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[1810] 命がけの仕事 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/29(Fri) 21:15  

こんばんは。
また気になる点が出てきたのですが・・・

>航空自衛隊の皆さんと違って本気で命がけの仕事をしてるアメリカ空軍
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/boyd7/50.html
普通に読むと、航空自衛隊の皆さんは本気で命がけの仕事をしていない、と読めますが、これは実際に彼らの仕事ぶりを見たうえでこのような評価なのでしょうか?
確かに現在の日本は某合衆国とは違って無闇に戦争を始めたりしないので空自のパイロットは実戦の機会に恵まれませんが、もしそれだけを理由に「本気でない、命がけでない」と言うのであれば、私から見ると少々失礼なようにも思えます。
空自のパイロットも訓練で気を抜いたら死ぬし、機体に欠陥や整備不良があれば死ぬので、少なくともバスや電車、旅客機の操縦と同程度には命がけの仕事をしているというのが私の素人考えです。
それに加えて、日本の領空を他国の戦闘機が侵犯してきた場合はどうでしょうか。
こちらから先に攻撃することは許されていないので、先に相手が攻撃してきた場合のみ反撃することになっているそうです。
相手に先に撃たせれば当然、高い確率で犠牲が出るわけで、つまり自分が生きるか死ぬかは技量も機体性能も関係なく相手の出方次第ということになり、空自パイロットはそれを承知の上で日々対応していると思われます。
いたずらに相手を刺激して事を荒立ててはならず、さりとて領空侵犯を許してはならずという非常にデリケートで困難な任務であるように思えるのですが・・・。
今回の防空識別圏のような問題に際して最初に危険にさらされるのは空自のパイロットであり、彼らは日本の為に本気で命がけの仕事をしているのだと思っていたのですが、軍事に詳しい方から見るとそうでもないのでしょうか?



[1809] 無題 投稿者:とろ 投稿日:2013/11/29(Fri) 20:47  

「フルチンで外出してたら警察犬に追いかけられるハメになった変質者?」の彫像って検索すると
『Actaeon by Paul Manship』と出てきました。

ギリシャ神話のアクタイオンの部分の模様です。
アルテミスの裸を見てしまって鹿に変わりつつある際に
自分の猟犬に襲われてるシーンの模様です

あんまり変わらないようですし、そのままのイメージの通りだという事にしておきましょう。


[1808] 三河や 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/29(Fri) 18:45  

考えてみば徳川家の菩提寺なんですから、そりゃ浄土宗ですねえ(笑)…。
三河は一向宗の本場ですから本願寺の方も、おそらく足軽、御家人などの信者が
掃いて捨てるほどいたはずで当然、それなりの権勢はあったのでしょうね。

天海が上野の山を比叡山に見立てて寛永寺を作り、わざわざ真言宗を持ち込んだのはその牽制かもしれません。

善光寺の場合も信長に本尊を持ち逃げされ、家康、秀吉とたらいまわしにされた経験から、
江戸幕府に牽制が効く天台と浄土を招きいれた、というような話を
以前に宿坊に泊まった時に聞いた記憶があります。
善光寺の場合、さらに念を入れて皇室の血を入れてますから、
確かに権力と宗教は深い関係あるんですよね。


[1807] 増上寺 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/11/29(Fri) 10:18  

いつもながら、本旨と違うネタばかりで済みません。

公演の後、お坊さんと飲みながら話す機会があったので、色々と聞きました。
増上寺は、江戸時代は徳川家の菩提寺だったせいもあり、ものすごい権威だったようです。東京タワーのある岡から大門の辺り一帯、両プリンスホテルの辺りも全て寺域と子院ですから。
京都の本山 知恩院に対抗して、わざわざ違う声明をつくって将軍家や武家専用としました。

本願寺が東京にあるのも、江戸時代の幕府政策で、反抗されるよりは体制に組み込んだ名残だと思います。 
(築地が西本願寺系、東本願寺系は浅草)

