[7638] クピャンスク東部の謎 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/16(Thu) 09:44
- ウクライナ参謀本部の定例発表で、クピャンスク東部の戦闘に初めて言及してます。
ロシアが仕掛けて来ている、現地のウクライナ軍が他の地区に転進しないよう拘束するのが目的だろう、と述べてます。
事実なら、ウクライナ軍この方面で攻勢を準備中、というわけではなさそうです。
これだけ同じ場所で戦い続ける戦闘はロシア式ですから(機甲兵力が無いのだ)、
おそらくその通りでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=8FL6w6EGLdA
[7637] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/15(Wed) 20:36
- そしてロシア謹製正直戦況地図。
戦線は全く動いてませんが、クピャンスク東部の戦闘は続行中、
さらにまた国境を越えベルコロド近郊のロシア領内に砲撃があったとしています。
その割には大騒ぎして無いのが謎ですが、いずれにせよこのクピャンスク東部の戦闘そのものが謎です。
さらにドニエプル川の砲撃戦も続行中。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[7636] 損失 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/15(Wed) 20:24
- そしてウクライナ側による本日の戦果。
この数字を見る限りかなりの戦闘が続行中と思われるのですが、
一日遅れのはずなんで、明日からの数字に注目したいところです。https://armyinform.com.ua/2023/03/15/vtraty-voroga-majzhe-tysyacha-okupantiv-8-tankiv-ta-9-artylerijskyh-system/
[7635] 回数 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/15(Wed) 20:22
- 損失報告を見る限り、ロシア軍まだまだ元気、という印象ですが、
ウクライナ軍の報道官がロシア軍の攻撃は今週に入って劇的に減ったと報告しています。
これまでロシア側の攻勢は日に90〜100だったのが、今週に入ってから20〜29にまで激減、
特に夜襲がほとんど無くなった、と述べています。
従来は毎晩、人海戦術でウクライナ陣地を襲撃、その陣地の位置を確認した上で砲撃を加えいていたのが、
今週に入ってから日に2〜9回の襲撃しかない、人的損失に加えて夜間装備がもう無いのでは、との事。
事実ならほぼ3カ月近く続いたロシアの攻勢がそろそ限界だという事になりますが、しばし様子見でしょう。
https://armyinform.com.ua/2023/03/15/aktyvnist-nastupalnyh-dij-voroga-u-porivnyanni-z-mynulym-tyzhnem-znachno-znyzylasya/
[7634] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/14(Tue) 20:23
- ウクライナ軍による本日の戦果。
人的損失は今日も700人越え、さらにその他の数字も盛大に動いてます。
よくまだこれだけの攻勢を掛ける戦力が残って居たな、と思いますが、
バフムート地区の戦闘によるのか、それ以外も含むのか、現状は不明です。https://armyinform.com.ua/2023/03/14/ukrayinski-zahysnyky-za-dobu-likviduvaly-ponad-740-okupantiv-znyshhyly-10-tankiv-i-11-bpla/
[7633] 正直 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/14(Tue) 10:35
- ロシア謹製正直戦況地図13日現在版。
戦線に動きは無いですが、クピャンスク東部の戦闘が再開してます。
そしてヘルソンのドニエプル川超え砲撃戦も続行中。
いずれも何やってるのか未だに謎のままです。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[7632] 増刊 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/13(Mon) 20:33
- ついでに人類の128%が興味ない話だと思いますが、現在サイトで販売してる方の2020年増刊号、
ベトナム航空戦の基礎知識も今月中にAmazonの委託販売に移行します。
値段は変えない予定ですが、汎用性の高いPDFファイルでは無くなる事、
