掲 示 板
[トップに戻る] [留意事項] [ワード検索] [管理用]
おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照先
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
パスワード (記事メンテ用)

[1472] 魔改造 零戦 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/04/04(Thu) 09:31  

こちらの記事にもお書きになっておりましたが、安全に飛ぶにはそのままでは無理な事が沢山あるでしょうね。
誰もオイルだポタポタする飛行機には乗りたくないし、屋内展示でも困りものです。 そういえば過去の記事には、RAF博物館で展示機の下にオイル受けがあったような。 これなどは、却ってリアルです。

随分 昔ですが、Chino,CAで体験飛行用のB−25を見ましたが、ずいぶんと魔改造されていました。 団体で一般人を乗せるのなら当然ですね。


[1471] 王道 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/04/03(Wed) 21:09  

単純に兵器の運用と開発だけを見るなら、ソ連は常に陸戦兵器の最先端を行く国ですよ。
この点はドイツもアメリカも完全にソ連の後追いです。

回転する砲塔を持つ戦車に戦闘に有利な位置取りのための機動能力がどれだけ必要かは疑問で、
単純にエネルギー機動理論、この場合はパワーウェイトレシオに意味があるかは微妙だと思います。
無いよりは有った方が有利かもしれませんが、決定的な差はつきにくいでしょう。

ソ連戦車の機動力はアメリカ本国で冷遇されていたクリスティーの戦車を買って(含む飛行戦車のアイデア…)
研究した結果ですが、安定したサスペンションにより自走による移動能力が高くなった、
という方が重要だと思われます。
これによって、T-34なんかは信じられんような距離を自走で移動、戦術面で大きく貢献してます。


[1470] 戦車 投稿者:へまむし入道 投稿日:2013/04/03(Wed) 01:00  

機械と人の耐用年数はともかく、滑腔砲や自動装填装置(手足を装填してしまうとかはともかくとして)など、ソ連はBT以降、戦車に関しては正常進化しているという意見を聞いたことあります。
そう考えて比較すると、アメリカの戦車ってエイブラムスまでって結構迷走しているような気もしたり・・・。(エイブラムスはアメリカ製ドイツ戦車って意見も聞いたことありますが)

それは別としてソ連の戦車のプロパガンダ写真(ジャンプさせてるやつ)とか見てると、なんかソ連・ロシアって戦車にもエネルギー機動理論を応用しようとしてても不思議じゃないような気がしてきます。(実際は別として)
まぁ、エネルギー機動性が悪いよりは良いにこしたことはないでしょうが。

個人的に自動車へのエネルギー機動理論の応用を考えてるからってのもあるんでそう感じたりします。


[1469] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/04/02(Tue) 22:26  

ヒラオさん、ソ連の場合、国家が人命は無料、と設定してしまえば、ほぼコストゼロで使える兵器だったのに対し(涙)、
イスラエルの場合、限られた人口で膨大なアラブ人と戦う、という必要から、戦死したら銃殺刑にしてやる、
というくらい兵士の命が貴重、という部分もあるのでしょうね。

ついでに制空権は復活以前から、それこそ対フランス電撃戦からの必須事項と見たほうがよいかと。

五反田猫さん、地上走行がニュースになるってのも、ゼロ戦ならではでしょうか。
あの機体のエンジン回りも、厳密にはかなり手が入ってまして、オイルクーラーとかも別物です。
そこら辺りは、暖かい目で見る必要があるかと(笑)


[1468] 零戦 滑走中 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/04/02(Tue) 20:37  

先日 ご紹介頂いた所沢で展示中の零戦が、滑走していたのですね。 始動シーンの動画を見ると、起動セルが付いているようです。 「イナーシャ回せ」は不要なのですね。

http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201304010328.html


[1467] カントリー歌手 投稿者:ヒラオ 投稿日:2013/04/02(Tue) 01:53  

T-72、というより全てのロシアの戦車設計思想は居住性というより人命そのものを軽視してるような気がしますね。
人命保護のためにエンジン前置きにしちゃったイスラエルのメルカバとホント対極的と言うか。