善光寺が天台、浄土両派の本山なのも、同様に歴史上の理由があるからと思います。

両本願寺も、増上寺も、政治家や有名人の葬儀が多いですね。
それは、過去の権威が今も有効で、結果として財政的な安定にもつながっているように思えます。


[1806] 浄土 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/28(Thu) 19:55  

京都はいろいろ凄かったですが、それでも見る価値はあるなあ、と毎回思います。

増上寺、前に行ったとき南無阿弥陀仏と言ってたので、
ずっと浄土真宗と勘違いしてました…。
知恩院系の浄土宗でしたか。となると、善光寺の半分とも繋がってるわけですね。
経文の冒頭だけ聞いて判断しちゃうと危険ですねえ…。

もっともよく考えてみりゃ、本願寺が築地にあるわけですが、
思いこみってのは恐ろしいものです…。

しかし出演、というのはすごいですね。


[1805] 紅葉 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/11/28(Thu) 07:03  

京都のお便り拝見しました。 上を見れば紅葉また紅葉、前を見れば人また人、いづれも凄いですね。

知恩院にも行かれたようですが、私は24日に東京側の本山 増上寺で、伝統芸能の公演に出演しておりました。
近隣も紅葉と、七五三のお参りでずいぶんとにぎやかでしたよ。


[1804] 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/27(Wed) 20:04  

Limさん、基本的にレーダーで見つかる前に、先にミサイルを撃って敵を撃墜がアメリカ空軍の考え方ですから、
おそらく視界が悪いのは承知の上の設計なのでしょう。

でもそれってF-102〜F-111で散々、失敗した路線だよね、というのが私の感想です(笑)。

alphabetteさん、そういやF-104の栄光以来、久しく愛称がないですからねえ。
電シリーズだと、21世紀らしく節電とか、あるいは意表をついて感電、漏電などもありなんじゃないかと(笑)。


[1803] つまり空自での愛称が 投稿者:alphabette 投稿日:2013/11/27(Wed) 18:21  

雷電になるわけですね。見た目もそんな感じですし。わかります


[1802] Re:[1801] とりあえず 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/27(Wed) 00:56  

背後の視界が限定的でドッグファイトになったら撃たれ放題だとか言われてますね。
「接近戦ではたとえハイテク時代であってもパイロットの目が一番重要」
パイロットが言うならそうなんでしょうね(笑)。
敵機を見つけたらAMRAAMを全弾ぶっぱなしてすぐ逃げるという運用を想定しているのかも・・・。
あと興味深いのは、ヘルメットディスプレイがまだ上手く機能していないというようなことが書かれていますね。
今後の改善に期待・・・してもいいのだろうか(汗



[1801] とりあえず 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/27(Wed) 00:10  

F-35が格闘戦を行なう戦闘機としては全くダメという話は、数値データと外観から判断した私の個人的な意見であり、
私はF-35を運転するどころか、コクピットに座ったこともありませんから、まあ、信憑性は怪しいもんでしょう(笑)。
その考えを他の人に押し付けよう、という考えは毛頭ありませぬ。

が、一応、実際に運転してみたアメリカのパイロットの皆さんもこう言ってるんですよ(笑)。

http://www.wired.com/dangerroom/2013/03/f-35-blind-spot/

ついでに誤解なきよう書いておくと、攻撃機としてなら、使い道はあると思います。


[1800] F-35の視界 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/26(Tue) 22:14  

