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3099
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お安い
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/10(Tue) 22:55
私の場合、後は東京タワーと八景島くらいしか行ったことがないので気が付きませんでしたが、
言われてみれば、あれだけ見れてあの値段はお得ですね。
というか、あれだけのトロと中トロが生きて泳いでるのを見ただけで満足です(笑)。
ペンギンはやる気がありませんでしたが…
すみだ水族館、ダメですか(笑)。
以前、一度行こうとしたら行列がすごくてあきらめたんですが、正解だったのか
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3098
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葛西臨海水族園
投稿者:
すぅ
投稿日:2015/11/10(Tue) 09:59
葛西は良い水族館ですよねぇ。水族館好きとしては関東では随一の水族館だと思いますし、コスパも含めると圧倒的です。通常の水族館は私立で3,000-2,000円、公営でも2,000-1,000円の入館料を取りますが、いまだに大人700円の入館料は圧倒的です。主に金食い虫のイルカ・海獣類がいないことが要因ですかね。展示の方法や展示物も悪くなく、個人的にはお気に入りだったりします。
一方、お隣(?)のすみだ水族館は私が知ってる中では最悪の水族館ですね。あーゆー水族館に曲がりなりにも博物館であることを名乗ってほしくないなぁと思ったりします。もっとも関東には本当に博物館として考えてるのか?と疑問に思う水族館もたくさんあるのですが。。。
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3097
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誤解
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/09(Mon) 11:13
了解です。
ただ、相互の主観の相違を超えて正誤の判定を行うのが論理的議論ですから、
論理的な解答を期待しておりました。
“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います”
という文章の意味を主観の差に求めるなら、正直、この手の倫理的文章を書かれるのは無理があります。
軍事は各国の文化、文明の一部であり一体であり分離して考えられない、
というのは私自身が指摘してますが、それを認めるのであるなら軍事の分野に話を限定する理由は何もありません。
近代日本語の全体論をやるのに同意しながら、最初に範囲を限定し各論で検討したいというのは明らかな矛盾です。
とりあえず、これ以上は無意味という点では同意しますが、以後、主観に帰結を求めるような持論の展開は
なるべく控えていただけると助かります。
それなら何でもありとなってしまい、最初からオレの理論に間違いなしという結論が出てる以上、議論は無意味です。
それに付き合わされる方は正直、疲れるばかりとなります。
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3096
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どうも失礼しました
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/09(Mon) 09:16
どうもお話がかみ合いませんので、これで終わりといたします。
私自身は、自身の論理は一貫しているつもりで、軍事の分野でも日本語という特徴から逃れえないという事を改めてお話して、軍事の分野を語る事でも日本語の特徴は見えるのは当然という前提でおりました。 ですから、議論の範囲(時代と分野)を限定しているだけで、軍事と文化を切り離すという事は一度足りとも言ったつもりはありません。
とはいえお互い別の人格ですから、相互に考え違いや誤解はあるものと思いますから、とりあえずはそのような意図は全くない点は記載させて頂きます。
議論については、打ち切りに致します。 大変失礼しました。
新しい記事、大変参考になりました。 航跡図のように位置関係が見えると判るものがありますね。 力作に感謝します。
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3095
