そこから北西方向を見る。右手、赤白のクレーンが密集してるのが青梅のコンテナ埠頭。画面では見えてませんが、対岸のこちら側に大井埠頭があります。

画面中央、てっぺんが赤い灯台のような建物が現在、無期限休止中の船の科学館、この横に南極観測船の宗谷があり、この奥がいわゆるお台場地区。その左手にうっすらとレインボーブリッジが見えてますが、この頭の悪そうな名前、そろそろ変えませんかね。

ちなみに直接見えてるのでなんだか近く感じますが、画面中央の船の科学館まで約4.5q、歩いたら1時間以上の距離があります。



しばらくすると、ようやく次の機体が降りてきました。



あれ、大分小さいな、と思ったら…



ボーイングの737でした。

いろいろ改良されてるとは言え、1967年初飛行ですから、あのベトナムの悲劇、F-111と同世代機。基本設計に至っては元祖707の流れを受けている部分が多いので、その点ではF-4ファントム世代の機体に近いものすらあります。

それが現役でがんばってるんだから凄いですね。
さらに胴体中央に開いてる穴、主脚の収容部にカバーが無く、車輪がむき出しのまま飛んでる構造が今に至るまでそのまんまなのも凄いところです。これで高度1万mまで上がって時速約800q出すんだから(巡航速度でマッハ0.78辺り)、機体の空気抵抗ってのは単純では無いな、と。

ただし運用歴が長く1万機以上も生産されていることもあるんですが(2021年現在、ほぼゼロ戦の生産数に近い)、それでもとにかく事故って何度も墜落してる機体であり、個人的にはあまり乗りたくない印象がある機体の一つではあります。



その次に降りてきた787と比べると、737の小型さがよく判るかと。あれ、でもさっきより画像が小さいな。
わずか400m移動しただけなんですが、その間に結構下降するんですね。ちなみにこの北端部からだと着陸地点まで約2q近くあるんですが、すでに脚を出してます。すぐに引っ込めちゃう離陸時とは対照的で、これもエアブレーキとして機体の減速に使ってるんでしょうね。結構な角度で降下してますから、着陸までにその速度を殺すことを考えれば必須の対策なのだと思われます。

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