■リー将軍関係1号



さて、おそらく頂上であろうという丘の上に出ました。
この先がアーリントンハウスらしいです。
芝生の奥にある、なんだか庭石のような白い石版、あれもお墓です。
名前を見る限り、普通の兵士のようでしたが…。



さすがに見晴らしがいいですねえ。
さて、画面中央にこれでもか、まいったか、という横長な巨大建築物が見えてますが、
あれが国防省、ペンタゴンです。
ウワサには聞いてましたが、建築面積では未だに世界最大、という建物は
予想以上の規模で、ちょっと驚きました。
第二次大戦後から1990年代のアメリカは
やはり古代ローマ式の軍事国家だったんだなあ、と改めて思ったり。



その先の見晴らしの良い場所に、なんだか思わせぶりなお墓が。
誰のだと思ったら、ワシントンD.C.の都市建設の責任者だった、
ランファン(Pierre Charles L'Enfant)閣下のものでした。
スミソニアンの航空宇宙館の最寄駅、ランファン プラザはこの人の名からとられています。

フランス生まれの彼はワシントン大統領から、首都の都市計画を依頼されるのですが、
いろいろ計画に無茶があった上に、彼の性格もあって議会や政府と衝突、
その計画半ばでワシントンD.C.を去ることになります。

この街が人工的な計画都市にしては妙に乱雑なのは、
この辺りの混乱が要因なのでしょうね。



その先にあるのが元リー将軍の家を改造したらしいアーリントンハウス。
中が見学できるらしいのですが、残念、4時に閉館となっておりました…。



そこからワシントンD.C.方面の眺め。
左端に見える大通りがヴァージニアからポトマック河を渡ってD.C.に入る大通りで、
その奥に見えてるギリシャ神殿みたいな建物がリンカーンメモリアルです。

こんな見事な展望場所があるとは思ってなかったので少し感動。


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