[8068] バフムート南部 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/29(Thu) 20:30
- ウクライナ軍の正式な発表ではありませんが、現地指揮官の一人が
ウクライナの報道機関のインタビューに答えてクリスチーウカ(Klishchiivka)を解放した、と述べています。
これもバフムートとアウディーウカの間の集落なので、さらなるクサビを打ち込んだ事に。
ただし点と線での突破ではなく、明らかに面での突破を狙っており、
いわゆる機動戦とは全く異なる戦闘になっています。
なんらかの狙いがあるのだと思いますが、現状は不明。
ドネツクとバフムートを結ぶ幹線道路、T0513を目指してるようにも見えますが…https://www.radiosvoboda.org/a/news-klishchijivka-bahmut-kontrol-komandyr/32482046.html
[8067] 非正直 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/29(Thu) 09:32
- 最近はその信頼性がガタ落ちだったと言っていいロシア戦況地図が、
ようやくサポリージャ州とドネツク州の州境でウクライナが拠点を奪回してるのを認めました。
ただしほんの一部だけで、まあこれ以上はごまかせんな、という最低限の譲歩なんでしょうね。
逆にこういった場合、ロシアはかなりマズい事になってる場合が多く、
外に出て来る情報以上に、状況はロシアにとって悪い可能性があります。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[8066] オネエ将軍 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/29(Thu) 09:16
- 反政府系に近いロシアの報道機関、モスクワタイムズが、
ワグネルに近かったとされる将軍、スロヴィキンの逮捕を報じています。
今回はプリゴジンの説得ビデオまで撮らされた挙句にこの扱いだと、一番貧乏くじを引いたのは
このオネエ系将軍だった、という事になるかもしれません。
いずれにせよ、軍人としては二流以下なので、戦況に影響はないでしょう。https://t.me/moscowtimes_ru/13970
[8065] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/28(Wed) 21:14
- そして本日の戦果。
人的損失だけが突出、それ以外の数字が突然、落ち着きました。
正直、何が起きているのか全く判りませぬ。https://armyinform.com.ua/2023/06/28/vtraty-voroga-za-dobu-likvidovano-majzhe-1000-okupantiv-znyshheno-6-artsystem-i-13-bbm/
[8064] 本気 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/28(Wed) 16:14
- レズニコフ国防長官が、俺たちはまだ本気を出してないだけ(意訳)、
と海外メディアとのインタビューで述べています。
負け惜しみの可能性も当然ありますが、これまでに投入された戦力から見ると恐らく嘘ではないでしょう。
どこかに主戦力が居るはずです(8割の可能性で東部だけど、状況の変更によって南部に移動する可能性もある)。https://fakty.com.ua/ua/ukraine/20230628-golovna-podiya-kontrnastupu-shhe-poperedu-reznikov/
[8063] 訳がわからぬ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/28(Wed) 11:37
- ヘルソン州のドニエプル川東岸、ロシア支配地区で同士討ちが連発してる、
という謎の情報がウクライナ側から出て来てます。
ロシア軍の部隊がロシア軍の車両からボコボコにされる様子をドローンが捕らえたほか、
ウクライナ側が何もしてないのに吹き飛ぶ装甲車両の映像などが複数、確認されています(これは自軍の地雷を踏んだ可能性あり)。
内戦、反乱というよりはパニックによる同士討ちに見えますが詳細は不明。
ちなみにこの戦闘からウクライナ軍がドニエプル川を渡河して東岸で戦闘中、
というさらに怪しい情報が英語圏で出て来てますが誤報です。
