掲 示 板
[トップに戻る] [留意事項] [ワード検索] [管理用]
おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照先
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
パスワード (記事メンテ用)

[2149] 寝床 投稿者:CONI 投稿日:2014/05/02(Fri) 17:58  

旧日本海軍は戦艦クラスでも水兵はハンモックだったようですが、大和級はベッドでしたっけ?
「海軍めしたき物語」では、戦艦は規律が厳しい(水兵はしごかれる)ので、
アットホームな駆逐艦に配属された方が楽と言う話が出てました。


[2148] 無題 投稿者:えんどう 投稿日:2014/05/02(Fri) 10:42  

艦内標識の件、ブルズアイというとAWACSが友軍機に特定地点からの目標の方位距離を伝達するBullseye callがありますが、艦内標識もそういう方法だったのですね。
旧住所の示し方はもしかすると階だけではなくて位置特定も特定の地点からの区画の数等で指示していたのでしょうか。
図面があれば当てはまる数を数えてみるとか憂鬱な休日の暇つぶしになりそうです。


[2146] ジャイロ照準器についてもうちょっと 投稿者:ささき 投稿日:2014/05/02(Fri) 05:32  

射撃距離と弾丸到達時間は、弾丸の空力特性と初速から予め計算できる一元比例方程式です。
照準輪から射撃距離を求めるのは二元方程式で、「標的の幅」と「見た目の大きさ」
という2つの変数があります。照準器本体には的幅設定ダイヤルがあり、これを
予め敵機の想定翼幅に合わせ、照準器を覗いて照準輪直径が敵影の翼に一致するよう
スロットルレバーの握りを回すと2変数から距離が算出されるアナログコンピュータに
なっています。

これを全部機械式のカムでやると加工精度も整備性も大変なことになってしまう
ので、実用化されたジャイロ照準器では電気式や光学式のアナログコンピュータを
組み合わせてあります。ツマミを回した角度と電気抵抗変化が正比例
ではなく距離関数に一致するようになっていたり、照準輪直径駆動軸と
表示される照準輪の直径が角度関数に一致するようになっていたり。

アナログコンピュータは機械魂炸裂というか、面白いですよ。
メカ式の旧式カメラに魅せられる人が多いのもちょっとわかる気がします。


[2145] 榛名のはなし 投稿者:ささき 投稿日:2014/05/02(Fri) 05:15  

複雑な関数をあらかじめ計算してグラフにしておき、
変数に対応する返値を読み取るというのはアナログ
コンピュータの基本ですね。
グラフ1枚だと変数1つの1元方程式しか解けないので、
「弾の種類」のような変数が増えると記事にあるように
弾の数だけグラフを用意することになります。
これが「気温」のような連続変数になると二次元の
グラフで描くことは不可能になり、三次元カムを使った
本格的な機械式アナログコンピュータになってきます。

戦闘機用のジャイロ補正照準器がまさにそれで、
旋回角速度と弾丸到達時間という2変数を三次元カムに
加工し、照準輪の直径から射撃距≒弾丸到達時間、
ジャイロから旋回角速度がカムの2軸(回転軸と上下軸)に
入力され、カムに連動した腕が照準点を動かして弾丸の
未来到達位置を表示する仕組みになっています。

一元の比例方程式ならグラフで解けるということは海軍の
砲術研究所などでは既知だったと思うのですが、それが
一士官の個人的努力にとどまった理由は何なんでしょうねぇ…

あんまり「日本海軍の硬直性」だとか「猛訓練を持ってよし
とする精神主義」とは言いたくないのですが。



[2144] 現場 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/05/01(Thu) 22:45  

確かに、当時の現場の話を聞くと、そこまでやってたのか、というのが多くありますね。
この点、カッコイイ自分の写真を表紙に本まで出版しちゃうような連中とは
いろいろと違うなあ、と思ったりもします。


