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[3083] 日本語in日本語 投稿者:やまねこ 投稿日:2015/11/05(Thu) 09:35  

戦前までは口語と文語が併用されていたのも大きかったかもしれませんね。
口語→文語→暗号→解読→文語→口語
とか、プロセスが5つも6つもあれば意図がそのまま伝わるほうが奇跡に思えます(そのことが独断専行的な行動を許す余地にもなったのかもしれません)。「○○為さざるを得べからず」とか言われたらどうしましょう?

アナーキャさま
戦国時代とか、明治維新のドサクサとか、日清日露戦争とか戦いなれていないわけではなかったとは思うですが、満州事変の辺りからなんかおかしくなってきた(軍隊のお役所化)ような気がします。図上演習でサイコロ振って沈没判定が出てるのに裁定者が被害無しにしてしまったり、酷いのは沈没した船を復活させたりということがあったらしいので、この時点で現代の戦争に耐えられる軍隊ではなくなったのかもしれません。

それにしても翔鶴は魚雷4本で沈んだ。祥鳳は魚雷7本で沈んだ。だから祥鳳の方が頑丈だった、ということにはならないでしょうね、やっぱり。


[3082] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/03(Tue) 21:44  

くさのさん、戦隊、艦隊クラスの主計士官は東大、京大を始めとする帝大卒業生がずらりと並んでますから、
字だけでなく、内容ももう少し丁寧だと助かったのに、と思ったりしてます(笑)。

現場の命令系統に限って言えば、確かに電文による情報量の限界はあったと思います。
そういや、南軍は南北戦争中から暗号使ってますし、北軍はその解読も成功してたらしいですね。
どういった形式のものかはよくしりませんが。

五反田猫さん、モンゴル帝国の話をしております(笑)。
連中がユーラシアを横断してヨーロッパの東の端まで制覇するキッカケになった花刺子模(ホラムズ)による
モンゴル商人皆殺し事件の被害者は全員イスラム教徒の西アジア人だったようです。
そういった意味では他民族性もありましたが、軍隊は別で、
あくまで、百戸長、千戸長のモンゴル貴族で支配する世界でした。
よって軍の言語はモンゴル語以外はまずないでしょう。
イラン、イラクを蹂躙してしまった後は連中相手に多少、ペルシャ語、アラビア語がつかわれた可能性がありますが、
少なくとも、オゴタイの統治初期まで、軍隊に民族的多様性があったという資料を私は知りませんから、
おそらく枝葉の部分を除いて、モンゴル語利用は変わってないはずです。
というか、資料は世界でただ一つしかないわけですが(笑)。


[3081] モンゴル語 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/03(Tue) 17:48  

確かに言語学では日本語とモンゴル語はウラルアルタイ語でくくられていますね。ただし、元帝国の場合には、他国の文明も優れたものは、人間も含めて取り込んでしまうという国際性がありました。 これは大東亜共栄圏と言いながら多民族を見下していた某帝国との大きな違いと思います。この長所は言語の短所を補って余りあると思います。 言語の面では、同様に多言語を取り入れて統治を行いました。 この時代の戦争が、どのような言語で行われたのかは知りませんが、少なくとも表音文字が無かったモンゴル語の欠点を補う為に「パスパ文字」を発明し用いた事から言語的な欠点をシステムを改善しようとの意図は持っていたのでしょうね。

この文字は元帝国の消滅とともに使用率が無くなってゆきますが、某半島では焼肉文化とともに、これを元にした表音文字として定着します。 当然ながら、某国のウリジンな世界では最も進んだ「我が国の文字」だと言い張っておりますけれど(笑)


[3080] 戦闘詳報 投稿者:くさの 投稿日:2015/11/03(Tue) 09:17  

戦闘詳報は主計科の士官が書くわけなので、比較的字は上手
かったかもですね。「トラ・トラ・トラ」の1シーンで、マ
ーシャル参謀総長の手書き文書が読めずに苦労するというの
がありましたが、英語は類推が日本語よりさらに難しそうな
気がします。

