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5421
]
そもそも
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/10(Thu) 02:36
通行人の一人さん、私も長年生きてますが、加速率という力学用語は初めて見ました。
長生きしてみるものですね(笑)。
とは言え、正直申しあげて何の話をしているのかすら見当がつかないので、量の次元を単位で示してもらえますでしょうか。
また、一般的には二値の差分を意味するΔ記号と極小の差分を示すδを単独で使う意味も説明願えますか。
よく判りませんが、少なくとも無限の概念が必要には見えませんが。
言うまでもなく論者さんの脳内にしか存在しない幸せな力学は議論の対象になりえず、
これ以上は時間の無駄ですので、確認をお願いします。。
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5420
]
無題
投稿者:
LASTY
投稿日:2020/12/09(Wed) 23:27
横槍を失礼。
> δ≡Δ/M
徒競走あるいは0-400ならばその通りかと思いますが、ホーネットという機体の果たすべき役割は、徒競走のそれよりも遥か手前か遥か先かのいずれかでは無いでしょうか。
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5419
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Re:[5418] 引き算の問題か割り算の問題かの区別は本質的に重要ですよ
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/12/09(Wed) 22:46
> 空気抵抗の問題を無視すると,自重Mで推力Fのエンジンを持つ機体の遠心加速度G(いわゆるジー)が掛かっている状況での加速率は
失礼,Gはベクトル量としての(機体の運動によって生じている)遠心加速度でなくそれと重力加速度とのベクトル和として定まる合成加速度ベクトルの絶対値(つまりベクトルの大きさ)です.
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5418
]
引き算の問題か割り算の問題かの区別は本質的に重要ですよ
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/12/09(Wed) 22:40
エンジンの推力に限度があるのは当然ですよ.そんなことは承知しています.
マンションにかかる消費税の喩えは全く比喩になっていませんよ.何故ならば自分の手持ちのお金で消費税を払えるか否かは足し算・引き算の問題だからです.(アナーキャさんが買い物をされて預金口座から代金を振り込めばアナーキャさんの口座残高は振り込んだ額だけ減る,つまり引き算になる,ということですよ)
ですが一定の推力FのエンジンでMという質量を自重とする機体に対する加速がどうなるかとか,翼面積Aでの旋回性(は翼面荷重で決まるとして)がどうなるかは,以下に具体的な式で示す通り掛け算・割り算の問題であってお金の支払いのような足し算・引き算の問題ではありません.
空気抵抗の問題を無視すると,自重Mで推力Fのエンジンを持つ機体の遠心加速度G(いわゆるジー)が掛かっている状況での加速率は
・推力重量比 F/(M・G)
に比例します.(もちろん,M>0,F>0)
今,自重Mの機体に余分な質量Δが(空気抵抗など空力面には影響しない形で)追加されれば,追加された機体の加速率は
・推力重量比 F/{(M+Δ)・G} ・・・(1)
に比例します.
追加質量Δ>0が自重Mに比べて十分に小さい(Δ<<M),つまり,δをδ≡Δ/Mという比で定義する時,正数δが1に比べて十分に小さい(δ<<1)のであれば,式(1)は
F/{M・(1+δ)・G}≒{(F/(M・G)}・(1ーδ)
と変形できる(0<δ<<1の時は 1/(1+δ) ≒ 1ーδ であることに注意)ので,元の機体の加速率を1とすれば,追加質量Δを背負った新たな機体の加速率は1−δになる,つまり新しい機体の加速率は追加質量Δと自重Mとの比δに比例する形で低下します.
以上で見た通り,自重(重量でなく質量なのに自「重」とは変な用語法ですが,それはさておき)Mの機体に余分な質量Δが付加された場合(質量追加によって構造強化が必要になり更に質量が追加される場合には構造強化のための追加分もΔに含めて考える),加速率などの性能への影響はΔという絶対値ではなくそれとMとの比δ≡Δ/Mに依存することが分かります.
