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[5302] シロ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/19(Sat) 18:38  

j7wさん、ありがとうございます。
ようやくシロの居ないカゴに慣れてきました。


[5301] 無題 投稿者:j7w 投稿日:2020/09/19(Sat) 11:16  

今しがた拝見致し候う。
シロちゃんお疲れ様でした。
あちらでしっかり食べ遊んで下さいませ✨

ご冥福をお祈りいたします。


[5300] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/17(Thu) 22:38  

LASTYさん、時代を感じさせる勝負ですが、またスゴイですね…。
直線の加速と最高速は軽い二輪が、コーナーではタイヤのグリップとダウンフォースの吸いつきで
フォーミュラの四輪がそれぞれ速いと聞いた事がありますが、市販車相手だと125の勝ちになりそうですね。

まさふとさん、情報どうもです。ドイツ語でしたか(笑)…
なんとも日本的な「ヨーロッパの名詞ならなんでもカッコいい」系命名で、
やはり当時のホンダの経営陣の皆さん、酔っ払ってたんじゃないなかあ…


[5299] ツインリンクの真実? 投稿者:まさふと 投稿日:2020/09/17(Thu) 21:34  

書き込んだ後で気が付きましたが、公式である株式会社モビリティランドがちゃんと「ドイツ語だよ。」と言ってました。

「英語の「Twin」とドイツ語の「Ring」をつなぎ合わせた造語です。アメリカンスタイルのオーバルコースである「スーパースピードウェイ」
とヨーロピアンスタイルのレイアウトを持つ「ロードコース」のふたつのレーシングコースを表わしています」とのこと。

一応、公式の言い分はこういうことだそうです(笑)

https://www.mobilityland.co.jp/company/motegi/


[5298] ツインリンク 投稿者:まさふと 投稿日:2020/09/17(Thu) 21:23  

ツインリンクもてぎについて、あくまで噂ですが、
後半の「ring」はドイツ語にあやかっていると聞いたことがあります。(ドイツ語でも同じ綴り)

ドイツ語の「g」は後ろに母音が来ない場合、にごらず「ク」の発音になります。
そして、ドイツには有名な Nürburgring(ニュルブルクリンク)があり、
こちらも二重サーキットという共通点があります。

じゃあ何で最初の「ツイン」は英語なんだよ・・・と突っ込むべきですが、
想像するに、日本の山の中で、完全ドイツ語表記はさすがに・・・という感じではないでしょうか(笑)
基本英語の名前にしておいて、サーキットの本体である「ring」の読み方のみドイツリスペクト・・・なのかも

本当にこんなふわっとした理由なら、公式が一切解説していないのも、逆に納得できる気がします(笑)


[5297] 無題 投稿者:LASTY 投稿日:2020/09/17(Thu) 21:10  

かつて、ツインリンクのオーバルコースを借りて、F40 vs 32GTーR vs 400ネイキッド vs 125レーサー、、、という、ありとあらゆる意味でおかしな事をした事があります。
125レーサー、早かったです。
本当に意味不明ですね。

隣ではJTCCだったかの練習走行をしてました。


[5296] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/16(Wed) 13:37  

すぅさん、ありがとうございます。
いずれあの世で会うときに、ホントにお前の家の食事は最低だった、とか言われないことを願っております。

「ク」に関しては私もちょっと気になってました。
もてぎの場合、アメリカ人呼んでインディーカーをやるのが前提の施設なんで、
本来無音である名詞最後の「g」を発音しちゃうと、連中にほぼ通じなくなる可能性があります。
それだったら濁音取って「ク」にしちゃえ、なら聞き取れるだろ、といった処置だったのかなあ、
と個人的には想像してました。無論、根拠はありませぬが…

ボルトさん、地上云々は第二次大戦期の陸軍が使ってたオリーブドラブの話ですね。
それ以降は、調べたことが無いので私も残念ながら知りません。
どういった色に塗るかは、その時代ごとの空軍のお偉いさんが決めてるので、何か考えはあったのでしょうが。


[5295] 軍用機の迷彩塗装 投稿者:ボルト 投稿日:2020/09/16(Wed) 13:17  

このサイトかどこか忘れてしまったのですが、軍用機の迷彩塗装は駐機中に敵の空襲から欺瞞するためとあったような気がしましたが、ベトナム戦争では普通の戦闘機だけでなく空襲の心配が無さそうな大型爆撃機までされていましたよね?

