■電車の王国



さて、駅に戻ってみると、この長野電鉄 小布施駅には、
車両保存コーナーがあることを発見。

その一番手前にあったのがこれ。
なんか戦時急造生産みたいな、投げやりさを感じるデザインの電車ですが、
調べてみたら1927年日立製だそうな。




中にも入れました。
残念ながらコンディションはよくない。
まあ、地方の私鉄にそこまで求めるのは酷でしょう。

ところで、関東地方の皆さん、東武鉄道の鉄道博物館に行ったこと、あります?
えらく意外な場所にあるけど、えらく意外なまでによくできた施設です。



静かな秋の、静かな廃車の中。



でもって、帰りの電車はこれ。
昔の小田急のロマンスカーですよね、多分。

来るときの鈍行は東急の旧車両でしたから、関東私鉄電車のヴァルハラなのか、長野電鉄。



長野電鉄の特急は、区間が短いのもあってか、100円の特急券買うと乗れてしまいます。
座席指定もなし。
と、なればロマンスカーのパノラマシートを狙うでしょう、人として。

残念ながら、先頭車両の展望席は満席でしたが、後部車両のそれなりの場所に座れました。
豊かな田園地帯をパノラマで走りぬけるのは、それなりに愉快。

…南海電鉄のラピート轟とか、老朽化したら、ここに来たりしないもんだろうか。
その迫力にスズメもびびって田んぼに近づかなくなるだろうから、一石二鳥だと思うのだけど。


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