オマケ記事は全て削除となります(X-35とF-35は別物の話と鳥居と落下と空母の話)。
この辺り、それは困るという方がいらしたらお早めにサイト内で申し込んでくださいませ。http://majo44.sakura.ne.jp/extra2020/index.html
[7631] 戦争は数だよ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/13(Mon) 20:25
- 新たなウクライナ軍のドローン部隊の記事。
実戦では結局、消耗に耐える安価で大量に揃う機体が強い、というF-16にも繋がる話が興味深いところ。
高価で強力な1機より安価で大量配備できる5機だそうな。そうだよね、と思う。
■四軸プロペラのドローンは三人一組で運用される。
司令部から指示を受ける担当が一人(筆者注・恐らく隊長)、操縦やタブレットでの座標入力を行う担当が二人。
■現状、ロシア兵は歩兵でしか突入して来ない。
ウクライナ側の砲撃射程内に車両が入って来る事はまず無い。
■ロシアの人海戦術は自殺行為だが、有効な面があるのも事実。
■現在、その人海戦術に効率よく対抗する戦術を開発中だ。
■ドローンの運用班は常に複数で展開し、戦線の広範囲に渡り情報を集める。
司令部ではそれら全ての情報を見て戦場の全体像を把握してから作戦を立てる。
■敵の援軍の位置、兵力の集中点、弾薬の運搬場所、弾薬庫、人員の休憩場所、
そして敵部隊の接近、後退、到着、まで敵の戦闘活動の全過程を把握している。
■敵部隊で何が、いつ、どのように起きているのか全て把握している。
■ドローンの航続距離は戦線の後方まで届くが、必要なとき以外深入りしない。
ロシアは電子戦に積極的で傍受、さらには破壊の可能性が高くなる。
■ドローンの損失は大きい。その補填の費用は募金などで賄わないと足りない。
■高価な機種のほうが信頼性が高く強力だが、結局、戦場では長くは使えない。
だから航空偵察の専門家は安いものを好む。一般に「軍用」1機よりも「民生用」5機の方が長生きする。
■ケーブル、バッテリー、さらにはプロペラなどが消耗品で補充が必要だ。そのお金も馬鹿にならない。
https://armyinform.com.ua/2023/03/13/krashhe-vtratyty-10-droniv-ale-vryatuvaty-odnogo-bijczya/
[7630] 損失 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/13(Mon) 16:28
- そして13日発表のウクライナ側による戦果。
人的損失が700人台と少なくないですが、それでも狂気のレベルではなく、
さらに他の数字が大人しくなってますから、戦闘はまた一段落のようです。
以前のように何日も狂気の状態が続く、という事は無くなりつつある、と見ていいと思います。https://armyinform.com.ua/2023/03/13/majzhe-160-tysyach-vijskovyh-vtratyla-armiya-rf-za-chas-speczoperacziyi-v-ukrayini/
[7629] 三振 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 17:05
- 大谷を三振に取った電気技師、サトリアさんのインタビュー。
何やってるんだろうと思ったら、自軍のベンチに叫んでたのね。
そして皆さん、英語が上手。https://twitter.com/FlippinBatsPod/status/1634805965035048960?cxt=HHwWgMDU6aLX_68tAAAA
[7628] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 16:34
- そして本日の戦果。
久しぶりに二日連続の人的損失1000人超えとなりました。
他の数字はそこまで動いてないので、これはバフムートでしょう。
ロシア、最後の攻勢に出たと思われますが、さてどうなるか…https://armyinform.com.ua/2023/03/12/zagalni-bojovi-vtraty-protyvnyka-z-24-02-22-po-11-03-23-oriyentovno-sklaly/
[7627] 進化 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 16:32
- 言われてみれば、確かに発展の歴史をなぞってますね。
大型の無人機は単に人が操縦してないだけの航空機なので、
今回の戦争における小型ドローンの進化とはまた別系統と個人的には考えてます。
ただしそこにネットワークによる情報共有とかが絡んでくると、
またいろいろな変化が出てくると思われますが…
[7626] ドローン 投稿者:NK 投稿日:2023/03/12(Sun) 15:33