一応念のため的な物だったのでしょうか?


[5294] ツインリンク 投稿者:すぅ 投稿日:2020/09/16(Wed) 08:23  

スミマセン。連投になってしまうのですが、どうしても気になってしまったので。。。
ツインリンクもてぎの「リンク」についてはスケートリンクとかの「rink」だと思っていたのですが、写真を見ると英語表記は「ring」なんですね…。日本語はリンクなのにどうして…としょうもない疑問を抱いてしまいました。
英語でもice rinkって言うので、rinkという単語自体はあるし。。。それともしょうもない誤植に誰も気づかなかったパターンか?


ちょっと前にピザハットにコラボしようと持ち掛けたイエローハットが「Hat」と「Hut」をわかってなくて赤っ恥を書いたところに、周りのコメントがスターバックスとオートバックスがコラボしたら良いというものが多数で、同じような間違え(BucksとBacs)を誰も気づかずにしていたことがあり、それと同じような感じなのかな…。


[5293] ご冥福をお祈りいたします 投稿者:すぅ 投稿日:2020/09/15(Tue) 19:58  

シロちゃんは残念でしたね。。。
どうしてもそういう異常があった子はなかなか長生きしにくいとはいえ…。
でもきっとアナーキャさんの家に生まれて、幸せな人生、いや鼠生を送れたと信じています。


[5292] スターリンの頭の中 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/13(Sun) 15:42  

1937年以降のソ連軍、すなわち大静粛後のソ連軍の場合、後にフルシチョフが述べたように
戦略も軍備も全てはスターリン一人の頭の中にだけありました。
明確な計画も、研究もなく、ただ狂人の妄想の中にあったわけで、すなわち理解不能です。

Tu-4のコピーはアメリカの戦略爆撃で弱体化したドイツに驚いたスターリンが新しいオモチャを欲しがった結果でしょう。
ところがアメリカがその供与を拒否したので、太平洋から飛んできたこれを盗作したわけです。

が、彼は最後まで膨大な爆撃機と、制空権確保の戦闘機の必要性が理解できず、
まもなく興味を失って、悪名高き大艦隊の創設に走ることになります。
ただし同時に宇宙ロケット、後のICBM開発に許可を与えてたりするので、まあ狂人ですね。

禁止ワードはおそらくロシア語か「コピー」でしょう。営業書き込みによく使われるので。


[5291] 無題 投稿者:キンギョ 投稿日:2020/09/12(Sat) 22:57  

ちなみに、作戦レベルで一定空域の優位を維持する、
という考えは古くからありましたが、近代的な「制空権」の概念とはやや異なります。
これを戦略レベル、それこそドイツ全土の空を制圧する、
というレベルの近代的な「制空権」へ進化させたのが
昼間戦略爆撃でドイツ本土に侵入していたアメリカ軍だったわけです。
 この部分ですね。すみません。確認してませんでした。
 ソ連の場合「戦略レベル」まではクリアしていましたが、それを敵国の本土まで広げようとは考えなかったんですね。
 あの国の場合、制空権を細分化してないので、戦略レベルであれば自国の領土内であろうが「いつでもどこでも」とは言えなかろうが、制空権に分類しちゃうんでしょう。
 つまりはアメリカより制空権の概念がゆるいんですね。
 制空権の概念がゆるいということは、制空権を重視していない証拠になり得ます。この辺の考えの甘さが朝鮮戦争などでの惨劇を引き起こしたのだろうなと思いますがいかがでしょう。

