さて、2年ぶりに尾瀬沼を再訪して来ました。ただし今回は北側、福島県側からの経路で、燧ケ岳(ひうちがたけ)を経由しての訪問としました。とりあえあず尾瀬周辺に関する説明は前回の記事を参照してくださいませ。

今回の経路を例によって国土地理院様の3D地図で説明されて頂くと以下のようになります。



尾瀬沼に至る一般的な、そしてもっとも楽な経路が沼山峠経由のものとなります。一般車両が入れる御池(みいけと読む)ロッジまで車で入り、そこから沼山峠休憩場までバスで入ってしまえば、後は1時間半も歩けば尾瀬沼なのです。人生楽勝と言っていい経路です。

ただし例によって、せっかく行くのだから燧ケ岳経由で入って見るか、標高差はざっと850m、ちょろいでしょ、と思ってしまったのが運のつき。今回もまた最後の500mが見事なまでの直滑降経路、さらに走破距離では軽く10qを超えるため、総行動時間8時間を超える耐久走破となりました。いい歳して、もうちょっと楽な経路を選べよと自分でも思います、はい。

そもそも御池ロッジも首都圏から楽に行ける場所ではありませぬ。一度、那須高原辺りまで北上してから福島県に入る道しかなく、東京上野からだとざっと250kmの距離がありにけり。これは上高地に入るのとほぼ同じ距離であり、本来は前日夜に突入して翌午前中に離脱は極めて無茶だと思えます。ただしこの点、北千住から東武電鉄を利用すると日光一帯まで格安で素早く入れる事(1400円、約2時間50分)、そこでレンタカーを借りてしまえば尾瀬直前まで交通渋滞が起きる場所が無い事から、なんとかなるのです。よって今回は東武鉄道で日光の手前、下今市駅まで進出、そこからレンタカーで100q以上を走破して御池ロッジに入る事にしたのです。

ではさっそく行って見ましょうか。


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