■撃てるだけ撃つぜコンセプト



さあ、では艦首方面に行ってみますか。

で、途中で見かけた艦橋の下で開かれてたドア。
何かな、と思って覗いたら売店が見えたので、そのまま通り過ぎてしまったんですが、
実は上に中国語で書いてあるように、ここがブリッジの入り口なのでした。
よって、この後艦内一周してから、再度見学のために
ここまで戻ってくるハメになります…。



さて、ここが飛行甲板の最前部。
艦橋横の飛行甲板の狭さは、垂直離着陸機のYAK-38を使ってた、
とはいえ、ジェット機を運用しようという船のものとは思えないところがありますね…。



そのちょっと先から艦首を見る。
こっから先は、ミサイル巡洋艦そのもの、という構造になってます。
手前に見えてるのはこの船に積まれてたP500(SS-N-12)対艦ミサイル…
として展示されてるもので、
ネット上ではよくP500ミサイルの画像として紹介されてる有名人(?)さん。

が、ここは民間施設、しかも中国(笑)。
後ろの噴射口とかを見ればわかるように、パチもんです。
まあ、全くのデタラメなのか、似たようなミサイルが中国にあるのか、
そこら辺はわかりませんが、少なくともP500とは完全に別物ですから、要注意。

で、その向こう、4本見えてる筒状のものが、その対艦ミサイルの発射管。
この先にも同数あるので、計8基の対艦ミサイルが搭載されており、
これがこの艦の主要兵器となってます。
空母に積まれてる兵器、と考えると異常です(笑)。

むしろ、そもそもミサイル巡洋艦であって、航空兵力がオマケで付いてる、
というのが、この艦に対する、正しい認識なのでしょう。



艦首から、艦橋方向を振りかえる。
この写真を見せて、この間空母を見学して来たよ、とか言ったら、
ただでさえない信用をさらに失うハメになるでしょうね(笑)。

一番手前に見えてるのは、対潜水艦用ロケット弾発射装置。
要は爆雷ですが、これにロケットつけて、遠くまで飛ばし、遠距離にいる潜水艦を
ギャフンといわせたる、という兵器です。

その奥に見えてる緑のミサイルは、これも対空ミサイルですが、
先ほどのG-11とは完全に別物でして、詳細不明。

ミサイルの下に白くて長細いハッチがありますが、これがミサイルの給弾(?)装置。
ミサイルを撃っちゃったら、ランチャー部分を垂直に立て、
ここからニュッと出てくるミサイルを装填するタイプでしょうか。

その奥は例の76.2mm連装砲、そのさらに奥にチラッと、後部にもあった
M11(SA-N3) 対空ミサイル。こちらには給弾(?)ハッチ、残ってました。



艦首を見る。
対潜ロケットランチャーの後ろにもハッチ、ありますね。
ひょっとして、これもここから給弾するんでしょうか。


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