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[3113] 往来 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/17(Tue) 23:51  

kobikky さん、情報どうもです。
あれま、ロンドンの帝国戦争博物館のFW190はてっきり同じ帝国戦争博物館のダックスフォードに行ったのだと思ってましたが、
空軍博物館、しかもコスフォードに行ってましたか…。
そこら辺りの機体のやりとりは、意外に臨機応変なんですねえ。


[3112] Fw190 投稿者:kobikky 投稿日:2015/11/17(Tue) 02:38  

アナーキャ様
複座Fw190は、コリンデールの空軍博物館のアブロランカスターのそばに飾ったままでした。百式司偵の横のFw190は武装がなかったので、帝国戦争博物館で吊り下げ展示されていたミステルの操縦機だった機体のようです。今、写真を見比べてみましたが、迷彩塗装も同一に見えるので、おそらく間違いありません。


[3111] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/16(Mon) 22:27  

kobikkyさん、お帰りなさいませ。
何らかの参考になったのなら幸いです。
ロンドン&コスフォード大分変ってしまったみたいですね。
百式の横にFW190となると、ロンドンに在った複座Fw190が移転したのでしょうか。
展示員の人が親切だと、いいですね。
私の場合、にフランスの航空宇宙博物館で、奥にあるFw190を撮影していいか?と聞いたら
鼻で笑われ、ダメ、とフランス語で一蹴されました…

胴体ゼロ戦、後ろから見れなくなってしまったら、存在価値半減ですねえ…。
世界中で人気ないからなあ、日本機…。

すぅさん、そういや南中高度は考えてませんでした。
逆にこんな赤道付近なんだから、アイスランドとグリーンランドの
アメリカ軍のコンパス調整を思えば普通に楽勝であろう、位に思ってましたが、
確かに3座とはいえ、小型機の観測では、影響ありそうですね。

どうもやはり組織的な訓練が行われてないようで、
いろんな手記を読み直してみても、索敵訓練の話、出てこないですね。
その結果が、珊瑚海以降の日本の海戦を決定してた気がします。。
今回の珊瑚回ではアメリカもチョンボが多く、なんとかなりましたが、
すでにその点を学習済みのミッドウェイでは、索敵の未熟さが惨劇に繋がってゆくわけです。

戦争の記録、という点では、日米の違いも興味深いものがありました。
ともに一長一短なのですが、日本海軍の場合、記録者の力量による個人差があまりに大きい、
というのと作戦終了後に全体振り返るような総括報告書を造ってない、というのが痛いですね。
あれで、各作戦から何らかの戦訓を得れたのか、というと無理でしょう。
さらにそれから73年も経ってから、私は必要以上にシンドイ作業を強いられています…。

無責任さん、あの場合は、さらに誘導がスイカではなく、
となりで寝てるハゲおやじに導いていた、という部分もあります(笑)。


[3110] 志村ぁ〜うしろ!うしろ! 投稿者:無責任 投稿日:2015/11/16(Mon) 20:20  

矛盾をはらんだ不確かな情報だけを頼りに、直接目視はできない目標を打たねばならないミッションで思い出したのが・・・スイカ割り!
中の人の必死さと、端から見守ったときの残念具合が似てないかなあとか。


[3109] 索敵 投稿者:すぅ 投稿日:2015/11/16(Mon) 09:13  

記事のアップお疲れ様です。MO主隊、MO機動部隊、TF17、TF17.3といくつもの部隊が入り乱れての行動なので何度も読み返してるのですが、やっぱり日本の索敵は(も?)相当混乱している様子がありますね。。。お互いあっちを見たりこっちを見たり大変だったのでしょう。
ただし、艦の誤認が多かったりするのはどうも練度不足なのは否定できないと思いますし、記事にも指摘されていた通り、司令部も混乱してしまったでしょうね。この時期は私の記憶が間違ってなければGPSとかそういう便利なものはまだなかったので、基本的には飛び立った方向からどれくらいの時間どちらの方向に飛んだか、と周囲に見える島、そして太陽の方角を基本に考えていたと認識しているのですが、その太陽が結構曲者な気がします。南緯14度前後での戦いってことで、当然のように太陽は東から出て北を通って西に沈むのですが、5月なので、そろそろ太陽が真上、あるいは若干南に寄っている可能性すらあるので、方角がとにかく見にくかったのではないかと思います。昼間の時間で特に方角がめちゃくちゃなので、あり得るかなぁと。
それでも、戦争が始まれば南に進出するのはわかってたはずなので、そういう訓練を積むはず。。。なのができていないのは見通しが甘いというか訓練が適切でなかったとかそういうのは否定できないと思いますけどね。