複合装甲ですが、T−72には豊胸手術で有名になったドリー・パートンというあだ名がついています。膨らんだ部分にいろんな詰め物をしているからでしょうか。

話は脱線しますが、このドリー・パートンという歌手、とても美人で才能にあふれたシンガーソングライターなのですが、当初は全く人気が出ず、けれど胸を整形したら大ブレイク、というけったいな経歴の持ち主です(苦笑)。

戦車の復活は、制空権あってのものでしょうね。
A-10や対戦車ヘリは、成形炸薬弾とはまた別の天敵でしょうから。


[1466] 機械再現 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/04/01(Mon) 22:45  

複数の現象を一度に再現する、という点では天球儀は興味深い部分がありますね。
ただ、私は天球儀について知るところは少ないものの、さすがにあの機構で
三体問題(多体問題)を解決するのは無理があるように見えます。
ケプラー&ニュートン後のものでも、恐らく潮位と月の動きは現実の月の位置に合わせて
一定期間ごとに修正する必要があったのではないでしょうか。


[1465] 上手く利用 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/04/01(Mon) 21:11  

>現実の月と地球と太陽は、無限小の時間で常にその解を得ながら公転してるわけで、現実的な物理現象を使ったアナログ計算

これの典型的なものが、天球儀ですよね。
軌道計算をした結果を、歯車で実現して、互いの位置関係から、月食、日蝕や、潮の満ち引きを読み取ることが出来ます。

19世紀辺りを舞台にした、ライラやシャーロックホームウの冒険などで、書斎の定番アイテムです。 中国では渾天儀と呼ばれ、古くは漢時代からあったそうですが、北京には明代の復元模型が屋外展示されていますね。
最近の邦画「天地明察」でも、元時代の暦を基にして、西欧のケブラーの法則の軌道概念を取り入れた復元模型が出てきました。

結局、射撃盤も、物理法則を元に歯車による自動計算装置ですから、似たようなものなのですよね。


[1464] アナログ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/04/01(Mon) 07:53  

Alphabetteさん、訓練と肉体的能力で結果が変わる、というのは日本人好みかもしれませんね(笑)。
ここらあたり、機械式コンピュータのスポ根マンガとか、やればできる気も…

五反田猫さん、なるほど、初めて電気式のアナログコンピュータの原理がわかりました。どうもです。

数値で近似するデジタルコンピュータは、物理学的な思考によくあうのですが、
当然、現実世界を数値化して近似してるだけですから、限界があります。
現実世界は数値で出来てるわけじゃないですから。
よって天体の三体問題とか、関数が通用しない世界では、数値による近似だとエライ作業量になりますが、
現実の月と地球と太陽は、無限小の時間で常にその解を得ながら公転してるわけで、
現実的な物理現象を使ったアナログ計算というのはある意味スゴイな、と思います。
これをもう少し上手く利用できないものか、とか思うんですが、難しいでしょうねえ…。

ヒラオさん、あ、T-72って複合装甲モデルがあるんですか。
高温の噴射が車内に飛び込む成形炸薬は、乗員にとっては極めて残酷な砲弾ですね。
車内の砲弾の誘爆も、後方からくらってエンジンで受け止めた場合以外、必須ですし…。

余談ながら朝鮮戦争の時の撃破された北朝鮮のT-34は、ほとんど砲塔が残っていて、
ここから、こりゃ航空攻撃のでやられたな、と判断がついたりします。

バズーカ砲やRPGの場合、射程距離の問題から限界がありますが、
(シリアの場合、市街戦なので近距離に近づける)
中東戦争では成形炸薬弾をミサイルで遠距離から飛ばしまくって、
この結果、戦車の時代終わりジャン、と思われたわけです。
戦車に比べるとアホみたいに安価な成形炸薬弾であっさり撃破されるんじゃやってられません。