QED
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5417
]
いやいや
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/07(Mon) 20:39
こういうサイトを運用していると同じ話を何度もするのは、まあ慣れてますが、またですか(笑)。
エンジン出力には限界があり、それは極めて低いという点を全く理解されてないように見受けられます。
機体荷重は2倍、3倍、最大9倍近くまで増えますが、エンジン出力の増加はその間0、まったく上がりません。
機体の運動性能を考えるのですから、機体を支えるエンジン出力に対する%で考えないと意味がないのです。
例えばお父さん、消費税分だけ支払って、と娘さんに頼まれてうっかり引き受けたとします。
100円の買い物で10%の消費税なら10円ですから私でもなんとか払えます。
が10億円のマンション買っちゃって1億円円払ってね、と言われても無理です。
どちらも10%の負担なんですけどね。
ジェット機のエンジン出力というのは私のフトコロ事情なみに貧乏でして、
旧式F/A-18の場合、わずか158kNに過ぎません。それに対して1Gの条件ですでに140kN以上の荷重が機体にはかかってます。
これがが2%増加し、さらに7倍、最悪9倍近くになる、というのはお父さんとしては払いきれない負担になりかねんのです。
分母となる荷重が最大9倍になるのに、分子となるエンジン出力は全く上昇しないのですから。
つまり機体の荷重で2%増加したなら、エンジン出力から見ると、
最大9Gまでとして18%近い負担増加につながります。
当たり前ですが、機体本体の過重負担増加はそんなもんじゃすみません。
まあ、無茶でしょう。
お父さんではなく航空機の場合、払いきれなければ、それは失速に直結しますからその影響は深刻です。
あと、加速運動以外のGってのはこの大宇宙に存在しないように思いますが…
重力加速度ではなく、ゴキブリとかゴジラとかの隠語なら別ですけども。
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5416
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Re:[5415] [5412] 力学の基本
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/12/07(Mon) 19:33
> 重要なのはペナルティ質量が全体の質量に対する比率ですよ.その比率が小さければペナルティ質量の有無は機体の性能にとって大きな差は生じません.
端的に言えば,追加物の質量が自重の2%弱ならば追加物が特別に大きな空気抵抗を生み出すのでない限り,同一のエンジンによる加速性の低下は追加物がない場合に対して2%弱の低下なのですよ.
それは加速以外の様々なGを生ずる機動に関する性能低下についても同様です.
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5415
]
Re:[5412] 力学の基本
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/12/07(Mon) 18:52
> いやいや(笑)
> アフターバーナーに点火しても約79×2=約158kNの出力しかない非力なエンジンに対して
> 約16.7kNの負荷をさらに加えるわけですから、エンジン出力の10%に匹敵する出力を食いつぶす負担増加になります。
だから質量240kgがそれだけの負担になる時のGだと機体全体ではどれだけの負担だと理解していますか?という話なのですよ.
重要なのはペナルティ質量が全体の質量に対する比率ですよ.その比率が小さければペナルティ質量の有無は機体の性能にとって大きな差は生じません.
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5414
]
北の都
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/07(Mon) 08:19
うどんさん、ご期待に沿えるようにがんばります…
東北大と戦争の関係もいろいろ興味深いんですが、今回は触れませぬ。
が、すみません、この後はちょっと桶狭間とデグーで、次の掲載は年明けからになりそうです。
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5413
]
仙台
投稿者:
うどん
投稿日:2020/12/06(Sun) 21:02
僕の地元の記事、新鮮な情報に感じられて面白すぎ これから更にディープな街解説になっていきそうで期待です。
ずっと大昔も街道筋に超巨木が並んでたらしいんですが、根っこから航空燃料を作るため全部伐採したので、それを復興したい思いもあって杜の都に作ったのかも。石炭が大昔からとれてたんですが幕末までエネルギー革命に至らず、高級な火鉢の灰や松島土産の彫刻の素材に(笑)
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5412
]
力学の基本
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/05(Sat) 19:19
いやいや(笑)
アフターバーナーに点火しても約79×2=約158kNの出力しかない非力なエンジンに対して
約16.7kNの負荷をさらに加えるわけですから、エンジン出力の10%に匹敵する出力を食いつぶす負担増加になります。
十分高速時なら必要な揚力が得られて問題ないのですが、重ければ重いほど、速攻で速度を失う事も意味するのです。
この点、ただでさえ重くてエンジンが非力なホーネットにとって100s単位の重量増加は一定の悪影響を及ぼします。
高機動が前提の戦闘機というのは、1sでも軽くしたい、というのが基本なんですよ。それだけ武装や燃料も余計に積めますしね。
要するに高機動でGが高くなるほど機体にかかる負荷の力は正比例で増加するのに対し、
機体を支える力の源、エンジン出力は1Nですら増えない、というのが問題なのです。
ちなみに聞くところによると、世の中にはエネルギー機動性理論なるものがあるそうです。
この世界のどこかのサイトに詳しい解説があると聞いたことがあるので一度調べてみてはいかがでしょう。
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5411
]
Re:[5403] いろいろ
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/12/05(Sat) 18:01
アナーキャさん,レス有難うございます.ところで
> ちなみに240sの重量増は4Gの旋回ですら約1トンの負担増を機体に与えます。7Gなら約1.7トン。
> ただでさえ重くて非力な旧式ホーネットにとっては結構な負担増加なのですよ。
負担の多寡や深刻度を論じる時に大きなGが掛かった時の重量増の数字を持ち出しても余り意味はありませんよ.