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論点
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/09(Mon) 01:20
ここ数回の私の発言は、以下の矛盾点を問うてるのであり、
五反田猫さんの日本語論を尋ねてるのではありません。
まず日本語における軍事と他の分野の文化的な背景の密接な関連性につき
“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います”
と、両者の分離を前提とする発言をされております。
そして、それを分離するのは無理があるよ、という指摘に対し
“私は両者を切り離したつもりはありません。”
と答えられた段階で、既に論理的な議論は破綻しております。
最初の発言はABは分離せねばならぬ、という論旨であり、
次の発言は、私はABを分離せねばならぬと言ってない、という論旨です。
この点において、私には論理的な議論が成立できる余地が見出せませぬ。
この矛盾点を問うてるのです。
明確に正誤の判定が付く問題として今回のお話を続けておりますが、
正当な議論における大前提、論理的破綻の無い説明が正しい、という条件を無視する、という事であるなら、
残念ながら当掲示板での議論の対象外とさせてもらう事になります。
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3094
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日本語の特殊性
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/09(Mon) 00:12
モンゴル帝国が関係ないならば、整理して書く事が出来ます。
日本語の特徴である漢字仮名交じり文という特殊性は、別に軍事に限らず、あらゆる分野で同じです。
この困った点は、漢字で書かれた単語や文章の読みが一意的に決まらない事です。つまり記載された漢字に対して複数の読み方が存在する点です。更に同じ音を表現するのに、複数の文字が存在します。表意文字である漢字に加え、表音文字としての漢字、その符号化された仮名、そして近代では、一応 標準化された平仮名と片カナです。
このように、文字に対して音が一意に決まらず、同じ音に対しても複数の表記が存在するのは、非常に特殊な言語と思います。
もう一つの特殊性は、膠着語の性質として、文章が最期まで読まないと判らない点です。
加えて、主語や目的語の省略がしばしばおこる事です。
少なくとも、自然な会話や、文章では、このような事が起きます。
このため、軍隊では、主語、目的語が省略されないような、言い方や報告、また固定の方にはめた言い回し、例として「敵らしきもの2隻見ゆ」を作り、教育をしました。 これが、私が前にいった「軍隊語」なるものです。
このような自然な話し方、書き方から離れた特殊な言い回しをせざるを得なかった事を、日本語は戦争に向いていないという表現をしました。これが私の一環した論理です。
表記の問題に対しては、アルファベットにしてしまえという議論が、明治と敗戦後に出て、かなり真剣に議論されています。
後者の問題については、法律文書なども特殊な言い回しになっておりますが。結局 専門家の間だけの言葉なのです。
仰る通りに、言語は文化とお互いに強く影響しあっており、この点は私も全く異論はありません。
結局、軍事や法律のような曖昧さを否定しなければいけない世界では特殊な言葉が存在するが、自然語としての日本語は、曖昧さ(読みでも、論理面でも)を残したままなのです。 これは近代化しようが、変わっていないと私は考えます。
だから、英訳をする時に、技術者が書いた論文でも、補足が必要なのです。 このような曖昧さも、戦争には向いていないのだと思うのです。
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3093
]
いずれにせよ
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/08(Sun) 23:05
当時の軍の日本語というのは、明治期以降のすべての日本語の一部である、
という話ですから、今回の論点にモンゴル帝国は微塵も関係ありませんよ。
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3092
]
うーん
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/08(Sun) 21:48
そういう事ですかぁ。
もともとの記事が珊瑚海の海戦で、それに関連して当時の日本語が戦争に向いていないというお話を始めたつもりです。
