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[5431] データ量 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/14(Mon) 20:43  

あくまで私の周辺ですが、F-1に関してはDAZN派が多いですね。
F-1の場合、データのスポーツ、膨大な知識の居る競技という面があり、
そこらあたりをキチンと理解してる実況、解説という点が重要だからかもしれません。


[5430] スポーツ中継 投稿者:すぅ 投稿日:2020/12/14(Mon) 12:49  

F-1もやはり有料放送の方が質が高い中継をしているのですね…。
他のスポーツでもその競技をきちんと、大袈裟ではなく、應援ではなく、実況中継する、優良なものはNHKのBS-1(と一部地上波のNHK)ですし、なんならアメフトや野球は海外の有料ネット放送を購入して観ています。
しかし、周囲のスポーツ観戦好きな人を見ていると、民放地上波のスポーツしか観ないという層が大半で、NHKだと観ない、BSだと観ないというのが極めて多いです。

個人的には低質だと思っている無料の地上波放映の方が、一般的には求められているものだ、ということについて、私自身がもやもやしてしまうところです。
そしてそれは無料というだけではない(なぜなら無料?の地上波でもNHKだと観ない人が多い)点もありますね。


[5429] エネルギー 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/14(Mon) 01:24  

hogeさん、どうもです。
本来ならエネルギー量のところから理解してもらうべきなんですが、
ちょっと今回はもう面倒なので、ここまでとさせてください(笑)。


[5428] 傍観 投稿者:hoge 投稿日:2020/12/13(Sun) 22:22  

ボイドのE-M理論ブリーフィングを、半世紀の時を超えて眺めているような感があります。


[5427] よくできました 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/13(Sun) 10:20  

素晴らしい!
ようやく議論が噛み合いましたよ!
まさかこんな日が来るとは、当初は思っても居ませんでした(笑)。
がんばりましたね。同じ説明三回でここまで来れたのは優秀な方ですよ。

ご指摘は全く持ってその通りで、ここまでの段階で私は具体例を一つも示してません。
が、ここまで来れたなら、もう数式を使ってもいいでしょう。
ご存じのように旋回時にかかるGは「空気抵抗を無視するなら」

速度(V)×速度(V)/旋回半径/9.8=G

です。ここで、質量2%の差を考えるならご指摘の通り、7Gまで耐えられる場合と
6.86Gまでしか耐えられない場合を考えればいいわけです。
2%の負荷アリのFA-18と負荷なしのFA-18で比較するなら、両者は同じ程度の速度は出ます。
となると差が付くのは旋回半径です。

世界中のどこかにあるエネルギー機動性理論のサイトの解説によれば、
ライバルだったF-16が高度低下を招かない旋回ができる最適値は高度15000フィートでマッハ0.9前後。
すなわちざっと1150q/h、320m/sが両者の速度となります。
これで速度、Gは定められたので、差が付くのは旋回半径だけとなります。

面倒なので、計算結果だけを出してしまうなら、

7Gの場合は半径1492.7m、6.86Gの時は半径1523.2m。
その差は約30.5m。半径1492.7mに対して微々たるもの、に見えますが、
これはFA/18の機体幅11.43mの2.7倍もの幅で旋回中に外側にはじき出される事を意味します。
すなわち、両者の技量が同じなら、確実に鼻面を敵機に向けてロックオンできる幅です。

ちなみにこの時の旋回距離は全円周で4687m対4783m 、その差は約96m。
これも微々たる差に見えますが、320m/sの速度で回ってるのですから、1周約14秒で回るたびに、
96mずつ接近されてしまう事を意味します。ロックオンぎりぎりの距離で逃げてるなら確実に致命傷です。
そして、敵の方が旋回半径が小さい以上、確実にケツを取られてロックオンされるわけです。