それを言い出せば通常の状態で13トン弱のF/A-18Aの自重は4Gでは50トンを超えますし,7Gだとレガシーホーネットは自重だけで90トン近いのですから.
負担の深刻さを論じる上で重要なのは追加せねばならない重量が自重なり戦闘時重量なり最大離陸重量なりに対してどの程度の比率であるかです.機動で生ずるGが追加重量だけに掛かるのではないのですから.
あるいは頻繁に搭載する兵装の重量と追加重量との比較です.(つまり追加重量によって搭載できなくなる兵装がどの程度なのか,つまり追加重量によってその戦闘機が失う攻撃力がどの程度なのか,という視点からの評価です)
以上のように考えるならば,240キロの追加重量はF/A-18Aの自重13トン弱の2%弱,また兵装との比較ならば最もシンプルな500ポンド爆弾1発分強になります.
自重の2%弱のペナルティは全く無視できるレベルとは言えませんが大騒ぎするレベルでもありません.
最大離艦重量や最大着艦重量から生ずる制限によって搭載あるいはブリングバックできる兵装量が通常の対地用兵装の中でも最も小さいカテゴリに属する500ポンド爆弾1発分ならば対地・対艦攻撃機つまりA-18Aとしてのホーネットにとってはそれほど大問題とは思いません.但し,同じホーネットでも艦隊防空戦闘機や攻撃隊を掩護する制空戦闘機F-18Aとしては240キロのペナルティ重量はAIM-9の3発分ですから結構痛いかも知れません.
[
5410
]
幕府側
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/04(Fri) 09:48
確かに1858年だと井伊直弼も含めて幕府側も大荒れでしたね。
その中でのドタバタだと、いろいろあって不思議なし、という感じがします。
余談ですが、堀田さんは佐倉が生んだ長嶋茂雄に次ぐ人材のはずなんですが、地元で人気ないんですよね…。
千葉県人として、長年の疑問の一つです。
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5409
]
横浜開港前後
投稿者:
くさの
投稿日:2020/12/04(Fri) 04:22
この頃って情勢が急激に変化しています。外国人を隔離しよう
としたのは、少し後なんです。
まずハリスと交渉を行った時点での幕府を率いていたのは、老
中堀田正睦と松平忠固で、二人共積極開国派でした。交渉担当
者の岩瀬忠震は幕府一の積極開国派で、貿易の利益を持って軍
事力の強化を図ることを目指していました。開港地に横浜が選
ばれたのは、別に積極的な理由ではなく、大型船が停泊できる
場所で江戸に最も近い場所が横浜であったに過ぎません。なの
で、神奈川が近くにあったのも偶然なんです。岩瀬は横浜を軍
港にすることを考えていましたが、これは横須賀になりまし
た。
ハリスは居留地を「大きな出島にしない」ことを条件にしてい
ますし、実際に居留地ができた時点では、堀もなければ監視所
もなく、人の出入りは自由でした。ところが、条約が孝明天皇
の勅許を得られなかったことから、状況が大きく変わってしま
い、攘夷派が実力行使を初めます。開港間もない横浜でロシア
海軍の軍人が2人惨殺される事件発生し、その後も外国人に対
する襲撃が発生します。そこで居留地に堀と関所を設け、「関
内」と呼ばれるようになったのです。陸だけでなく、幕府海軍
は軍艦2隻を横浜に常駐させて警備を行っています。
ちなみに、堀田や岩瀬の計画では、関税収入は幕府が独占せ
ず、諸藩にも分配して貿易推進を図る予定でした。しかし勅許
を得られなかったことで両者は失脚、関税収入は全て幕府のも
のとなり、特に西南雄藩の恨みを買うことになります。
[
5408
]
神奈川と仙台
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/03(Thu) 19:45