 そういえば、前にソ連がベルリンとかに爆撃をしたけどこれは戦略爆撃ではないのか?と質問して、この時にはソ連の爆撃によって戦意喪失を起こした事実はない、としていました。
 しかしながらもう一度調べてみると、ドイツ側はソ連の爆撃機がやってくるとは思ってなかったので、ソ連機をイギリスの爆撃機と誤認していた例も多かったようです。
 そのため、せっかくソ連が大規模な(アメリカほどの量ではありませんが)爆撃をおこなっても、ドイツのラジオ番組ではイギリスの爆撃を受けた!と報じたこともあったそうです。
 そのためドイツ国民が米英の爆撃と思っているものの中にはソ連によるものも相当数含まれていて、しかもソ連はそこまで何度も爆撃をおこなっていないのでその大半はドイツ国民からは気づかれずに終わっている可能性が高いです。
 ですので、そのような事実がなかった、というより、ソ連によるものと認定されていないものが多いという方が正しいのではないかと思います。
 それに、戦略爆撃の概念が全くないのに、スーパー戦略爆撃要塞を完コピしようとするかな?と思います。
 ところでこれ投稿しようとしたら禁止ワードが含まれています!と出て、最初から書き直しになったんですが、何でしょう?


[5290] 連載 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/12(Sat) 18:36  

「F-22への道」の書籍を出していただいたパンダパブリッシングさんが、軍事情報のWebサイト運用を始めました。

私も第二次世界大戦期から初期のFCS(火器管制装置)までの流れを追う連載を寄稿しています。
久しぶりに表に出せる夕撃旅団名義のお仕事ですので、興味のある方はご覧ください。

個人的には元テストパイロットの渡邊さんが連載を引き受けたのに驚きました。

あと、いきなり最初にお渡しした三回分の原稿が全部載っていて、さらに驚いてるのですが(笑)…

https://www.military-channel.jp/


[5289] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/12(Sat) 08:23  

キンギョさん、了解しました。
ただし制空権に関しては、そこだけではなく次のページ以降にも記述があります。
お時間があるときに、確認してみてください。

ホンダジェットの本に関しては知りませんでした。情報どうもです。今度確認してみます。


[5288] 無題 投稿者:キンギョ 投稿日:2020/09/11(Fri) 23:32  

ホンダジェットの層流翼について「ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―」という本に、ホンダが層流翼の開発に行ったことについて書かれていました。
 図書館で借りたので手元にないので、間違っていたら申し訳ありませんが、今までNASAなどが行なっていた開発の方法とは全別の方法を使用したそうです。
 たしか、層流翼を全体として見るのではなく、部分部分に分けて考える、というものだったと記憶しています。


[5287] 納得です 投稿者:キンギョ 投稿日:2020/09/11(Fri) 23:26  

第二次世界大戦の前哨戦が始まってから、世界の航空軍関係者がほぼ同時に発見し、
その重要性に気が付いて、腰を抜かした概念が「制空権の確保」でした。
定義は難しいのですが、戦略レベルの空域で航空活動の自由を長期に渡り確保し、
場合によっては、その保護の下で地上戦を有利に進める、といったとこでしょうか。
誰もがそんなもんがあるとは思ってなかったので、例外なく、すべての航空軍は驚きます。
 
つまり、該当の記事で書かれた「世界の航空軍関係者」「全ての航空軍」というのにはソ連は入っていたけど、近代的かつアメリカ的な制空権の概念は持っていなかった、ということでしょうか。
 それなら納得です。
 ただ、そうなのでしたらもう少しわかりやすい場所に書いていただけないでしょうか。
 「いろんな国が制空権について気付いきました」と書かれた直後に「ソ連だけは違った」と書かれていたら、ソ連が制空権の初歩的な概念すら持っていなかった、と勘違いされかねません。実際、それで勘違いしたんですから。
 一応、最低限の読解力はあると自負しているので、ある程度は例の文章にも問題はあると思いますよ。