そもそも現実には空気抵抗で速度が落ち、旋回半径も悪化するので事態はより悪くなるでしょう。

これだけの性能低下を招きながら、燃料も武装も速度も何も増えないデメリットだけです。
私がパイロットなら、とりあえず開発責任者を一発殴りに行きますね。

もちろん、今回の論点は「悪影響」の評価次第、主観が絡む部分ですから、
俺はそんなの気にしない、と主張されるなら、それはそれでありですけども、
私には十分な悪影響のように見えますね。


[5426] 重要なのは差の有無ではありませんよ 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/12(Sat) 21:15  

>ところがギリギリ400kg m/ss×9.8の力で持ち上げる場合、そこに浮いているのが限界で、

当たり前のことですね.どんなものにも限界があり,限界を僅かでも超えれば破綻します.そんなのは議論以前の問題ですね.

例えばF/A-18がその推力で7G機動で自重の240kg増で仮に破綻するとすれば,自重が増加しない状態で2%大きなGつまり7.14Gの機動で破綻するということです.

あるいは240kg増だとちょうど7Gで破綻するのならば2%小さなGつまり6.86Gまでの機動は破綻しないということです.

この0.14Gの差が戦闘機とパイロットにとっての運命を変えてしまう可能性は私も否定はしませんよ.

ですが同時にその0.14Gの限界Gの僅かな差で空戦の結末が違ってくるケースの比率がどれほど存在するのか?ということですよ.

言い換えれば限界Gでの0.14Gの差が実用的にどれほど重要かということです.

アナーキャさんが言ってるのは単に「ほら差が0ではないじゃないか」です.当たり前ですね.2%の自重増なのですから差があるに決まってます.

脳内でなく現実の戦闘機にとって重要なのは,その差が実際の戦闘でどれほどの差になるのかであって,0でない差が存在するか否かではありません.

アナーキャさんの議論は実際の戦闘での重要度を何も示せていません.私は2%の差は個々のパイロットの間の技量の差(パイロットの技量のバラツキ)よりもずっと小さいと判断するので,さほど重要でないと考えているのですよ.

最初から自重増という差があるのは明記されての議論ですから,差が0か否かなんて自明なことをわざわざ問題にされて「ほら0でない差がある」と延々と主張されても意味がありません.

なお「基礎から」ということに関しては稿を改めて議論しましょう.取り敢えず用語がどうたらと言いたいならば「速力」などという物理学やきちんとした工学では使わない変な用語(物理学や工学に明るくない素人がしばしば使用しているのは事実ですが)を使うのはアナーキャさんもお止めになることを老婆心ながらお勧めします.


[5425] デグー 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/12(Sat) 08:11  

まさふとさん、どうもです。
デグーの場合、さらに「友情の証のオシッコ」があるんですが、
最近はもう連中も慣れたもんで「はいはい、飼い主の手、飼い主の手」
という感じにイチイチ友情の証を残さなくなりました(笑)。
ウレシイような、さみしいような。


[5424] 手乗りデグー 投稿者:まさふと 投稿日:2020/12/11(Fri) 20:49  

可愛さ満点のトップページですなぁ
昔、座った状態でハムスターを腹に置き、胸によじ登ってくるのを楽しんだ記憶がよみがえります。
たまに手から腹に降ろす前に、コチラの胴体めがけてジャンプすることがあるのですが、
そのときは大抵、手にお土産が残ってます(笑)
当人(鼠)にとって楽しい遊びになっていたなら全て良しと思う次第(親バカ)


[5423] 基礎から 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/10(Thu) 22:23  

物理、数学というのは厳密な理論体系ですから、用語の統一は最低限のルールですよ…。

さてご本人様もおっしゃってるように先の数式で求められるのは無次元数です。
すなわち単なる荷重の倍率、比率です。
これは体重30sの花子さんが3sの荷物を持つと何%重くなりますか、
という話だけで、それ以外の情報は何一つ含まれてません。
ちなみに私が小学校で習ったときは、Δだδなどは出てこなかったと記憶しますが。