そこで、モンゴル帝国という壮大なお話になってしまったので、そういう壮大なお話のつもりはないという事です。
いづれにせよ、お互いの見ているものが違っていたのが判ったので、それでかみ合わない点は理解しました。
これからの記事を楽しみに読まさせて頂きます。
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3091
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と書かれてますが
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/07(Sat) 11:22
“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います。”
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3090
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不明な部分
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/07(Sat) 06:48
アナーキャさま
お話の「両者を切り離して考える、という段階で間違いです。」の意味が分かりませぬ。
私は両者を切り離したつもりはありません。
むしろ、日本語の漢字仮名交じりという構造(話し言葉も同じ)が、単純明快なコミュニュケーションに向いていないと言い続けているつもりです。 判りにくい文章な点はご容赦を(笑)
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3089
]
いろいろ
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/06(Fri) 22:28
くさのさん、文章の場合、文語と同時に草書による手書き文字、という難易度が加わるように思います。
大戦中のアメリカ軍は、押収した日本側の日記を片っ端から読んでるのですが、
草書文字の日記は日系2世でも読めなかった、という話を見たことがあります。
イスラエルの話は初めてしりましたが、なるほど言われてみればそうですね。
となると科学用語としての共通語として生きながら得て来たラテン語はある意味スゴイ気がします。
五反田猫さん、あらゆる軍事はその国家の文化的、文明的背景の影響下にあります。
モルトケのドイツ軍のシステムはインドやジンバブエでは成立しえませぬ。
両者を切り離して考える、という段階で間違いです。
無線による送信情報量の限界、という点はおっしゃる通りだと思いますが、
日本の暗号はあらゆる地名、艦名を単純なアルファベット数文字表記にしてましたし、
基本的な命令文も同じような工夫をしてます。
文字数の削減と内容の単純化、という点の努力は意外にやってるのです。
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3088
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言語の近代化と、無線インフラ
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/06(Fri) 22:12
アナーキャさん
なるほど、仰る通り江戸末からの近代化で、おおきく変わったのは軍事に限りませんね。口語の世界でも、標準語が導入されまして、これも地域に限らずどこに行っても話ができる状況になりました。学問の分野でも、言葉が大きく変わったのは仰る通りです。ただ今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います。
現在のネタは、太平洋戦争ですから、とりあえず時代を昭和のはじめに絞って考えたいと思います。 また比較の対象としては、戦争相手であるアメリカと中国を考えてみたいと思います。
軍隊の資料とは、日記や電文、はては手紙などで、どのような言葉が使われているか判ります。
私が、軍事関係の原文資料(メモや伝単など)を見て、一番違和感を覚えるのは片カナ書きです。一方で当時の普通の手紙は、漢字かな交じりです。
なぜ軍事分野で片カナ書きが用いられたかと考えれば、日本語故の理由;漢字かな交じり文だからです。
仮名文字は、特に手書きならば、困った事に仮名字母が漢字である事から、同じ音に対して複数の表記が存在します。
特に草書体、変体仮名では、漢字で読むのか仮名で読むのか不明、濁点の有無で意味が変わる、句読点による区切り場所に意味がかわる。
片カナ書きを用いたのは、ひら仮名の問題を回避し、一意的に読める文字として選択されたのだと思います。