こんばんは。
先日はご回答ありがとうございました。
また疑問点が出てきたのでよろしくお願いします。

>戦闘機としてはダメでしょう
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/boyd7/50.html
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/boyd6/30.html
F-35のコックピットは確かに視界が狭いですが、それを補うようなシステムがあるのではないかと思います。

http://dic.nicovideo.jp/a/f-35
↑こんなのは情報源としてあまりにもあんまりですが、一応これによると「「後方」や「真下」の風景も、まるで機体が透けているかのように見ることが可能」とのことです。
で、以前私がやっていたエナジーエアフォース・エイムストライクというゲームでもF-35の視界がそうなっていて、特に爆撃のとき真下の敵位置と着弾地点が確認できて重宝したのですが、ゲームとはいえあれがまったく架空のものだとも思えず・・・(エースコンバットのようなリアリティ(笑)なゲームは多いですけども)。
http://www.youtube.com/watch?v=mxai-Q62nNc
↑こちらは誇大広告のニオイがプンプンする動画ですが(笑)、「パイロットは目が良いものですが、DASがなければ自分の機体越しに地面を見ることは出来ません」と言っています。
これなら背後の視界の悪さも補えるし、夜間や悪天候でも有用だと思いますが、それでもやはり肉眼での視界が悪ければ「戦闘機としてダメ」なのでしょうか?



[1799] 夫人 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/24(Sun) 06:42  

あ、夫人も著作があるんですね。
あのダンナとやって行くには、それなりに人格者だったのだろうなあ、という気もします。

リンドバーグ、実戦経験あるんですね。
そういえばゼロ戦に乗ったときは身長が高すぎてキャノピーが閉められなかった、
という話をどっかで見た記憶があります(笑)。

でもって、本日から明日まで、両親のお供で京都に行きます。
掲示板、メールでのお返事が遅れる事がありますので、ご了承願います。


[1798] マダム・リンドバーグ 投稿者:ささき 投稿日:2013/11/24(Sun) 06:17  

リンドバーグ夫人はシリウスによる世界周遊飛行記を出版しており、日本訪問記のところは
和訳されたものを読んだことがあります。
根室に到着したときは霧が立ち込めており、無線連絡を受けた日本海軍の軍艦から
カッターが迎えにきてくれたそうです。
「揃いの制服を着た水兵さんが掛け声を合わせてボートを漕いで霧の中から現われ…
一人が機体を繋留しようと空電線を掴み、無線電源を入れっ放しにして
いたので感電して手を引っ込め、慌てて無線を切って「大丈夫?」と
聞いたら、照れたような笑顔でニコニコ笑っていた」
「私と夫は日本中どこへ行っても歓迎された。日本は何もかもが小さく、可愛らしく、
美しい国だった」と、日本に対して好意的な印象が記されています。

まさかその「小さく可愛らしい国」と十数年後には血で血を洗う戦争をやる
ことになり、「どこへ行っても歓迎された」夫が前線指導の名目で太平洋戦線へ
出撃し、F4U に爆弾2トンを積んで日本の基地を爆撃したり、P-38 で99軍偵
(本人は「零戦」だと思っていたようですが)と空中戦をやって撃墜する
とは思いもしなかったことでしょう。

人嫌いで思い込みの激しい夫が戦争に行っている間、社交的で温和だったらしい
彼女は何を思っていたのだろうと思います…。


[1797] ジャンボ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/23(Sat) 21:21  

はらひれさん、初めまして。
やはりあるとこにはありますか(笑)。
オレゴンの方はぜひプールに入れる夏に行ってみたいですが、果たして機会があるかどうか…。

H-4、てっきりまだロサンジェルスと言うか、ロングビーチのクイーンメリーの横に
転がってるもんだと思ってたら、いつの間にやら博物館入りしてたんですね。
スミソニアンが引き取り拒否したまでは知ってたのですが、ついに丘にあがったんだなあ、と感慨深いものが。



[1796] 博物館における747 投稿者:はらひれ 投稿日:2013/11/23(Sat) 19:52  

はじめまして。
いつも旅行記を興味深く拝読させて頂いております。

さて今回のスミソニアン訪問記において「実際、世界中の航空博物館で747を丸ごと保存してるのを見かけたのはフランスの航空宇宙博物館くらいです。」とのことですが、私の知る限りではドイツのシュパイアー技術博物館と米国オレゴン州のEVER GREEN航空宇宙博物館にもあるようです。