くさのさん、横浜を貿易地に選んだのは地元の人間と外国人の接触を避ける政治的理由と単純に思ってましたが、
狭くて物理的にどうしようもない、という面もあったんですか。
横浜の場合ほとんど埋め立てですから、これって実質的な新たな出島じゃん、と思ったんですが、領事館がその外にあった、
という事はそこまで閉じ込める気は無かったようですね。
ふっぢぃさん、感想どうもです。
町全体がきれいだな、という印象を受けたのは震災復興の面もあったんだろうなあ、とは感じました。
ただ1985年に訪問した司馬遼太郎さんが、地元大阪と比べてその街並みの美しさを称賛してますから、
昔から、何か気品のようなものがある街だったのだろうなあ、と思ってます。
今後、ご期待にそえるように努力いたしまする。
[
5407
]
仙台
投稿者:
ふっぢぃ
投稿日:2020/12/03(Thu) 19:16
いつも楽しく拝読しています。今回は私が20年間住んでいた仙台が舞台ということで、いっそうワクワクしながら読ませて頂いてます。
仙台は震災後に大量のカネとヒトが入り込み、街の様子が随分変わりました。アナーキャさんが速攻で退散した仙台駅東西自由通路などは震災後に大幅に拡充リニューアルしたものです。一時は国分町などは復興バブルの様相を呈していたと友人から聞いています(私個人は震災前に仙台から転居したので・・・)。
街中では確かに仙台弁はあまり聞かないかもしれませんねえ。特に若い人は使わないかもしれません。それでも「ジャス」(ジャージのこと)とか「いずい」(身体的にunconfortableなこと。地元民はいずいに該当する標準語はない、と主張する)は標準語だと信じている若者は今でも結構いそうですが。
これは個人的推測ですが、地下街が発展しないのは札幌ほどは寒くないことに加えて、ケヤキ並木の生育に悪影響を及ぼすという考えが市民に根強くあったからかもしれません。
地下鉄東西線を作る時も、青葉通のケヤキ並木を何本か伐採する必要があるとかないとかで政治問題になったりしてましたから・・・。
[
5406
]
無題
投稿者:
くさの
投稿日:2020/12/03(Thu) 03:37
東神奈川には昔叔父が住んでいたので、よく行きましたが、駅
前の高層マンションは40年くらい前からあった気がします。瑞
穂埠頭にはスターダストとポールスターというバーがあったの
ですが、調べてみたら今でもあるんですね。
神奈川が開港場にならなかったのは、土地の広さの問題みたい
です。もともと幕府は横浜の海岸部分を埋め立てて開港場を作
るつもりだったのですが、この造成の件をハリスに伝えてませ
ん。ひょっとすると、貿易開始に積極的な姿勢を見せると交渉
の足元を見られる、と考えたのかもですね。なのでハリスは横
浜はあまりに田舎なので、神奈川もということになり、幕府は
それを認めます。ところが現地調査をやってみると、土地が不
足していることがわかり、だったら横浜だけで良いのでは?と
いうことで神奈川には何もしませんでした。その間ハリスは香
港で休暇をとっていました。
英国領事オールコックは、ハリスが戻る1日前に来日している
のですが、ハリスから「横浜という漁村」と聞いていた場所が
立派な貿易地になっているのを見て驚いています。しかし戻っ
てきたハリスが、横浜だけで十分とは内心認めつつも、条約違
反と抗議すると息巻き、オールコックも同調します。結果とし
て、両国の領事館は神奈川に設立されることになるのですが、
商人は誰も神奈川には行かず、結局領事館も横浜に戻ることに
なります。まあ、このゴタゴタもあって、横浜居留地に新設さ
れた奉行所は横浜奉行所ではなく「神奈川奉行所」となってお
り、さらには必要とも思えない分所を神奈川近くに作ってま
す。
[
5405
]
常磐線
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/12/02(Wed) 02:29