日本でこういった戦史がきちんと発掘されていないのはあるでしょうね。少なくともプロの歴史家でこういう細かいところまで見たい人ってのはほとんどいないと思います。日本の歴史学はとにかく政治史ですから、戦史はあまり…と思うのです。そもそも歴史学をプロのレベルで資料を書ける人がどれくらいいるのだ、という気もしますし。あ、ちなみに私は大学時代は日本経済史というマイナーなジャンルを経済学部でやっておりました。けれどもそれですら、という感じです。



[3108] 行ってきました 投稿者:kobikky 投稿日:2015/11/16(Mon) 00:24  

アナーキャ様
ロンドン博物館めぐりから帰ってまいりました。
コスフォードの五式戦と百式司偵は詰め込みすぎでかなり残念な展示となっておりました。五式戦は壁際でアブロリンカーンの主翼越し、百式司偵は隣にFw190が寄り添うようにおかれ側面からの全身画像は撮れず、という状態でした。ただ係員にお願いすると展示エリア内に入れてもらえて写真を撮れるという救いはありました。
コクピット部のみの零戦はダックスフォードに在りましたが、こちらも左右の展示物に阻まれて正面以外はよく見えず、後方からはまるで駄目、という状態です。
まずはお礼かたがた、ご報告まで。



[3107] すごい 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/14(Sat) 17:52  

メールで教えていただいたのですが、これほどの写真が残っていたとは…
日本の潜水艦の食事風景なんて初めて見ました。

http://mainichi.jp/graph/2015/11/10/20151110k0000e040205000c/001.html


[3106] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/12(Thu) 23:36  

すぅさん、照明調整の方でしたか。
確かに、水族館まで来て自分の顔ばかりしか見えん、というのでは
お客さんが暴動起こしかねませんからね…。

猫が好きさん、ああ、それは思いつきませんでした(笑)。
シャチの間では、人間は骨ばっかでパサパサしていて旨くない、という位置づけなのか…。
そのうちシャチが進化して脂っこいアザラシより人間の方が健康にいい、
とか言い出すヤツが出てきたら、世界中の海が大パニックになるんでしょうかね…。

太陽発電はSolar Power Systems といった辺りがよく見る英語なので、
微妙に変な端折り方しちゃった日本語なんでしょうね、あれ。


[3105] シャチが人を襲わない理由 投稿者:猫が好き 投稿日:2015/11/12(Thu) 20:01  

アナーキャ様

猫が好きです。

横から失礼します。

シャチが人を食わないのは単純に不味いからだと思います。
海中においてほぼ敵が居ないシャチは大変なグルメらしい。
以前、ザトウクジラの赤ちゃんを襲って、何と舌だけ食べて
後は捨てていったグルメシャチのドキュメンタリーフィルム
を見た事があります。
普段もアザラシが好物だったりするので、脂質が多い食物が
好きなのでしょう。

そこにいくと人間は見るからにパサパサなので食欲が起きない
のだと考えられます。

少し話が飛びますが、ホオジロザメに襲われたら人は絶対逃
げられない筈なのに、意外と大怪我をしたけど命は助かった
人が多い事に着目して調査した話を読んだ事があります。
それによると、人が逃げたのでは無く、サメが吐き出して
いたそうです。
サーファーが、ボードの上に腹這いになって波を待っている
のを下から見ると、アザラシそっくりに見える。
それで襲って、噛んでみるとパサパサなので「劇マズ!!」
という事で吐いてしまっていたそうです。

アザラシが好物という点から、嗜好が似ているシャチ、サメ
より遥かに賢いので食べてみる迄も無く不味い事が判るのでしょう。

しかし、命が助かって何よりとは言うものの、サメに食い物
扱いされなかった為に助かったというのは後々少々引っ掛かるものが残る気がします。


くさの様

折角フロリダはオーランド迄行かれたのなら、ネズミランド
では無く是非ケネディスペースセンターを訪れて頂きたかったです。

車で1時間以内に着きます。

ここにはアポロ計画の立役者、サターンX型の本物があり
ます。
(正確に言うと、2段目と3段目が19号の為に用意された
本物、1段目は試作品、司令船と機械船はレプリカ、
だが細かい事を言わなくとも圧倒的迫力、スペースシャトル
等比較になりません)。