また、当時の電信技術では、漢字は送れませんので、当然に 平文を片カナにして電信で送り、受信側がこれを漢字仮名交じり文として平文に戻しました。
(または片カナのままで読んだ) 当然に、送られる文書は、一般の自然語とは異なる軍隊固有の言い回しになっております。
米国人で日本語を学んでいる人に、この片カナ文を見せましたが、理解するのに非常に時間がかかるか、誤訳をしました。
一方で、英語には、漢字仮名交じり問題はありませんので、基本的にアルファベット+数字(34文字程度)です。
米国の電文記録などを見ても、特に英語の専門家でもない私でも普通に理解することができます。
これは、日本語の片カナ文が、一般的な日本語として読めない事と大きな違いです。
なぜ、これがおこるかと言えば、当時のモールス信号でトンツーと送るならば、伝送できる時間単位の情報量が少ないからです。
アナーキャさんは、黎明期からのパソコンをご存じですから、これに例えると良くお分かりと思います。
初期のパソコンは、片カナ文字が表示出来れば万歳。 漢字が扱えるのは高級機、しかも一文字は16×16ドットという嘘漢字。
これが、処理能力も、伝送量も増える事で、自然な日本語を、今では扱えるようになりました。
一方で、英語情報は、初期のパソコンでも、何ら問題なく、処理も表示も、印刷もできました。
戦争していた時代には、残念ながら無線伝送できる情報が限られた為、数百km離れた距離(航空戦の間合い)で、本来 自然な日本語文を送る事も、音声を送る事もできませんでした。
これはアメリカの無線は、もう少しましですが、それ以上に言語構成としては、アルファベット+数字程度ですから自然語に近い文章が送れた。
一方で、日本語は、本来自然語は無理、軍隊固有の言い回しを作って、片カナをかろうじて送れる。
このような、当時の貧弱な無線伝送の中で、扱える言語情報の違いが、大きな差になったように思っております。
私の本業では、ユーザビリティ評価をやっていますが、自然な動きに反したユーザインタフェースは、エラーや誤り操作を生む事は当然と考えます。
このような平常とは異なる、片カナ文字で電文をやり取りしていた事は、飛行機と空母、艦隊間の連絡不足や誤りにつながったと考えています。
ご指摘のように、日本の近代化が、言語体系も含めて様々な進化した事は、仰る通りと思います。
しかし、戦争当時の、貧弱な無線インフラに載せられる情報量で、何とかなったのが英語、日本語は漢字仮名交じりという特殊な体系故に、
自然語を使えなかった事が大きな問題なのだと思います。長くなりまして済みません。
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3087
]
口語とか文語とか
投稿者:
くさの
投稿日:2015/11/06(Fri) 07:20
幕末に来日したアーネスト・サトウは日本語の口語は比較的
容易に習得できるが、幕府との正式交渉のための文語は難し
いと述べていますね。同時期にアレクサンダー・フォン・シ
ーボルト(シーボルトの息子)も英国公使館の通訳を務めて
いたのですが、通訳はできても翻訳は得意ではなかったよう
です。シーボルトは父に連れられて12歳で来日しているので
正規の高等教育を受けておらず、そのあたりが文語翻訳に熟
達出来なかった原因かもしれません。
幕末には歩兵操典のたぐいも翻訳がされており、ペリー来航
前の1850年にはハインリッヒ・フォン・ブラントの
Grundzüge der Taktik der drei Waffen (1833) が、高野長
英によって翻訳されています。その他にも幕府陸軍はいくつ
か軍事書を翻訳して訓練に使っています(残念ながら、戦列
歩兵時代の操典でミニエー銃以降の散兵戦術に対応したもの
ではなかったようですが)。私自身は翻訳本を見たことが無
いですが、幕末から明治にかけて軍事書の翻訳ががどのよう
に変わっていくかを見てみると面白いかもですね。
幕末・明治には様々な用語が造語されていますが、イスラエ
ル建国時にも似たようなことがなされたそうです。ヘブライ
語はラテン語と同様に死語でしたので、当然現代の用語はあ
りません。それを古代のヘブライ語を基に新ヘブライ語を作
っていったそうです。
[
3086
]
来た
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/05(Thu) 23:31
あの子が帰ってきた!
自分で魚まで取れるようになった!
https://www.youtube.com/watch?v=zwI9omOWH9k
[
3085
]
文語
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/05(Thu) 11:54
やまねこさん、電信による命令電文の場合、文字数減らしたい、という基本的な方針があり、