特急ひたち、4時間半の行程なんですが、意外に外を見てるだけでも飽きませんね。
ただいろいろ有って、ちょっと見ていて辛いなあ、というのが現状なんですが…
[
5404
]
常磐線
投稿者:
NK
投稿日:2020/12/01(Tue) 22:02
私も仙台に行くときは、新幹線も飽き飽きなので、所々
海が見える常磐線で行くことがあります。もともと常磐
線は、東北本線より勾配が少ないので、新幹線ができる
前は、仙台以北に行く特急が常磐線を使っていました。
双葉あたりでは地方の駅のホームによくある周辺の名所
案内に「原子力発電所」とありました…。
[
5403
]
いろいろ
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/11/30(Mon) 18:01
すぅさん、神奈川一帯、意外と高層マンション化していて驚きました。まあ、横浜駅もすぐそこですからね。
雉子川、おそらくキチンと管理はしてるんだろうな、とは思いましたが、
道を歩いていると水面が上なのがすぐ見える繁華街は他に知らないので衝撃的でした(笑)。
瑞穂埠頭、横浜市は返還前提でいろいろ計画を進めてますが、
トランプさんが居なくなったら、米軍、当面居座るんじゃないかなあ、と思ってます。
通行人の一人さん、いや、実際に当時の関係者から尾翼は単にF14とF15を真似ただけ、
そしてLERXの渦があんなに凄いとは誰も全く思ってなかったと明確な証言を得てるんですよ(笑)。
少なくとも害にはならんだろう、上手くゆけばラッキー程度の認識です。
設計段階で積極的に利用する意図は全くありませんでした。よってロクに試験もしなかったのです。
ちなみに240sの重量増は4Gの旋回ですら約1トンの負担増を機体に与えます。7Gなら約1.7トン。
ただでさえ重くて非力な旧式ホーネットにとっては結構な負担増加なのですよ。
[
5402
]
無題
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/11/30(Mon) 17:10
アナーキャさん,解説有難うございます.
要するにノースロップのYF-17設計陣は設計中にLERXが渦流を生み出すという事実にもその渦流が垂直尾翼に当たり方向安定性強化の効果を生み出すであろう事にも気付いて恐らくは効果も多少は期待していたが,その渦流によって生ずるマイナスについては全然考えていなかった.そしてプラスとマイナスとをはっきりさせるための実機テスト(だけでなく恐らくはスケールモデルによる風洞テストなども含めて)をまともに行わなかったということですね.
それでF/A-18の主契約者のMDは地獄を見る羽目になったと.
>最初から狙ってやったなら、こんなヘマはしないでしょう。
狙うと言えるほどではないにしても,LERXの渦流が垂直尾翼に当たり垂直尾翼の働きにプラスになる効果は発見していたのだから多少はLERXの生み出す効果に期待はしてたんじゃありませんか?
ただ,どういう理由か知りませんが(ひょっとしてYF-17はあくまでも単なる試作だから色々と調べるコストをかけるのは手抜いて,競争試作で勝利して量産発注を受けたらきちんと調べれば良いとでもノースロップの連中は思ってた???),YF-17で手を抜いたのは確かですね.
何故,YF-17でLERXのプラスの効果に気付きながら,それに関して様々なテストを行って調べなかったのか?という理由は,これはもうノースロップのYF-17の主任設計者にでも訊かない限り,誰にも分かりませんね.
まあF/A-18AのLERX fenceの240kgは新しいアイデアや技術が実用化されていく時にしばしば通らねばならない道の凸凹(試行錯誤)の一つと言うべきもので,240kg程度のデッドウェイトならば新アイデア実用化で遭遇する凸凹としては個人的には大騒ぎするほどのレベルではないと思います(そこは人によって異なる感想を抱くでしょうが).
