でもってこれまた30年ぶりの東照宮の拝観券売所に向かったんですが、目の前で外人さんの団体が並び始める。なんかそこまでして観たくもないし、既に午後三時近く、帰りの電車は三時間コース、などと考えると、今回はもういいや、と撤退する事に。けっこう気軽に来れる事が判ったし、いずれまたとしましょう。 という事で撤収開始。 …したんですが、特別公開中の看板に引っかかる。弱いのよ、こういった期間限定物に。でもって仮御殿て何と思って観に行ってみたら… これでした。東照宮の本殿修復の時、祭神を移すための御殿だそうな。そんなものがあるのか、と思ったら日本中の神社で常設の仮御殿があるのは東照宮だけだそうな。でしょうね。でもってこれも1639年に建てられた重文でした。仮御殿といっても、そんじょそこらの神社くらいならデコピン一発で粉砕しそうなシロモノでした。 その下にあったちょっと毛色の変わった建物。平安風を狙ってるよなあ、と思ったらやはり維新後、1915(大正4)年の建物で、その後、1931(昭和6)年に大規模な改修を受け、以後は武徳館の名で武道場として使われていたものだそうな。やや登録基準の緩い登録有形文化財に指定されている、との事。ちなみに登録有形文化財はいろいろ微妙で、個人的には日本の恥だと思っている東京タワー(恥も外聞も無いエッフェル塔のまんまコピーだ。そのくせエッフェルが使えなかった鋼鉄を十分に使って手を抜いてる。日本史上有数のダメ建築物だろう)もその一つだったりします。 |