ちゃんと情報源を確認しましょうよ…https://mil.in.ua/uk/news/artyleriya-urazyla-pihotu-rf-bilya-antonivskogo-mostu/
[8062] プリゴジンin ベラルーシ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/28(Wed) 11:08
- ロシアの連邦保安庁(FSB)が27日夜、プリゴジンのベラルーシ入りを確認した、と公表しました。
一部の情報だと、ワグネルがやって来る事にベラルーシ軍内で強い反発がある、ともされ、
これがルカシェンコ大統領に何か考えがあっての事なのか、
例によってプーちゃんに厄介ごとを押し付けられただけなのかで今後の情勢は変わるでしょう。
今、ロシアの核を持っているベラルーシにワグネルを入れる、というのはそう簡単な話では無いはず。https://t.me/rian_ru/207235
[8061] ウクライナのクサビ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/28(Wed) 10:50
- ウクライナの第28独立機械化旅団(28 ОМБр)が26日の段階で
クルドゥミウカ(Kurdyumivka)の街の西にあるダムを占拠した、と動画を公開してます。
(動画の解説に地名は無いが撮影してる兵士が述べている)
これでアウディーウカとバフムート間にさらなるクサビが打ち込まれた事になります。
それはバフムート包囲網の締め上げにも繋がるわけで、ジワジワとウクライナが進行してると見ていいでしょう。
ちなみに昨日、27日のゼレンスキー大統領の談話では、この第28の他に
第54、さらには第57機械化歩兵旅団の名を上げて感謝する、と述べているので、
さらにどこかで何かやってる可能性あり。
ちなみに第54はドンバスで長期に渡り戦い続けている部隊で、
ハリコフ電撃戦の延長戦、リマン解放戦で主力だった部隊。
第57はヘルソン州解放戦で主力として投入された部隊。
まあヘルソン州の時はほとんど戦わずにおわってますが、
いずれも精鋭に近い部隊です。徐々にそういった部隊が投入されつつあります。
ただしホントの精鋭部隊は未だに所在がつかめず、未だ温存されている、と筆者は見てますが。
https://fakty.com.ua/ua/ukraine/20230627-zsu-vstanovyly-prapor-na-kurdyumskij-dambi-v-doneczkij-oblasti/
[8060] ワグネル 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/27(Tue) 21:31
- ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ワグネルの戦闘経験はベラルーシに取って大きな利益になる、と述べてます。
複数形なので、プリゴジンだけでなく兵員ごと引き取ると見ていいようです。
武装解除した上で、まるごとベラルーシに送り込む、という形にするのか、これ。https://ria.ru/20230627/vagner-1880721252.html
[8059] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/27(Tue) 18:47
- そして本日の戦果。
人的損失は落ち着きましたが、それ以外の数字は動き続けてます。
戦闘は続行中でしょう。https://armyinform.com.ua/2023/06/27/ukrayinski-zahysnyky-za-dobu-likviduvaly-590-okupantiv-znyshhyly-28-artsystem-14-bbm-i-2-rszv/
[8058] 解体 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/27(Tue) 18:28
- ロシアの国防省が、ワグネル部隊の重装備を軍に移管する準備が進行中、としています。
тяжелой военной техники は通常、装甲車両などを指すので、
戦車などは全部没収、という事だと思われます。
事実なら、ワグネル部隊の解体が始まった、という事になりますが…https://t.me/rian_ru/207147
[8057] 詳細不明 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/27(Tue) 09:53
- ゼレンスキー大統領がウクライナ前線巡りの旅を敢行し、
東のスィルスキー将軍率いるフォルティッツア担当地区から
