■21世紀道教廟
この廟のゲートガードは中華狛犬ではなく龍でした。
ただし右側が子供を、左側がマリを持ってる、というルールは有効で、
この龍も子供を…踏んづけてるよな、これ…。
その上、妙に人間臭い足だなあ、どうも。
そこから参道を通って、中に入ってゆきます。
香港でも歴史ある廟だ、と聞いてたんですが(といっても1920年あたりから)、
この参道といい、周囲の建物といい、ピカピカの新品ぽい雰囲気でして、
なんと言うか、端的に言ってしまうと、妙に安っぽい…
参道に沿っていくつかの廟というか堂があり、
一つ一つにお参りするのがルールらしい。
ちなみに、堂の正面にある正面が黄色い金属製の箱、
あれが中華文化圏における賽銭箱です。
でもって、どこで買ってくるのか、みなさん巨大な線香を持っていらっしゃる。
しかも火がついたまま走ってくる人とかいて、全く油断がならぬ。
…いままで訪れたあらゆる宗教施設の中で、
もっとも間違った方向に熱い場所でございました。
どんどん行きますよ。
中はちょっとした迷路状態ですが、まあ人の流れに沿ってゆけば迷うことはなし。
ちなみに、数ある廟には孔子や釈迦如来なども奉られてるんですが、
これを見て、ああ儒教と仏教も含めた複合施設なんだ!と勘違いしたら負け(笑)。
道教は、おそらく同じルーツを持つヒンズー教と同じく、何でも受け入れちゃう宗教(?)なので、
釈迦だろうが孔子だろうが、彼らの神様の中の一人に過ぎないんですよ(笑)。
それでも、仏陀はおろかイエスまで取り込んじゃってるヒンズー教に比べりゃカワイイもんです。
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