■いろんな工夫があるのだ
でもって、これがオリジナルの機体に貼られていたらしい布。
そういやアメリカ空軍博物館にも同じような展示がありましたね。
下の骨組みは説明がなく、オリジナルかレプリカかよくわからず。
ライト兄弟が風洞実験で理想的な主翼形状を求めて行ったことは
前回説明しましたが、これがその実験に使われた翼のモデル。
鉄製のもので、ごらんのように翼断面だけでなく、
翼全体の形、直線翼から楕円翼のようなものまで試しています。
やはりライト兄弟おそるべし、ですね。
その風洞実験で彼らが自作して使っていた揚力、抗力の計測装置。
右が抗力の計測用、左が揚力計測用。
ただし、両者ともにレプリカです。
天秤(Balance)と名付けられていたそうなので、
支点、力点を利用して力の大きさを計測しだのだと思いますが、
詳細な利用方法は不明。
とりあえず、彼らが極めて近代的な科学的な技術者だった、
というのが、これらの装置からも理解できると思います。
解説板を撮影し忘れたのですが、おそらく彼らのお店の自転車ではないかと。
110年近く前のデザインですが、現代の自転車とそれほど大きく変わりません。
この時代にすでに自転車の進化は成熟期に入ってたんでしょうね。
はい、という感じで今回はここまで。
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