■12年の奇跡



ウハハハ、これだ、これ!
久しぶりに帰ってまいりました、混沌の街、香港!

ここからは停車するバス停の名に注目。
旺角(モンコック)を通過したのを見て、降りる準備に入る。



油麻地(ヤマティー)の名が見えたので、そこで下車。

いや、結構楽しいです、このバス。
車内放送がないので、まったく現地の地理勘がない、と言う場合、
ちょっと使いにくいかもしれませんが、中心部に出てしまえば、適当に降りても、
近くに地下鉄駅がありますし、最悪、そこからホテルまでタクシーもありでしょう。

さて、ホテルはここからすぐの場所。地下鉄の駅からも近い、一等地。

で、地図をみて、周囲を見回すと、あれ、このアタリ見覚えが。
ああ、これ、12年前に泊まったYMCAホテルの近所だぞ。
今回はCITY VIEWなるホテルなんだが、結構ホテルが集中してるのかな、このエリア。




で、地図を片手に探してみると、あ、これだ。これ…?

……あの、壁にYMCAって、看板が見えてるんですけど(笑)…。
つーか、この建物、メッチャ見覚えあるんですけど。

ええ?なんで?



が、入り口に行ってみると、チャンとCITY VIEWホテルとなってる。
なんじゃこりゃ。

どうも経営者が変わったのか、イメージチェンジを図ったのか、名前だけを変えてしまったらしい。
というわけで、全く予期しなかった事態ながら、なんと12年前と全く同じホテルに泊まる事に。
あれま。
まあ、このホテル、立地は超一級といってよく、お値段も香港ではまあまあ(1泊9000円前後)、
オススメと言っていいホテルなんで、文句はありませんが。



でもってフロントで、部屋のグレードアップをしておきました、
と言われ、ええ?なんですかそれ?と驚くも、
料金はいただきません、というので、それ以上はツッコまないでおいた。

この手のホテルではありがちな、適当な部屋が空いてなかったパターンでしょうね。

で、入ってみれば、実際、なるほど、と思わせる部屋。
いや、一見すると普通の部屋ですが、香港でこの立地でこの値段で、
アメリカンスタンダードクラスの広さの部屋ってのはかなり貴重なんですよ。
イギリス統治時代は、日本のビジネスホテルよりひでえな、
ってなホテルがそれこそいくらでもゴロゴロしていましたから。



窓からの眺め。これもまあまあ。
屋上庭園みたいのが見えてますが、宿泊施設を探検しつくす習癖のある
私をもってしても、最後まであそこへ出る手段が発見できず…。

はい、とりあえずこの段階でまだ午後3時。
眠らない街、香港の金曜日、当然、ここからが本番ですが、とりあえず今回はここまでとしましょう。

最後に軽く、香港ちょっといい話をやって終わりとします。

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