南のタルナフスキー将軍率いるタブリーア担当地区まで回っています。
その途中に公開された談話の中で、今日はウクライナ軍があらゆる方向に進撃した幸福な日、と述べています。
ただし軍から情報は出て来ておらず、何らかの欺瞞か、それともウッカリ口を滑らしてしまったのかは不明。
通常、軍の発表は行動から一日以上開けますので。
https://www.president.gov.ua/news/sogodni-na-vsih-napryamkah-u-nashih-voyiniv-bulo-prosuvannya-83833
[8056] 精鋭 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/26(Mon) 23:49
- ちなみにRivnopil'を開放した第31独立機械化旅団は今年になってから編成された新部隊ですが、
出て来る映像を見る限り平均年齢高めで、やはり精鋭とは言い難い印象が。
南部方面タブリーアの担当地区にはやはり精鋭部隊は居ない感じです。
東で動けないので、マリウポリ攻略を優先してるのか。
[8055] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/26(Mon) 23:08
- 本日の戦果。他の損失が減ってるのに人的損失が驚異的に跳ね上がってます。
ロシアが何かやらかした可能性あり。
https://armyinform.com.ua/2023/06/26/syly-oborony-za-dobu-likviduvaly-majzhe-1-000-okupantiv-znyshhyly-21-artsystemu-i-14-bbm/
[8054] 進撃 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/26(Mon) 22:54
- マリャールさんがRivnopil'の解放を認めました。
従来の報告から一気に30q以上南東に進んだことになります。
マリウポリまであと50qの位置で、西の幹線道路T0518沿いの南下であり、
こっちからマリウポリに行く気ですかね。https://t.me/annamaliar/886
[8053] 状況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/26(Mon) 22:45
- ロシア側がワグネルのロストフ州からの撤退、かつM-4道路の全線復帰を発表してます。
これにて、現地の混乱は終了だと思いますが、未だにワグネルをどうするのか、
具体的な話はほとんど出て来てません。https://t.me/rian_ru/206993
[8052] 御礼 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:31
- 何かのお役に立てれば幸いです。
公的機関の情報以外は基本的に扱わない、非英語圏の問題では、
英語圏の専門家も報道機関も、日本語の情報と同じ程度の信用性しか無いので、
これも基本的には参照しない、という原則を守っているだけ、なんですけどね。
ただ終わりは見えて来つつあるように思いますので、
これ以上は必要ないと判断した段階で、終了させる予定ではあります。
ただし掲示板の閲覧数、旅行中は一日十万以下だったのが、
帰還後百万超えになってるのを見てしまうと、
ある程度までキチンと追いかけなくては、と思ってはおりますが‥
[8051] 歓迎光臨 投稿者:一発屋 投稿日:2023/06/25(Sun) 22:39
- お帰りなさい。
よりによってこんな時に遊撃旅団さんが更新停止中とは、と思ったんですが一晩で終わっちゃいましたね(笑
それでもまだいろいろありそうなので、更新再開はありがたいです。
世の中、とにかくいい加減な事言う人ばかりなので。
[8050] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:37
- そんな中でのウクライナ側による戦果発表。
数字を見る限り激戦継続中、ですね。https://armyinform.com.ua/2023/06/25/vtraty-voroga-za-dobu-720-okupantiv-likvidovano-znyshheno-6-tankiv-i-19-artsystem/
[8049] 行方 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:34
- 同時にルカシェンコとの休戦調停の話し合いに行く、としたプリゴジンの以後の行動がつかめません。
