そしてこちらも感動のご対面だったジャガーEタイプ、ロードスターの1965年型。これもカッコいい。

初代E型は1961年に生産開始なので、この展示車両も発売開始から4年ほどと経ってます。よってエンジンが4200ccに拡大された後の型ですね(元は3800cc)。ちなみに排気量拡大後も最大馬力は265hpで同じですが、トルクが2割近く大きくなっており、個人的にはいい方向性だと思います。

余談ですが、ジャガーはJaguarのローマ字読みで、良く知られるように英語の発音としてはジャグゥアといった感じになります。でもカッコ悪いのでこれはジャガーでいいかなと思います。

個人的にカッコいいと思う車は70年台のポルシェ軍団、ベンツの300SL、マツダのコスモスポーツ、ホンダのビートなどなど幾つかあるのですが、美しいなあ、と思う車はそれほどなく、その中の一つがこのE型です。ちなみにシャシ―でもモノコックでもない、ちょっと変わった構造なんですが説明が長くなるので割愛(長い鼻面のエンジン部だけフレームを持ち運転席から後方はモノコックに近い構造)。



E型にはこのオープン型と屋根付きのクーペ型がありました。個人的には屋根付きの方が美しいと思うんですが、オープンもこれはこれでありかなと思いまする。ちなみに最初からアメリカ市場を狙って開発された車で1961年3月にアメリカで、その後、7月になってから本国イギリスでも発売が始まりました。展示車は右ハンドルなのでイギリス国内向けの車両でしょう。

この滑かな車体に強力な265hpのエンジンを搭載した結果、最高速度は240q/hが出たようです。この辺りのテストをやったイギリスの自動車雑誌AUTOCARの1965年5月号によると、これまでテストしたあらゆる車の中で最速だったとの事(ただし屋根付きクーペでのテスト)。



このスタイルと性能で1961年の発売時の価格は2100ポンドでした。イギリス・フォードで一番高価だった乗用車ゾディアック(ZODIAC)が1100ポンド前後なので、決して安くはないものの、同じようなスポーツカーの中では安価な部類でした。このため1968年までに初代E型は4万台近くを売ったとされます。先代とも言えるXK120 は1万2千台の製造でしたから、3.5倍も売れたわけです。



特に後ろから見るとチョー素敵。全身白タイツで頭にアンテナが付いてるオッサンがこれに乗って向こうから走って来て、地球の危機だから一緒に来てくれ、とか言われたら迷わず乗っちゃいますな。あとオースティン・パワーズもこれに乗ってますが、あれは忘れよう。しかもアメリカでわざわざ右ハンドルなんだよな、あれ。


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