あと、命令等が明確でないというのは言語のせいというより
は、通信容量が限られていることの方が大きいような。無電
でかつ暗号なわけで、どうしても文章を短くしてしまい、そ
れが不明瞭さを増すのではと思います。アメリカでも南北戦
争で電信が使われ始めるわけですが、やはり命令が明確でな
く敗北したというような例はあります。現在のように一瞬で
大量の情報を送れるわけではないのですからね。


[3079] 記録 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/02(Mon) 11:54  

それがボイドが言った現場への責任委譲によるOODAループの高速回転なんですが、
残念ながら、それを証明する資料は現存してません。
全て後世における推測でしかないのです。


[3078] モンゴル 投稿者:へまむし入道 投稿日:2015/11/02(Mon) 01:34  

モンゴルはみんなが遊牧や狩猟で様々な戦術を体で覚えており、明示的に指示しなくとも指揮官の意図をくみ取って行動できるっていう意見をどっかで読んだことあります。


[3077] 日本海軍 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/30(Fri) 21:45  

五反田猫さん、当時の日本の文化文明が全く近代戦争に向いてないのは確かです。
ただ、言語に要因を求めると日本語と全く同じ文章構造なのに(英語と違って単語の置き換えだけで翻訳ができる)
日本語以上に曖昧なモンゴル語、しかもさらに語彙が少なかった古代モンゴル語で
当時の文明世界の半分以上を支配してしまったチンギス・ハーン軍団のアホみたいな軍隊の強さの説明がつきませぬ(笑)。

すぅさん、戦闘詳報を読む限り比較的字が上手い人を選んで書いたのだろうな、と思うのですが、
やはりどうしても手書きの限界、ってのはありますね(笑)。
タイプライターがいかに偉大な発明だったか、が今回の資料調べて身に染みてよくわかりました…。



[3076] 2発目 投稿者:すぅ 投稿日:2015/10/30(Fri) 17:19  

なるほどです。ありがとうございます。完全に2発目を10と誤読してました。(2が10に見えてました。爆弾と(が重なって見えなくなってる様に勝手に頭の中で補完してた様です。手書きなので仕方ないところです。以前塾講師をしてた頃、採点で困ったことが多々ありましたが(小学生でしたのでなおさら)、これはそれに近いレベルでした…


[3075] 戦争に向かない民族 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/10/30(Fri) 15:25  

2次大戦の惨敗史を掘り下げるほどに、日本人は戦争に向かない民族ではと思います。

仕事で、技術文書の英訳をする事が多いですが、日本語では主語や目的語、所有格が言語概念として存在しませんから、原文をまず補ってやる必要があります。 この時点で日本文を作った人がいれば当人に確認できますが、いなければ文脈を考えて補う必要があります。 この作業無しで普通に会話が成り立って仕事が出来ているのだから、あいまいなままで物事が進んでいるのが日本の社会だと良く判ります。 その補足は、気配りなる特殊技術なのでしょう。 
戦争においては、相手に対する気配りなぞはできませんから、言語の欠陥が、そのまま命令の誤りになってしまいます。

この為、日本軍の近代化においては、軍隊語という独特の語法が出来て、兵隊もこれで教育されました。
例としては「敵らしきもの10隻見ゆ」です。 「敵らしき」とは、現時点では敵と思われるが確認が出来ていないという事であり船の種類も判っていないという事です。英語ならば助動詞:Shall,Will,Mayなどで、普通に確度の強さが表現されますが、日本語には無いので、このような普通に使わない言い回しとなりました。
日本語には、同音異義語も多く、そのような語は通信文には使わないように注意や訓練も必要です。

このように、自然な日本語が戦争に向かないから、特殊な言い方を軍隊語として訓練が必要だったという点でも、つくづく戦争に向かない民族なのだと思います。


[3074] 消える摩爆弾 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/30(Fri) 12:16  

