■富嶽三十六景 逃げるにしかず



こちらは日本製、三菱のハ50。
第二次大戦末期の、試作エンジンです。

1984年に羽田空港で全日空(現ANA)の施設を建設中に出てきたものだそうな。
空冷星型、2列シリンダーで22気筒(!)、排気量66.1リッター、
最大で3000馬力程度を出すつもりだったエンジンで、
終戦までに3基完成していた中の1基だとのこと。

ただし、40年近く土の中に埋もれていたのと、
終戦時、破棄する前にすでに破壊が行われていたのではないかと
思われる部分があり、状態はお世辞にもよくありません。



これ、計画だけで終わった富嶽爆撃機のエンジンに予定されていたそうです。
2列シリンダーの前、減速器までの部分が妙に長さがあり、
何かが入っていたんでしょうか。



その先、2階のメインの展示がこれ。
成田空港について、です。



そこにあった巨大な成田空港の模型。
ここも開港以来、あちこち改修されて形が変わってるんですが、
この模型が最新の状態なのかは、よくわかりまぬ。



次は、管制塔のようなタワーに上ってみましょう。
その途中、例のメインホールの屋根の上にも
展望台があるので、先にそっちに行きましょうか。


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