- 考えてみるとドローンは軍事における航空機の発達史と似ていますね。
最初は偵察、それから軽武装、そして本格的な攻撃装備という経緯がありました。
無人攻撃機はすでに実用化していますが。
もっとも大型化すると「歩兵が持ち運ぶ」などという用法はできなくなります。
今後どのように展開するのでしょうね。
[7625] 雪解け 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 10:22
- おそらくドンバスの戦線と思われる土地で
雪解けと共に無数のロシア兵の死体が出て来たよ、という写真。
赤で目印が付けられているのは全てロシア兵の遺体。いやはや…https://twitter.com/DefenceU
[7623] 弾数 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 09:51
- 砲弾に関してはロシア、おそらく他国から取り込んでると見ていいフシがありますが、そこら辺りは戦後の資料待ちですね。
ある意味、台湾がそこらあたりのブレーキになってると思います。
ただし兵器類に関しては確実に損耗して不足してます。
戦車に関してはすでに述べましたが、他にも対戦車ミサイルの不足がウクライナ側から指摘されてます。
都市攻防戦が終わって、ウクライナ側が機甲部隊の突破に出た場合、かなり厳しいでしょう。
あとウクライナ側は例のタブレットでタップすれば命中システム&西側の精密な長距離砲で、
ロシアに比べて1/6の砲弾で済む、としてますから、その影響もあるかと。
まあ、実際は1/3程度じゃないかと思ってますが、これも情報待ちですね。
[7622] 継戦能力 投稿者:グライフ 投稿日:2023/03/12(Sun) 09:19
- ロシアの兵器弾薬の備蓄は相当な量がありますね。近々弾切れになる、と各国機関が何度も発表していましたが、アナーキャ様の言葉どうりあてにならない分析です。
NATOとの全面戦争に備えた資源をウクライナ一国に振り向けているのでしょうから、受け止めているウクライナ凄いです。
我々もOODAループフル回転させて見ていないと、戦闘の変化に理解がおいつけないです。
[7621] 選挙 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 09:05
- ワル悪傭兵軍団ワグネルのボス、プリゴジンが来年のロシア大統領に出馬すると表明。
なぜこのタイミングで。というか来年までロシアがあるという保証はない気がしますよ、プリちゃん。https://t.me/rian_ru/196631
[7620] 戦況地図 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/12(Sun) 08:58
- ロシア謹製戦況地図、突然、9日にまでさかのぼり、
バフムートの南北で大きくロシア側が前進したことになっています。
こういうドラえもん的な事やるのは、怪しいときなんで、信用度は微妙としておきますが、
一定の戦果は上げている、と見ておくべきかもしれません。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[7619] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/11(Sat) 20:34
- ウクライナ側による本日の戦果。
久しぶりに人的損失が1000人超え。その他の数字を見てもかなりの激戦になってると思われます。
ロシアにここまでの戦力が残っていたのはちょっと驚きですが、同時にこの先を考えてるのか、とも思うところ。https://armyinform.com.ua/2023/03/11/vtraty-voroga-ponad-tysyachu-okupantiv-10-tankiv-ta-8-artylerijskyh-system/
[7618] バフムートの戦い 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/11(Sat) 10:07
- バフムートの戦線で負傷し療養中のウクライナ歩兵へのインタビュー。
敵を過小評価してはならぬ、として以下のように述べてます。
■ロシア軍にも狡猾な作戦を取れる兵が居る。甘く見てはならない。
ロシア兵は特殊な爆竹を束ねたようなものを使う。これをウクライナ軍の陣地付近に投げ込む。
その連続爆発音は機関銃射撃音に似てるので、背後に敵が現れたと錯覚しやすい。
ただし、慣れてしまえばその音は識別できるようになる。
■ロシア軍の集団は常に5〜7人の小規模な部隊で接近、襲撃して来る。
(筆者注・突撃小隊の12〜15人の約半数なのに注意。
突撃小隊をさらに分割する例がある事はいずれ記事で紹介する)
■夜間はウクライナ軍が暗視装置を使うので敵はむしろ動かない。
夜明けとと共に砲撃の援護を受けて襲撃を開始する。このため常に監視と警戒が重要だ。