合コンに行ったら一人だけメチャクチャかわいい子が居て相手は全員、彼女にロックオン、
というのがあの戦いにおける祥鳳の立ち位置ですからね…

祥鳳の戦闘詳報はカッコ、()が読みにくい、という妙な特徴がありまして、
前部エレベータ下にあるのが(2)で、前部エレベータ左のが(12)です。
見当たらないのは10発目でして、これは戦史叢書でも命中位置不明とわざわざ注意書きが入ってます。


[3073] 被弾数 投稿者:すぅ 投稿日:2015/10/30(Fri) 10:13  

祥鳳は凄まじい被弾数ですね。。。そして時間差を置いたらこれほど食らう前に沈んでしまいそうですから、よほど一気に攻撃を食らったのでしょうね。空母で単艦に近い状況で米軍の攻撃を一手に引き受けたのも原因ですよね。
ところで13発被弾した爆弾のうち2発目が見当たらないのですが、どうしちゃったのでしょうね。数え間違えでしょうか。。。


[3072] 戦う司令部 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/29(Thu) 13:55  

個人の資質は別として、結果だけ見れば南洋部隊司令部は戦力の分散、必要以上に手の込んだ展開
(その結果小さな錯誤でも簡単に全体の計画を破壊する)、
と間違っても褒められない作戦を次々と立ててますから、
少なくとも実戦部隊の司令部として有能とは言いかねるように思います。
どうもこの辺り、参謀連中でもまともな戦術教育を受けてないんじゃないか、という疑惑も…

珊瑚海の場合、そこに現場部隊の積極性の欠如とよくわからん錯誤が連発され、作戦全体が崩壊してます。

もっとも、アメリカ側が早くからその主戦場として設定していたソロモン周辺に、
極めて貧弱な装備で侵攻する事になった彼らには同情の余地があり、
この辺りは連合艦隊司令長官の責任という部分が大きいのですが。

珊瑚海だとアメリカ側もそれほど優秀ではないのですが、情報の正しい分析と、
とにかくシンプルな作戦目的と、積極化果敢に攻める、という精神でミッドウェイまで乗り切ってしまってます。
全て、終戦まで日本にはなかったものです。
(山口多聞という貴重な個人的例外はあったが。そういった意味で確かに二航戦なら歴史が変わっていた可能性はあります。)

ただし、この辺りは連合艦隊司令部も同じようなものなので、どうも日本海軍の根本が
そもそも戦争に向いてないという気もします(笑)。



[3071] カデクルは翔鶴(カケヅル)の訛りとか 投稿者:やまねこ 投稿日:2015/10/29(Thu) 10:29  

アナーキャさま

お返事ありがとうございます。
個人的には第四艦隊のスタッフについても資質的にはそんなには無能ではなかったと思います。矢野参謀長は後に兵学校に転出した井上提督と組んで兵学校の修業年限短縮案を潰してますし、祥鳳に船団直衛を指示した川井参謀も終戦直前の難しい時期に人事担当として海軍の舵取りに関わっています。
同情的な見方をすると、兵力の薄い箇所を狙って上陸できる大陸戦線とは趣の異なるウェーキのような攻守とも兵力が集中する小島での上陸戦や、珊瑚海のような空母同士の殴り合い等日本にとって初体験なことが多かったのが原因かな、と思います。実際タラワ・マキンでは逆に米軍が酷い目にあっておりますし。

また、戦力も借り物は仕方ないにせよ、支那方面艦隊で気心の知れた山口提督の二航戦を珊瑚海でも借りられたらどうだったかな、と思います。井上提督は筋を通すのに厳格だったと聞きますから、借用した五航戦には大変気を使っていたようです(作戦命令的には相当無茶振りしてますが)。省部互渉規定問題で因縁のある南雲提督からの借り物ということもある中で、中国で一緒に仕事をした山口提督であればもう少し活発な意思疎通が取れたのかな、と思います。その点太平洋組は仲良し同士で戦い抜いた米海軍との差が出たような気がします。

いずれも個人的な仮定(というか妄想)に過ぎませんけれども、この連載を通じて詳細を知るにつれ、自分の中でなんともやりきれない思いが膨らんでいくのが歯がゆいところです。