[5286] 層流翼 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/11(Fri) 17:12  

とりあえず、正確なデータは無いので、あくまで推測の範囲内ですが…。
私が話を聞いたのはエンジン部門担当者の方ですが、相当な風洞実験をやってるようなので、
その中で何か見つけたんじゃないかと。

ついでにホンダジェットの表面処理はまさにツルピカなんで、基本特性は共通のはずです。

ホンダの場合、技術データなどはあっさり論文やサイトの技術情報で公開したりするので、
そのうち、何らかの情報が入ってくるかもしれません。


[5285] 無題 投稿者:小豆 投稿日:2020/09/11(Fri) 13:46  

返信ありがとうございます。

NACAの層流翼は最厚部を後方に持ってきて乱流の発生を遅らせるとのことでしたが、ホンダJetの層流翼はまた別の秘密がある感じなんですね。

過去のNACAがそれを開発出来てたらP-51の性能はさらに凄い事になっていたかも(笑)


[5284] 層流翼 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/11(Fri) 04:36  

ホンダの場合、完全に独自開発ですし、自然層流翼という呼称を使ってますからNacaの物とは別ものでしょう。
層流を維持できれば層流翼ですから、失敗に終わったNacaの翼型と同じものである必要は無く、原理的にも別物かもしれません。


[5283] ホンダJetと層流翼 投稿者:小豆 投稿日:2020/09/11(Fri) 02:49  

いつもこのサイトを拝見させて貰っています。
ここでは層流翼の事について詳しく、かつ分かりやすく述べられているのでとても助かりました。

この前、なんとなくホンダのHPを見た時にホンダJetの技術について書かれてました。
クラス最高の巡航速度の秘密はホンダが独自開発した層流翼にあるらしく、乱流をなるべく抑えて高速性を上げたそうです。
しかし、こちらのサイトだと現実的に層流翼の効果発揮は厳しいとありましたが、プロペラ機とジェット機では訳が違って来るんでしょうか?

でもHPに載ってる翼型の画像だとスーパークリティカル翼に近い感じがしてたため、遷音速翼型も層流翼に含まれるって事なんですかね…?


[5282] 前提問題 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/10(Thu) 22:11  

“別に私は、ソ連が「近代的」かつ「アメリカ的」な制空権を取っていたことまで主張したつもりはなかったんです”

この段階で、失礼ながらそもそも議論の対象になった記事の内容が理解出てなかった、という事になります。

すみませんが、各個人の読解力の保証は私の責任範囲外とさせていただいております。
よって、この話はこれ以上続ける意味がなく、お引き取りいただけますでしょうか。



[5281] 無題 投稿者:キンギョ 投稿日:2020/09/10(Thu) 21:54  

そしてそもそもこういった近代的な制空権の概念成立はアメリカが戦略爆撃から学び取った1944年以降となります。
 だから、紹介したの戦いは制空権をめぐる戦いとは認められない。
だったらバトルオブブリテンの戦いや日本の重慶爆撃などは制空権をめぐる戦いではない、ということになりませんか?
 
該当の記事では

 「第二次世界大戦の前哨戦が始まってから、世界の航空軍関係者がほぼ同時に発見し、
その重要性に気が付いて、腰を抜かした概念が「制空権の確保」でした。
定義は難しいのですが、戦略レベルの空域で航空活動の自由を長期に渡り確保し、
場合によっては、その保護の下で地上戦を有利に進める、といったとこでしょうか。」
 この後、ソ連だけはこのことに気付いていなかったとかかれていました。
私は、これはおかしい、ソ連も他の日本やドイツと同じように「航空活動の自由を長期に渡り確保し、場合によっては、その保護の下で地上戦を有利に進める」というような戦いはおこなっていたじゃないか。
 そう思ったので、最初の護衛戦闘機云々と言った話から始まり、さらにそれを戦略レベルまで拡大した戦いを紹介したわけです。