もっとも、アポロ計画実施中を体験している世代はどんどん
減っているので、若い人にはピンと来ないのかもしれませんが。

センター内の自然も素晴らしく(ハクトウワシの巣等も
ある)、一見の価値はあります。

惜しむらくは、併設されている博物館の展示がややお子様
向けであった事でしょうか。

等と偉そうな事を言っていますが、英語が苦手な私は、
「ソーラーシステム」と言うと本当は太陽系で、太陽発電
装置の事ではないのをここで初めて知りました(恥)。

しかし、アメリカ人が日本に来て、「家庭用ソーラー
システム一式、200万円」なんていう広告を見たら仰天するでしょうね。

今日は長くなり過ぎました。

又興味深いお話を期待しています。



[3104] 映り込み 投稿者:すぅ 投稿日:2015/11/12(Thu) 09:03  

水族館では映り込みどころか、ガラスが鏡になってしまって水槽の中が見れなくなってしまうため、基本的には水槽内を明るくして、見る側を暗くしています。記事にもあったたくさんのハロゲンランプは水中の光量を確保するためのものですね。
逆にごく一部の深海水槽でやたらと暗くしてある水槽などは撮影が難しかったりするはずです。


[3103] 水の族 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/12(Thu) 00:55  

くさのさん、フロリダと聞くと海軍の航空博物館と、
貴重な戦艦二隻の展示しか頭に浮かばない自分が悲しいですね(涙)…

動物保護の問題は、メシに困らず遊べる状況をシャチがどう思ってるかを本人に確認しないと微妙ですが、
連中、アザラシをバリバリ食ってしまうどころか、シロクマすら襲うのに、
なんで人間を食わないんでしょうね。
シーワルドのシャチは実はスパイで、ひそかに海のシャチたちに人間の弱点の情報を流し、
その結果、アラスカ辺りで毎年出る行方不明者の大半はシャチによる、というパニックムービーは…無理か…

すぅさん、まあ、東京タワーは確かにそうですね(笑)。
水族館のコストは考えた事がありませんでしたが、そんなに金がかるとなると、
中途半端な自治体では運営は難しいのでしょうね。
ちなみに実際は写真は1/4近くが失敗、かろうじてまともだったものだけを今回は掲載しております…。

やまねこさん、いやむしろ個人的にはハタハタ養殖研究所附属水族館とか、
なんだそれ、という感じでかなり興味深い気がしますが(笑)…
写真については、どうもガラスの加工なのか、何かフィルムがはってあるのか、
あの水族館ではほとんど見学者がガラスに映り込みません。
よって、私のような適当な人間でも、ある程度なんとかなりました。
水槽内と外の見学位置の明るさを調整してるのかもしれませんが…

日本軍のなれ合い、というか上層部、佐官以上のどこか間の抜けた空気、というのは感じますね。
いつから、というのはよくわかりませんが、やはり軍が政治に気を取られた辺りから、
連中は自分の仕事が戦争だ、というのを半分忘れてたようにも見えます。


[3102] 「水槽公園」と「海洋研究所」 投稿者:やまねこ 投稿日:2015/11/11(Wed) 14:01  

都会はおしゃれな水族館が多くていいですね。東北の田舎者なので水族館といえば、大波荒れ狂う臨海海獣病院@小樽とかハタハタ養殖研究所附属水族館@男鹿というイメージが強いです。基本的に「動く絵画」としての大水槽が好きなので男鹿の大水槽とか、あとサンシャイン水族館や沖縄の水族館に少し興味があったりします。
..というかどうすれば自分が写りこまない写真取れるんでしょうか?