[2143] 榛名の修正工夫 投稿者:五反田猫 投稿日:2014/05/01(Thu) 19:07  

体験者のお話紹介有難うございます。
こういう現場の苦労のお話は、感慨深いものがあり、こうした下士官、兵に支えられて、成り立っていたのだと思います。

一方で悲しいのは、こういう工夫を吸い上げてシステムに組み上げられないかった管理側です。 
値の一部は異なれ、金剛型の他艦でも使えたようにも思えます。


[2142] 無題 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/05/01(Thu) 15:39  

と思ったら、アドレスが変わって復活してました。
以下が榛名の砲術士の方の回想です。
興味深い内容なので、戦艦の砲撃戦に興味のある方は一読をオススメします。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ma480/senki-1-harunahoujyutusinogunnkannki-fujita1.html


ちなみに、このホームページは、以前書いた戦艦砲撃戦の話の時、だいぶ参考にさせていただきました。
その後、閉鎖されてしまったので、紹介しなかったのですが、
復活した以上、今さらながら、こちらも紹介しておきます。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ma480/senkimokuji1.html

ちなみにトップページはこちら

http://www5f.biglobe.ne.jp/~ma480/index.html


[2141] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/05/01(Thu) 15:01  

くさのさん、目視でもレーダーに対抗できる、というよく聞く話は、
目視でもレーダーと同じ精度でデータが得られるという誤解に基づくものが多いのですが、
この点については以前、解説したのでこちらを見ておいてください。

http://majo44.sakura.ne.jp/horizon/14.html

上の記事で書いたように、平均的な海戦時の距離、20〜25qでも、
人間の目では最低でも500〜800mの誤差は避けられず、これは前後左右方向にですから、
実際はその倍、1q〜1.6q、奥行きも左右の位置にも誤差を含みます。
つまり、最低でも1q四方の空間のどこかにいる、といったレベルの情報しか得られません。
最悪の場合は1.6q四方までこの誤差が広がります。

主砲の射界の広さからすると、300m近い大きさの戦艦や空母でも絶望的な誤差で、
まずもって最初からの至近弾を期待するのがムリでしょう。
そして至近弾でないと、水柱が立っても、それが敵艦より手前に落ちてるのか、
奥に落ちてるのかすらわかりませぬ。
こうなると修正しようにも修正のしようが無く、時速40q以上で走り回る相手に、
20q以上先からでは、どうしうようもありません。

ところがレーダーでは距離は数十cm単位(GHz波の場合)の誤差でわかってしまいますし、
水柱はどこに立とうが、敵より奥か手前か、それどころか船体からの距離まで完全に把握できます。
当然、相手の時速まで正確に出ますから、未来位置の予測の精度もケタ違いに正確になります。

方位の測定はやや弱いのですが、アメリカ海軍は
ローブスイッチング法でこれまたこの弱点を克服してしまいました。
ちなみに、日本が使っていたメガヘルツレーダーだと、艦船までの距離を測ることは出来ても、
水柱の位置を計れたのかがやや怪しい部分があります(当然、方位の測定は全く無理)。
アメリカは、方位の正確さを上げるために周波数を上げて行くのですが、
その結果、細い水柱の位置も正確に把握出来るようになり、これが大きな武器になりました。

つまり、目標位置の把握の正確さが、最初から文字通り桁違いなのです。
どちらが最初に至近弾を得やすいかは、言うまでも無く、さらに至近弾が出て、
さらに水柱と船体の距離が正確につかめてる以上、命中弾が出るのは時間の問題となります。

そもそも、海上で30q先まで肉眼で見える日はそうそうなく、、
(千葉市から対岸25km先の羽田空港がはっきり見えるのは冬場と朝を除くと多くは無い。
 ましてや高温多湿の南太平洋では…)
さらに夜間、悪天候になると、勝負にならないでしょう。
(ただしギガヘルツ級のレーダーだと雪の影響はあったかもしれない)

レーダー射撃は、間違いなく極めて有利なのです。
でなければ、あれだけステレオ式側距儀の開発に熱をいれてた
アメリカ海軍が、あっさりレーダーに乗り換えないでしょう。