[3070] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/27(Tue) 23:51  

すぅさん、確かにその通りでして、戦車が無限軌道を破断されるのと同様に、
船の舵とスクリュー軸をやられると打つ手がない印象がありますね。
至近距離から撃つ航空魚雷なら、直撃ではなくとも、水圧(爆発時のプラス、収縮時のマイナス)
で艦底をゆがませてしまえば、それなりに影響はありそうですが、
それには艦底の下ドンピシャの位置で爆発する魚雷が必要で、やはりこれはこれで大変そうか…

猫が好きさん、情報どうもです。
あ、バス停あるにはあったんですね。全く気が付いてませんでした。
デイトンのダウンタウンとバス、そんなにヒドイですか(笑)…
私が滞在した地域は平和な田舎町、という感じでしたが、次回訪問も、
同じ地域で滞在した方がよさそうですね。



[3069] デイトンのバス事情について 投稿者:猫が好き 投稿日:2015/10/27(Tue) 11:21  

ご無沙汰しています。
猫が好きです。
珊瑚で盛り上がっているところ、全然関係ない話題で恐縮です。
20008年のアメリカ空軍博物館旅行記を再読させて頂いた
ところ、気になる点がありましたので。
「空港とダウンタウン、ダウンタウンから博物館迄バスの便が
ある筈だがバス停を見かけなかった」旨の記載がありましたが、レンタカーに乗っていたら多分判る筈はありません。
デイトンのバス停は1本の棒です。そこに小さく番号が書いて
あるだけ。
時刻表すらありません。時刻表が無いのは、どうせそんなもの
付けても守れっこ無いのだから付けない方が却って親切と考えているとしか思えません。
2005年、NYとワシントンDCに行っただけで、アメリカ旅行に慣れたと思った愚かな私がデイトンにレンタカー無しで
トライした悪夢を思い出しました。
NY、ワシントンDC、サンフランシスコ等が例外中の例外で
大抵のアメリカの田舎では公共交通機関は発達しておらず、バスは中古車も買えない貧困層の為に仕方なく運行させているものだと身を以て知りました。
アメリカの都市の安全度、危険度ランキングを発表しているモーガン・クイットノー社の資料でもデイトンは危険度上位の
常連で2005年はワースト17位だった訳で、ダウンタウン
は泊まるだけで危険、ましてやバス等以ての外だった訳です。
空軍博物館は最高でしたが他は最悪。
アナーキャ様は再訪も考えておられる様ですが、その場合は
絶対にレンタカー、宿泊は郊外、にすべきです。
旅慣れて居られるので大丈夫だと思いますが、何となくアメリカでのレンタカー運転を忌避されている雰囲気を感じたので、
お節介とは思いつつ、こんな投稿を書いてしまいました。
何の面白みも無い投稿ですが自分の経験からついつい・・。
御参考迄。


[3068] 急所 投稿者:すぅ 投稿日:2015/10/27(Tue) 11:09  

船舶では舵やスクリューはかなり急所ですよね。舵が効かなければ速力が出ても、進路の予測が容易になりますし、プロペラシャフトをやられてしまえば、機関部までダメージを負うこともあります。ついでに二軸の片方がやられると、これまた常に当て舵が必要になるので、速力が落ちるのと共に、舵が片方には効きにくいことにもなり、やはり進路の予測が容易になります。なので、最初にここをやられてしまうと、その後の集中砲火がくらい易くなりますね。
もっとも狙ってここを打ち抜くのは無理ですけれども。
空母の場合、戦闘力を奪うという意味では飛行甲板に穴をあけちゃえばおしまいですが、艦の生存性を奪う意味では舵やプロペラシャフトへの打撃は相当痛手です。。。


[3067] 魚雷 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/25(Sun) 13:02  

海軍のジェーン年鑑ではなく、ジェーン社の海軍年鑑なんですよ(笑)。
そもそも、これは意訳で、英語ではJane's Fighting Shipsです。

リンク先のページは私も読んでおりますが、どこにも敵艦の正確な大きさを知る必要がある、
とは出てきてないと思いますが…
日米ともに、おおよその大きさで判断してる、というのは共通です。