>アナーキャ様
もちろん軍の政治への傾斜という政略レベルでの変質も大きいと思いますが、満州事変以降だらだらと戦争を続けているうちに狎れあいが出てきて戦略戦術レベルでも緩い方向に変質してきたような気がします(先の図上演習の例のように)。
真珠湾の際山本長官が「日米交渉が妥結したら、攻撃隊発艦後でも引き返させろ」と言ったところ、「そんな出掛かったションベンを我慢するようなことは出来ません」と発言した幕僚を一喝したそうですが、珊瑚海でも補給船団の方に向けて「出掛かったションベン」を第四艦隊司令部の命令どおり、無理やり米機動部隊に捻じ曲げることが出来ていたらどうだったか、という仮定のお話はその点で興味深かったです。「ヨークタウンを修理せよ。3日で」といって実際やってしまった米海軍のモラルの高さと比べると、やっぱり現場レベルでも日本は少しぬるかったのかな、と改めて思いました。


[3101] すいぞくかん 投稿者:すぅ 投稿日:2015/11/11(Wed) 08:26  

東京タワーはちょっとアレは特殊すぎるというか、まぁマニアにはたまらない、マニアックな水族館(盗難で減ったが、そもそも魚に値札がついてる水族館って…)なので、ちょっと別枠ですが、それでもそこよりも安いので半端じゃないコストパフォーマンスなのが葛西なのです。
そりゃあ上野の博物館やらスミソニアンの博物館群やら英国の…(以下略)と比べたらそりゃあ高いですが、何せ水族館は維持費だけでも通常の博物館とはけた違いですからね(ただの水ですら高い)。水槽掃除も大変で、特にマグロ水槽は水流があるので危険手当もついてかなり良いアルバイトだったと職場の先輩に聞いたことがあります。そもそも水槽に魚を飼うというのは大きさの三乗に比例して手間がかかるので、金魚レベルならともかく大型魚の管理は半端じゃないです。

それにしても魚は動くわ、暗いわ、人は多いわで撮影が難しい水族館でこれだけのものが撮れるのはすごい時代ですねぇ…。
あ、あとマグロのヒレは実は胸鰭も腹鰭も遊泳速度やら方向転換やらで積極的に動かします。重量の問題さえクリアできれば可変翼ってのは大変便利なものですね(笑)

シャチやらイルカのショーを禁止する方向なのは私も聞いたことがあります。それでも水槽の中で繁殖できるくらい、必要十分なレベルではあるのかなぁと、そこを一つの指標にしている私です。



[3100] 無題 投稿者:くさの 投稿日:2015/11/11(Wed) 03:57  

今、フロリダのオーランドという街の空港で出発待ちしているの
ですが、オーランドといえばデズニーワールド、ですがシーワー
ルドもあるようです。シーワールドといえばイルカやシャチのシ
ョウなんですけど、アメリカではシャチのショウは禁止の方向に
あるようですね。動物愛護団体からの抗議に屈したとのことです
が、実際イルカレベルでも小さな水槽で一生終わりたくは無いで
しょうから、妥当かなとも思います。

今後は4Kだの8Kだの、カメラの解像度が向上して行くので、水
族館や動物園というのは絶滅危惧種となる気がします。




[3099] お安い 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/10(Tue) 22:55  

私の場合、後は東京タワーと八景島くらいしか行ったことがないので気が付きませんでしたが、
言われてみれば、あれだけ見れてあの値段はお得ですね。
というか、あれだけのトロと中トロが生きて泳いでるのを見ただけで満足です(笑)。
ペンギンはやる気がありませんでしたが…

すみだ水族館、ダメですか(笑)。
以前、一度行こうとしたら行列がすごくてあきらめたんですが、正解だったのか


[3098] 葛西臨海水族園 投稿者:すぅ 投稿日:2015/11/10(Tue) 09:59  

葛西は良い水族館ですよねぇ。水族館好きとしては関東では随一の水族館だと思いますし、コスパも含めると圧倒的です。通常の水族館は私立で3,000-2,000円、公営でも2,000-1,000円の入館料を取りますが、いまだに大人700円の入館料は圧倒的です。主に金食い虫のイルカ・海獣類がいないことが要因ですかね。展示の方法や展示物も悪くなく、個人的にはお気に入りだったりします。
一方、お隣(?)のすみだ水族館は私が知ってる中では最悪の水族館ですね。あーゆー水族館に曲がりなりにも博物館であることを名乗ってほしくないなぁと思ったりします。もっとも関東には本当に博物館として考えてるのか?と疑問に思う水族館もたくさんあるのですが。。。


[3097] 誤解 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/09(Mon) 11:13  

了解です。

ただ、相互の主観の相違を超えて正誤の判定を行うのが論理的議論ですから、
論理的な解答を期待しておりました。
“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います”
という文章の意味を主観の差に求めるなら、正直、この手の倫理的文章を書かれるのは無理があります。
軍事は各国の文化、文明の一部であり一体であり分離して考えられない、
というのは私自身が指摘してますが、それを認めるのであるなら軍事の分野に話を限定する理由は何もありません。
近代日本語の全体論をやるのに同意しながら、最初に範囲を限定し各論で検討したいというのは明らかな矛盾です。