■精鋭の特殊部隊が動く場合、赤外線暗視装置で見えにくい特殊な生地でできたスーツを使用した。
ただし暗視装置の表示を白黒モードに切り替えると、逆に暗い点として見えてしまう。
スコープを向け、その斑点を10分ほどじっと観察し動き出したらすぐに発砲して仕留めた。
■ロシアの特殊部隊が夜間に活動する際には、サイレンサーが発熱して赤外線暗視装置で突然検出されないよう2〜3発しか連射しない。
■敵のドローンの観測は補給や移動などの行動を大きく制限する。やっかいだ。
■少なくとも昨年12月まで、バフムート地区で敵は航空攻撃を盛んに行った。自分もそれで負傷したhttps://armyinform.com.ua/2023/03/10/ne-slid-nedooczinyuvaty-vorogiv-treba-buty-majsternishymy-zahysnyk-bahmuta-vadym/
[7617] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/10(Fri) 21:29
- そしてロシア謹製戦況地図。
とりあえず戦線は未だ変化なし。そして未だにドニエプル川沿いの砲撃戦は続いてます。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[7616] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/10(Fri) 21:23
- そして本日の戦果。
人的損失はまた800人越、他の数字も動いてます。
まだ戦闘は続行中でしょう。https://armyinform.com.ua/2023/03/10/ukrayinski-zahysnyky-za-mynulu-dobu-likviduvaly-ponad-800-okupantiv-znyshhyly-7-tankiv-ta-6-bbm/
[7615] 速度 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/10(Fri) 21:19
- すぅさん、ホントにその通りで、速度の戦争やってる印象が強いです。
OODAループ的には最初の観察がドローンによって大きく進化した事で、
そもそもループのスタートが高速化してる、というのがあるように思ってます。
[7614] 速度 投稿者:すぅ 投稿日:2023/03/10(Fri) 07:59
- 戦車の速度から砲の重点速度から相手を見つけるところから…とにかく「早さ」をウクライナが重視しているのがとても印象的です。
単純な速度ではなくて、まさにOODAループの回転の早さとかそういうところな訳ですね…。
[7613] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/09(Thu) 20:33
- そして本日の戦果。
人的損失はまた落ち着きましたが、他の戦果がかなり動いてます。
ただし以前のように狂気の数字が何日も続く、という状況ではありませんね。https://armyinform.com.ua/2023/03/09/shhe-minus-590-okupantiv-5-tankiv-ta-13-bbm-dobovi-vtraty-voroga/
[7612] 正直戦況地図 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/09(Thu) 09:43
- で、8日付のロシア謹製正直戦況地図。
ロシア側の報道はいろいろ言ってますが、1oたりとも戦線に変更は無し。
そしてヘルソンのドニエプル川超え砲撃は続行中。
あと戦闘は終結したクピャンスク東部ですが、ロシア側が盛大に砲撃を開始してます。
この辺り、ホントに何やってるのか全く判らず。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html
[7611] 鉄十字キラー、レオパルト2号 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/09(Thu) 09:30
- ドイツでレオパルト2の訓練を受けているウクライナ兵へのインタビュー。
ほぼ絶賛、という感じです。
ようやくもらった戦車にケチつける訳にもいかん、とういう部分もあるかと思いますが、
意外に正直な感想のようにも思えまする。
レオパルド-2は、私たちが慣れ親しんできた戦車とは完全に異なる。
まず発進までの時間が非常に短い。T-80よりも早い。実際、車のようにキーを回せばそれでいい。
ドライバーやクルーの快適性を考慮して暖房用のストーブがある。
次に、エンジンが強力で1500馬力ある。T-64よりも重いが、その走破性は印象的だ。
戦車の動きは前後とも非常に速く、とにかく加速がいい。
オートマチックトランスミッションを搭載しているのも驚きだ。
