■花咲く春の山



でもって、せっかく戸隠まで来たんですから、戸隠ソバを。

実は大行列してる店と、それほどでも無い店があったんですが、
一家そろって並ぶのが嫌いな当家は、それほどでも無い店を選択。

ところがドンスコイ・ドミトリー、これがかなりの美味でした。
いや、値段もよかったですけどね(笑)。
だったら行列してた店はどれだけスゴイのだろう、と思うも、
東京のラーメン屋やカレー屋で、行列のできる店の8割はハズレ、
という個人的経験からして、あんまり夢は見ないほうがいい気もします。



さて、その後は一つ下に位置する宝光社というもう一つの神社を目指します。
車道とは別にこうういった昔の参道らしい道が残っていて、そちらから向う事に。

途中で見かけた花、桜か山桃か、私には区別が付きませんが、キレイですね。



その途中になんだか石碑がある。
ここは伏し拝み、と呼ばれる辺りで、室町時代にこれから向かう宝光社のご神体が飛来し、
奥の院(一番高い場所にある)は冬は寒いし、女人禁制だしで何だから、
麓のこっちにも分社してちょうだい、という妙に俗っぽい希望を述べた所とされてます。

なのでてっきりその関係の石碑だと思ったんですが…



…なんだこれ(笑)。
全く解説が見当たらなかったのですが、
昭和8年、初めて小鳥の声をラジオで放送したとき、
どうもここで録音がされたらしいです。
(生放送だったという話もあり)
右下にはご丁寧にNHK長野局長の署名入りでした。



その旧参道がこんな感じ。
仏教系密教の入った後はわかりませんが、修験道の山なら、
連中はここを走るようにして駆け抜けたはず。

ついでに戸隠そばは、修験者が携帯食として持ち込んだ
そば切りがそのルーツだと言う話もあるんですが、ホントかなあ…。

とはいえ、道幅が広すぎますから、近年に整備されてる感じもします。
それでも、久しぶりの山道で、歩いてるだけでも楽しい。


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