  別に私は、ソ連が「近代的」かつ「アメリカ的」な制空権を取っていたことまで主張したつもりはなかったんです。
 そもそも冷戦中に2国は対立してましたから制空権の概念が全く同じなわけがなく、実際ロシア語のウィキペディアでも「こことここがアメリカとは異なります」というようなことが書かれています。
 大体どの解説でも制空権のことは「戦略的に空域を支配し、後の地上部隊が任意に作戦を展開できるようにすること」と書かれており、アナーキャさんの該当に記事でもそのように書かれていています。その意味では紹介した2つの空戦は全くその解説通りの空戦が行われており、だからこそ紹介したのです。

 NATOの定義をもとに記事の捜索を行なったのは、NATOの定義もロシアの定義もそこまで大差がなく、またこのまま話を進めても問題なしと思ったからで、ソ連の概念が近代的であることを示したかったからではありません。
 まあNATOの定義では敵国の本土上空まで制空権を取らなければいけない、というのであればNATOの定義とは違っていた、ということになりますが…。「いつでもどこでも任意に」というのは敵国の本土上空まで含まなければいけない、とはどう読んだらそうなるのかよくわかりませんけどね。

 私はソ連が、大戦初期の日本やドイツ、イギリスのように制空権の概念を持っていたという話をしたいのであって、アメリカの戦後の制空権がどうのこうのという話はするつもりはありませんでした。最初からこちらの言いたいことが伝わっていなかったんですかね。
 アメリカの考えが近代的であるという仮定の元、話を進めるというならソ連の方は未熟ではあったのかもしれませんが、他の国と同じように少なくとも1930年代後半レベルの制空権の概念は持っていたのではないかということを言いたかったのです。


[5280] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/10(Thu) 01:28  

LASTYさん、確かに紫式部の小説とか、先駆者はまさにそういった世界ですね。

キンギョさん、同じことを二度、三度と書くのは私は好みません。
「いつでもどこでも任意に」というのはドイツ本土上空ですら例外ではないんですよ。
アメリカはそれをやりました。そして朝鮮半島でも、クウェートとイラクでもやったのです。
ソ連はそういったことをその崩壊まで、一度も成し遂げてません。
そしてそもそもこういった近代的な制空権の概念成立はアメリカが戦略爆撃から学び取った1944年以降となります。
これ以上の議論は時間の無駄に見えますよ。


[5279] 無題 投稿者:キンギョ 投稿日:2020/09/10(Thu) 01:13  

こんにちは。個人的な事情で返信が遅れました。まだ諦めてませんよ、ということで。
 まず紹介した2つの攻撃は地区レベルではありませんし、短期的ではなく、具体的な作戦発動前の準備として行われたわけでもありません。
 どちらも地上部隊が自由に活動するために、戦略的に広範囲の地域で航空兵力を徹底的に叩こうとした攻撃です。もし制空権の定義がアナーキャさんのおっしゃるような「戦略レベルの作戦範囲において「地域と時間を任意に選び」いつでもどこでも
好きな場面で作戦が展開できる状態にまで航空戦力が優位に立つこと」

「作戦の度に敵を叩くのではなく、長期的かつ広範囲に航空戦力の優位を確保し、
いつでも「地域と時間を任意に選び」える事を可能にするもの」
なのであれば、まさしくのの二つは制空権の確保を目的としたものです。
 1943年5月6〜8日に飛行場でドイツ航空を破壊するための赤軍空軍の空襲について。
 この攻撃の作戦範囲は「独ソ戦の戦線の東部から南部」です。独ソ戦の主な戦いは戦線の東部から南部で行われていますから、実質的に独ソ戦が行われる全ての空域で支配権を握ろうとしていたわけで、とても戦術的かつ局地的な地区レベルの攻撃とは言えません。ロシア語のウィキペディアにも、

