■最後のオミヤゲ屋伝説

さて、航空宇宙館のオミヤゲ屋さん探索も今回で最終回だ。

「さいですか」

まあ、最後は軽く行こうか。

「さいですか」



「なんだこりゃ」

例の地下の秘密の部屋に置かれてるセスナ150の胴体部分だ。
どうも生産途中の状態らしい。

「いくらするの、これ?」

いや、売り物ではなく、これも純粋に展示品らしかった。
だが、なぜパーツ状態で、どうしてここに展示されてるのか、
特に説明がなく、正直よくわからない展示だ。

「基本的によくわかった方が少なかった気もするぜ、ここ」

なるほど、それもそうだな。



こっちはエアロバティック用の機体、ピッツ スペシャルS-1Sの実機。
1973年にドーソン ランサム(Dawson Ransome)という人物から
寄贈されたらしいのだが、これまた詳細は不明だ。

「売ってるわけじゃないのね」

これも純粋な展示だった。
どうも飾る場所はなし、でもせっかくもらって展示しないわけにも行かず…
といった事情があったようにも思えるが、よくわからない。

「まあ、この売店の話らしい最後のネタという感じ?」

そうだね。
実は最終日にもう一度だけ、ここが登場するんだけど、
とりあえず、今回の航空宇宙館の売店に関する話はこれまでだ。


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