[3066] 公式ではなく 投稿者:りんどう 投稿日:2015/10/25(Sun) 11:45  

海軍のジェーン年鑑は公式じゃないんですね。失礼しました。
32000トン空母とか尤もらしく載っているのを信じていたのかと思っていました。

魚雷発射前の測距というのはアメリカと日本で違ったのですね。
http://senri.warbirds.jp/23ura/32/32.html

こちらを見ていた記憶からか、艦影の何倍位置を狙うように照準をセットするのだと思っていた為、影響があると考えていました。
速度の推定は旧海軍の方から波の波長を船の長さがおおよそわかっていれば逆算できるのだと教わったのですが、やり方はいろいろあるのですね。


[3065] 空母 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/24(Sat) 22:12  

くさのさん、ありましたねえ、ヒラヌマ(笑)。
カデクルってのは知らなかったんですが、何語なんでしょうね…。

りんどうさん、私はアメリカ海軍の公式文章の中で、RYUKAKUが翔鶴型三番艦である、と書かれてるのを見たことがないのですが…。

航空魚雷を撃つのに、相手のサイズの情報はおおまかで十分です。
実際、アメリカ海軍の1945年版航空魚雷発射早見表には目標サイズは400ヤードか600ヤードの二択しかありません。
距離を知りたいなら、自機の高度と目標が水平位置から何度下に見えてるかを測れば、
後は三角関数で簡単に出ますから。


[3064] 龍鶴 投稿者:りんどう 投稿日:2015/10/24(Sat) 12:10  

龍鶴は翔鶴型空母三番艦として米海軍側でリストされていましたが、これまで、米軍の魚雷発射点が遠いのは翔鶴サイズの大きさだと考えて照準していたからではないかと考えていたのですが。
魚雷の照準で距離を見間違えていたらまず大外れになるはずですから、米軍は上空で正しいサイズを測定できたんでしょうか?
長さと波の比率で速度も算定していたので、誤算が重なって当たったのかもしれませんが。


[3063] カデクル 投稿者:くさの 投稿日:2015/10/24(Sat) 07:49  

翔鶴が何故か米国では「カデクル」という名前で伝わったと
いう話は知っていましたが、龍鶴という空母は初めて知りま
した。それでも一応撃沈はしているので、戦艦「ヒラヤマ」
よりまマシでしょうが。


[3062] 名前が読み難いあの人 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/23(Fri) 23:42  

やまねこさん、初めまして。
重慶爆撃の評価は、まあ、その、なんというか…な部分ありますが、
井上さんがキレものなのは間違いなく、開戦直後のウェークから珊瑚海まで、
なんでこんな無様な事に、という疑問は個人的にも感じてます。
部下に恵まれてない、常に主戦力は借り物、といった気の毒な部分もあるんですが、どうにもよくわかりませぬ。

ただし井上さんについてはそれほど詳しく調べたことが無いので、
OODAループの実例としてどんなものか、については申し訳ないですがちょっと判断がつきませぬ。


[3061] 初めまして 投稿者:やまねこ 投稿日:2015/10/23(Fri) 11:31  

こんにちは。やまねこと申します。
たまたま買った食玩のおまけがA-10攻撃機で調べていくうちにこちらのサイトに出会いました。また盛岡に住んでいたこともあって、米内提督について調べる機会があり、その関連で井上提督についても触れることがありました。今回の珊瑚海シリーズで井上提督が出てきて嬉しい驚きを覚えております。

その井上提督についてですが、やはり「私は戦が下手なので」という本人の言葉は額面どおりに受け取ってはいけないような気がします。支那方面艦隊参謀長時代には重慶爆撃を指揮して蒋介石政府を崩壊寸前まで追い込んでますし(最後の最後で航空部隊を引き抜かれて尻切れトンボに)、航空本部長時代には「新軍備計画論」を起こして、結果として正確な未来予測しています。横須賀鎮守府参謀長になる際には、もう一つのポストの候補として第三航空戦隊司令官があったらしいので、ここで空母部隊(水上機母艦が基幹なのでちょっと微妙ですが)の指揮経験を積んいたらもう少し別の展開があったかもしれません(226事件が成功してその後の日本がよりカオスになるという可能性もありますが)。