とりあえず、これ以上は無意味という点では同意しますが、以後、主観に帰結を求めるような持論の展開は
なるべく控えていただけると助かります。
それなら何でもありとなってしまい、最初からオレの理論に間違いなしという結論が出てる以上、議論は無意味です。
それに付き合わされる方は正直、疲れるばかりとなります。


[3096] どうも失礼しました 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/09(Mon) 09:16  

どうもお話がかみ合いませんので、これで終わりといたします。
私自身は、自身の論理は一貫しているつもりで、軍事の分野でも日本語という特徴から逃れえないという事を改めてお話して、軍事の分野を語る事でも日本語の特徴は見えるのは当然という前提でおりました。 ですから、議論の範囲(時代と分野)を限定しているだけで、軍事と文化を切り離すという事は一度足りとも言ったつもりはありません。

とはいえお互い別の人格ですから、相互に考え違いや誤解はあるものと思いますから、とりあえずはそのような意図は全くない点は記載させて頂きます。
議論については、打ち切りに致します。 大変失礼しました。

新しい記事、大変参考になりました。 航跡図のように位置関係が見えると判るものがありますね。 力作に感謝します。


[3095] 論点 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/09(Mon) 01:20  

ここ数回の私の発言は、以下の矛盾点を問うてるのであり、
五反田猫さんの日本語論を尋ねてるのではありません。

まず日本語における軍事と他の分野の文化的な背景の密接な関連性につき
“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います”
と、両者の分離を前提とする発言をされております。
そして、それを分離するのは無理があるよ、という指摘に対し
“私は両者を切り離したつもりはありません。”
と答えられた段階で、既に論理的な議論は破綻しております。
最初の発言はABは分離せねばならぬ、という論旨であり、
次の発言は、私はABを分離せねばならぬと言ってない、という論旨です。

この点において、私には論理的な議論が成立できる余地が見出せませぬ。

この矛盾点を問うてるのです。
明確に正誤の判定が付く問題として今回のお話を続けておりますが、
正当な議論における大前提、論理的破綻の無い説明が正しい、という条件を無視する、という事であるなら、
残念ながら当掲示板での議論の対象外とさせてもらう事になります。


[3094] 日本語の特殊性 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/09(Mon) 00:12  

モンゴル帝国が関係ないならば、整理して書く事が出来ます。

日本語の特徴である漢字仮名交じり文という特殊性は、別に軍事に限らず、あらゆる分野で同じです。
この困った点は、漢字で書かれた単語や文章の読みが一意的に決まらない事です。つまり記載された漢字に対して複数の読み方が存在する点です。更に同じ音を表現するのに、複数の文字が存在します。表意文字である漢字に加え、表音文字としての漢字、その符号化された仮名、そして近代では、一応 標準化された平仮名と片カナです。
このように、文字に対して音が一意に決まらず、同じ音に対しても複数の表記が存在するのは、非常に特殊な言語と思います。

もう一つの特殊性は、膠着語の性質として、文章が最期まで読まないと判らない点です。
加えて、主語や目的語の省略がしばしばおこる事です。

少なくとも、自然な会話や、文章では、このような事が起きます。

このため、軍隊では、主語、目的語が省略されないような、言い方や報告、また固定の方にはめた言い回し、例として「敵らしきもの2隻見ゆ」を作り、教育をしました。 これが、私が前にいった「軍隊語」なるものです。

このような自然な話し方、書き方から離れた特殊な言い回しをせざるを得なかった事を、日本語は戦争に向いていないという表現をしました。これが私の一環した論理です。

表記の問題に対しては、アルファベットにしてしまえという議論が、明治と敗戦後に出て、かなり真剣に議論されています。
後者の問題については、法律文書なども特殊な言い回しになっておりますが。結局 専門家の間だけの言葉なのです。

仰る通りに、言語は文化とお互いに強く影響しあっており、この点は私も全く異論はありません。
結局、軍事や法律のような曖昧さを否定しなければいけない世界では特殊な言葉が存在するが、自然語としての日本語は、曖昧さ(読みでも、論理面でも)を残したままなのです。 これは近代化しようが、変わっていないと私は考えます。
だから、英訳をする時に、技術者が書いた論文でも、補足が必要なのです。 このような曖昧さも、戦争には向いていないのだと思うのです。