比率において2%である、これは以後どんだけ荷重が増えても2%の増加率のままで不変だ、
というのは最初から述べてる通りであり、すなわち、また同じことを説明しなきゃならんのか、という(笑)。

念のために確認しますが、ここで議論してるのは2%の重量増加が7G以上を掛ける高機動時に
どれだけ機体性能に悪影響を及ぼすか、です。
何度計算しても2%は2%だ、と言われても、それはそうでしょうという話なのです。


高機動時に機体をささえるのは力です。
よって高いGがかかる時の性能は力の大きさが主要因となります(厳密には力を生み出すエネルギー量)。
力の影響を考えるなら、それはベクトルの合成であり、当たり前ですが足し算引き算です。
…ここから説明となると、今回の議論がちゃんと成立してるのかとても不安ですが…

ここで400sの質量を持つ箱を考えます。
これを500s m/ss×9.8の力で垂直に持ち上げ続ける場合100の余剰がありますから、
そのまま地球引力圏を脱出、さらには太陽系の外までも飛んでゆけます。
当然、2%質量が増えたところで、痛くもかゆくもなく飛び去ってゆくでしょう。

ところがギリギリ400kg m/ss×9.8の力で持ち上げる場合、そこに浮いているのが限界で、
2%質量が増えればこれを支えきれなくなって落下します。すなわち墜落です。
これは力のベクトルの方向が少しずれただけでも同じことになります。

同様に7Gを超える限界荷重で機体を支えている戦闘機はそのギリギリの力で機体を支え、
機動を維持してるのですから、荷重が2%増えただけでも失速に直結する性能低下となってしまうのです。



[5422] 無題 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/10(Thu) 16:18  

失礼,加速度と言うべきでしたね.それが何か?

機体の自重Mや追加質量Δの単位は質量の単位,たとえば[kg]です.
ΔとMとの比δは当然ながら非負の無次元数です.
機体にかかる加速度の大きさ(絶対値)の単位はたとえば[m/s^2]です.
推力Fの単位は力の単位つまり[kg・m/s^2]ですよ.

推力重量比は無次元数です.ですが,機体が受ける空力的な力が同じであれば,一定推力のエンジンで生み出せる加速度は推力重量比に比例します.あるいは推力質量比にしてGを式に入れなければ推力質量比の単位は加速度の単位になりますよ.どちらの表現方法でも同じことです.

1−δは追加質量がある場合と無い場合との推力重量比という無次元数同士の比です.もちろんこれも無次元数です

ところでアナーキャさんも御自身が主張されている追加質量によって自重との比率でなくエンジン推力から追加質量(に加速度を乗じた値ですか?による)引き算が生ずる説明を具体的にして頂けませんかね?


[5421] そもそも 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/10(Thu) 02:36  

通行人の一人さん、私も長年生きてますが、加速率という力学用語は初めて見ました。
長生きしてみるものですね(笑)。
とは言え、正直申しあげて何の話をしているのかすら見当がつかないので、量の次元を単位で示してもらえますでしょうか。

また、一般的には二値の差分を意味するΔ記号と極小の差分を示すδを単独で使う意味も説明願えますか。
よく判りませんが、少なくとも無限の概念が必要には見えませんが。

言うまでもなく論者さんの脳内にしか存在しない幸せな力学は議論の対象になりえず、
これ以上は時間の無駄ですので、確認をお願いします。。


[5420] 無題 投稿者:LASTY 投稿日:2020/12/09(Wed) 23:27  

横槍を失礼。

> δ≡Δ/M

徒競走あるいは0-400ならばその通りかと思いますが、ホーネットという機体の果たすべき役割は、徒競走のそれよりも遥か手前か遥か先かのいずれかでは無いでしょうか。


[5419] Re:[5418] 引き算の問題か割り算の問題かの区別は本質的に重要ですよ 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/09(Wed) 22:46  

> 空気抵抗の問題を無視すると,自重Mで推力Fのエンジンを持つ機体の遠心加速度G(いわゆるジー)が掛かっている状況での加速率は

失礼,Gはベクトル量としての(機体の運動によって生じている)遠心加速度でなくそれと重力加速度とのベクトル和として定まる合成加速度ベクトルの絶対値(つまりベクトルの大きさ)です.