[
5401
]
神奈川
投稿者:
すぅ
投稿日:2020/11/30(Mon) 16:52
神奈川駅とはまたドマイナーな駅で降りられましたね。
横浜駅(と東神奈川駅)に近すぎて京急では確か1番利用者数が少ない駅です。。。
快特などの速達列車から乗ってくると横浜での乗り換えが発生するので、実は乗り換えを待つよりも歩いたほうが早いとまで言われたりします。
西口近辺の帷子川は実は過去何度も溢水して結構被害が出ています。
ただし横浜市及び神奈川県は鶴見川を筆頭に多摩川、大岡川など水害リスクの多い河川を何本か抱えていて、その結果、世界でも一級レベルの都市型の治水を行える都市になっています。
具体的には徹底した雨水調整池の造成なのですが、前回の台風などでは帷子川はこれらのおかげでかろうじて溢水しないレベルで耐えられています。
基本的に小規模河川なので、増水のピークを少しずらすだけでなんとかなるという感じです。
ノースドックはあれほど都会に食い込んでいるのが怪しいですよね。近くを通ってもそこまでうるさくは言われないのですが、そこだけ雰囲気が違うのがすごいです。第三管区保安本部が対岸の目と鼻の先にあるのもきっとその警護という意味もあるんだろうな、と。わざわざこんな都会の真ん中に作る意味とは…という感じですし。
[
5400
]
二枚垂直尾翼
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/11/30(Mon) 09:31
Orr kellyさんが関係者に取材してまとめたThe inside story of the F/A18によれば、
YF-17の垂直尾翼を二枚にしたのは単に先行したF-15やF-14を模倣したものでした。
ただし設計段階でLERXの渦が垂直尾翼を直撃する事にはノースロップの技術陣は気が付いており、
むしろ渦が尾翼の働きに役に立つと考えていた点は確かにその通りです。
ところが、この点に関してはノースロップは設計どころか実機でもロクに実験も検討もしておらず、
この結果、開発を引き継いだマクダネルダグラスが地獄を見ます。
これが有名なFA-18の垂直尾翼問題です。
とりあえずF/A-18が完成して飛ばして見たら、このLERXの渦が尾翼に60Hzを超える振動を引き起こしてしまう事が判明、
本来は6000時間の耐久性があったはずの垂直尾翼がわずか400時間前後で金属疲労から破断してしまう事態が生じます。
問題が判明した段階ですでに量産はスタートしてたのに、海軍はこれを理由に受け取りを拒否、
マクダネルダグラスは基本設計に問題があったとノースロップを非難し、対してノースロップも反論、泥仕合になります。
最終的にこの対策として付けられたのが、あの旧型ホーネットのトレードマーク、LERX(LEX)fenceなんですよ。
これによってとりあえず振動は減りましたが、何ら性能向上に寄与しない240sの重量増加を招いております。
最初から狙ってやったなら、こんなヘマはしないでしょう。
[
5399
]
無題
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/11/30(Mon) 02:38
アナーキャさんが何を根拠に
>LERXなどから発生した渦を垂直尾翼にぶつける、という発想はアメリカ機には無かったはずです。
と書いておられるのかは知りませんが,LERXからの渦流を垂直尾翼に当てて方向安定性の強化や方向舵の効きの強化に使うという話はF/A-18Aが登場してその特徴としてLERXが話題になった時,日本の航空雑誌(つまり航空情報や航空ファンなど)に解説されていましたよ.
F-14に関しては可変翼を取り付けているグラブ部がLERXの効果を持つというのはグラマンのF-14設計陣は全く想定していなかったと思いますが,結果的にはF-14のグラブ部は大迎角時にF/A-18のLERXと同様に渦流を発生して(胴体の影になるのを避けるために)外側に傾斜させた双垂直尾翼に当たってF/A-18のLERX同様の効果を生んでいたと推測します.
[
5398
]
LERXと垂直尾翼
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/11/29(Sun) 12:40
LERXなどから発生した渦を垂直尾翼にぶつける、という発想はアメリカ機には無かったはずです。
その結果、F/A−18の垂直尾翼の大迷走に繋がるのは以前説明した通り…と思ったら
改訂版のF-22への道では触れて無かった事に今気が付きました…
2016年データバックアップを購入された方は旧F-22への道に書いてあるので、それを見といてくださいませ。
[
5397
]
無題
投稿者:
通行人の一人
投稿日:2020/11/29(Sun) 12:11
F-105の上面図を見れば良く分かりますが,サンダーチーフのエアインテークは胴体に対して楔型になっています.つまりあのエアインテークは主翼や水平尾翼で良く見られる(身近なところだとF-15の水平尾翼で使われている)ドッグツース(犬歯状切り欠き)と同様の楔型の平面形になるので,大迎角で渦を発生するのは当然です.
旅客機などでも主翼前縁の見える座席に座っていれば,離着陸時の迎角の大きな(と言っても戦闘機が機動時に使う迎角に比べれば微々たる角度ですが)時にも旅客機の主翼前縁でスラット等が展張されて不連続な線が生じた箇所から強い渦流が発生する様子が見られるのは御存知の通りです.
