■次のライン
これがもう一つの展示ライン。
やや地味(笑)な印象がありますが、ざっと見ておきましょう。
中距離多目的誘導弾という名前で展示されていた車両。
どうやら上のミサイルがメインで、搭載してる高機動車(これが名称)は
単なる台座らしいです(笑)。
ちなみに、この高機動車も実に日本の兵器だなあ、という車で、
米軍のハンヴィーそのまんまなんだから、アメリカから
そっち買っちゃえばいいじゃん、という装備です。
その方がよっぽど安くつくと思うんですがねえ…。
横から見たところ。
ミサイルの上に飛び出てるのはおそらくレーダーアンテナでしょう。
このミサイルは対艦、対戦車に使えるそうで、ゆえに多目的誘導弾なんだとか。
…いつも思うんですけど、こんなのが海岸に張り付いてミサイル撃てる状況で
上陸してくるお人好しな軍隊なんて存在するんでしょうかねえ…。
よほどシロウトでなければ、上陸予定地の海岸地域に徹底的な掃討を行ってから
じゃないと上陸作戦なんてやらないと思うんですが。
水際撃退もいいですが、敵が上陸作戦が可能、と判断するような戦況では、
確実に航空優勢と制海権を奪われた後ですから、
陸上自衛隊さん単体で出来ることは無いに等しいと思いますよ。
その横には自走砲が2台。
まずはちょっと小型の74式105mmりゅう弾砲。
りゅう弾はなぜか平仮名表記でした。
その名の通り、やや小型の105mm榴弾砲を搭載した車両で、
戦車に似てるように見えますが、あくまで歩兵支援の曲射砲です。
自走式にしてしまえば、砲の設置作業がいらないので、
展開、射撃が極めて容易になるわけです。
後ろから見るとこんな感じ。
ちなみにこの車両、やはり105mmじゃ中途半端だ、となったのか
自衛隊の車両としても極めて少ない20両前後で
生産中止になっているようです。
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