そして例のM-4幹線道路は未だに交通規制が完全には解かれてません。
もうしばらく注意が要るでしょう。https://ria.ru/20230625/trassa-1880276911.html
[8048] ワグネル 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:29
- ヴォロネジとリペックの州知事が州内からワグネル撤退を宣言しました。
対してロストフ州は未だそういった宣言を出していません。
単に州都のロストフ・ナ・ドヌーから去った、と述べた以後、特に発表が無し。https://t.me/rian_ru/206971
[8047] 詳細不明 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 11:40
- そしてウクライナ軍の正式声明として、タブリーアの広報担当が
クラスノヴォリカ(Krasnohorivka)地区の一部を開放した、と発表しています。
ただしкою、地区なので集落全体の解放では無いと思いますが、それでもドネツク市直近の西側、
敵の総本山の喉元にこれもクサビを打ち込んだ事になります。
ちなみに一週間以上情報は公開しないで置いた、理由は判るよね、との事。https://armyinform.com.ua/2023/06/24/pid-krasnogorivkoyu-zsu-zavolodily-kilkoma-pozycziyamy-yaki-utrymuvalysya-vorogom-z-2014-roku/
[8046] どんどん進む 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 11:32
- 東部戦線で戦うウクライナの部隊、
第三独立突撃旅団(3-тя окрема штурмова бригада)の指揮官が、
シヴェラスキー・ドネツ・ドンバソ運河(каналу Сiверський Донець-Донбас)西岸を完全に開放した、と述べています。
事実なら激戦地アウディーウカ周辺とバフムート地区の間に強烈なクサビが打ち込まれた事になるのですが、詳細不明。
ウクライナ軍からの正式な発表はまだありません。
これ、かなり広大な地域でバフムート地区を包囲する気なのか。それが出来れば東部戦線は後はやり放題ですが…https://t.me/BiletskyAndriy/5144
[8045] 自由ロシア 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 11:15
- 一方、自由ロシア軍はプリゴジンもプーチンもオレらの敵、とした上で、
ロシア国内の反政府主義陣営の同志諸君、今こそ立ち上がれ、と煽ってます。https://t.me/s/legionoffreedom
[8044] そしてウクライナ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 11:11
- そんな状況下でマリャールさんがウクライナ軍が攻勢に出たことを認めました。
バフムート地区北西部のオリホボ ヴァシリウカ(Orikhovo-Vasylivka)、ヤーヒッドゥネ(Yahidne)、
南西部のクリスチィゥカ(Klishchiivka)、南部のクゥルドゥミウカ(Kurdyumivka)で一斉に攻勢に出た、としています。
事実なら一気にバフムート大包囲を締め上げに来たことになりますが、続報待ち。
ちなみにウクライナ側によると、クピャンスク、リマンでのロシア側の攻勢は続行中。
ちなみにウクライナ側によるプリゴジンの乱へのコメントは、お笑い担当の情報担当者、ブダノフ将軍を除くと、
ほとんどが自業自得とか、そうなるでしょうな、といった程度の内容で、戦況への影響は特に気にしてない、という前提。
ブダノフ将軍は、まあ無視していいでしょう。https://t.me/annamaliar/883
[8043] 夕撃旅団の帰還 3 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 10:49
- では24日正午以降の動き。
■ロストフ・ナ・ドヌー中心を占拠するワグネル部隊の映像がネットに流れ始める。
■突然、今までなんら戦闘報告が無かったウクライナのヘルソン州東部戦線に異常はない、との発表。
■現状、ヴォロネジの州都は落ち着いている、との発表。
■現地時間で午後1時ごろ、ヴォロネジ州で戦闘が発生したことを州知事が認める。
■チェチェンのお笑い担当、カディロフ将軍閣下がロシア政府側に付くことを明言。