話を戻すとF-105のインテーク形状はLERXのような渦を垂直尾翼に当てて大迎角時の方向安定性や方向舵の効きを強化する効果を狙ってのものだとは思いません(F-105のインテークから渦流を発生させても渦を垂直尾翼に当てるのは角度的に無理だと思います).
LERXにせよ今のテーマのF-105の楔型インテークにせよ,胴体の外側に位置していますから,大迎角時にそれらが発生する渦流は胴体の外側に沿って(後方に行くほど少し広がりながら)流れます.従って機体が単なる大迎角なだけでなくある程度以上のヨー角のある運動をしていない限り,F-105のように機体中央線にある垂直尾翼に渦流が当たることは期待できません.
F-14やF/A-18に典型的に見られるような双垂直尾翼でしかも垂直尾翼が外側へ傾斜している場合やSu-27のようにLERX部よりも垂直尾翼の位置が外側にある(LERXはエンジンベイより内側,垂直尾翼は傾斜していないがエンジンベイの直上なのでLERXより外側)場合だと,LERXから発生して胴体外側に沿って少し広がりながら流れる渦流がちょうど垂直尾翼に当たり,方向安定性や方向舵の効きを強化する効果が得られます.
楔型インテークからの渦流だと翼の上での渦流発生ではないので,主翼や水平尾翼のドッグツースのように翼面に発生する揚力を安定させ大迎角でのバフェット発生(大迎角時の翼面からの気流剥離による不規則な乱流発生とそれによる機体の振動)を防止する効果を狙ったものでもありませんし,そんな効果も全くないでしょうね.
[
5396
]
LERX
投稿者:
あまぐも
投稿日:2020/11/28(Sat) 22:37
LERXは後退翼では効果はあまり発揮しないのですね。
実際F-105はお世辞にも機動性が良かったとは言えませんし、エアインテークからの渦の発生に関する報告も無さそうなので…。良くて垂直尾翼までの気流を保って方向安定性を確保する効果ぐらいはあったかも知れませんが。
もしF-5のデルタ翼+付け根の張り出しが組み合わさってなければ、LERXはいつ発見されていたのやら。
[
5395
]
LERX
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/11/28(Sat) 18:46
LERXはネイティブの皆さんの場合ラークスといった発音してますね。
F105の空気と入り入れ口からの渦は気が付きませんでしたが、後退翼ですから、
その影響を受ける面積は限られ、おそらくあまり意味はない可能性が高いかと。
[
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F-105のエアインテークとLERX
投稿者:
あまぐも
投稿日:2020/11/28(Sat) 12:31
激重単発戦闘機のF-105サンダーチーフですが、ベトナム戦争時の映像を漁っていたらエアインテークがLERX(発音が分からん…)のような役割を果たしてると思われる場面を見つけました。
その映像だと爆弾投下直後に急上昇をした際、確かに翼上面に水蒸気雲とエアインテーク内側と外側の二ヶ所から発生した渦が流れてるのを確認出来ました。
翼上面に雲を発生させるような旋回が出来る(高温多湿のベトナムだから?)のに驚きましたが、F-16やF/A-18のLERXから出るような渦がF-105でも発生してたのは新しい発見です。
ただし、内側の渦は翼上面でなく胴体に向かって流れてましたし外側の渦も若干弱い感じでした。
F-105は重い機体なのでその効果は未知数ですが、それなりに撃墜数があるので関係無くはないのかなと。単に敵と交戦機会が多かっただけかもしれませんが笑。
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津波
投稿者:
アナーキャ
投稿日:2020/11/26(Thu) 18:20
私も素人なので迂闊な事は言えないのですが、津波は何かにぶつかるか、
あるいは十分に減速されるほど浅瀬に乗り上げるかするまでは「波」なんですが、
その後は「流れ」に変るはずで、流体力学的には極めてやっかいなものだと思います。
現状、地球が引き起こすこの巨大なエネルギーの破壊を避けられるのは、
同じ地球の重力に頼るほかないでしょう。
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津波
投稿者:
NK
投稿日:2020/11/26(Thu) 18:05
津波の挙動は複雑ですね。川を伝って上がる
という性質もありますが、東日本大震災の後
に石巻を案内してもらったことがありました
が、壊滅的な地区があるかと思うと道路1本
向こうでは何でもないというところもありま
した。
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