微分解析機は理論的には古いものですが、実用レベルの品の完成は1928年にMITで
造られたのがおそらく世界初のもので、英米では1930年代に軍にまで普及します。
が、当然、これは当時の最高機密で、果たして日本がその存在をしっていたかがわかりません。
微分解析機そのものは、学術論文で公表されいたようですが、
それが放物線の予測、射撃管制に使えると果たして日本海軍が気が付いていたか、
というと、私は怪しいものだと思ってます(笑)。

ちなみに榛名の主砲射撃管制をやっていた人によると、やはり早見表はあったとされてますが、
それは余裕のあるときに、自分たちであらかじめ計算して用意しておいた、とされてました。
主砲の磨耗の度合いも計算に入れていたそうですが、
これも機械で計算していたようです。
(以前、戦友会が持っていたホームページで公開されてましたが、主催者の方が鬼籍に入って閉鎖)

五反田猫さん、電気系は悲しい話が多いですねえ(笑)…

はらひれさん、まあ、夢のある話は私も好きなんですが(笑)…。
航空無線はアースの問題が大きかった、と聞いたことがあるのですが、そっち方面は疎いので、なんとも言えませぬ…


[2140] 夢がいっぱい 投稿者:はらひれ 投稿日:2014/05/01(Thu) 12:53  

大和の話は大昔に読んだ子供向けの本に書かれていたものです。
というわけで多分に夢物語が含まれていると思われます。
しかもそこでの話はレーダーと連動しているのは対空砲で、捉えた目標に対して砲を指向させるというものだったが、航空機のスピードに計算が追い付かなかった・・・と書かれていたと記憶しています。
夢物語にしてもちゃんとオチを用意しているあたり、子供を騙す気満々というわけではないようですね。

電気部品の品質で思い出しましたが、日本の航空機用無線装置は実戦ではあまり使われず乗員は手信号で情報を伝達した件について、使用している真空管が温まるにつれて波長がどんどんずれていくが、日本はこれを一定に保つ技術がなかったからだ、という記述を見たことがあります。
ほんとのところはどうなんでしょうかね。


[2139] アナログの微積分 投稿者:五反田猫 投稿日:2014/05/01(Thu) 09:28  

微積分は、電気回路に置き換えると、意外に簡単で、コンデンサ、インダクタ、抵抗の組み合わせで実現できます。
但し、大変なのは、実際の計算値との補正と、出力の仕方です。 配線のインピダンス、個別の部品のばらつきが全て結果に影響しますので、個別に名人芸で調整が必要になりました。

大学時代の教授の一人は、海軍電探の出力を砲につないで自動制御をするシステムに取り組んでいたのですが、設計はできても終戦までモノになりませんでした。

その理由の一つは、まともなサーボが無い、まともな電気部品が無く、電線だけでも絶縁特性がひどかったので、B29の残骸部品を見て羨ましく思ったとの事です。


[2138] 微分方程式 投稿者:くさの 投稿日:2014/05/01(Thu) 05:32  

「計算機屋かく戦えり」という本に高射指揮装置を開発した
人の話が載っていましたが、実際に微分方程式を解くのでは
なく、軍からもらった射表にも続いて演算が行われたとのこ
とです。なので砲身内宮の摩耗による変化は計算に含まれて
いないとのこと。

大和の主砲はどうだったんでしょうね。高角砲と違って、一
式徹甲弾、三式弾と重量も形状も違う砲弾を使うわけですの
で、射表方式だと別々のカムなり歯車なりが必要になりそう
です。


[2137] 大和の場合 投稿者:くさの 投稿日:2014/05/01(Thu) 05:25  

大和の九八式射撃盤も機械式でリアルタイムで射撃諸元を教
えてくれます。レーダーとは当然連動していませんが、電探
による測距は併用していました。レイテ以降は電探測距の方
が有効とのことで、ベテランの光学測距員がお払い箱になっ
たとか。

そもそも戦艦の艦砲射撃の場合、測距+試射によって距離を
決めるわけで、昼間・晴天であれば3回も試射を行えば夾叉を
得られます。試射も弾着を待って距離修正するわけでなく、3
発ずつ10秒間隔で距離を変えて射ったりするので、レーダー
の方が圧倒有利というものでもありません。