[5418] 引き算の問題か割り算の問題かの区別は本質的に重要ですよ 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/09(Wed) 22:40  

エンジンの推力に限度があるのは当然ですよ.そんなことは承知しています.

マンションにかかる消費税の喩えは全く比喩になっていませんよ.何故ならば自分の手持ちのお金で消費税を払えるか否かは足し算・引き算の問題だからです.(アナーキャさんが買い物をされて預金口座から代金を振り込めばアナーキャさんの口座残高は振り込んだ額だけ減る,つまり引き算になる,ということですよ)

ですが一定の推力FのエンジンでMという質量を自重とする機体に対する加速がどうなるかとか,翼面積Aでの旋回性(は翼面荷重で決まるとして)がどうなるかは,以下に具体的な式で示す通り掛け算・割り算の問題であってお金の支払いのような足し算・引き算の問題ではありません.

空気抵抗の問題を無視すると,自重Mで推力Fのエンジンを持つ機体の遠心加速度G(いわゆるジー)が掛かっている状況での加速率は
・推力重量比 F/(M・G)
に比例します.(もちろん,M>0,F>0)

今,自重Mの機体に余分な質量Δが(空気抵抗など空力面には影響しない形で)追加されれば,追加された機体の加速率は
・推力重量比 F/{(M+Δ)・G} ・・・(1)
に比例します.

追加質量Δ>0が自重Mに比べて十分に小さい(Δ<<M),つまり,δをδ≡Δ/Mという比で定義する時,正数δが1に比べて十分に小さい(δ<<1)のであれば,式(1)は

F/{M・(1+δ)・G}≒{(F/(M・G)}・(1ーδ)

と変形できる(0<δ<<1の時は 1/(1+δ) ≒ 1ーδ であることに注意)ので,元の機体の加速率を1とすれば,追加質量Δを背負った新たな機体の加速率は1−δになる,つまり新しい機体の加速率は追加質量Δと自重Mとの比δに比例する形で低下します.

以上で見た通り,自重(重量でなく質量なのに自「重」とは変な用語法ですが,それはさておき)Mの機体に余分な質量Δが付加された場合(質量追加によって構造強化が必要になり更に質量が追加される場合には構造強化のための追加分もΔに含めて考える),加速率などの性能への影響はΔという絶対値ではなくそれとMとの比δ≡Δ/Mに依存することが分かります.

QED


[5417] いやいや 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/07(Mon) 20:39  

こういうサイトを運用していると同じ話を何度もするのは、まあ慣れてますが、またですか(笑)。

エンジン出力には限界があり、それは極めて低いという点を全く理解されてないように見受けられます。
機体荷重は2倍、3倍、最大9倍近くまで増えますが、エンジン出力の増加はその間0、まったく上がりません。
機体の運動性能を考えるのですから、機体を支えるエンジン出力に対する%で考えないと意味がないのです。

例えばお父さん、消費税分だけ支払って、と娘さんに頼まれてうっかり引き受けたとします。
100円の買い物で10%の消費税なら10円ですから私でもなんとか払えます。
が10億円のマンション買っちゃって1億円円払ってね、と言われても無理です。
どちらも10%の負担なんですけどね。

ジェット機のエンジン出力というのは私のフトコロ事情なみに貧乏でして、
旧式F/A-18の場合、わずか158kNに過ぎません。それに対して1Gの条件ですでに140kN以上の荷重が機体にはかかってます。
これがが2%増加し、さらに7倍、最悪9倍近くになる、というのはお父さんとしては払いきれない負担になりかねんのです。
分母となる荷重が最大9倍になるのに、分子となるエンジン出力は全く上昇しないのですから。
つまり機体の荷重で2%増加したなら、エンジン出力から見ると、
最大9Gまでとして18%近い負担増加につながります。
当たり前ですが、機体本体の過重負担増加はそんなもんじゃすみません。
まあ、無茶でしょう。