[3093] いずれにせよ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/08(Sun) 23:05  

当時の軍の日本語というのは、明治期以降のすべての日本語の一部である、
という話ですから、今回の論点にモンゴル帝国は微塵も関係ありませんよ。



[3092] うーん 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/08(Sun) 21:48  

そういう事ですかぁ。
もともとの記事が珊瑚海の海戦で、それに関連して当時の日本語が戦争に向いていないというお話を始めたつもりです。
そこで、モンゴル帝国という壮大なお話になってしまったので、そういう壮大なお話のつもりはないという事です。

いづれにせよ、お互いの見ているものが違っていたのが判ったので、それでかみ合わない点は理解しました。
これからの記事を楽しみに読まさせて頂きます。



[3091] と書かれてますが 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/07(Sat) 11:22  

“今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います。”


[3090] 不明な部分 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/07(Sat) 06:48  

アナーキャさま

お話の「両者を切り離して考える、という段階で間違いです。」の意味が分かりませぬ。
私は両者を切り離したつもりはありません。
むしろ、日本語の漢字仮名交じりという構造(話し言葉も同じ)が、単純明快なコミュニュケーションに向いていないと言い続けているつもりです。 判りにくい文章な点はご容赦を(笑)


[3089] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/06(Fri) 22:28  

くさのさん、文章の場合、文語と同時に草書による手書き文字、という難易度が加わるように思います。
大戦中のアメリカ軍は、押収した日本側の日記を片っ端から読んでるのですが、
草書文字の日記は日系2世でも読めなかった、という話を見たことがあります。

イスラエルの話は初めてしりましたが、なるほど言われてみればそうですね。
となると科学用語としての共通語として生きながら得て来たラテン語はある意味スゴイ気がします。

五反田猫さん、あらゆる軍事はその国家の文化的、文明的背景の影響下にあります。
モルトケのドイツ軍のシステムはインドやジンバブエでは成立しえませぬ。
両者を切り離して考える、という段階で間違いです。
無線による送信情報量の限界、という点はおっしゃる通りだと思いますが、
日本の暗号はあらゆる地名、艦名を単純なアルファベット数文字表記にしてましたし、
基本的な命令文も同じような工夫をしてます。
文字数の削減と内容の単純化、という点の努力は意外にやってるのです。


[3088] 言語の近代化と、無線インフラ 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/06(Fri) 22:12  

アナーキャさん
なるほど、仰る通り江戸末からの近代化で、おおきく変わったのは軍事に限りませんね。口語の世界でも、標準語が導入されまして、これも地域に限らずどこに行っても話ができる状況になりました。学問の分野でも、言葉が大きく変わったのは仰る通りです。ただ今の話題は、軍事ですから、他の分野を話すと発散してしまうように思います。

現在のネタは、太平洋戦争ですから、とりあえず時代を昭和のはじめに絞って考えたいと思います。 また比較の対象としては、戦争相手であるアメリカと中国を考えてみたいと思います。
軍隊の資料とは、日記や電文、はては手紙などで、どのような言葉が使われているか判ります。
私が、軍事関係の原文資料(メモや伝単など)を見て、一番違和感を覚えるのは片カナ書きです。一方で当時の普通の手紙は、漢字かな交じりです。
なぜ軍事分野で片カナ書きが用いられたかと考えれば、日本語故の理由;漢字かな交じり文だからです。
仮名文字は、特に手書きならば、困った事に仮名字母が漢字である事から、同じ音に対して複数の表記が存在します。
特に草書体、変体仮名では、漢字で読むのか仮名で読むのか不明、濁点の有無で意味が変わる、句読点による区切り場所に意味がかわる。
片カナ書きを用いたのは、ひら仮名の問題を回避し、一意的に読める文字として選択されたのだと思います。
また、当時の電信技術では、漢字は送れませんので、当然に 平文を片カナにして電信で送り、受信側がこれを漢字仮名交じり文として平文に戻しました。
(または片カナのままで読んだ) 当然に、送られる文書は、一般の自然語とは異なる軍隊固有の言い回しになっております。
米国人で日本語を学んでいる人に、この片カナ文を見せましたが、理解するのに非常に時間がかかるか、誤訳をしました。

