■海には不思議な連中が居る



さて、ここからはまた別の展示へ。
これはミニ水族館、といった展示で見たクラゲ。
説明があったのですが、撮影を忘れたため、すみません、詳細は不明です。
クラゲ、改めてこうして見ると、何を考えてるんだ、というかそもそも何か考えてるのか、
という感じの不思議な生き物です。



こちらはユメカサゴ。
深海魚ですが、味は大変よいそうな。
ちなみに解説によると命名者は日本を代表する魚類分類学の権威である
田中さんという方らしいのですが、
なぜ“夢”のカサゴなのかは“謎に包まれて”いるそうな(笑)。



こちらはオオゾクムシ。
5年以上全く何も食べずに生き続けた事で話題になったダイオウゾクムシの仲間で、
日本近海の深海地帯に生息する種らしいです。
これもエサを全く食べなくなることがあるそうで、不思議な種族ですね。

ちなみに現物は10cm以上はある大きさで、こんなのが玄関前で大量にウロウロしてたら、
日本中の奥様失神続出、という感じがいたします。



この白いカニはユノハナガニ。
深海で噴出してる温泉地帯にのみ生息するそうな。
温泉地帯に白い体、これが湯の花を連想させるゆえの命名だとか。
なんというか、海洋生物系関係者の皆さんのネーミングセンス、私、好きよ(笑)。

ついでに光の当たらない深海生物は無色の白色が多く(つまり全ての光を反射してしまう)、
ここら辺り、どうせ誰にも見られないんだし、と
スッピンにジャージで過ごす休日の女性のような印象もあるな、深海生物…。

ちなみに学名はGandalfus yunohana、で日本語のユノハナがそのまま入ってますが、
属名のGandalfus はあの指輪物語のガンダルフなんだとか。
…白いから?
つーか、世界中の海洋生物関係の皆さん、命名センスが同じ(笑)?
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