ここらあたり、同じ中東戦争の地対空ミサイルによって、戦闘機の時代終わりじゃん、
と思われたあたりとよく似ていて、興味深いと思います。

で、戦闘機の場合はジャミングとエネルギー機動理論による高機動化、
さらにステルス技術でこの危機を乗り切るのですが、
戦車の場合、成形炸薬で撃ち抜けないセラミック入りの複合装甲が解答と成り、再び戦車の時代となるわけです。
そう考えると、湾岸戦争は、戦車の復活を高らかに歌い上げた戦争だった、とも言えるのか。



[1463] モンキーモデル 投稿者:ヒラオ 投稿日:2013/04/01(Mon) 00:40  

シリアだけでなく中東に輸出もしくはライセンス生産されたTー72は複合装甲なしのいわゆる「モンキーモデル」なんですね…

映像いくつか自分も見ましたが、誘爆が凄まじいの一言です。
あれじゃ乗員は…

独ソ戦末期、スターリン戦車を一番破壊したのはパンツァーシュレックってのを思い出しました。
あの戦車も分離薬筒だから誘爆しやすいでしょうし。


[1462] Re:[1461] とらとら 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/31(Sun) 18:31  

>補足です
アナログ計算機の利点は、計算時間が短い点です。
入力値の設定が終われば、計算そのものの時間は殆どありません。 但し、設定値や、読み出しの誤差が付いて回ります。
電気回路を利用する場合には、電気的なノイズも誤差の原因になります。 あやしい真空管の場合は、入出力の関係が安定しない、ノイズが多いから、計算結果も当然怪しくなります。

デジタルの場合は、桁数や、計算の複雑さにより、時間が大きく変わります。 但し、設定された計算、そのものの誤差を管理可能なので、どこまでの桁数が使えるかの誤差の管理が可能です。



[1461] とらとら 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/31(Sun) 17:59  

そういう歌があるのですね。

タイガー計算機は嗜みとして習いましたが、当時出たての関数電卓が嬉しい味方でした。
HPやTIのものは高くて、カシオやシャープが国産品を出してくれてお金の面で随分と助かりました。 その後、パソコンが出てきたので、個人で使えるようになり随分と楽になりました。

婆裟羅大将さんと、似た世代かもしれません。
但し、私は計測屋なので、数学はあまり得意ではありませんで、計測を体力勝負でやっていました(笑)

>アナログ計算機
微分積分の計算は、意外に簡単なのです。
真空管の回路は不明ですが、オペアンプならば入出力にコンデンサと抵抗を使って作れます。
物理法則からコンデンサに流れる電流の積分は電圧に比例します。その電圧の微分は電流に比例します。
この関係を使って回路を組めば、作れます。

但し、対数や三角関数は回路で組めないので、計算板や目盛りを使うのですね。 これが頭に入っているのが、日本の砲兵の名人芸だったそうです。(但し、システムが変われば、使い物にならないのが悲しい)






[1460] 初期の計算機と職人芸だと 投稿者:Alphabette 投稿日:2013/03/31(Sun) 00:54  

職人芸のほうが強そうかと。日本軍だと稽古せい!とか絶対言ってそうなのは気のせいでしょうか?


[1459] 電気式 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/30(Sat) 22:49  

歯車式の型の計算機、昔見たアメリカの航空機設計事務所の記録映像で、
100人近い人数が皆でガチャコンガチャコンやってるのがあり、
ああ、第二次大戦期までは航空機設計も意外に体育会系だったんだ、
と思ったことがあります(笑)。
ドイツのハインケルはそれがいやで、電子式のデジタルコンピュータを開発して使ってた、
という話もあるんですが、未だにこれがどんなものかよくわかりません。