ドイツの方は自動車博物館の分館ながら潜水艦やロシア版スペースシャトル、ブランもいたりします。
オレゴン州の方はヒューズ H−4 ハーキュリーズの展示でご存知かと思いますが、屋上に展示された747は併設された屋内プールのウォータースライダーの出発地点になっていて、機体からスライダー用の滑り台が生えているというステキ仕様になっております。

いつの日かここの旅行記で紹介されるといいなあと個人的に思っている次第です。
これからも旅行記や航空機に関する記事を楽しみにしております。


[1795] 計算 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/22(Fri) 00:05  

空気抵抗の計算はあくまで近似値を求めるだけなので、
どこまで数式が厳密に組まれているかはかなり微妙で、
実際に飛ばしてみると全然違った、というケースがままあります(笑)。

それでもとりあえず抵抗値の計算は主翼周りと断面積を別々に計算してから合計する、
というのが一般的で、両者の数字が同じになることはまずないはずです。

F-22の場合、どうも音速巡航を前提に、亜音速での抵抗は多少捨ててる、
という印象があるんですが、これもデータがないので断言はできません。
ただし機体の断面積に関しては超音速飛行でも大きな要素となるので、
(ただしマッハコーンの角度でカットする、という特殊条件になりますが…)
小さくする努力はしてるはずです。

空対空ミサイルは時代によっても使用条件によっても大きく目的が異なり、難しいものがありますね。
例えば現代の米空軍は、目視でもレーダーでも見えない位置から誘導ミサイルを一方的にぶっ放して、
相手は気が付いたら撃墜されていた、というのを狙ってます。

ただしドッグファイトに入った場合の話なら、ご指摘のような要素も大きいと思いますが、
残念ながら私も空中戦の経験が無いので、あまり詳しくはわからない、という部分です(笑)…。



[1794] Re:[1793] 省略 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/21(Thu) 23:32  

>1/2を掛けるのは運動エネルギーの方程式と同じく積分の結果
これはわかっていました。
ただ、当初は「正面からみた断面積=主翼面積」という計算なのかと思っていたので、それで計算すると同じものを1/2して足すので結局1/2が消えてしまいました。

ステルスを考慮しているF-22は正面からの断面積が小さいだろうと思ったのですが、画像を見た限りではF-15とF-16もあまり違わないようなので、正面=0扱いでF-22が不利な計算になっているというわけでもないということなのかなと思いました。

ところでAAMを運用する意義はどこにあるのかと私なりに考えてみたのですが、ミサイルを発射すれば敵に回避機動を強制することができるし、2発間隔をあけて発射すれば1発目を回避する機動が終わったところで2発目を避けきれなくなる・・・と、こんなところでしょうか?



[1793] 省略 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/21(Thu) 23:14  

航空機の速度では単にノットと言う事が多く、そのままにしてしまったのですが、
確かに知らない人には分かりにくいですね。
修正の上、以後、気をつけます。

1/2を掛けるのは運動エネルギーの方程式と同じく積分の結果なのですが、
正面からの断面積を使ってないのは情報が無いからです(涙)。
世の中に出回っている図面から、凡その数値は取れますが、
空気取り入れ口周りの抵抗の計算が私にはわからず、
よってあの記事では完全に無視したわけです。
「あくまでおおよその数字」と断っているのはそういう意味でした…。
よって、恥ずかしながら私にもよくわからない、という事になります。
単純に考えれば、1つしか取り入れ口がないF-16が有利ですが、
こればかりは風洞実験のデータ等がないと、断言はできないのです。


[1792] Re:[1791] 感動 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/21(Thu) 22:57  

ご回答ありがとうございます。
時速○○ノーティカルマイル
↓略
時速○○ノット
↓略
○○ノット
つまり速度で「〜ノット」と言うときは2重に略されているわけですね。
それから、ミサイルは超音速が前提だからあの式でPsを求めてもあまり意味がない、ということですね。
勉強になりました。
F-16については速度222.222で計算してみたらうまくいきましたが、やはり抵抗値の計算で1/2をかけていますね。
ということは「正面から見た断面積」はゼロとして計算しているということになります。
この点、正面から見た断面積はF-15、F-16、F-22ともに大差ないと考えてよいでしょうか?



