■ホシモドキ再び

前回の旅行から半年近く経ってからホシモドキと言う不思議な飛行物体に気がついたため、その存在をもう少しキチンと確認したい、というのが今回の旅の目的の一つでした。この辺りは前年の旅行記内で、同行の地雷映画男が動画で撮影したホシモドキその1、筆者の撮影したホシモドキその2 として記事中で説明しました。

その後、筆者は画像検索機能を使ったり、合法的に見れる範囲内で各種ライブカメラの映像を片っ端から確認した結果、動画で撮影できたホシモドキその1に関しては、以下の範囲内で見られる、という事をほぼ絞り込みました。この中には、我々が目撃した場所、イリオモテヤマネコ像の横も含まれています。ただし最後まで筆者が撮影したホシモドキその2に関しては同じものと断言できそうな存在は確認できずに終わりました。

ちなみに今回確認出来た画像や動画を撮影した皆さん、そしてライブカメラを設置してる皆さんに画像の掲載許可の連絡を取ったところ、一件だけ掲載不可の連絡を頂いた以外は返事すらもらえませんでした。よってこの記事ではそれらに触れずに進める事になります。この点はご了承のほどを。



私が確認できた「ホシモドキその1」らしき物が撮影された地区。北の海岸沿い一帯に集中してます。これは人口が多く、観光客もまた多いため、画像や動画がこの地区で多く撮影されている、というのも一因かも知れません。ただしほぼ同じくらいの情報量があった東岸では一切、確認できなかったもの事実です。ちなみに南西部はそもそも人が住んでいない、さらに観光客もほとんど入らない、という一帯なので現状、情報が無いままとなっています。

でもって一連の情報を見た範囲で確認できた出現条件は以下の通り。

■夕暮れ時から現れるが、そこから20時半ごろまでは出現例が確認できない。ただしそれ以降は夜明け前までいつ出るかは法則性が無い。

■とにかく海に近い場所、海岸沿いでの出現が多い。

といった所でした。

今回の旅行では上記の一帯の海岸線付近複数個所にカメラを設置し一晩中自動撮影を続ける、自分でも一定時間、一帯を車で走ってみる、という手法を採用する事にしました。ただし手持ちのカメラで時間指定の自動撮影ができるカメラはLX-100、LX-100m2、そして今年購入したばかりのLX-9しかなく、LX-9は自分で持ち歩くため、使えるのは二台だけです。

このため過去の目撃場所が特定できる場所に絞り込んで撮影することとし、一つは今回も滞在したジャングルホテルの屋上、もう一つは前回我々が目撃した西表ヤマネコ像の横としました。



自動撮影カメラ設置場所その1、ジャングルホテル屋上。ここは海を見下ろす高台となるため、思った以上に撮影条件として良かったので選びました。



設置場所その2、前回と同じ場所、西表ヤマネコ像駐車場横。ここも視界が開ける土地のため、撮影場所としていいと判断したものです。

西表島に滞在したのは二日間だけだったので、その二晩、ここにカメラを置き、自動撮影にして30秒ごとの一定間隔での撮影を行いました。ただし想定外の事態として、一晩目にヤマネコ像の横に置いたカメラのタイマーが作動しておらず、一枚も取れずに終わってしまっています。これは未だに原因が不明。事前のテストではちゃんと動いてましたし、この翌日の撮影も普通に行えました。

そして不測の事態その二として、二日目は夜間に雨になった事でホテルの屋上のカメラの自動撮影が途中で中断されてしまいました。ただし水滴でショートして壊れたか、と思ったんですが、電源を入れ直した所、普通に生き返ったので、これも厳密には原因不明です。こういった調査行動では不測の事態はある程度まで仕方ないのですが、ちょっと謎が多すぎる、という気もします。

それでも二日間で約800枚の写真撮影に成功したので、今回はこれを詳細に見て、検討して行きましょう。

NEXT