他方、対空射撃の場合は「試射」は出来ませんので、測距が
極めて重要になります。レーダー射撃と光学照準では結果は
比べ物にならないでしょうね。

加えて戦艦の遠距離砲線の場合は外乱の影響も大きいですか
ら、射撃指揮装置を最新のものに変える必要性もなかったの
ではないでしょうかね。


[2136] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/30(Wed) 21:56  

はらひれさん、私が聞いた範囲ではハプーンという印象でしたが、
実際の発音だとハァプーンという感じででアクセントがアタマに来た分、小さな“ァ”が聞こえます。
よってハープーンでも問題ないと思うので、後は好みじゃないかと。

砲撃用の計算機、アナログコンピュータはかなり古くからあり、
少なくとも大戦期の戦艦ならどれでも搭載されていました。
大和の砲撃用計算機が微分分析器か単なる歯車式計算機なのかわからないのですが、
いずれにせよ、数値入力は手動なので、データの収集は目視でもレーダーでも構いません。

逆に言えば大和に弾道計算のコンピュータが積まれていたのは事実ですが、
それとレーダーが連動するというのは考えにくく、その部分は、おそらくよくある
“戦後に出てきた日本のスゴイ技術伝説”のひとつじゃないでしょうか(笑)。

五反田猫さん、確かに、その辺りはどんなジャンルでもそうなのでしょうね。

CONIさん、電源切り忘れが怖い兵器ってもスゴイですよね。
せめて犬並のAIを搭載して、あ、あれはご主人だ、撃っちゃいかん、ヘッへっヘっ、
みたいな機能があるといいんですけども(笑)。
ついにで尻尾をつけて、艦橋からでも目視で何を考えてるか把握できるようにしたり…。
「野郎、指令のヘリコプター撃つ気まんまんんだぞ、電源落とせ!」みたいな。

えんどうさん、軍隊は知りませんが、スミソニアンのウドヴァー・ハジーの学芸員の話だと、
今のNASAにアポロ宇宙船は作れないそうな。
資金や人員もともかく、多くのノウハウが失われてるそうで、
火星有人飛行は、ほとんどイチからやり直し、みたいな話をしてました。


[2135] 技術と経営の乖離 投稿者:えんどう 投稿日:2014/04/30(Wed) 21:17  

数値入力して自動で動くような機械でも、職人はいるそうですね。某時計メーカーでその人がいなくなると人工衛星の部品が作れなくなるとか、
後身や代替が考えられていないのは経営層の無理解のようです。
軍隊だとそういうことはさすがにないんでしょうか?


[2134] ファランクス 投稿者:CONI 投稿日:2014/04/30(Wed) 21:12  

ポン付で電源さえあればどこでも使えるファランクスって、
ちょっとウチの職場にも一台欲しいかなとか思ってしまいますね。
(何に使うんだ?)
1996年に自衛隊の護衛艦が、合同演習中にアメリカ海軍のA6をファランクスの誤射で撃墜しているそうですが、
1991年に出版されている「裸の自衛隊!―おかしくてやがて悲しき、世界第三位の軍隊の実態 (別冊宝島 133)」にも、
弾が入っていないファランクスの電源を切り忘れていて、
エライさんの乗ったヘリコプターをカラ撃ちしたエピソードが出ていたので、
全自動って結構コワいですよね。


[2133] 名人芸頼りの体質 投稿者:五反田猫 投稿日:2014/04/30(Wed) 09:56  

軍隊に限らず、伝統ある企業も似たような所がありますね。
仕上げや検査、メンテは名人頼りで、システム化しようと考えません。システム化には手間がかかるし、目の前に言う事を聞く名人がいれば、その方が簡単で便利ですから。

その一方で、名人だろうが年齢で定年にしたり、学歴偏重で給与が決まっていたりが、結局 現在のものづくりの凋落を招いたようにも思います。 人材の閉鎖性があった昔ならばともかく、今になって名人芸を大事にしようとか、技術の海外流出を止めようと思っても、もう遅いような気がします。