本人は戦下手の一言で済ませていますが、いろいろ腹のうちではもやもやと割り切れないことがあったんだろうなあ、としみじみと思いながら珊瑚海シリーズを読み進めております。今後も楽しみしております。がんばってください。

あと、こちらのOODAループシリーズを読んだ後で阿川氏の「井上成美」の226事件や終戦工作の辺りを読み返してみると、別の側面が見えてきてとても面白かったです。井上提督は行政面ではかなりのOODAループの使い手に見えるのですが、どう思われますか。お忙しいところとは思いますが、ちょっとお尋ねしてみたい点ではあります。


[3060] ちゃんと読んでる人も居る事を信じて 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/21(Wed) 18:08  

では、そういう事で。


[3059] 不十分な質問で失礼しました。 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/10/21(Wed) 08:41  

アナーキャさま
敗因分析という興味深い話題と、着眼点の素晴らしさで、つい急いでしまいました。文章はとても判り易いですし、それだから余計にツッコミを入れたくなりました。

まだまだ、お話が続くと思いますので、それを楽しみにしております。 それでも不明点や意見があれば、質問致します。


[3058] とりあえず 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/20(Tue) 23:03  

まあ、私の書いた解説が、よほど理解しにくい文章だったのだなあ、
と、反省材料にさせていただきましょう(笑)。
書かれてる内容を理解できるか否かは読み手の権利であり、正誤の問題の範囲外でしょうから。


[3057] お片付けは大変 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/10/20(Tue) 12:47  

アナーキャさま

風防のお話有難うございます、なるほど発艦時での開放は必須ですね。 カメラマンにピースしたかったのではないと良く判りました。(笑)

祥鳳については説明不足で済みません、但しお書きになったものを読んでいない訳ではありません。 お書きになった記事からでも、収容と魚雷の準備に手間取っている内に、攻撃を受けてしまったという状況は十分にありえると思います。もちろん、それは下手をうったという点では当然なのですけれど。

ご指摘の8:30(記事時間)の攻撃命令から、残存機で準備はしていたのでしょう。 但し、すでに発進した艦戦4、艦攻1(2機説もあったと思いますがソ−ス忘れ)の5機を合わせて発進と考えれば、この着艦を待つ必要があります。
この機体の収容は、タイミングが悪いとかなり手間取ると思います。 甲板には駐機場がありませんから、もし甲板に残った機体があれば、まずこれを片付けてから収容になります。 収容中は魚雷の取り付け&調整はできませんので、収容後 戦闘機をスクランブルできるように甲板に上げて、艦内で魚雷の調整をしていれば、すぐに2時間くらいかかりそうな気がします。もちろん、着陸、整備、発艦の統制が出来て、手順が良ければ、攻撃隊を出せた事は否定できません。

しかし、実際には、初めての空母同士の決戦で、お互い経験不足。これから、直衛の戦闘機をだそうとしたら、攻撃を受け回避をしていれば、さらに魚雷の準備は滞ります。(記事時間で11:00頃) この攻撃の合間を見て、何とか3機戦闘機を上げたというのが精いっぱいだったように思います。

終わってみれば、発艦は収容のタイミングも考えてやらないと、次の攻撃に差支える事も判りますし、魚雷の積んだ艦攻のタイミングは、非常にクリティカルなのだと判ります。
とはいえ、この時はこの時で、精いっぱいだったような気もします。 とはいえ、ここでの「発艦/収容のタイムマネージメントが勝利への道」という体験をを活かせなかったのは痛いですね。 



