■香港を少しでも愉快にすごす知恵

さて、今回のオマケコーナーはちょっと趣旨を変えて、
香港の豆知識を少しだけ。


香港は元イギリス領なんだよね、その1。

ビルの階数の数え方がイギリス式。
エレベータの階数ボタンにGがあるのだ。



出入り口のある階は1階ではなく、G、グランドフロアになる。
そして日本で2階に当たる階から、1、2、3階…と数えて行っている。

ホテルの自分の部屋とかは、カギ番号の階まで行けばいいだけだから、
問題は無いが、逆に出かけるときは結構、あわてる。

なにせ久しぶりなので、私はすっかりこの点を忘れていて、
最初にホテルから出かけるとき、1階でエレベータを降りたら、
ドアがずらっとならんだ普通の客室フロアで、かなりあせった。

また、エレベーターなら問題ないが、商業ビルで、
エスカレーターで移動する場合とかは注意がいる。
入り口の看板で3階(3楼)としてあったから、
エスカレータで3つあがったとこで降りてしまいがちなのだ。
この場合、日本で言えば4階になるので、もう一つ上が正解。

で、これがショッピングセンターくらいなら問題ないが、
鉄道駅、フェリーターミナルなどでも同じなので、かなり注意が要る。
私はフェリーターミナルの出発ゲートの階を間違えて、エライ目にあった。

ついでに、なぜかマカオも香港式で階数カウントするので注意したい。
ただし中国本土である深圳市は、日本と同じ数え方になっている。

…現地の連中も混乱しないんですかね、これ。



香港は元イギリス領、その2。

コンセントのソケットがイギリス式。
これは日本型コンセントだと、どうしようもないので、変換アダプタが要る。
ある程度以上のホテルならフロントで貸してくれるが、
全部貸し出して品切れ、といケースがあったりするので、できれば持っていった方がいい。

当然、通常の電化製品をつなぐのは電圧が違うから絶対にダメ。
使えるのはデジカメの充電器、パソコンのACアダプタなど、海外電圧に対応してるものだけだ。
ここら辺は、充電器やACアダプタに対応電圧が書かれているから、必ず確認してくださいませ。



中国の罠その1。
香港は中国本土と同様に、入国時に書いた申請書の写しを入管で受け取り、
出国時に返却する必要がある。
が、これパスポートに挟むだけ、ホチキスとかでとめてくれないので注意しよう。
まあ、紛失しても、もう一度、その場で書き直せばいいのだけども。

ついにで、このカードは、日本への帰国時に返却、というわけではなく、
香港を出るときに返却、というルールになっている。

どいうことか、というと、香港からマカオなどに行く場合、これを回収するのだ。
そうとは知らなかった私は、マカオに行くとき、紛失したらやだからな、
とこの写しをわざわざホテルに残して行ってしまい、
出国審査官に、あなたは、今、ここでもう一回書きなさい、と
再記入を命じられるハメに。
ついでに、マカオから帰ってくるとき、当然、また入国申請書を書くのだ。

ちなみに、当然、深圳市に行くときも、これを返すことになるので、
今回の旅行で、私は4回もこの入国申請書を書くハメになった…。



香港の秘密、その1。
香港は日本式自販機がかなり普及している。
ご覧のように、サンプルの缶やボトルが入ってるタイプが日本式。
香港、どうも以前より数は増えていて、しかも日本式が多い。
これも結構珍しい点なので書いておく。
ちなみに右側のコイン投入口の左下あたりに
黄色い四角いスペースがあるが、あれがオクトパスカードのタッチ部分。

香港の自販機の8割以上がオクトパス対応だった。



ちなみにこれがアメリカ式。
サンプルはなく、右側にあるボタンにジュースの種類が書いてあるだけ。
世界的には、こっちの方が主流で、
香港でも、新しい販売機はこっちが多いみたい。

これもコイン投入口の下に、オクトパスカードリーダーあり。

はい、というわけで、今回はここまで。


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