お父さんではなく航空機の場合、払いきれなければ、それは失速に直結しますからその影響は深刻です。

あと、加速運動以外のGってのはこの大宇宙に存在しないように思いますが…
重力加速度ではなく、ゴキブリとかゴジラとかの隠語なら別ですけども。


[5416] Re:[5415] [5412] 力学の基本 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/07(Mon) 19:33  

> 重要なのはペナルティ質量が全体の質量に対する比率ですよ.その比率が小さければペナルティ質量の有無は機体の性能にとって大きな差は生じません.

端的に言えば,追加物の質量が自重の2%弱ならば追加物が特別に大きな空気抵抗を生み出すのでない限り,同一のエンジンによる加速性の低下は追加物がない場合に対して2%弱の低下なのですよ.

それは加速以外の様々なGを生ずる機動に関する性能低下についても同様です.


[5415] Re:[5412] 力学の基本 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/07(Mon) 18:52  

> いやいや(笑)
> アフターバーナーに点火しても約79×2=約158kNの出力しかない非力なエンジンに対して
> 約16.7kNの負荷をさらに加えるわけですから、エンジン出力の10%に匹敵する出力を食いつぶす負担増加になります。

だから質量240kgがそれだけの負担になる時のGだと機体全体ではどれだけの負担だと理解していますか?という話なのですよ.

重要なのはペナルティ質量が全体の質量に対する比率ですよ.その比率が小さければペナルティ質量の有無は機体の性能にとって大きな差は生じません.


[5414] 北の都 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/07(Mon) 08:19  

うどんさん、ご期待に沿えるようにがんばります…
東北大と戦争の関係もいろいろ興味深いんですが、今回は触れませぬ。
が、すみません、この後はちょっと桶狭間とデグーで、次の掲載は年明けからになりそうです。


[5413] 仙台 投稿者:うどん 投稿日:2020/12/06(Sun) 21:02  

僕の地元の記事、新鮮な情報に感じられて面白すぎ これから更にディープな街解説になっていきそうで期待です。
ずっと大昔も街道筋に超巨木が並んでたらしいんですが、根っこから航空燃料を作るため全部伐採したので、それを復興したい思いもあって杜の都に作ったのかも。石炭が大昔からとれてたんですが幕末までエネルギー革命に至らず、高級な火鉢の灰や松島土産の彫刻の素材に(笑)



[5412] 力学の基本 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/05(Sat) 19:19  

いやいや(笑)
アフターバーナーに点火しても約79×2=約158kNの出力しかない非力なエンジンに対して
約16.7kNの負荷をさらに加えるわけですから、エンジン出力の10%に匹敵する出力を食いつぶす負担増加になります。
十分高速時なら必要な揚力が得られて問題ないのですが、重ければ重いほど、速攻で速度を失う事も意味するのです。
この点、ただでさえ重くてエンジンが非力なホーネットにとって100s単位の重量増加は一定の悪影響を及ぼします。
高機動が前提の戦闘機というのは、1sでも軽くしたい、というのが基本なんですよ。それだけ武装や燃料も余計に積めますしね。

要するに高機動でGが高くなるほど機体にかかる負荷の力は正比例で増加するのに対し、
機体を支える力の源、エンジン出力は1Nですら増えない、というのが問題なのです。

ちなみに聞くところによると、世の中にはエネルギー機動性理論なるものがあるそうです。
この世界のどこかのサイトに詳しい解説があると聞いたことがあるので一度調べてみてはいかがでしょう。


[5411] Re:[5403] いろいろ 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/12/05(Sat) 18:01  

アナーキャさん,レス有難うございます.ところで

> ちなみに240sの重量増は4Gの旋回ですら約1トンの負担増を機体に与えます。7Gなら約1.7トン。
> ただでさえ重くて非力な旧式ホーネットにとっては結構な負担増加なのですよ。

負担の多寡や深刻度を論じる時に大きなGが掛かった時の重量増の数字を持ち出しても余り意味はありませんよ.