このため文語と言っても〜非ズ 〜トスといった程度のもので、候文や漢文読み下しような難解なものはありません。
当時、一定レベルの教育を受けていた士官以上の連中にとっては、何の抵抗もなかったと思います。
日本軍がおかしくなってゆくのは結局、世界恐慌の後からで(これはナチスも同じ)
連中は経済から崩壊した日本をよりよく再生したい、という良心から最悪の選択を行ってゆきます。
無私無欲の狂人ほどタチの悪いものはない、といういい例でしょう。
祥鳳の例は、既にスタンディングKOされたボクサーが相手のパンチで倒れる事ができない、
という状況だったので(涙)、おそらく半分の魚雷でも沈んでたでしょう。
空母ぐらいの大きさになると内部の航空燃料と弾薬の誘爆がない限り、そう簡単には沈みませんから、
最初の爆弾が格納庫に達した段階で勝負はあったと思います。
(USSフランクリンのようなとんでもない例外もありますが)
五反田猫さん、元帝国の軍隊語や命令系の方が、よほど資料が少ないと思いますが…。
明治期に日本語の言い回しが人為的に工夫されたのは軍隊に限りません。
医学、法学、そして外交、どれも日本語と漢語では歯がたたず、当時の学者さんが必死に翻訳語と
新しいスタイルの日本語表現を造ってました。
(7割がた失敗してますけどね…)
福沢諭吉が英語からの翻訳を元に新しい造語を造りまくったのは、
彼の学校で物理と法学を教えるのに従来の日本語と漢文ではどうしようもなかったからです。
この辺りはそもそも文章日本語も同じでして、我々が今でも普通に読める夏目漱石の小説は
彼がイギリス留学を通じて発明した“新しいスタイルの文章構造の小説”で
当時としては、こんな日本語があったのか、という衝撃で迎えられてます。
(朝日に入ってから、三四郎以降だが。坊ちゃんでもその片鱗はある)
漱石が学生時代に友人(子規だが)との手紙のやり取りに英文を使ったり、漢文を使ってるのは、
当時の日本語ではこういったやり取りにふさわしい文章が存在しなかったからで、
別にカッコつけていたわけではないのです。
漱石によって一気に変わった日本語の小説の表現は100年以上たった今でも基本的なスタイルは変わってません。
(それにショックを受けた鴎外の小説の力も大きかったが)
明治期新しい文明と接触して日本語の表現、構造が変わったのは軍隊だけではなく、
それこそ町のおっちゃん、おばちゃん連中の日常会話以外はほとんどが劇的に変わったと見ていいでしょう。
この辺りは、数学、医学、法学の歴史を少し追いかけてみれば、軍隊どころでは無いのがよくわかると思います。
西洋式の文明の“型”を導入するにあたり、日本語の限界にぶつかったのは軍隊だけではなく、
それでも日本は明治大正を通じて、近代化という面では一定の成果を出してます。
言語に限界があるなら、軍隊だけではなくそちらでも限界が来たはずで、
それならば、チョン曲げ捨てた明治維新からわずか70年ちょっとの昭和16年の段階で
(太平洋戦争開戦から今日までの時間にほぼ等しい)
とりあえずアメリカを一発殴っちゃえ、なんていう勘違いが出来るほどの国家になってなかったでしょう。
[
3084
]
軍隊語
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/05(Thu) 10:58
残念ながら浅学にてモンゴル帝国の軍隊語や命令がどうだったかは不明なので、身近な元帝国でお話をしました。 前置きがなくて失礼しました。 元でも立派な大帝国ですよね。
最近 近代言語の研究をしていて、日本の軍隊固有の言い回しが、明治維新の西欧制度の採り入れの過程で意図的に作られたものだと判ってきました。 そうせざるを得ない背景としては、日本語があいまい、同音異義語が多い事は明確な理由と思います。 もちろん、この事が軍隊の強さに対して支配的とまでは思いませんが、軍隊に向いていない事は、わざわざ特殊な軍隊語を作らざるを得なかった点で証拠としては十分と思います。 少なくとも敵のアメリカは普通の言語で大丈夫なのですからね。もちろん、アメリカにも軍隊固有の言い回し(数字やアルファベット確認、方位、時間等)はありますが、言語体系として全く別言語と言えるものを作った日本軍は特殊だと思います。それでも、まともに戦闘中のコミュニュケーションが出来ず、敗れていったのは別の原因もたくさんあると思いますし、その辺りは資料を含めて、今まで以上にお話があるでしょうから楽しみにしております。
[
3083
]
日本語in日本語
投稿者:
やまねこ
投稿日:2015/11/05(Thu) 09:35
戦前までは口語と文語が併用されていたのも大きかったかもしれませんね。
口語→文語→暗号→解読→文語→口語
とか、プロセスが5つも6つもあれば意図がそのまま伝わるほうが奇跡に思えます(そのことが独断専行的な行動を許す余地にもなったのかもしれません)。「○○為さざるを得べからず」とか言われたらどうしましょう?
