■空と海
お次は87式自走高射機関砲。
低空(と言っても2000m位まで有効だと思うが)で地上部隊を襲う
敵攻撃機やヘリコプターをやっつけちゃえ、という車両ですね。
後ろから。
意外に砲塔部分は小さいです。
ちなみにこれ、電子機器のカタマリとなった結果、1台あたり15億円
という立派なお値段になってしまったのだそうな…。
レーダー部。
上のはおそらく高度とか抜きで、純粋に目標の方向と距離だけを
探知する索敵(長距離)レーダー、下のお椀型のが、高度と方位までを
厳密に測定する高周波数の射撃管制(短距離)レーダーでしょうか。
よく見ると、索敵レーダーは折りたためるようにも見えますが、
なんでしょうね、この機能。
トンネルとかでひっかからないようにするためかなあ。
94式水際地雷敷設装置、という変な名前の水陸両用車。
水際は水際ではなく“すいさい”と読むんだそうな。
…なんで(笑)?
ちなみにメーカーは日立造船だそうで、どちらかというと船よりの兵器でしょうか。
これで敵が上陸しそうな水際に、地雷を敷設するんだとか。
…それって機雷なんじゃ…。
後ろから見るとこんな感じ。よく見るとスクリューが付いてますね。
…だったら最初からどっかの港に機雷敷設用のボートを係留しときゃいいんじゃないの、
と思ってしまうんですが、どんな意味があって水陸両用車なんでしょうね、これ。
海上自衛隊に予算取られないための陸上自衛隊の装備って感じがしなくもなく…。
はい、とりあえず、これでこの列の展示は見学終了。
実はこの向かい側にも展示があるので、次はそっちを見て行きましょうか。
NEXT