地の千葉県なんかでも、なんでこんなとこに鉄道が、と思うと軍が絡んでるケースばかりでした。

PDCAとデミングさんは、ある意味、日本の工業の恩人だと思うんですが、
キチンと理解しないで好き勝手な概念化でその名前が使われてる印象もあります。
OODAループに至っては、現状、さらにヒドイですけども(笑)。

へまむし入道さん、モンゴルの西進については、少なくとも大親分であるチンギス・ハンが
大号令をかけて行ってる大軍事遠征なんです。
なので、家畜を養うための草地を求める、という要素はほとんどなく、この点が謎だったりします。

逆に、日本人から見ると何の意味もない、あのノモンハンの大草原ですが、
モンゴル人にとっては重要な遊牧の土地ですから、これは戦争してでも取り返す価値があったらしいです。

モンゴル帝国とOODAループの関係は記事中で触れるかは未定ですが、
あの軍事組織は常に複数の集団に分かれて行動し、侵略予定地まで各個進撃して合流、というのが普通でした。
この時、各集団のトップが独立してキチンした概念化ができないと、あっという間に混沌に陥りますから、
そこがOODAループ上のポイントとなります。


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