非常に重要なことは、戦略的な空軍覇権のための闘争の完了に置かれました。

 と、はっきりとこの攻撃は戦略的なもののために行われた。と書かれています。
 この攻撃が作戦発動前に行われた、というのは「夏秋のキャンペーンのために行われた」ということが書かれているのを勘違いしたのかもしれませんが、これは具体的な作戦名ではなく夏から秋ごろに大攻勢を予定している、という程度の意味合いでしかないです。決して、具体的かつ戦術的な作戦のためにこの攻撃を実施したわけではありません。
 また空襲開始は5月初旬ですから最短でも春から秋までずっと優勢を維持しようとしていたわけで短期的ともいいがたいです。

 クバンでの空戦もまた同様に戦略的に航空的に優勢になることを目的としたものです。

↓ロシア語のウィキペディアより
クバンにいるドイツ軍の橋頭堡に戦略的な空軍の支配権を握ることを目的としています。

 この攻撃も、主に4つの地域で空戦が行われていて、地区レベルのお話ではありません。制空権の奪取とともに地上作戦の支援も行うように言われていた(むしろこっちが目的)のは他の国とは少し違いますが、具体的に一つの作戦のみを支援した、というわけではありません。(なら離れたところの4地域を攻撃したりしないでしょう。)「戦略」とはそれぞれの作戦を統合するもの、ですから明らかに戦略的でしょう。
 またこの戦いではドイツ空軍をほぼ完全に排斥していますから半永久的に航空的に優勢に立ったわけで、やはり短期的ではありませんね。
 さらに戦時中の組織である北コーカサス戦線軍事評議会が「制空権」という言葉を使っていること。
 現在のロシア語のウィキペディアでも、制空権をめぐる戦いの一例としてクバンでの空戦が紹介されていること。
 そして何より制空権について理解していたドイツ空軍自身が

 敵(注: ドイツ軍のこと。これはドイツ側の文書をもとにイギリスの諜報局が戦後に発表したものなので、この「敵」はドイツ軍を表します)にソビエトの空気優位性の状態で大きな損失を被ったクリミアで重要な防御力を維持することを強いました。
 
と、はっきりとソビエトが制空権を取ったと言っているのです。
 つまり、当時のソ連軍も、現在のロシア人も、制空権を理解していたドイツ軍も、同じく制空権を理解していたイギリスも、「この戦いでソビエトは制空権を取った」と言っているのです。
 ですので「クバンでの空戦は制空権をめぐる戦いではない」と主張するのは圧倒的少数派であり、かなり無理があるように見えます。