電気式のアナログコンピュータ、意外と実用的だったんですね。
知りませんでした…。


[1458] 虎よ、虎よ 投稿者:婆裟羅大将 投稿日:2013/03/30(Sat) 21:34  

虎よ、虎よ

ウィリアム・ブレイクの詩でも アルフレッド・ベスターのSF小説でもなく 国立大学の計算機学科に入った学生さんが
演習でタイガー計算機の使えるようになるまで しごかれる歌ですかな。
実は私も計算機屋の端くれのなれの果てなので 虎式計算機 使えます。

それは もやい結び、ブーリアンノットを死ぬまで忘れない山屋みたいなものかな。(私、こちらも暗闇でも結べます)
ひょっとして五反田猫さんと同窓かも、、私。


ところで私のちょっと上まで世代の四輪ラリーのナビゲータは 揺れまくるラリーカーの ナビシートの前の丈夫な台に固定された
手回し計算機のハンドルを回すのが仕事だったようです。


アナコン、アナログコンピュータは80年代までは日本の古い工場ではプロセス制御なんかに現役で使われてました。
それがどういう物であったかというと アナログ電気回路で 加減乗徐算や対数、逆対数の計算をするもので 回路変更を容易にする為にパッチボードと呼ばれる
電話交換器みたいな配線板を交換することで 「プログラム」つまり回路を入れ替えてました。
有効数字はまあ 2〜3桁が良い所でしょうか。

半導体のオペアンプ(演算増幅器)でできることは 基本的に真空管でも同じことはできますが 体積と消費電力が2〜3桁位大きくなるので
アナコン史の最後の方の仕事をしようとすると実用的な大きさにならないと思います。

まあ、真空管アンプでウォークマンを作っても実用にならないようなイメージでしょうか。

http://plaza.rakuten.co.jp/vajra33/


[1457] 72 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/30(Sat) 19:56  

日記に書くにはやや殺伐とした話なのでこちらに。
21世紀の凄いことはシリア内戦の各勢力がYoutubeを利用して
自軍のプロパガンダを流してる、というあたりなんですが、
その映像を見ていてT-72がRPGの成形炸薬弾で装甲抜かれまくってるのに驚きました。

後ろからやられたのだろう、と思ってよく見てみると、真横、斜め前からも完全に撃ちぬかれており、
あのゴチャゴチャした変な装甲、意味無いじゃんか、という状況です。
複合装甲でないと、こんなに簡単に成形炸薬弾で撃ちぬかれちゃうんですね。
第二次大戦の映像を見てるような錯覚を感じましたです。
こりゃ、湾岸戦争で一方的にやられるわけだ。
逆に言えば、海兵隊のM-60、相当危険な状況だったとも言えますね。
なるほど、虎の子のM-1隊を正面に押し出すわけだ。
複合装甲は戦車の時代を取り戻した最大の功労者なのかも知れません。


[1456] アナログ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/29(Fri) 22:14  

数値で近似するのではなく、直接物理現象を用いるアナログコンピュータは、
ある意味、究極の計算機のような気もしますが、確かに意外と人間との相性が悪いんですよね(笑)。
その点、ジャイロ照準機とかは、細かい数値無しでオッケーだったので、比較的、
上手く行ったアナログコンピュータの例かもしれません。


[1455] アナログ計算機 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/29(Fri) 07:21  

勘違いをしていたようで失礼しました。
前述されたハンドルを回すタイプは、タイガー計算機の如きものと想定していたもので....

>アナログ計算機
私が習った旧軍のものは、電気回路で構成されたホイーストンブリッジで、設定部分のボリュームを回し、正しい値になればランプが付くようなものです。 オペアンプがあれば、回路が簡単に組めるのですが、当時はありませんので怪しげな真空管により回路を組んでいたようです。

照準に使うコリメータなども、目視された像に合わせると距離が読みとめる、アナログ計算機だと思います。

アナログ計算機は、設定するダイヤル等に目盛りが振られて、それを読み取ることで値が得られます。 目盛りには読み取り誤差がありますから、結局は目分量になり誤差の原因になります。 例えば、読み取る人により異なるので、同じ人で運用しないとバラツキが出来ます。 こういう体系が、名人を必要にしたのではと怪しんでいます。