それを言い出せば通常の状態で13トン弱のF/A-18Aの自重は4Gでは50トンを超えますし,7Gだとレガシーホーネットは自重だけで90トン近いのですから.

負担の深刻さを論じる上で重要なのは追加せねばならない重量が自重なり戦闘時重量なり最大離陸重量なりに対してどの程度の比率であるかです.機動で生ずるGが追加重量だけに掛かるのではないのですから.

あるいは頻繁に搭載する兵装の重量と追加重量との比較です.(つまり追加重量によって搭載できなくなる兵装がどの程度なのか,つまり追加重量によってその戦闘機が失う攻撃力がどの程度なのか,という視点からの評価です)

以上のように考えるならば,240キロの追加重量はF/A-18Aの自重13トン弱の2%弱,また兵装との比較ならば最もシンプルな500ポンド爆弾1発分強になります.

自重の2%弱のペナルティは全く無視できるレベルとは言えませんが大騒ぎするレベルでもありません.

最大離艦重量や最大着艦重量から生ずる制限によって搭載あるいはブリングバックできる兵装量が通常の対地用兵装の中でも最も小さいカテゴリに属する500ポンド爆弾1発分ならば対地・対艦攻撃機つまりA-18Aとしてのホーネットにとってはそれほど大問題とは思いません.但し,同じホーネットでも艦隊防空戦闘機や攻撃隊を掩護する制空戦闘機F-18Aとしては240キロのペナルティ重量はAIM-9の3発分ですから結構痛いかも知れません.




[5410] 幕府側 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/04(Fri) 09:48  

確かに1858年だと井伊直弼も含めて幕府側も大荒れでしたね。
その中でのドタバタだと、いろいろあって不思議なし、という感じがします。
余談ですが、堀田さんは佐倉が生んだ長嶋茂雄に次ぐ人材のはずなんですが、地元で人気ないんですよね…。
千葉県人として、長年の疑問の一つです。


[5409] 横浜開港前後 投稿者:くさの 投稿日:2020/12/04(Fri) 04:22  

この頃って情勢が急激に変化しています。外国人を隔離しよう
としたのは、少し後なんです。

まずハリスと交渉を行った時点での幕府を率いていたのは、老
中堀田正睦と松平忠固で、二人共積極開国派でした。交渉担当
者の岩瀬忠震は幕府一の積極開国派で、貿易の利益を持って軍
事力の強化を図ることを目指していました。開港地に横浜が選
ばれたのは、別に積極的な理由ではなく、大型船が停泊できる
場所で江戸に最も近い場所が横浜であったに過ぎません。なの
で、神奈川が近くにあったのも偶然なんです。岩瀬は横浜を軍
港にすることを考えていましたが、これは横須賀になりまし
た。

ハリスは居留地を「大きな出島にしない」ことを条件にしてい
ますし、実際に居留地ができた時点では、堀もなければ監視所
もなく、人の出入りは自由でした。ところが、条約が孝明天皇
の勅許を得られなかったことから、状況が大きく変わってしま
い、攘夷派が実力行使を初めます。開港間もない横浜でロシア
海軍の軍人が2人惨殺される事件発生し、その後も外国人に対
する襲撃が発生します。そこで居留地に堀と関所を設け、「関
内」と呼ばれるようになったのです。陸だけでなく、幕府海軍
は軍艦2隻を横浜に常駐させて警備を行っています。

ちなみに、堀田や岩瀬の計画では、関税収入は幕府が独占せ
ず、諸藩にも分配して貿易推進を図る予定でした。しかし勅許
を得られなかったことで両者は失脚、関税収入は全て幕府のも
のとなり、特に西南雄藩の恨みを買うことになります。