[2132] Harpoon 投稿者:はらひれ 投稿日:2014/04/30(Wed) 01:36  

Harpoonミサイルの読みですが、「ハープーン」よりも「ハプーン」の方が実際の読みに近いのでしょうか。

レーダーと連動した機械式コンピュータによる射撃管制装置は大和にも装備されていたと聞いたことがあります。
ただ計算の精度はまだまだで、あまり役に立たなかったとも。

・・・今度のゴールデンウィークは戦艦三笠の見物にでも行ってみようかな。


[2131] 職人芸 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/29(Tue) 20:30  

名人芸好きからではないのですが、自衛隊にも職人だより、という部分があったりするようです。
私の母方の叔父は定年後も5年以上、航空自衛隊用レーダーの
保守メンテナンスのために日本中を飛び回ってました。
もはや叔父以外にメンテナンスを出来る人が居なかったそうです。
詳しくは教えてもらえませんでしたが、21世紀に入ってしばらくは、
ちょっと驚くような年代モノのレーダーが現役だったそうな。


[2130] 名人芸 投稿者:五反田猫 投稿日:2014/04/29(Tue) 06:43  

もし日本が戦わずに済んで、戦艦が残ってでもいたら、「あの伝説の砲撃の名人 村田元輝さんから数えて三代目」みたいな伝統文化になっていたかもしれません。

日本の場合は、軍隊でさえ。素人が扱えるシステムに組み上げるよりも、名人芸を磨く方が好きでしたから。


[2129] 伝統芸 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/29(Tue) 00:21  

実は対潜水艦装備もゼロだったりします(笑)。
まあ、こっちは元々ですが。

いっその事あと200年とかモスボール保存を続けて、
ヒューマン ナショナルトレジャー8代目主砲鍛冶 スミス一家とか出てくると
いいんじゃないか、とか思ったりもします…。


[2128] 戦艦のメンテ 投稿者:CONI 投稿日:2014/04/28(Mon) 22:18  

 ニュージャージー、ほんとに対空装備は簡素なんですね。
対空ミサイルぐらい積んでいると思っていました。

 かなり以前の話ですがNHKか何かのテレビで、
モスボール保管されているアイオワ級戦艦の、
主砲の検査や整備をしているところが映って、
「もうこんな砲のメンテナンスができる技術者は、
そうはいない」といった解説をしてました。

 今後戦艦が新しく作られることは無いでしょうから、
後継者の育成もしないでしょうね。


[2127] 戦艦の計算能力 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/28(Mon) 20:26  

現物を見るとアメリカ海軍もあきらかに使い物にならないと判ってるんだけど、
その上で延命してるなあ、というのがよくわかりました。

アナログコンピュータの場合、確かに入力が面倒ですが、
逆に全ての入力が独立したダイアルになってるので、
人数さえかければ特に問題にはならないようです。
イギリス海軍などは海戦中はヒマな海兵隊員を動員して
ワーッとばかりに入力させてるので、それほど繊細な操作ではない気もします(笑)。


[2126] 戦艦の終焉 投稿者:五反田猫 投稿日:2014/04/28(Mon) 07:16  

文字では読んでおりましたが、こうして現物をご覧になった写真と解説を読むと、しみじみと感じます。
何よりも、その照準システムが放置されたままというのが説得力を持ちます。

技術面の遺産としては、アナログ計算機は興味深いものなのです。何よりも利点は計算速度自体は早い点です。
一方で問題なのは、諸元を入れるには時間がかかる点、特に制度を上げれば上げるほど時間がかかります。それから誤差管理が大変な点です。
以前にインチが未だに使われているお話が出てきた時にもありましたが、誤算管理は系統的に必要なので、インチを捨てられないのと、戦艦の照準システムを入れ替えられない事も、似た根源を感じます。