[1454] 無題 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/28(Thu) 22:43  

電気、電池がない状態の状態の計算、というのはソロバンじゃだめでしょうか(笑)…

タイガー式はデジタル計算機だと思います。
機械式計算機のデジタル方式の歴史は意外に長くて、
パスカルやらライプニッツの歯車式計算機からすで歯車の
歯を数字に置き換えて演算してました。
そこからバベッジの差分機関→Arithmometer→タイガー計算機
と歯車式のデジタルコンピュータとなります。

対して本格的なアナログ式の機会式計算機は意外に新しく(理論的には古いが)、
1930年代にブームと成り、軍用の弾道計算機に発展した
微分解析機(Differential Analyser)あたりが最初ではないでしょうか。

これはアナログレコードによく似た構造で、レコードのように回転する円盤と
その上にレコード針の変わりに一輪車のような構造の回転体を載せるアームからできてます。
円盤は一定速度で回転し、その上に一輪車が乗って走る、という形ですね。
で、この時、円盤の回転速度が一定なら、一輪車の回転速度は
円盤のどの位置にいるか、すなわち半径にのみ依存します。
これを利用して一輪車の速度から微分を、その進行距離から積分を行う、
という説明をロンドンの科学博物館で読んだのですが、それ以上はよくわかりません(笑)。

この微分解析機の場合、出力もアナログで、基本的には
機械に設置されたペンが地震計のように関数のグラフを描くので、
そこから必要な数値を読み取ったようです。

戦艦などに搭載されていた弾道計算機の場合、これに歯車式計算機を
組み合わせていたらしいのですが、詳細はよくわかりませぬ…。
すくなくとも出力は数字で出てきたはずなんですが。


[1453] 計算機 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/28(Thu) 07:00  

私は79年に大学に入りましたが、一般教養で「タイガー計算機」の使い方を習いました。 当時は、すでに関数電卓もパソコンもあったのですが、指導教官(私の恩師)の「災害や戦地で電気・電池がない時はどうするか?」で学生は黙りました。当時は太陽電池で動く省電力な電卓がなかったのです(笑)

計算には、最低限 入力する数値のケタ数だけ、ハンドルを回す必要があります。ですから、精緻な計算をする為に有効数値の桁数があがり、入力する要素が増えるだけ大変な事になります。 勘違いかもしれませんが、この手の計算機は、計算値をセットする事からデジタル計算機かもしれません。
但し計算方法が、論理回路ではなく、メカによります。

その点、日本陸軍はスマートで(笑)、暗算の名人や、計算尺を利用したようです。 計算尺は、本当のアナログ計算機ですから、入力も計算も目分量で、対数も平方も扱え、瞬時に計算できます。
問題点は、読み取り精度で、計算結果を正確に読み取れません。(例えて言えば、小学校用の物差しで、ミクロン単位の測定をする為に無理やり目盛り以下の数字を読み取っている)
つまり読み取った数字は、目分量になります。
当然、正確な諸元を高射砲にセットできず、それを埋めるのは名人の勘と、軍人精神になります(泣)



[1452] 計算機 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/27(Wed) 23:53  

わたしはデジタルコンピュータの論理回路はさっぱりわかりませんが(涙)、
当時のアナログコンピュータの論理系は純粋に質量を持つ物理現象を利用してるので、
なかなか興味深い部分があったりしますね。
処理速度を上げるには歯車を回すハンドル入力を高速化するため
体育会系の人員の方がふさわしいのかな、と思ったり(笑)。
実際、イギリス海軍は艦内に居る海兵隊員を戦闘中は弾道計算機のハンドル係りにしてるんですよね。


[1451] うまい例えですね 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/27(Wed) 09:30  

