■国境もどきを超えて



はい、到着。
この駅のホームはまだ香港内でして、深圳市内ではありません。
なので、行き先案内も深圳はこっち、となってます。



ここで出国審査。
香港の居住権を持ってる人と、それ以外の人に分かれます。

厳密には国境ではないですが、とりあえず陸路で別の行政組織のエリアに入る、
という経験は実は初めてで、ちょっとドキドキする。
島国の人間ですから。



出国審査はあっさり通過。
マカオで懲りて、今回は入国時の半券、ちゃんと持ってきたし。

で、そこを出ると長い通路のような場所に。



あ、これ橋ですね。
となると、この下の河が、香港と中国本土を分ける国境(?)線となります。

余談ながら、太平洋戦争開戦初日、12月8日に日本軍はこの辺りから、
ワーッと香港に攻め込んでます。

今回、この鉄道で来たルートが、山間部を抜けるには一番楽なんですが、
記録を見ると帝国陸軍の皆さんは、
なぜか東西の山岳地帯を突破して九龍半島南部を目指してます。
深いですね、あの軍隊は。



さて、この橋を渡れば、中国本土。
ここでまたも入国審査を受けて、ようやく深圳に入ります。

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