[1791] 感動 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/21(Thu) 20:34  

Limさん、初めまして。
キチンとここまで記事を読んでくださる方が居ると知って、感涙しております(笑)。

計算の違いのポイントは、お察しの通り速度です。
読み返して見ると確かに分かりにくいのですが、あれは時速800q、秒速222.22mで計算しています。
(よーく読むと、最初の方にこっそり書いてあります(笑))
この数字で計算すると11.06前後の数字になります。
11.04としたのは理由があるのですが、ほとんど誤差の範疇なので、以上の考え方で十分だと思います。

ついでに400ノットは間違いではなく、400ノーティカルマイル(海里)/時のことで、
これは時速で約740q/hとなり、まあ800q/hと見ていいんじゃない、という話なのです。
長距離、とくに海上を飛行する機体の場合、速度表示が計算が楽な海里のものがあるのです。
もっとも本来なら、750q/h辺りで計算するべきなんですが、あまりキリのいい数字では無かったもので…

ついでに、対空ミサイルの主翼はダイヤモンド断面翼で、超音速時には揚力を生みますが、
当然、通常の揚力計算ではそれを計算できませんし、音速以下ではほとんど揚力は生みません。
(完全に水平飛行なら音速以下での揚力はゼロ)
逆に言えば、超音速以下では主翼に揚力が発生しない以上、
(迎角を持って飛ぶなら多少生じるが翼面積からするとゼロに近い)
音速以下で急旋回する機体には全く付いていけないのです。
ただし、誘導ミサイルは相手を追尾するのではなく、常に先回りしようとするため、
あまりに低速で旋回にはいるとショートカットコースで直撃されますから、限度はあります(笑)。
あの記事は、そういう意味で書いてあります。

****追伸
燃料切れの後のミサイルは出力0で目標にぶつかる、というのはその通りです。
ただし、当然、速度と質量分の運動エネルギーを持っており、
これが衝突の瞬間、力に変換されることになります。
ただし、実際のミサイルでは一種のレーダーによる近接信管で、
機体の側に達しただけでも、爆発してダメージを与えるようになってます。


[1790] エネルギー比率(Ps)計算式の検証 投稿者:Lim 投稿日:2013/11/21(Thu) 20:02  

はじめまして。
私はしがないゲーマーで、ミリタリー方面の知識については素人もいいとこですが、マニアックな記事の数々、楽しく読ませていただきました。
特にボイドにまつわるエピソードは奇跡のようにドラマチックで、なぜあまり知られていないのか不思議です。

あと、私の今までの認識と大きく異なる箇所があって、
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/boyd7/40.html
>高い旋回率で逃げる戦闘機に追いつけるミサイルは、今でもほとんど無いでしょう。
これはかなり意外だったので、ロシアのAA-12のPsを↓と同じ方法で計算してみようと思いましたが……
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/stealth/80.html

しかしその前に計算過程をチェックするため、まずはF-16でPsを計算してみました。
ミサイル回避の検証ではアフターバーナー使用時の出力を使いますが、今は計算結果の検証が目的なのでここでは通常時の値を使っています。
また有効数字も考えずに各数値を式に放り込んでいます。

