■そこはいろいろある空港で



おそらく世界最大の空港の一つと言って
間違いないであろう、とういうのが、このシカゴのオヘア空港です。
巨大すぎて徒歩の移動はあきらめられており(笑)、
中には東京のユリカモメに似た専用の交通機関が走ってます。
おそらく歩いてターミナルの端から端まで歩いて移動したら、
20分近くかかるんじゃないでしょうか。

ちなみに主要部のターミナル1、2、3のほかに、
ちょっと離れた場所にターミナル5があるんですが、
なぜかターミナル4が存在しませんでした。
前に来たときはあったような気がしたんですが…。
廃止されちゃったのか、工事中かなにかなのか、
私の勘違いで最初から無かったのか。

で、これだけ巨大なだけに、不慣れな人はほぼ確実に迷うし、
なぜかここからの便は出発が遅れる事も多いそうで、
いろんな人から話を聞いても、
皆さん、この空港にいい印象は持ってないみたい(笑)。

ただし、この空港はその巨大さを活かして、
ちょっと変わった展示物が空港内にいくつかあったりします。

有名なのはブラキオサウルスの原寸骨格模型で、
これはターミナル1に置かれています。
目立つので、直ぐに見つける事ができるでしょう。
ただし、あくまで模型でして、ホンモノの化石ではありません。
これは前回見ましたが、今回は見送り。

で、もう一つの展示が今回の目的でして、
例の五大湖の訓練用空母USSウルヴァリンで運用されていた
F4Fワイルドキャットの3型が展示されてるんですね、この空港。

何度か書いてますが、アメリカで現存するワイルドキャットは、
GM(ゼネラルモーターズ)の一部門だったイースタン製のFMがほとんどで、
ホンマにグラマン製のF4Fはかなり貴重です。
(繰り返しますがFMが名前で、1&2はサブタイプ。FM2は機体名ではない)
しかも、ここで展示されてるのがF4F-3、最初の量産型と来れば、
これを見ないで何しにシカゴに来た、という感じでしょう。

ただし、例の五大湖で運用されていた練習空母から運用中、
湖に落ちちゃって、そのままにされてたのを引き上げ、
レストアしたものなので、オリジナリティはそれほどではありませんが…。




そんなワイルドキャットに向う途中で見かけた展示。
食堂の片隅に、第一次大戦における
シカゴ周辺出身の戦闘機パイロットの紹介が。

こういった航空機に関する展示はいくつかあり、
もしかしたら、ワイルドキャットもその一環なんでしょうかね。



とにかく巨大で、各種商業施設が存在するオヘア空港。
なんと機械ではなく、職人さんがやる靴みがき屋さんがありました。
靴の修理とかもやってるそうな。

今時靴磨きなんて需要あるんかいな、と思っちゃいますが、
実は左の人は順番待ちですから、かなりの人気のようです。
うーむ、意外。というか、すごいな、オヘア空港。



が、ここで道に迷う。
前回来た時に2番ターミナルの端っこ、というのは確認してましたから、
楽勝と思ってたんですがね…。
途中で道を聞いたんですが、これも正しくない場所を教えられ、
しょうがないと館内地図を確認しても、なぜかF4Fの展示場所は出てない(涙)。
そういや、前回もこれ見てもわからなかったんだよなあ、と思い出す。

確かターミナル1との連絡通路のあたり、
この地図だと青地に1の数字が見えてる
2階の右端だったと思うんで、そちらに向かいましょう。



途中で子供の遊具コーナーもあったんですが、
これまたかなり本格的で、空港の施設とは思えませぬ。


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