[3056] 個人の自由 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/20(Tue) 11:27  

そこら辺りは何の資料も残ってないので、どう考えるかは個人の自由ですね。

ただ2点目に関しては、それは北西の空母機動部隊に対しても同条件ですから、同じことです。
そして最後まで(当たり前ですが)索敵機から敵攻撃隊発艦の報告は入ってないのです。
さらに彼らの仕事は自分たちの身の安全を維持する事ではなく、ポートモレスビー攻略隊を
敵の航空攻撃から守る事でした。
南の空母からは、逆立ちしたってポートモレスビー攻略部隊には攻撃機が届きません。
この機動部隊のはっきりしない戦略目的という悪癖はミッドウェイで繰り返される事になります。


[3055] お礼と追加の感想 投稿者:りので 投稿日:2015/10/20(Tue) 09:47  

MO機動部隊が無線封鎖をしていなかったことと,それにもかかわらずアメリカ艦隊に発見されなかったことをお教えいただき,有難うございます.
ひょっとすると,これで日本海軍は「機動部隊が発信し放題でも,敵は機動部隊の位置を特定する能力をもっていない」という悪い学習をしてしまったのかもしれませんね(日本海軍もできなかったのかもしれませんが).
敵の弱点を知ることは重要ですが,相手も学習するのですから,今回の弱点が次回も弱点のままと思うのは危険ですね.


1時間38分間は想像するしかないということなので,僭越ながら勝手に想像してみました.
祥鳳個艦の問題(低練度あるいは何かの事故・故障)ではなく,MO主隊の命令が動揺していたのではないでしょうか.
主隊は攻撃準備命令を出してから祥鳳が攻撃準備を整えるのを1時間半じっと待っていたのではなく,新たな情報が入るたびに命令を変更した(たとえば,艦攻をMO機動部隊の攻撃の応援に出して戦闘機でMO主隊の防空と命令を出したら,MO機動部隊が別の艦隊の攻撃に向かっていることを知って戦闘機の護衛をつけて攻撃と命じたけれども,間にあいそうもないと分かって全機滞空を命じたとか)ので祥鳳が対応しきれなくなったのではと感じました.


MO機動部隊が南の敵に向かっていた攻撃隊を呼び戻して新たに発見された北の敵の攻撃に向かわせなかったことですが,南の敵に空母がいると認識しているのであれば,南の敵も放っておけないでしょう.
南の敵が何も攻撃してこなければ北の敵を絶好時に襲撃できるとしても,南の敵も攻撃隊を準備して索敵機からの敵空母発見の報告を待っているのかもしれません.
魚雷や爆弾を無駄に失うのはよいとしても,最悪の場合,攻撃隊を呼び戻したとたんに発見され,直ちに南の敵空母から攻撃を指向されるかもしれません.
北の敵は主隊の攻撃に向かいそう(それを防ぐのはもう手遅れ)ですから,南の空母を速やかに攻撃して(撃沈できないまでも)攻撃能力を奪うか制限して,それから北の敵に向かうというのは,それほど不合理な意思決定にも思えないのですが,いかがでしょう.


[3054] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/10/19(Mon) 23:08  

ささきさん、情報どうもです。
艦載機も索敵時に爆弾抱えてるケースがありますか。
アメリカの場合、カタリナは必ずと言っていいほど爆装で飛ばし、
燃料が切れると、これを目標に投下して飛び去る、というイヤガラセをよくやってますが(笑)、
単発機にまでというのはよほど丸腰が嫌だったのか…。

りのでさん、初めまして。
その通りでして、実はMO機動部隊は最初から無線封鎖をやっておらず、
海戦前からやりたい放題、という通信を行ってます。
他の艦隊の電波であふれてるので大丈夫と考えたのか、アメリカをナメ切っていたのか、
単に知恵が足りないのか、私にはわかりませんが…。
それでもアメリカ側は7日の夕方の大混乱まで、その存在を発見できてなかったのも事実だったりします。

五反田猫さん、お手数ですが、もう一度記事を読んでみてください(笑)。
SBDの風防を開けてる理由はよくわかりませんが、索敵機なら視界の確保が目的だと思います。
あと離着艦時は、基本的に全ての艦載機が開けてますが、これは事故となったら機体が沈む前に速攻で逃げ出すためですね。


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