>ヴュルツブルグだけを導入したところで、F-1マシンののタイヤとサスペンションだけ輸入したようなもので、

なるほど、判りやすい説明です。 プロの架空戦記作家でも、判っていないのか、高性能レーダーを輸入出来ればB29バタバタみたいなものもあります(笑)

計算機は、機械式だろうが、どれだけの要素を織り込んで発射までの時間に精度の高い計算ができるかの時間との闘いです。 どれだけ、素晴らしい計算が出来ようが、発射までに終わらないと意味がありません。 久我山の高射砲との連動も、その辺りが絶望的に遠かったようです。

まったく別々に作られた砲と輸入レーダを組み合わせるには、その間のインタフェースをとる必要がありますが、人には自由度がありますが処理速度が遅く間に合わない。 かと言って自動化するには、あまりにもインタフェースが合わないというよりも、高射砲側が自動化を前提に開発していませんので(泣) そんな感じなのだと思います。

>家庭内電波
総務省も、まさか こんな事態になるとは思っていなかったでしょうね。 法規により個別の電波の強度は小さくても、それが積み重なれば全体のエネルギーが大きくなります。
最近の機器開発は、EMIとの戦いです。
小さな筐体の中に、BT、WiFiも4Gも詰め込んで、タブレットで使えるようにせよというのですから...



[1450] システム 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/26(Tue) 21:50  

対空戦闘はシステムの戦闘、というのはまさにその通りだと思います。
次回の記事で説明しますが、ドイツの場合、フライヤ、ヴュルツブルグの両レーダーと、
照準算定機(kommandogerat)が3つセットになって、照準が行われ、
そこにデータリンクに対応した対空砲が加わって初めて稼動するものでした。
ヴュルツブルグだけを導入したところで、F-1マシンののタイヤとサスペンションだけ輸入したようなもので、
残念ながら、それだけはほとんど意味がなかったように思います。

家庭内電波として考えると生命誕生以来、これだけ有機体が電磁波にさらされた時代はないかも知れませんね(笑)


[1449] 技術の輸入 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/26(Tue) 07:44  

二次大戦の日本の場合は、個別の技術輸入は、そこそこコピーできましたが、その背景にあるシステムは理解できなかったのか、金がないからあきらめていたように思えます。
 レーダーも、防空システムの要素でしかないのですね。
高射砲や、迎撃機を効果的に運用するのは、ソフトの問題ですから、金を掛けずにやる方法もあったように思うのでが...

ウルツブルグ・モドキは、久我山の高射砲に連動させようとしたようですが、実現には遠かったようです。
当時の電探のマグネトロンの出力が大きい事を誇るような記事も見受けられますが、受信側がダメなので検知には出力を大きくするしかなかったのですね。 誇れることではなく、技術力の低さの証拠です。

>最近の機器
今の家庭には、電波が飛び交っていますね。
スペアナで測ってみると、驚きます(笑)


[1448] レーダー 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/25(Mon) 22:48  

それは貴重なお話ですね。うらやましいです(笑)。

あの時はヒットラーが何を血迷ったか最新型のコニカルスキャン式(C型?)の輸出を許可したため、
それのコピーをやろうとしたらしいんですが、私のようなシロウトから見てもそりゃ無茶だと思います…。
そもそも、コニカルスキャンの目的とか理解できたのか、という気すらしますし…。
さらにフライヤ無しでヴュルツブルグのみ持ち込んだので、あれ、肝心の敵機の発見はどうする気だったんだろう、
という疑問が未だに解けません(笑)

民生用にそのようなものがあるとは知りませんでした。
最近のネットワーク系の機材はすごいですね。


[1447] 高射砲とレーダー 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/03/25(Mon) 21:26  

今回のお話は、縁があるものが多かったですね。

ウルツブルグ・レーダーは、大学の恩師が、これを元にした2号3型電探の開発に関係したので、随分と話を聞きました。 テレフンケン社の真空管の図面を見せてもらったことがあります。 結局は、部品の信頼性の問題は、最後まで付いて回ったようです。