まず抵抗力の式ですが、
 1/2×大気密度×(主翼面積+尾翼面積)×速度×速度×抵抗係数
+1/2×大気密度×(正面からみた断面積)×速度×速度×抵抗係数

ここで「空気抵抗の計算は主翼の面積によるもののみ」とあるので、上記の式は
 1/2×大気密度×主翼面積×速度×速度×抵抗係数
+1/2×大気密度×主翼面積×速度×速度×抵抗係数
=大気密度×主翼面積×速度×速度×抵抗係数

としました。
計算に必要な各数値は、「単位はm、kg、秒で統一しましょう」とのことなので必要に応じてmks単位系に変換し、以下のようになります。

大気密度 0.66kg/立方m
主翼面積 27.9平方m
速度 時速400km = 111.1111m/s
抵抗係数 0.0158
出力 7.78t = 7780kg
重量 12t = 12000kg

これをもとにF-16のPsを算出すると、

抵抗力=大気密度×主翼面積×速度×速度×抵抗係数
=0.66×27.9×111.1111×111.1111×0.0158
=3591.86594829

Ps=(出力-抵抗力)×速度/機体重量
=(7780-3591.86594829)×111.1111/12000
=38.7790151194

このとおり、計算結果が↓の11.04m/sと一致しません。
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/F22/stealth/81.html
なお速度は「時速400ノット」と表記されていますが明らかに誤りなので、これを時速400kmと解釈すると111.1111m/sですが、400ノットと解釈すると205.7778m/sになります。
400ノットつまり205.77778m/sだとすると、Psは-77.84844553になりました。
ここでやはり抵抗力の計算で1/2をかける必要があるのかと思いましたが、そうするとPsは27.78207425となりました。
このようにどうしても計算が合わないので、計算過程を詳しく再現していただけますでしょうか?


補足:アダーの主翼面積と出力
情報源として当てになるかどうかは分かりませんが、↓によるとアダーは
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/AA-12-AY.htm
直径 20cm
全幅 35cm
発射重量 175kg
弾頭重量 30kg
最高速度 マッハ4

主翼が直角二等辺三角形だとすると直径と全幅から主翼面積を算出できます。
また、抵抗力と出力がつり合った状態が最高速度マッハ4であり、抵抗力は速度の関数なので出力を算出できます(かなりいいかげんな推定値にしかならないとは思いますが)。
重量は、飛翔しながら燃料が減ることを考慮する必要がありますが、本体重量+燃料=発射重量ー弾頭=175−30=145kgまではわかりますがあとはどんぶり勘定するしかなさそうです。
あと気がかりな点としては、もし燃料は最初に全部使い切ってあとは慣性だけで飛ぶのだとしたら(私がやっていたフライト系ゲームではそんな感じでした)命中するときは出力=0になっています・・・。


[1789] 修正 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/21(Thu) 17:39  

ささきさん、速度計算だけではなく、
汎用的に使えるアナログコンピュータでしたか。
そういえば、以前にいただいたオミヤゲで
ありましたね、円形の計算尺。
記事の方も修正しておきました。

はるからさん、ご指摘どうもです。記事も修正しました。
ジェミニは周回飛行じゃなくて宇宙遊泳だったのをウッカリ勘違いしております。
つーかマーキュリーセブンのグレンがジェミニに乗るはずありませんね…。
宇宙飛行士の皆さんも、鬼籍に入られる人が増えてきたのを見ると、
宇宙開発も歴史の一部になりつつあるんだなあ、と思います。


[1788] ジョン・グレン 投稿者:はるから 投稿日:2013/11/21(Thu) 13:18  

アナーキャさま、ごあいさつが遅れまして申し訳ありません。
ジョン・グレンの周回飛行はジェミニではなくマーキュリー計画の一環でした。
先月、「ゴッドスピード・ジョン・グレン!」の台詞で有名なスコット・カーペンター氏が他界して、遂に最後のマーキュリーセブンになってしまいましたね>ジョン・グレン