[5408] 神奈川と仙台 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/03(Thu) 19:45  

くさのさん、横浜を貿易地に選んだのは地元の人間と外国人の接触を避ける政治的理由と単純に思ってましたが、
狭くて物理的にどうしようもない、という面もあったんですか。

横浜の場合ほとんど埋め立てですから、これって実質的な新たな出島じゃん、と思ったんですが、領事館がその外にあった、
という事はそこまで閉じ込める気は無かったようですね。

ふっぢぃさん、感想どうもです。
町全体がきれいだな、という印象を受けたのは震災復興の面もあったんだろうなあ、とは感じました。
ただ1985年に訪問した司馬遼太郎さんが、地元大阪と比べてその街並みの美しさを称賛してますから、
昔から、何か気品のようなものがある街だったのだろうなあ、と思ってます。
今後、ご期待にそえるように努力いたしまする。


[5407] 仙台 投稿者:ふっぢぃ 投稿日:2020/12/03(Thu) 19:16  

いつも楽しく拝読しています。今回は私が20年間住んでいた仙台が舞台ということで、いっそうワクワクしながら読ませて頂いてます。

仙台は震災後に大量のカネとヒトが入り込み、街の様子が随分変わりました。アナーキャさんが速攻で退散した仙台駅東西自由通路などは震災後に大幅に拡充リニューアルしたものです。一時は国分町などは復興バブルの様相を呈していたと友人から聞いています(私個人は震災前に仙台から転居したので・・・)。

街中では確かに仙台弁はあまり聞かないかもしれませんねえ。特に若い人は使わないかもしれません。それでも「ジャス」(ジャージのこと)とか「いずい」(身体的にunconfortableなこと。地元民はいずいに該当する標準語はない、と主張する)は標準語だと信じている若者は今でも結構いそうですが。

これは個人的推測ですが、地下街が発展しないのは札幌ほどは寒くないことに加えて、ケヤキ並木の生育に悪影響を及ぼすという考えが市民に根強くあったからかもしれません。
地下鉄東西線を作る時も、青葉通のケヤキ並木を何本か伐採する必要があるとかないとかで政治問題になったりしてましたから・・・。


[5406] 無題 投稿者:くさの 投稿日:2020/12/03(Thu) 03:37  

東神奈川には昔叔父が住んでいたので、よく行きましたが、駅
前の高層マンションは40年くらい前からあった気がします。瑞
穂埠頭にはスターダストとポールスターというバーがあったの
ですが、調べてみたら今でもあるんですね。

神奈川が開港場にならなかったのは、土地の広さの問題みたい
です。もともと幕府は横浜の海岸部分を埋め立てて開港場を作
るつもりだったのですが、この造成の件をハリスに伝えてませ
ん。ひょっとすると、貿易開始に積極的な姿勢を見せると交渉
の足元を見られる、と考えたのかもですね。なのでハリスは横
浜はあまりに田舎なので、神奈川もということになり、幕府は
それを認めます。ところが現地調査をやってみると、土地が不
足していることがわかり、だったら横浜だけで良いのでは?と
いうことで神奈川には何もしませんでした。その間ハリスは香
港で休暇をとっていました。

英国領事オールコックは、ハリスが戻る1日前に来日している
のですが、ハリスから「横浜という漁村」と聞いていた場所が
立派な貿易地になっているのを見て驚いています。しかし戻っ
てきたハリスが、横浜だけで十分とは内心認めつつも、条約違
反と抗議すると息巻き、オールコックも同調します。結果とし
て、両国の領事館は神奈川に設立されることになるのですが、
商人は誰も神奈川には行かず、結局領事館も横浜に戻ることに
なります。まあ、このゴタゴタもあって、横浜居留地に新設さ
れた奉行所は横浜奉行所ではなく「神奈川奉行所」となってお
り、さらには必要とも思えない分所を神奈川近くに作ってま
す。