アナーキャさま
戦国時代とか、明治維新のドサクサとか、日清日露戦争とか戦いなれていないわけではなかったとは思うですが、満州事変の辺りからなんかおかしくなってきた(軍隊のお役所化)ような気がします。図上演習でサイコロ振って沈没判定が出てるのに裁定者が被害無しにしてしまったり、酷いのは沈没した船を復活させたりということがあったらしいので、この時点で現代の戦争に耐えられる軍隊ではなくなったのかもしれません。
それにしても翔鶴は魚雷4本で沈んだ。祥鳳は魚雷7本で沈んだ。だから祥鳳の方が頑丈だった、ということにはならないでしょうね、やっぱり。
[
3082
]
いろいろ
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/03(Tue) 21:44
くさのさん、戦隊、艦隊クラスの主計士官は東大、京大を始めとする帝大卒業生がずらりと並んでますから、
字だけでなく、内容ももう少し丁寧だと助かったのに、と思ったりしてます(笑)。
現場の命令系統に限って言えば、確かに電文による情報量の限界はあったと思います。
そういや、南軍は南北戦争中から暗号使ってますし、北軍はその解読も成功してたらしいですね。
どういった形式のものかはよくしりませんが。
五反田猫さん、モンゴル帝国の話をしております(笑)。
連中がユーラシアを横断してヨーロッパの東の端まで制覇するキッカケになった花刺子模(ホラムズ)による
モンゴル商人皆殺し事件の被害者は全員イスラム教徒の西アジア人だったようです。
そういった意味では他民族性もありましたが、軍隊は別で、
あくまで、百戸長、千戸長のモンゴル貴族で支配する世界でした。
よって軍の言語はモンゴル語以外はまずないでしょう。
イラン、イラクを蹂躙してしまった後は連中相手に多少、ペルシャ語、アラビア語がつかわれた可能性がありますが、
少なくとも、オゴタイの統治初期まで、軍隊に民族的多様性があったという資料を私は知りませんから、
おそらく枝葉の部分を除いて、モンゴル語利用は変わってないはずです。
というか、資料は世界でただ一つしかないわけですが(笑)。
[
3081
]
モンゴル語
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/11/03(Tue) 17:48
確かに言語学では日本語とモンゴル語はウラルアルタイ語でくくられていますね。ただし、元帝国の場合には、他国の文明も優れたものは、人間も含めて取り込んでしまうという国際性がありました。 これは大東亜共栄圏と言いながら多民族を見下していた某帝国との大きな違いと思います。この長所は言語の短所を補って余りあると思います。 言語の面では、同様に多言語を取り入れて統治を行いました。 この時代の戦争が、どのような言語で行われたのかは知りませんが、少なくとも表音文字が無かったモンゴル語の欠点を補う為に「パスパ文字」を発明し用いた事から言語的な欠点をシステムを改善しようとの意図は持っていたのでしょうね。
この文字は元帝国の消滅とともに使用率が無くなってゆきますが、某半島では焼肉文化とともに、これを元にした表音文字として定着します。 当然ながら、某国のウリジンな世界では最も進んだ「我が国の文字」だと言い張っておりますけれど(笑)
[
3080
]
戦闘詳報
投稿者:
くさの
投稿日:2015/11/03(Tue) 09:17
戦闘詳報は主計科の士官が書くわけなので、比較的字は上手
かったかもですね。「トラ・トラ・トラ」の1シーンで、マ
ーシャル参謀総長の手書き文書が読めずに苦労するというの
がありましたが、英語は類推が日本語よりさらに難しそうな
気がします。
あと、命令等が明確でないというのは言語のせいというより
は、通信容量が限られていることの方が大きいような。無電
でかつ暗号なわけで、どうしても文章を短くしてしまい、そ
れが不明瞭さを増すのではと思います。アメリカでも南北戦
争で電信が使われ始めるわけですが、やはり命令が明確でな
く敗北したというような例はあります。現在のように一瞬で
大量の情報を送れるわけではないのですからね。
[
3079
]
記録
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/11/02(Mon) 11:54
それがボイドが言った現場への責任委譲によるOODAループの高速回転なんですが、
残念ながら、それを証明する資料は現存してません。