■モスクワを起点とする全国へ繋がる幹線道路の内、南部方向に向かう高速道路が部分的に封鎖される。
■ロストフ州の映像の公開が続く。州都市内を観る限りほぼ無血占領だったように見えるが詳細は不明。
■現地時間午後4時ごろ、プーチンはクレムリンに居る、との発表。
(飛行機でモスクワを脱出した、という話が流れたことに対する反応だろう)
■現地時間午後6時ごろ、リペツク州知事が、ワグネルの部隊がに州内で行動中なのを認め、遠回しな言い方で戦闘中と述べている。
■現地時間で19時ごろ、ロストフ・ナ・ドヌー中心部のワグネル占領地区で銃声、との報告。夏至の直後でまだ日没前。
■現地時間の日没直前、午後8時頃からプーちゃんの忠実な舎弟、ベラルーシ大統領ルカシェンコがプリゴジンとの調停を始めていると突然発表。
プリゴジンがワグネル部隊の進軍停止と、緊張緩和のためにさらになる交渉を行う措置を受け入れた、
ワグネルの戦闘員に対する安全保障を伴った、両者に受け入れ可能な状況解決の選択肢がある、と述べる。
■直後にプリゴジンが、ワグネルは反転する、と発表。
■現地時間夜9時ごろから、ロストフ・ナ・ドヌーのワグネル部隊が移動しつつある、との報道が続く。
■現地時間で夜10時ごろ、クレムリンの報道官、ペスコフが会見。プリゴジンはベラルーシに向かうと発表。
■同時に、今回の「事件」に参加したワグネルの兵員は不起訴とする、と述べる。これにプリゴジンが含まれるのかは不明。
さらに希望する兵は国防軍に移籍できる、と述べて暗にワグネルの解体を示唆する。
■さらに今回の動きはルカシェンコの仲裁によるものであり、プリゴジンがベラルーシに入れることは大統領が保証する。
ただしこれについてプーチンからの発表は特に無い、と述べる。
■現地時間午後11時ごろ、ロストフ・ナ・ドヌーからプリゴジンとワグネルの部隊が撤退を開始した、との報道。
■現地を去るプリゴジンに対し、市民が歓声を上げて送り出す映像がRIAノーボスチで公開される。
プリゴジンが現地では支持されていた、とも取れる内容の映像を公開した理由は不明。
■以後、5時間以上、25日日本時間午前10時まで、ロシアによる公式報道は無し。
以上がプリゴジンの大騒ぎに関する現在までの状況。
本格的な内戦への突入が回避されたのか、はもうちょっと様子見でしょう。
[8042] 夕撃旅団の帰還 2 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 09:54
- 以降、現地時間24日の朝からの状況。
■現地時間6時にロシア政府が初めてまとまった状況報告を出す。RIAノーボスチによる記事では以下の内容が新たに加わった。
ちなみにこの段階でロシア政府は「武装反乱の試み(попытке организации вооруженного мятежа)」とし、
本格的なクーデターとは一線を引く姿勢を見せている。
〇国防省は金曜、ワグナーの後方陣営を攻撃したという情報は嘘であり、挑発であると発表した。
〇プリゴジンの行動は第279条に基づき法で裁かれるだろう。
(12条ではなく武装反乱法の279条を適用とした。ただしこちらは最大懲役20年だったりする)
〇プリゴジンの挑発後、ウクライナ軍は攻勢のためバフムート方面に兵力を集中しているが、ロシア軍により打撃を受けている。
〇プリゴジンがロストフ方面へ移動するワグネル輸送隊について述べた
(プリゴジンがロストフ州一帯の制圧に出たことを間接的に認めている)
〇ヴォロネジ州政府は、軍の車列が幹線道路M-4「ドン」を移動中であり、状況は制御下にあると発表した。
(ヴォロネジ(Воронеж)はロストフ州のすぐ北の州。M-4道路は首都モスクワから放射状に伸びる幹線道路の内、南部に向かう大動脈。
これを抑えないとロストフ州から一気にモスクワに北上できてしまう)
〇ロストフの州都であるロストフ・ナ・ドヌー中心部への移動を控え、可能であれば屋内にとどまるよう呼び掛けた。
■同じく現地時間で早朝6時ごろ、ヴォロネジ州のさらに北、リペツク州の州境でM-4幹線道路が封鎖されたとの発表。
(この辺りからウクライナにおける戦況報告はほぼ出て来なくなる)
■現地時間で朝8時ごろ、ワグネル部隊の兵に対して投降を呼びかける声明をロシア国防省が出す。
ロシア軍に投降すれば身の安全は保障する、といった内容。
■今さら、という感じでサンクトペテルブルクにあるワグナー本部のビルがロシアの治安部隊に封鎖される。
■幹線道路M-4が464q〜777qの約300qの区間で封鎖されたと発表。
(おそらくモスクワの起点からの距離。ほぼヴォロネジからロストフ州境までの距離。
間接的にロストフ州の多くがワグネルの制御下にある事を認めたと見ていい)