[5405] 常磐線 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/12/02(Wed) 02:29  

特急ひたち、4時間半の行程なんですが、意外に外を見てるだけでも飽きませんね。
ただいろいろ有って、ちょっと見ていて辛いなあ、というのが現状なんですが…


[5404] 常磐線 投稿者:NK 投稿日:2020/12/01(Tue) 22:02  

私も仙台に行くときは、新幹線も飽き飽きなので、所々
海が見える常磐線で行くことがあります。もともと常磐
線は、東北本線より勾配が少ないので、新幹線ができる
前は、仙台以北に行く特急が常磐線を使っていました。
双葉あたりでは地方の駅のホームによくある周辺の名所
案内に「原子力発電所」とありました…。


[5403] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/11/30(Mon) 18:01  

すぅさん、神奈川一帯、意外と高層マンション化していて驚きました。まあ、横浜駅もすぐそこですからね。
雉子川、おそらくキチンと管理はしてるんだろうな、とは思いましたが、
道を歩いていると水面が上なのがすぐ見える繁華街は他に知らないので衝撃的でした(笑)。

瑞穂埠頭、横浜市は返還前提でいろいろ計画を進めてますが、
トランプさんが居なくなったら、米軍、当面居座るんじゃないかなあ、と思ってます。

通行人の一人さん、いや、実際に当時の関係者から尾翼は単にF14とF15を真似ただけ、
そしてLERXの渦があんなに凄いとは誰も全く思ってなかったと明確な証言を得てるんですよ(笑)。
少なくとも害にはならんだろう、上手くゆけばラッキー程度の認識です。
設計段階で積極的に利用する意図は全くありませんでした。よってロクに試験もしなかったのです。

ちなみに240sの重量増は4Gの旋回ですら約1トンの負担増を機体に与えます。7Gなら約1.7トン。
ただでさえ重くて非力な旧式ホーネットにとっては結構な負担増加なのですよ。


[5402] 無題 投稿者:通行人の一人 投稿日:2020/11/30(Mon) 17:10  

アナーキャさん,解説有難うございます.

要するにノースロップのYF-17設計陣は設計中にLERXが渦流を生み出すという事実にもその渦流が垂直尾翼に当たり方向安定性強化の効果を生み出すであろう事にも気付いて恐らくは効果も多少は期待していたが,その渦流によって生ずるマイナスについては全然考えていなかった.そしてプラスとマイナスとをはっきりさせるための実機テスト(だけでなく恐らくはスケールモデルによる風洞テストなども含めて)をまともに行わなかったということですね.

それでF/A-18の主契約者のMDは地獄を見る羽目になったと.

>最初から狙ってやったなら、こんなヘマはしないでしょう。

狙うと言えるほどではないにしても,LERXの渦流が垂直尾翼に当たり垂直尾翼の働きにプラスになる効果は発見していたのだから多少はLERXの生み出す効果に期待はしてたんじゃありませんか? 

ただ,どういう理由か知りませんが(ひょっとしてYF-17はあくまでも単なる試作だから色々と調べるコストをかけるのは手抜いて,競争試作で勝利して量産発注を受けたらきちんと調べれば良いとでもノースロップの連中は思ってた???),YF-17で手を抜いたのは確かですね.

何故,YF-17でLERXのプラスの効果に気付きながら,それに関して様々なテストを行って調べなかったのか?という理由は,これはもうノースロップのYF-17の主任設計者にでも訊かない限り,誰にも分かりませんね.

まあF/A-18AのLERX fenceの240kgは新しいアイデアや技術が実用化されていく時にしばしば通らねばならない道の凸凹(試行錯誤)の一つと言うべきもので,240kg程度のデッドウェイトならば新アイデア実用化で遭遇する凸凹としては個人的には大騒ぎするほどのレベルではないと思います(そこは人によって異なる感想を抱くでしょうが).


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