非常に繊細でギア変更は瞬時に反応する。前進後進共に簡単に動く。
高速道路では時速70km、オフロードでは時速50km、後退ではは時速31kmで走行できるのだ。
陣地から素早く離れる必要がある状況では、これは大きな利点となる。
T-64やT-72の後進は5km/hの速度でしかないのだ。
レオパルド2の運転は、レバーではなくハンドルで操作するのも印象的だ。
クラッチがつながり、戦車の無限軌道が互いに向かって動き出すので、文字通りその場で戦車が旋回する。
しかも、エンジンを交換して戦場に戻るような状況になっても、わずか40分しかかからない。
120ミリ砲はスナイパーライフルのようだ。
昼間は5km、夜間は4kmの距離まで撃つことができる。
赤外線暗視装置の働きで、4km先までターゲットを確認できる。
戦車内はロシア系の戦車より広いスペースがあり、装填手は寝ることも可能だ。
操縦手にもスペースがあり、戦車長も砲手も問題ない。
操縦手のシートは我々のより大きく、戦車長と砲手も快適な仕事場を持っている。
興味深いのは砲塔のハッチがヒンジ式ではなく、スライド式な点だろう。砲塔に2つ、操縦席に1つある。
人間工学の観点からも装備は全て私たちが慣れ親しんだものよりずっと快適だ。
すべての操作はジョイスティックで行い、戦車長はジョイスティックでターレットを回転させることができる。
砲塔の全旋回にはわずか9秒しかかからない。弾薬庫は二つ。
砲塔後方の隙間に装甲区画で仕切られ15発、もう1つは操縦手席の左下付近に27発、計42発ある。
筆者注・以前も触れたが戦車の速度は意外に重要というのが興味深い。
以前の戦争では見なかった指摘だが、とにかく素早く移動しないと直ぐに見つかってボコボコにされる、
というドローン戦争の結果かもしれない。https://armyinform.com.ua/2023/03/07/ukrayinskyj-tankist-rozpoviv-pro-navchannya-na-tanku-leopard-2/
[7610] 戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/08(Wed) 18:55
- そしてウクライナ側による本日の戦果。
人的損失が700人前後とやや大きいですが、それ以外の数字は減少しています。
現状はまだ様子見ですね。https://armyinform.com.ua/2023/03/08/ukrayinski-zahysnyky-za-mynulu-dobu-likviduvaly-700-okupantiv-znyshhyly-7-artsystem-ta-9-bmm/
[7609] 戦訓 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/08(Wed) 16:37
- 2022年の夏以降に登場したロシアの「突撃隊」に関する分析の続き。
この辺り「英語圏の軍事専門家」が適当な事いろいろ言ってますから、鵜呑みにしないでね。
なんでもかんでも簡単に信じちゃダメだし、自分で考える事を放棄したらお終いよ。
ただしあまりに長い内容なので要訳とし、全文は後ほど、戦訓記事の方で紹介します。
■突撃隊の特徴は前回述べたように装甲車両の不足を補うため歩兵を増やしている点である(戦車中隊→小隊。凡そ1/3以下)。
■このため戦車等の装甲車両による突撃は無くなった。代わりに無数の突撃歩兵が小集団に分散して突入して来る。
(筆者注・後で見るように戦車は歩兵の援護射撃をしても突入して来る事はない。
だが機動力の無い歩兵が戦線を突破しても極めて貧弱な突破、展開力しかない。
この戦術ではまともな攻勢作戦は行えないゆえ、バフムートのような都市攻略に拘るのだろう。
そして開戦直後の時期に持っていた機甲戦力を回復しない限りその作戦能力の回復は不可能だ。
戦車はロシアの畑に生えて来るものでは無いからそう簡単には数は揃わない。
よってロシア軍はもはや大規模な攻勢能力を持たないと思っていい。終わりである)
■バフムート地区の突撃隊主力、歩兵小隊は傭兵集団のワグネルが担当し一定の成功を収めている。
■このため、ウクライナ軍はソルダーレの戦闘研究統括班を設立、その対策を研究、その結果はとても興味深いものとなった。
以下にいくつかの具体的な戦術の例を述べる。
■突撃作戦は、常に決まった時刻に開始された。
(筆者注・だから予測ができるし防げる、という意味だと思われる)
■最初の襲撃班が手榴弾や、RPGなどで盛大に攻撃して注意を引き付け、
その間に別の襲撃班が損害を無視して急速に接近、突入して白兵戦を展開する作戦も見られた。
■ワグネル部隊の塹壕への進入は、手榴弾-前進-手榴弾-前進の順で行われる。塹壕の見えない位置には必ず手榴弾を投げ込む。
■ワグネルの突撃は通常、2人の戦闘員によって「先導」される。
彼らは軍団の中で最も地位の低い兵で多くはHIV陽性者、肝炎患者、麻薬中毒者だ。
