■イージス艦のダジャレは早くも2回でネタがつきました
艦首部より5インチ砲と艦橋を望む。
オモチャみたいでヘッポコだぜ、と思ってた5インチ砲、
人物と比べて意外にデカイのに気が付きます。
持ってかえっていいよ、といわれても、我がアパートには入らんでしょう。
マスト部が骨組みではなく、板をつなぎ合わせたような形状なのも、
ステルス処理の一環らしいですね。
艦橋両脇についてる「フタ」の中に、この艦の心臓ともいえるフェイズドアレイレーダーが入ってます。
この後ろにも同じように付いていて、全4セットのレーダーが艦橋に埋まってるんですが、
これ、絶対艦橋内の人間に電磁波の影響あるよなあ…。
この写真、だいたいこれで水平方向を見てますから、
艦橋付近とくらべ、艦首部がかなり高くなってるのもわかりますね。
こうして見るとソ連の迷戦車、KV-2を思い出したりして。
ふと横を見ると、あちらにもアーレイ バーク級のイージスシステム搭載駆逐艦が2隻。
実は横須賀の第七艦隊には6隻ものアーレイ バーク級が配備されています。
DDG-54、56、62、82、85、89 さらにはタイコンデロガ級も2隻いるので、
日本に生息するイージスシステム搭載艦のうち、6割ほどは日本の持ち物ではないことに(笑)。
ここに空母が加わるわけですから、東洋最強の艦隊は海上自衛隊でも中国海軍でもなく、
アメリカの第七艦隊であることは、まあ、疑いないわけで。
たとえば第七艦隊の指令が、横須賀の路地裏のバーのママに
「海上自衛隊に勝ったら、お付き合いしてあげるわん」
とか言われてその気になったりしたら、1週間ぐらいで地球上から
海上自衛隊の兵力は跡形もなく消え去ることになります(笑)。
勝てませんよ、絶対。
ちなみに本来、空母攻撃部隊(Carrier Strike
Group)は
空母一隻に対し、ダコンデロガ級1隻、
アーレイ バーク級2隻が定数のはずなんで、
どう考えても第七艦隊のアーレイ バーク級はその数が多すぎる。
整備ローテーションの予備を考えても余りすぎですから、
単独行動も視野に入れてるんでしょうかね。
現在のアメリカ海軍は空母11隻体制を前提としているはずなので、
60隻までアーレイ バークを造る、という今の計画は、どう考えても多すぎ。
やはり単独行動を視野にいれてるんでしょうね。
中国とか、チャイナとか、ミサイル大好きな共産主義国家の血を受けついだ国がありますし…。
今回の収穫、その1。
アメリカ海軍の「Dアロー」の謎が解けたヨ!の巻。
実は昨年訪れたサンフランシスコ(正確にはアラメダ)のホーネットにもやたら貼ってあって、
気になったものの、意味不明のままだった「D矢印」。
今回、すいすいさんが、手近な水兵さんを捕まえて聞いてくれ、
ようやくその意味が判明。
アメリカ海軍の船にあるこの「D矢印」を辿って行くと、艦内のある部屋にたどり着きます。
簡単にいえばシャワールームなんですが、ただのシャワールームではありません。
「洗浄室」です。
アメリカ軍が使う言葉にCBR状況(CBR
environment )、というものがあります。
これは科学、生物、放射能(Chemical,
Biological,Radiological)の頭文字で、
当然、それらの兵器が使用された状況下を指します。
つまり、科学兵器、生物兵器、放射能兵器を食らって、
それを浴びてしまったら直ぐに洗浄できるような施設が艦内にあるわけです。
はたして、そんなんで何とかなるんかいな、とも思いますが、
あるいは本格的な治療室を兼ねてるのかもしれません。
(中は見れなかった)
本気で戦争をやろう、って国は装備一つとっても妙にリアリティがあるんですね。
そして、そんな「リアリティ」は、これだけではないのです(笑)。
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