朝鮮戦争について。
アナーキャさんに勉強しろ!と言われて(笑)一応きちんと調べてから書き込もう、と思っていたんですが、(だから余計に遅くなりました)別に具体的な証拠がなくても良いんじゃないか?と思いまして…。
 アナーキャさんは、朝鮮戦争でのソ連のグダグダっぷりを見てこれはソ連が制空権の概念を持っていなかったとしか思えない、と思われてソ連が制空権の概念を持っていないと推測しました。そして私は、別に具体的な証拠を提示して、これが原因ではないか?と主張していたのが前回までです。
 ですが、「そうとしか思えない」という消去法的な論理構造は、別の仮説(なんら証拠のない荒唐無稽なものでも)を提示しただけで「それ以外にも可能性としてある」という状況になり、論理的に破綻します。そしてこの「仮説」は証拠が必要ないので、いくらでも思いつくことができます。
 例えば「ソ連は制空権の確保より陸軍を重視していた」とか「アメリカの機嫌を損ねたくないから、制空権の確保のような決定的なことはしたくなかった」とか「自分たちがあれだけ苦労したドイツ軍を、日本と戦いながら勝っちゃったアメリカに対し劣等感を抱いていて、自分たちの戦闘機がアメリカ様にかなうわけがない。と勝手に思っていた。」とか「中国に送った軍事顧問団が無能だったから中国も制空権を取ろうとしなかった。」とか「謎の宇宙人がクレムリンにやってきて、制空権を取るような戦いをやったらあんたらの国を滅ぼすぞ、とおどしたから。」だとか…あげればキリがありません。
 朝鮮戦争をもとに制空権の概念が存在しないとしか思えない、と言うには、これらの、一部荒唐無稽なものも含む、しかもほぼ無限に思いつくことができる仮説を否定していかなければならないように思います
 そもそも私がやろうとしているのは、ソ連における制空権の存在証明です。存在証明が不在証明よりはるかに簡単なのはご存知だと思います。
 そこに、たとえばある動物が「存在する」ということを示すには一匹だけその動物を見つけてくれば良いですが、そこに動物が存在しないことを示すには生息が予想されるところをくまなく探しまわっても「その時そこにいなかった、なにか別の理由があったのかもしれない」という可能性なかなか拭うことはできません。
 この場合ではソ連が制空権を取ったニ例を紹介し、朝鮮戦争ではいろいろな原因が考えられることを示しましたから、少なくとも存在証明はできたと思うのです。


[5278] 無題 投稿者:LASTY 投稿日:2020/09/09(Wed) 23:12  

新しいものは大抵は境界で生まれるもののであり、そこでは誰もがアマチュアで、プロフェッショナルが居ないのだ。

と、師匠に教わった事を思い出します。

OODA連載、良い感じです。


[5277] 分解 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/09(Wed) 08:26  

うどんさん、楽しんでいただけたなら何よりです。

スターウォーズの場合、お姫様を助けて悪の帝国と戦う、という話は「フラッシュゴードン」、
最後の深い谷を抜けて航空攻撃でとどめを刺す、という展開が「暁の出撃(The dam busters)」
から話の部品をいただいてますね。

後は本文では書きませんでしたが「千と千尋の神隠し」は「ヘンゼルとグレーテル」&「美女と野獣」、
「仮面ライダー」は009に加えて「月光仮面」、そして1970年初頭から連載が始まっていた池上版スパイダーマン
(蜘蛛の特殊能力を持つ男、そして初期の連載に登場したトカゲ男、カンガルー男などの敵)
から「破壊と創造」をやってるように思います。


[5276] アイドルやらアキラやら 投稿者:うどん 投稿日:2020/09/09(Wed) 00:07  

OODAループの連載、面白すぎです(笑)
他にあるかな。隠し砦の三悪人+オズの魔法使い+バトルオブブリテン。。。は誰でも知ってそう。


[5275] ガスリー 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/08(Tue) 08:16  

いや、ホントに見ていて胃が痛くなる展開でしたか、勝てて良かったです(笑)。
アルファタウリ、元ミナルディでしたか。そう考えるとたしかに凄いですね。
ガスリー、フランス人とは思えない(笑)いい人なので、これからも結果を出して欲しいと思います。


[5274] F1 投稿者:コバア 投稿日:2020/09/07(Mon) 23:32  

いやぁガスリーが勝ちましたね。
元ミナルディがホンダのワークスエンジンでモンツァで勝つ時が来ようとは・・
日本のトップフォーミュラ経験者が優勝するのもシュー弟以来ですし(シュー兄もスポットで走ってましたが・・)嬉しい限りですねぇ。

しかしその前の最後のフランス人の優勝がモナコの無限ホンダのパニスとは・・


[5273] つばさ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2020/09/06(Sun) 13:53  

台湾の朝に、私を衝撃のズンドコに叩き落したアカデミー賞作品、「つばさ」がアマゾンプライムビデオに入りました…
滅茶苦茶画質が悪いのが残念ですが…


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