■これらの兵は銃撃で殺されるか、対人地雷で吹き飛ばされるのが常だ。
■このような兵は部隊の戦闘能力に大きな影響を与えることはないため、仲間内でも大砲の餌食と見なされている。
(筆者注・何の意味があるのか判らないが、発砲によってウクライナ側の銃座を見つけるためか。地雷原突破に二人は少なすぎる)
■敵が自動グレネードランチャー(AGS-17)を大量に使用した興味深い攻撃もあった。
5〜7機のAGS-17部隊がドローンと協力して砲撃して来た(オペレーターは射撃班内に居た)。
初弾の着弾位置を確認してから座標を調整、残りのAGS-17が次々に砲撃を開始する。
その間に先に発射したAGS-17の弾は再装填され、射撃が途切れず砲撃の密度も確保された。
(AGS-17は最大10連射前後まで、弾倉は29発なので単体運用だと射撃にスキが出来るらしい)
■突撃隊と戦ったウクライナ側の戦訓として、以下の戦闘方法が有効と認められる。
1.長距離火力(82mmか120mmの迫撃砲、グレネードランチャーなど高い発射速度と精度を発揮する火器)で接近を防ぐのが重要。
2.単一の防衛線を突破されると近隣陣地の占領・包囲を招く。よって多段式の陣地での防御が有効である。
■戦車が近接支援に用いられる事もある。ただしハッチを開けたままで移動し、弾薬はベルトコンベア上の22発のみである事が多い。
これはнемеханiзовану боiукладку(機械化されてない弾倉?)に命中を受けた場合、致命的な打撃となるからだ。
(筆者注・ここら辺りの原文は意味が取りにくく、正直よく判らない。ロシア戦車の構造によるものだと思われる)
■このためロシア軍の戦車は森林地帯で身を隠しながら移動し10発だけ撃つと
補給のために引き返し、その後戻って来てまた10発だけ撃つ、を繰り返す。
■突撃戦には単独の狙撃兵、または狙撃兵部隊(狙撃兵とそれを援護する1〜2人の兵士で構成される)が投入される事もある。
狙撃兵は通常夜間に活動し、標的を見つけるために赤外線暗視装置を使用、地形の把握にタブレットPCを使う。
狙撃部隊は徒歩で隠密裏に移動する。500m以上這うように移動した事例もある。周囲の状況はドローンで監視していた。
■狙撃手の任務には敵陣地と砲の位置を特定し、砲撃を誘導する事、突撃作戦を確実に成功させる援護がある。
(筆者注・どう考えても狙撃兵(Снайпер)の仕事では無いが誤訳ではない。ロシアの狙撃兵は偵察も兼ねるのか)
■軽装備歩兵の小集団による24時間の絶え間ない攻撃は有効である。
夜間にウクライナの密集防衛線内に弱点が発見されると「突破」されやすい。よってこの戦術は他の地域でも積極的に使われている。
(筆者注・それはとにかく人命をすり潰す人海戦術となる事に注意)
■ロシア軍の動員兵に比べるとワグネルの傭兵は組織力、戦意、戦闘経験と能力で際立った存在となっている。
■ワグネル部隊の優れた点は、兵の能力に基づいて戦闘作戦を計画している事だ。作戦は単純で原始的なものに徹している
(筆者注・囚人兵でも可能と言う事だろう。皮肉も入ってる可能性あり)
■その単純な任務を遂行するために多くの突撃隊が編成された。損失は大きいが有効な戦術であり、以後も続く可能性が高い。
■ワグネルのプロの傭兵たち、指揮官や専門家集団は囚人部隊の突撃には参加しないため、
その戦闘能力は失われず、それでいて経験を積み技術を向上させられる利点がある。
■弱点としては囚人の戦闘員のため個人および集団訓練のレベルの低さがある。
実際、銃撃を受けた突撃集団の統制は即座に失われ大きな損失につながっている。
■このため囚人たちが大量に失われることを考慮に入れていない。これらの損失は部隊の戦闘能力を低下させるものではないからだ。
■小集団による絶え間ない「戦場偵察」もある。これにより、ウクライナ軍の情報力、武器、回復力が弱い場所に兵力を集中させる。
(筆者注・偵察としているが、発見されて殲滅される場合も多く命と引き換えに敵陣地を発見する、という人命無視の戦術である)
■ワグネル部隊は予測可能な方法で行動する事が多い。よって事前に地雷や監視装置を配置し、装甲車両で反撃するグループを準備することができる。
https://armyinform.com.ua/2023/03/07/taktyka-dij-zagoniv-vagnerivcziv-ne-rahuvatys-iz-vtratamy/
[7608] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2023/03/07(Tue) 23:05
- そしてロシア側発表による戦況地図。
こちらによると未だに1oも戦線は動いてませんが、クピャンスク東部の戦闘は全て終結しています。
なんだったんでしょうね、これ。
ただしヘルソン地区におけるウクライナの砲撃は未だ続行中。
こちらも目的は未だに不明。https://ria.ru/20220622/spetsoperatsiya-1795199102.html