[1787] 航空計算尺 投稿者:ささき 投稿日:2013/11/21(Thu) 12:55  

Mark3A 航法板の右下にくっついてるのは E-6B と呼ばれる航空計算尺だと思います。
現代の操縦教習でもこの使い方は学びます。現在よく使われているものは計算尺機能に
横風補正角の算出機能もつけたタイプが多いのですが、当時は別々だった
みたいですね。

ttp://en.wikipedia.org/wiki/E6B

表側の回転部分が計算尺で、汎用の掛け算・割り算ができるほか、小窓の部分には
外気温と表示高度を設定する目盛りがあり、これを使って計器指針速度(IAS)
から真速度(TAS)の換算ができるようになっています。
裏の回転部分と上下にスライドする板が横風補正角の算出に使う部分で、
おそらく Mark3A の簡易版にあたると思います。

計算尺というのは慣れると便利で、17マイルを12分で飛んだら時速は何ノットで、
それで55マイル飛ぶのに何分かかる、なんて計算が瞬時に出ます。
外周目盛りの「17」と内周目盛りの「12」に合わせると外周:内周の比率が全て
17:12になり、内周目盛り60のところを読めば85(マイル/時=ノット)という
時速が、外周目盛り55(マイル)を読めば39(分)がわかります。
アナログなので割り切れない無理数比でも全然関係ないんですね。
一時期はこれを持ち歩いて消費税やチップの計算、グラム当たり単価の割り出し
なんかに使ってました。


[1786] フォロー 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/19(Tue) 23:02  

どういうわけか、現在NASAのロボノーツのページにアクセスできなくなってますね。

とりあえず、作動デモの動画
https://www.youtube.com/watch?v=2NbUkpmHDDY

彼のツイッター テンション高いです。
https://twitter.com/AstroRobonaut

でもってそのうち回復するであろう本来のホームページは
http://robonaut.jsc.nasa.gov/

まあ、一度くらいは見て損はないと思います。


[1785] 人名 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/17(Sun) 20:15  

ささきさん、情報どうもです。
マンリーも人名でしたか。まさかそんな名前があるとは(笑)…。

ラングレーは、スミソニアンと戦争省の両者から
資金援助を受けてたゆえの、贅沢なエンジンという感じですか。
ライト兄弟も、なにからなにまで、自分で造ってしまった、と考えるとスゴイのですが、
もうちょっと柔軟な姿勢があればなあ、と思ったりもします。
が、そういった性格だからこそ、あそこまでやれたのだ、という気もします(笑)…


[1784] エアロドロームのエンジン 投稿者:ささき 投稿日:2013/11/17(Sun) 10:14  

チャールズ・マンリー(Charles M. Manly)のあのエンジンの開発者であるばかりでなく、
エアロドローム号のパイロットとして2度の飛行試験に挑んだ人物でもあります。

ttp://en.wikipedia.org/wiki/Charles_M._Manly

エアロドロームのエンジンは当初ステファン・バルツァー(Stephen Balzer)に
発注されたものの額面どおりの出力が出ず、マンリーがほぼ別物のレベルに
改設計したようです。この星型エンジンは技術的に非常に先進的で、
排気量/重量あたり出力は現代のレース自動車用エンジンに匹敵すると鈴木考氏の著書に
記されています。
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Manly-Balzer_engine

ただしこの高性能は金と時間に糸目をつけずに達成されたもので、例えば
シリンダライナーは1.6mm厚の円筒を鋳鉄で作るという現代でも難しい
製法で作られ、おそらくエンジン一基を造るのに大量の廃棄品が出たで
あろうとされています。これに対しライトのエンジンは重くて無骨で
原始的ともいえますが、コストはマンリーエンジンの 5% くらいで済んだで
あろう、とビル・ガンストン氏(先日訃報を聞きました…合掌)の著書に
記されています。