全て後世における推測でしかないのです。
[
3078
]
モンゴル
投稿者:
へまむし入道
投稿日:2015/11/02(Mon) 01:34
モンゴルはみんなが遊牧や狩猟で様々な戦術を体で覚えており、明示的に指示しなくとも指揮官の意図をくみ取って行動できるっていう意見をどっかで読んだことあります。
[
3077
]
日本海軍
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/10/30(Fri) 21:45
五反田猫さん、当時の日本の文化文明が全く近代戦争に向いてないのは確かです。
ただ、言語に要因を求めると日本語と全く同じ文章構造なのに(英語と違って単語の置き換えだけで翻訳ができる)
日本語以上に曖昧なモンゴル語、しかもさらに語彙が少なかった古代モンゴル語で
当時の文明世界の半分以上を支配してしまったチンギス・ハーン軍団のアホみたいな軍隊の強さの説明がつきませぬ(笑)。
すぅさん、戦闘詳報を読む限り比較的字が上手い人を選んで書いたのだろうな、と思うのですが、
やはりどうしても手書きの限界、ってのはありますね(笑)。
タイプライターがいかに偉大な発明だったか、が今回の資料調べて身に染みてよくわかりました…。
[
3076
]
2発目
投稿者:
すぅ
投稿日:2015/10/30(Fri) 17:19
なるほどです。ありがとうございます。完全に2発目を10と誤読してました。(2が10に見えてました。爆弾と(が重なって見えなくなってる様に勝手に頭の中で補完してた様です。手書きなので仕方ないところです。以前塾講師をしてた頃、採点で困ったことが多々ありましたが(小学生でしたのでなおさら)、これはそれに近いレベルでした…
[
3075
]
戦争に向かない民族
投稿者:
五反田猫
投稿日:2015/10/30(Fri) 15:25
2次大戦の惨敗史を掘り下げるほどに、日本人は戦争に向かない民族ではと思います。
仕事で、技術文書の英訳をする事が多いですが、日本語では主語や目的語、所有格が言語概念として存在しませんから、原文をまず補ってやる必要があります。 この時点で日本文を作った人がいれば当人に確認できますが、いなければ文脈を考えて補う必要があります。 この作業無しで普通に会話が成り立って仕事が出来ているのだから、あいまいなままで物事が進んでいるのが日本の社会だと良く判ります。 その補足は、気配りなる特殊技術なのでしょう。
戦争においては、相手に対する気配りなぞはできませんから、言語の欠陥が、そのまま命令の誤りになってしまいます。
この為、日本軍の近代化においては、軍隊語という独特の語法が出来て、兵隊もこれで教育されました。
例としては「敵らしきもの10隻見ゆ」です。 「敵らしき」とは、現時点では敵と思われるが確認が出来ていないという事であり船の種類も判っていないという事です。英語ならば助動詞:Shall,Will,Mayなどで、普通に確度の強さが表現されますが、日本語には無いので、このような普通に使わない言い回しとなりました。
日本語には、同音異義語も多く、そのような語は通信文には使わないように注意や訓練も必要です。
このように、自然な日本語が戦争に向かないから、特殊な言い方を軍隊語として訓練が必要だったという点でも、つくづく戦争に向かない民族なのだと思います。
[
3074
]
消える摩爆弾
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/10/30(Fri) 12:16
合コンに行ったら一人だけメチャクチャかわいい子が居て相手は全員、彼女にロックオン、
というのがあの戦いにおける祥鳳の立ち位置ですからね…
祥鳳の戦闘詳報はカッコ、()が読みにくい、という妙な特徴がありまして、
前部エレベータ下にあるのが(2)で、前部エレベータ左のが(12)です。
見当たらないのは10発目でして、これは戦史叢書でも命中位置不明とわざわざ注意書きが入ってます。
[
3073
]
被弾数
投稿者:
すぅ
投稿日:2015/10/30(Fri) 10:13
祥鳳は凄まじい被弾数ですね。。。そして時間差を置いたらこれほど食らう前に沈んでしまいそうですから、よほど一気に攻撃を食らったのでしょうね。空母で単艦に近い状況で米軍の攻撃を一手に引き受けたのも原因ですよね。
ところで13発被弾した爆弾のうち2発目が見当たらないのですが、どうしちゃったのでしょうね。数え間違えでしょうか。。。