■現地時間正午ごろからプーチンが演説。ただし「ボクは裏切者に怒ってるんだぞ」レベルの話に終始し、内容は無し。
以上が現地時間24日正午までの動きです。
[8041] 夕撃旅団の帰還 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/25(Sun) 09:02
- さて、では本日から通常営業再開です。
昨日、第一報だけを報告したプリゴジンの反ロシア軍宣言とロシア政府側の逮捕宣言の応酬、
その後、ワグネルによる武装蜂起に繋がってしまいました。
個人的には想定外で、この行動、かなり入念に準備がされていた可能性があります。
ついでにレズニコフ国防長官が4月の段階のインタビューで述べていた「新しいロシア政府」、
そしてベルコロド州に攻め込んだ自由ロシア軍がロシア政府を無視して、
プリゴジンに呼びかけを行った事、なども考慮すると、
意外に根が深い可能性があるかもしれません。
それから25日現在まで、ほぼ間違いないと思われる状況をまとめて置きましょう。
■現地時間で6月23日夜、プリゴジンがワグネル部隊の陣地が
ロシア軍からロケット攻撃を受けた、当然、これに対応すると、ネット上で宣言。
このロシア軍による攻撃の真偽については現状、確かな情報は無い。
■すぐにクレムリンの広報官、ペスコフがプーチンは現状を把握しており、これに対応する、
というやや遠回しな言い回しでプリゴジンをロシア政府の敵とし、
さらにプリゴジンは犯罪者として逮捕される対象となった事を宣言。
間もなくもう少し強い言葉でプリゴジンの行動を「国家への裏切り」と述べ、
政府側はこれを排除する意思を明確にした。
(刑法12条 国家反逆罪。4月に最高で終身刑までとなっている。従来は禁固20年だった)。
■ロシア連邦保安庁(FSB/情報機関)が国内に残っているワグネルの部隊にプリゴジンの呼びかけに応じないよう声明を出す。
(この辺りで現地の日付は24日になる)
■ロシア軍内でプリゴジン派としてしられるオネエ系外見のスロヴィキン将軍がプリゴジンに行動を止めるよう呼びかける。
この段階でプリゴジンの行動がかなり深刻な状況であることが明らかになった。少なくとも政治的に仲間を集める、
といった状況では無く、すでに武装蜂起に入ったと思われたからだ。
■その後からロシアのニュース番組でプリゴジンが公開した「ロシア軍の攻撃を受けたワグネル陣地」の映像に関し、
あれは偽造されたものだ、信じてはいけない、と報じ始める。
■遠回しな言い方で、モスクワは平和だ、という報道をRIAノーボスチが公表、間接的に内戦状態に入った事を認める。
■何の説明も無く、突然ロストフ州の知事が住民の安全のために尽力している、と発表、
このため、恐らくこの一帯で戦闘が行われてる事が判明。ロストフ( Ростовской )州の州都、
ロストフ・ナ・ドヌー(Ростов-на-Дону)はアゾフ海の東端、
マリウポリの東にあるロシアの都市。さらにクリミア半島に向かう道路の拠点で、さらにロシア軍の軍管区司令部がある。
よって、ここを抑えられるとロシアの南部戦線は補給に致命的な打撃を受ける。筆者がウクライナとの関係を疑う理由の一つがこれ。
以降、矢継ぎばやにロストフ市の主要部がワグネルに占拠されたと思われる情報が間接的に公表され続ける。
(この辺りで現地は24日の夜明けとなる)
[8040] ワグネル 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/24(Sat) 05:20
- ワグネルのボス、プリゴジンが、ロシア軍から攻撃を受けた、受けて立つぞと報告してます。
対してロシア政府はプリゴジンの行動を武装反乱とみなし、刑事訴訟の対象にする、
としており、
プリゴジン、逮捕される可能性があるようです。
このままクーデター、内戦にまで進む可能性は高くないと思いますが、情報に注意が要るでしょう。https://t.me/rian_ru/206665
[8039] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/06/21(Wed) 20:19
- とりあえず本日の戦果だけ。
昨日よりは落ち着きましたが乱戦継続中でしょう。
ただし両軍からほとんど情報が出て来ておらず、状況は不明です。https://armyinform.com.ua/2023/06/21/ponad-4000-tankiv-rosarmiyi-znyshhyly-syly-oborony-ukrayiny-z-pochatku-shyrokomasshtabnoyi-agresiyi-rf/