ライトエンジンは燃料気化を自然蒸発に任せてキャブレターがなく、また
吸気バルブはピストンの吸引力で開くのでプッシュロッドもロッカアームもなく
バネで支えられているだけ、排気バルブはそのまま排気口になっていて
排気管取り付け部すらないなど、よく言えば不要なものを徹底的に排除して
簡略化と軽量化を追及した設計ですが、初飛行に成功して飛行機ビジネスに
転じたあともずーっと原始的な設計を引っ張り続け、フランスでライト機を
購入した客が見かねて改設計を施したところ契約違反として提訴された
という話が伝わっていますから、ライトの商売下手ぶりが伺えます。

マンリーはその後カーチスの下でエンジン開発に関わり、ベストセラーとなった
OX-5を手がけたそうです。カーチスコーナーの右下に写っているV型エンジンが
OX-5だと思います。カーチスJN練習機、「ジェニー」のエンジンとして
一次大戦中に大量生産され、戦後も長く使われ続けました。
マンリーにとっては、江戸のかたきを長崎で果たした気分だったでしょうかね・・・。


[1783] でわ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/15(Fri) 21:05  

COSさん、ではそちらをお待ちしますね。

ただ、私もスペースの関係でブレードに対する慣性質量とトルクの問題を省いてしまってますが、
こちらの計算でもかなり厳しい、という結果が出てたりします(笑)。

実際、例のジェットジープは圧縮空気で最初にローターを回してエンジン始動を行なってますが、
こちらはパルスジェットですから、V-1の発射速度からして
最大でも時速250〜350qまでの加速が前提のはずです。
ジェットジープも離陸重量で320kgですから、おそらくブレード重量はほぼ一緒でしょう。
ヒラーのラムジェットヘリでは、小型エンジンのようなものを積み込んでるようですが、詳細は不明です。
ただし、極めて低速から着火してますので、あれはロケットじゃないのか、と私が疑ってる理由の一つがこれです。

できれば、ここら辺りも留意の上で、お願いします(笑)。


[1782] ここに記すには余白が狭すぎる 投稿者:COS 投稿日:2013/11/15(Fri) 20:45  

アナーキャ様

本業が忙しく返答するタイミングを逸しました。

例のラムジェットの件について私の考えをまとめるにはこの掲示板では狭いので見送らせてください。(数式を書いても読めなくなりそう)
ローター各所の抵抗(抗力係数は青い翼型データ集を参照した)と回転中心からの距離の積を中央部から端部まで積分して必要トルクを出すと回転だけはできそうな値になりました。


ローター質量の問題ですが地上にいる間は外部からの動力供給が可能なのでローターの初期加速の問題はクリアできると考えています。
圧縮空気をエンジンに送り込むのが適当な手段でしょう。(自分ならそういう設計をする)
逆にローターに十分な慣性力(質量)がないと外乱に弱くなり、例えばオートローテーションでの着陸ができなくなるでしょう。

そのうちパワーポイントを送ります。(正月休みにでも)


[1781] 展示 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/11/13(Wed) 20:26  

ささきさんが知らない、という事はもしかすると機体が有名なのではなく、
所有していたパイロットが有名、という意味だったかもしれませんね。

オシコシ酋長の名前、どっかで聞いた名だと思ってましたたが、
そうか、ピマに行く前の隼があったEAA博物館の所在地でしたね。

博物館ついでに、ロンドンの帝国戦争博物館の改修動画。
いろいろ興味深いのですが、スピットの手馴れた解体にイギリス魂を見ました。
ついでにあのヤクトパンター、足回り生きてたのか。

映像を見る限り、展示品のほとんどダックスフォードに持ち込んでますね。
2014年の夏、公開再開、という事ですが出回ってる完成予想図からすると、
資料性は今までより、むしろ低くなりそうです。
機体の展示はスピット(グリフォン?)とハリアーのみになるそうですし。
でも、生きてる間にもう一度行って置かないとなあ、と思ったり。
お金と時間がどっかから降って来ないかしらん。

https://www.youtube.com/watch?v=e-9_6QOeC04


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