一方で、英語には、漢字仮名交じり問題はありませんので、基本的にアルファベット+数字(34文字程度)です。
米国の電文記録などを見ても、特に英語の専門家でもない私でも普通に理解することができます。
これは、日本語の片カナ文が、一般的な日本語として読めない事と大きな違いです。

なぜ、これがおこるかと言えば、当時のモールス信号でトンツーと送るならば、伝送できる時間単位の情報量が少ないからです。
アナーキャさんは、黎明期からのパソコンをご存じですから、これに例えると良くお分かりと思います。
初期のパソコンは、片カナ文字が表示出来れば万歳。 漢字が扱えるのは高級機、しかも一文字は16×16ドットという嘘漢字。
これが、処理能力も、伝送量も増える事で、自然な日本語を、今では扱えるようになりました。
一方で、英語情報は、初期のパソコンでも、何ら問題なく、処理も表示も、印刷もできました。

戦争していた時代には、残念ながら無線伝送できる情報が限られた為、数百km離れた距離(航空戦の間合い)で、本来 自然な日本語文を送る事も、音声を送る事もできませんでした。
これはアメリカの無線は、もう少しましですが、それ以上に言語構成としては、アルファベット+数字程度ですから自然語に近い文章が送れた。
一方で、日本語は、本来自然語は無理、軍隊固有の言い回しを作って、片カナをかろうじて送れる。
このような、当時の貧弱な無線伝送の中で、扱える言語情報の違いが、大きな差になったように思っております。
私の本業では、ユーザビリティ評価をやっていますが、自然な動きに反したユーザインタフェースは、エラーや誤り操作を生む事は当然と考えます。
このような平常とは異なる、片カナ文字で電文をやり取りしていた事は、飛行機と空母、艦隊間の連絡不足や誤りにつながったと考えています。


ご指摘のように、日本の近代化が、言語体系も含めて様々な進化した事は、仰る通りと思います。
しかし、戦争当時の、貧弱な無線インフラに載せられる情報量で、何とかなったのが英語、日本語は漢字仮名交じりという特殊な体系故に、
自然語を使えなかった事が大きな問題なのだと思います。長くなりまして済みません。


[3087] 口語とか文語とか 投稿者:くさの 投稿日:2015/11/06(Fri) 07:20  

幕末に来日したアーネスト・サトウは日本語の口語は比較的
容易に習得できるが、幕府との正式交渉のための文語は難し
いと述べていますね。同時期にアレクサンダー・フォン・シ
ーボルト(シーボルトの息子)も英国公使館の通訳を務めて
いたのですが、通訳はできても翻訳は得意ではなかったよう
です。シーボルトは父に連れられて12歳で来日しているので
正規の高等教育を受けておらず、そのあたりが文語翻訳に熟
達出来なかった原因かもしれません。

幕末には歩兵操典のたぐいも翻訳がされており、ペリー来航
前の1850年にはハインリッヒ・フォン・ブラントの
Grundzüge der Taktik der drei Waffen (1833) が、高野長
英によって翻訳されています。その他にも幕府陸軍はいくつ
か軍事書を翻訳して訓練に使っています(残念ながら、戦列
歩兵時代の操典でミニエー銃以降の散兵戦術に対応したもの
ではなかったようですが)。私自身は翻訳本を見たことが無
いですが、幕末から明治にかけて軍事書の翻訳ががどのよう
に変わっていくかを見てみると面白いかもですね。

幕末・明治には様々な用語が造語されていますが、イスラエ
ル建国時にも似たようなことがなされたそうです。ヘブライ
語はラテン語と同様に死語でしたので、当然現代の用語はあ
りません。それを古代のヘブライ語を基に新ヘブライ語を作
っていったそうです。


[3086] 来た 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/05(Thu) 23:31  

あの子が帰ってきた!
自分で魚まで取れるようになった!

https://www.youtube.com/watch?v=zwI9omOWH9k


[3085] 文語 投稿者:アナーキャ 投稿日:2015/11/05(Thu) 11:54  

やまねこさん、電信による命令電文の場合、文字数減らしたい、という基本的な方針があり、
このため文語と言っても〜非ズ 〜トスといった程度のもので、候文や漢文読み下しような難解なものはありません。
当時、一定レベルの教育を受けていた士官以上の連中にとっては、何の抵抗もなかったと思います。

