■鉱物が好物です
これまた実際の鉱山の中の岩盤を引っ剥がして来た展示。
こういった豪快な展示内容が多いのがスミソニアンの特徴かも。
しかし決して新しい建築ではないこの建物、下手な駐車場などより
強度のある床になってないと底が抜けてしまうぞ、という重量物の展示ばかりで、
それはそれで凄いなあ、と思ったり。
まあ、戦闘機を2階に運び込んでる航空宇宙館よりはましなのか。
ちなみに中央付近に見えてるケーブルは
いくつかの穴に埋め込まれたダイナマイト発火用、
いわゆる発破のためのもの。
で、ここからはさまざまな鉱物の展示に。
ちょっと面白かったのがこの石たち。
これだけだと、適当な鉱物標本にしか見えませんが…。
可視光線の照明を消し、紫外線を照射するとこんな感じに。
これらの鉱物は肉眼では見えない紫外線を浴びると、その波長を落とし、
可視光線にして反射している、という事になります。
ちなみにニュージャージ州には、こういった鉱物が集まった、
世界最大規模の岩場があるんだそうな。
ちなみにこれはその原理説明なんですが、
やけにキャラが立ってる電子(eマークの人)の印象が強烈で、
危うく説明を読み忘れるところでした。
原理としては単純で、高い波長(=高いエネルギー)の紫外線が、
これらの鉱物の原子が持つ電子にぶつかると、そのエネルギーの一部が奪われ、
低い波長(=低いエネルギー)の可視光線となって出てゆくのだとか。
ただし、なんでそんな現象がこれらの鉱物だけで起きるのかは説明無し(笑)。
解説書いた人も、このイラストに注意が全部行ってしまったんじゃないかなあ…。
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