[
3072
]
戦う司令部
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/10/29(Thu) 13:55
個人の資質は別として、結果だけ見れば南洋部隊司令部は戦力の分散、必要以上に手の込んだ展開
(その結果小さな錯誤でも簡単に全体の計画を破壊する)、
と間違っても褒められない作戦を次々と立ててますから、
少なくとも実戦部隊の司令部として有能とは言いかねるように思います。
どうもこの辺り、参謀連中でもまともな戦術教育を受けてないんじゃないか、という疑惑も…
珊瑚海の場合、そこに現場部隊の積極性の欠如とよくわからん錯誤が連発され、作戦全体が崩壊してます。
もっとも、アメリカ側が早くからその主戦場として設定していたソロモン周辺に、
極めて貧弱な装備で侵攻する事になった彼らには同情の余地があり、
この辺りは連合艦隊司令長官の責任という部分が大きいのですが。
珊瑚海だとアメリカ側もそれほど優秀ではないのですが、情報の正しい分析と、
とにかくシンプルな作戦目的と、積極化果敢に攻める、という精神でミッドウェイまで乗り切ってしまってます。
全て、終戦まで日本にはなかったものです。
(山口多聞という貴重な個人的例外はあったが。そういった意味で確かに二航戦なら歴史が変わっていた可能性はあります。)
ただし、この辺りは連合艦隊司令部も同じようなものなので、どうも日本海軍の根本が
そもそも戦争に向いてないという気もします(笑)。
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カデクルは翔鶴(カケヅル)の訛りとか
投稿者:
やまねこ
投稿日:2015/10/29(Thu) 10:29
アナーキャさま
お返事ありがとうございます。
個人的には第四艦隊のスタッフについても資質的にはそんなには無能ではなかったと思います。矢野参謀長は後に兵学校に転出した井上提督と組んで兵学校の修業年限短縮案を潰してますし、祥鳳に船団直衛を指示した川井参謀も終戦直前の難しい時期に人事担当として海軍の舵取りに関わっています。
同情的な見方をすると、兵力の薄い箇所を狙って上陸できる大陸戦線とは趣の異なるウェーキのような攻守とも兵力が集中する小島での上陸戦や、珊瑚海のような空母同士の殴り合い等日本にとって初体験なことが多かったのが原因かな、と思います。実際タラワ・マキンでは逆に米軍が酷い目にあっておりますし。
また、戦力も借り物は仕方ないにせよ、支那方面艦隊で気心の知れた山口提督の二航戦を珊瑚海でも借りられたらどうだったかな、と思います。井上提督は筋を通すのに厳格だったと聞きますから、借用した五航戦には大変気を使っていたようです(作戦命令的には相当無茶振りしてますが)。省部互渉規定問題で因縁のある南雲提督からの借り物ということもある中で、中国で一緒に仕事をした山口提督であればもう少し活発な意思疎通が取れたのかな、と思います。その点太平洋組は仲良し同士で戦い抜いた米海軍との差が出たような気がします。
いずれも個人的な仮定(というか妄想)に過ぎませんけれども、この連載を通じて詳細を知るにつれ、自分の中でなんともやりきれない思いが膨らんでいくのが歯がゆいところです。
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いろいろ
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2015/10/27(Tue) 23:51
すぅさん、確かにその通りでして、戦車が無限軌道を破断されるのと同様に、
船の舵とスクリュー軸をやられると打つ手がない印象がありますね。
至近距離から撃つ航空魚雷なら、直撃ではなくとも、水圧(爆発時のプラス、収縮時のマイナス)
で艦底をゆがませてしまえば、それなりに影響はありそうですが、
それには艦底の下ドンピシャの位置で爆発する魚雷が必要で、やはりこれはこれで大変そうか…
猫が好きさん、情報どうもです。
あ、バス停あるにはあったんですね。全く気が付いてませんでした。
デイトンのダウンタウンとバス、そんなにヒドイですか(笑)…
私が滞在した地域は平和な田舎町、という感じでしたが、次回訪問も、
同じ地域で滞在した方がよさそうですね。
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