日本軍がおかしくなってゆくのは結局、世界恐慌の後からで(これはナチスも同じ)
連中は経済から崩壊した日本をよりよく再生したい、という良心から最悪の選択を行ってゆきます。
無私無欲の狂人ほどタチの悪いものはない、といういい例でしょう。

祥鳳の例は、既にスタンディングKOされたボクサーが相手のパンチで倒れる事ができない、
という状況だったので(涙)、おそらく半分の魚雷でも沈んでたでしょう。
空母ぐらいの大きさになると内部の航空燃料と弾薬の誘爆がない限り、そう簡単には沈みませんから、
最初の爆弾が格納庫に達した段階で勝負はあったと思います。
(USSフランクリンのようなとんでもない例外もありますが)

五反田猫さん、元帝国の軍隊語や命令系の方が、よほど資料が少ないと思いますが…。
明治期に日本語の言い回しが人為的に工夫されたのは軍隊に限りません。
医学、法学、そして外交、どれも日本語と漢語では歯がたたず、当時の学者さんが必死に翻訳語と
新しいスタイルの日本語表現を造ってました。
(7割がた失敗してますけどね…)
福沢諭吉が英語からの翻訳を元に新しい造語を造りまくったのは、
彼の学校で物理と法学を教えるのに従来の日本語と漢文ではどうしようもなかったからです。

この辺りはそもそも文章日本語も同じでして、我々が今でも普通に読める夏目漱石の小説は
彼がイギリス留学を通じて発明した“新しいスタイルの文章構造の小説”で
当時としては、こんな日本語があったのか、という衝撃で迎えられてます。
(朝日に入ってから、三四郎以降だが。坊ちゃんでもその片鱗はある)

漱石が学生時代に友人(子規だが)との手紙のやり取りに英文を使ったり、漢文を使ってるのは、
当時の日本語ではこういったやり取りにふさわしい文章が存在しなかったからで、
別にカッコつけていたわけではないのです。
漱石によって一気に変わった日本語の小説の表現は100年以上たった今でも基本的なスタイルは変わってません。
(それにショックを受けた鴎外の小説の力も大きかったが)

明治期新しい文明と接触して日本語の表現、構造が変わったのは軍隊だけではなく、
それこそ町のおっちゃん、おばちゃん連中の日常会話以外はほとんどが劇的に変わったと見ていいでしょう。
この辺りは、数学、医学、法学の歴史を少し追いかけてみれば、軍隊どころでは無いのがよくわかると思います。
西洋式の文明の“型”を導入するにあたり、日本語の限界にぶつかったのは軍隊だけではなく、
それでも日本は明治大正を通じて、近代化という面では一定の成果を出してます。
言語に限界があるなら、軍隊だけではなくそちらでも限界が来たはずで、
それならば、チョン曲げ捨てた明治維新からわずか70年ちょっとの昭和16年の段階で
(太平洋戦争開戦から今日までの時間にほぼ等しい)
とりあえずアメリカを一発殴っちゃえ、なんていう勘違いが出来るほどの国家になってなかったでしょう。


[3084] 軍隊語 投稿者:五反田猫 投稿日:2015/11/05(Thu) 10:58  

残念ながら浅学にてモンゴル帝国の軍隊語や命令がどうだったかは不明なので、身近な元帝国でお話をしました。 前置きがなくて失礼しました。 元でも立派な大帝国ですよね。

最近 近代言語の研究をしていて、日本の軍隊固有の言い回しが、明治維新の西欧制度の採り入れの過程で意図的に作られたものだと判ってきました。 そうせざるを得ない背景としては、日本語があいまい、同音異義語が多い事は明確な理由と思います。 もちろん、この事が軍隊の強さに対して支配的とまでは思いませんが、軍隊に向いていない事は、わざわざ特殊な軍隊語を作らざるを得なかった点で証拠としては十分と思います。 少なくとも敵のアメリカは普通の言語で大丈夫なのですからね。もちろん、アメリカにも軍隊固有の言い回し(数字やアルファベット確認、方位、時間等)はありますが、言語体系として全く別言語と言えるものを作った日本軍は特殊だと思います。それでも、まともに戦闘中のコミュニュケーションが出来ず、敗れていったのは別の原因もたくさんあると思いますし、その辺りは資料を含めて、今まで以上にお話があるでしょうから楽しみにしております。


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