フェーズド・アレイ・レーダーの電波の偏差機能は、すでに家電に使われているのです。 
HDMIの無線版:WirelessHDです。
軍用に使われていた60GHzのアレイ・レーダーの技術を、民生用に転用して、機器間を人が横切っても、照射方向を自動に変える事が出来ます。
残念ながら、技術的には凝り過ぎて、まだ普及していませんが(笑)



[1446] BOA 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/23(Sat) 22:18  

そういやBOAって何かの略だったんでしょうか(笑)…。

戦車の作画は確かに同じギャラならやりたくはないでしょうし、
アレだけ複雑な面構成を動かすのはエライ事なんでしょうね。
さらば愛しきルパンもほとんど友永さんが一人で描いてるようですし。
(最後の発砲シーンは篠原さん?)

ああ、そうか、あれもやぶにらみロボでしたか。
やぶにらみロボといえば、永井豪さんはマジンガーZの元ネタはアレ、
と古いインタビューでは認めていたのを読んだ記憶があるんですが、
15年くらい前から、自動車の渋滞を見ていたら、天の啓示のように
操縦するロボットを思いついた、という話ばかりするようになってしまってますね(笑)。

そういや、艦橋のような空間に主要な登場人物が集合して敵と戦う、という
日本のアニメの黄金パターンの元祖も空飛ぶゆうれい船が最初のような気が。


[1445] BOA Juiceおいしいよ 投稿者:哲セ 投稿日:2013/03/23(Sat) 14:11  

彼の戦車動画の後退は、やはり絵として動かせる人が少なくなっているのかなあと思います。
だから昨今は一度モデリングしてしまえばモーション付の苦労はあれ、使いまわしのきく
CGが主流になっているんでしょうね。

ラムダもそうですが、空飛ぶ幽霊船に出てくるゴーレムも「やぶにらみの暴君」に出て
くるロボットが元ネタでしたね。


[1444] 追記 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/23(Sat) 09:02  

気になったので(笑)追記。
もし万が一、空飛ぶ幽霊船を見るチャンスがあったら
(映画そのものはどうしようもないシロモノですが)
宮崎さんの戦車シーン、むしろ手前の車に注目。
宮崎さんがいかに絵がうまいか、というのがわかります。

ついでに、さらば愛しきルパンよ、を見るチャンスがあったら、
銭形の「まるでスーパーマンですな」のセリフに注目。
ラムダの元ネタがフライシャー兄弟社のアニメ映画、スーパーマンに出てきたロボットだ、
という遠まわしのネタばらしです。


[1443] 芸風 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/03/22(Fri) 22:04  

哲セさん、なるほど、確かにそういった面もありましたね。

宮崎さんの戦車は空飛ぶ幽霊船で子供にこんなの見せてどうすんだ、という作画をやって(笑)、
さらば愛しきルパンでサスペンション沈めながら新宿を走り回って(2回目の描画で潰されてる車は2CV…)
この先どうなるかと思ったらナウシカで自走砲になって、ラピュタでは列車砲になり、
最後はハウルの城で終わるのでした(笑)…。
余談ですが、さらば愛しきルパンのラムダの操縦系統は、
左手スロットル、右手ジョイスティックのF16式なんですよね(笑)。

ヒラオさん、あ、タイトルそうでしたっけ(笑)。
ナウシカは行方不明になってる(笑)巨神兵VSオームの肉弾戦の絵コンテ版を
現在の作画レベルでやって欲しいなあ、と思います。
庵野さん本人の作画ならなお良し(笑)。


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219] [220] [221] [222] [223] [224] [225] [226] [227] [228] [229] [230] [231] [232] [233] [234] [235] [236] [237] [238] [239] [240] [241] [242] [243] [244] [245] [246] [247] [248] [249] [250] [251] [252] [253] [254] [255] [256] [257] [258] [259] [260] [261] [262] [263] [264] [265] [266] [267]
処理 記事No 暗証キー
- LightBoard -