[2125] 無題 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/27(Sun) 22:03  

自衛隊がそんなに四文字熟語好きとは知りませんでした
(笑)。
海上自衛隊の場合、あらゆる装備が第七艦隊の存在が前提ですから、
唯我独尊は結構厳しい気もしますが…。

私の場合、早寝早飯、逃足俊足、という感じですかね。



[2124] 伝統墨守 投稿者:CONI 投稿日:2014/04/27(Sun) 17:55  

そういえば海上自衛隊も、「伝統墨守 唯我独尊」と言われてますから、
海軍は一般に伝統を大事にするのかもしれませんね。
ちなみに陸上自衛隊は「用意周到 動脈硬化」、
航空自衛隊は「勇猛果敢 支離滅裂」とのことなので、
まだマシな方かも。


[2123] 伝統 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/26(Sat) 20:51  

そういや1890年代になっても、帆船時代の古株がアンテナマストなどにロープを張って、
新入り水兵にマストの上り下りの練習をさせてた、という話を何かで見たので、
何らかの伝統の維持だったんでしょうかねえ…


[2122] 本当の理由は 投稿者:くさの 投稿日:2014/04/26(Sat) 02:49  

水平に甲板磨きさせるため、だったりしませんかね。


[2121] 後半の甲板 投稿者:アナーキャ 投稿日:2014/04/25(Fri) 23:17  

くさのさん、アメリカ軍の場合、徹甲弾大好き海軍ですから、
どうせ相手も榴弾なんか使わないぜ、という前提なのかなあ、とも思いますが…。

手すり、そういやどうだったろうと思って海軍歴史センターを見てみたら、
またもサーバーメンテナンスに入ってますね…。
とりあえず第二次大戦期のアメリカ海軍の場合、ワイアを張っていたのですが、
手持ちの写真を見る限り、取り外してるのは無さそうです。
ただし、対空戦闘中の写真が見つからなかったので断言はできませんが…。

ささきさん、なるほど熱対策はありそうな気がしますね。
ホーネット、コンクリみたいな甲板、という印象しかなかったのですが、
写真を見直してみたら、ホントだ下に木材が見えてますね。
こりゃUSSフランクリン、よく燃えるわけだ…。




[2120] 板張り甲板 投稿者:ささき 投稿日:2014/04/25(Fri) 06:08  

ロングビーチのアイオワでは解説のおじさんが、板張り甲板は
直射日光で鉄甲板がアッチッチに焼けて船内に熱が篭るのを防ぐ
効果がある、と言っておりました。
オークランドの空母ホーネットも飛行甲板は鉄板の上に板張りで、
その上にコンクリートみたいな舗装を塗ってあったんですが、
アナーキャさんと行った時には見なかったかなぁ?


[2119] 木製甲板 投稿者:くさの 投稿日:2014/04/25(Fri) 02:47  

戦艦の最上甲板は防御甲板では無いにしても、鉄製甲板の上に木が貼ってあけだと思います。なので、破片云々というのは違うような。

ただ、19世紀に鉄製商船が普及し始めた後にも軍艦はしばらく木製のままでしたが、これは破片による乗員の殺傷を心配したためでした。ペクサンがカノン砲ようの榴弾を開発し、クリミア戦争のシノープの海戦で木造軍艦の脆弱性が認識され、ようやく軍艦も鉄で製造されるようになりました。

あと、戦闘中は破片による死傷を避けるために、手すりの鎖を取り外す、と聞いたことがあります。その場合、転落の危険が増えそうですが、慣れていると転落なんてしないんでしょうかね。現代の軍艦では戦闘中に甲板上に出ることはなさそうなので、手すりは取り付けたままでも良さそうですが。


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219] [220] [221] [222] [223] [224] [225] [226] [227] [228] [229] [230] [231] [232] [233] [234] [235] [236] [237] [238] [239] [240] [241] [242] [243] [244] [245] [246] [247] [248] [249] [250] [251] [252] [253] [254] [255] [256] [257] [258] [259] [260] [261] [262] [263] [264] [265] [266] [267]
処理 記事No 暗証キー
- LightBoard -