■本の海と大陸と混沌と
というわけで、現地案内板で、この香港ブック フェア、
すなわち香港書展のおおよその概略を見てみましょう。
とりあえず、全部で3つの会場に分かれます。
見取り図の一番下、
1階(イギリス式だから日本だと2階。Gフロアは駐車場やらなにやらがある)、の
1A〜1Eのエリアが、現在地。3会場の内で最大の場所。
ここは、まあ、ブックフェアだね、うん、ブックフェアだ、というエリア。
その次、回廊部分を抜けて上の方にある3階(同じく4階)。
ここは大きく2つに会場が分かれており、
まず3B〜3Eが児童書フェア会場、でもって番号が書かれてない3Aは、大食堂となってます。
左下の卵型のエリアがそれ。
でもって、その右上、一番小さい3G、3Fが混沌のステキエリアで、
まあ、すごい世界が展開されているのですよ、ダンナ。
では、さっそく行ってみましょう。
まずは、最初に入った1Fエリアから。
いや、しかしなんだこの人出(笑)。
現在、現地時刻で夜の8時半。
夜中の8時半に、これだけの人が本を買いに来る場所って、世界中でここだけでは…?
ちなみに、各柱の上に貼られた微妙にヨタッてる非常口案内にも注目だよ。
まあ、日本から見に来た人間として、興味のある辺りから。
ここら辺は、日本の作家さんのっぽいが、どうか。
最近は、あちらの絵描きさんも相当レベルが高いのだが、
漫画という形式にまとめる、という力量はまだない、と思うので、
多分、日本産だとは思うのだ。
が、この手の漫画には詳しくないので、確証はなし。
こちらでも似たような本が山積みに。
うーん、日本産っぽいけど、どうでしょう。
そこでうれしそうに買い物してた女性の皆さん。
売り手も女性。
ちなみに、上に見えてる全場8.8折、というのは値引率。
ただし、中国系の場合は買値を表示するので、日本式に表示するなら、
1-0.88=0.12で、12%引き、の意味。
ここら辺の表示も文化の違いなんでしょうが、一瞬、計算に手間取ります。
日本の小説だったと思うので、載せておきます。
小説類もそこそこ出てましたが、漫画と比べてしまうと、やはり少なめ。
香港における日本の漫画、アニメ人気はちょっとスゴイものがあったりします。
昔、タブロイド版新聞(日本のスポーツ新聞に近い)が見開き特集で、
エヴァンゲリオンの記事を載せてたのを見たときはさすがに驚きました。
トトロなんかもあっちこっちで勝手に看板に描かれてましが、
さすがに最近は冷静になってきたようで、今回の旅では、
その手のものはほとんど見ませんでした。
ただし、宮崎アニメの血脈は、ヘンな形で、ヘンな場所に生きてたりします(笑)。
そこら辺は、マカオ編で取り上げる予定。
NEXT