が、その奥に宇宙にふさわしい服装という
宇宙服に関する展示が有り、こっちはなかなか面白かったです。
NASAが1960年代に試作した初期の宇宙服の一つ、AX-2。
前は現物展示があったように記憶するのですが、今回は写真パネルのみ。
かなりの部分が金属製の頑丈なもので、
重量は約32kgもあったそうな。
月面活動用のものだったらしいですが、最終的にNASAは
“柔軟な（Soft）”宇宙服の採用に方向転換したのはご存知の通りです。
これは1974年に造られたAX-3宇宙服。
硬化（Hard）部と柔軟（Soft）部を併せ持った服として設計され、
硬化部は繊維ガラス（Fiberglass）製で、
上のAX-2よりはかなり軽くなったようです。
が、これも最終的には採用されず。
アメリカ最初の有人宇宙計画、1960年代のマーキュリー計画の宇宙服。
これはアラン・シェパードが着用したもので、
映画「ライト スタッフ」を観た人にはおなじみの品でしょう。
このギンギラギンの外観は60〜70年代の日本の特撮や漫画にも
強い影響を与えたような気がします。
マーキュリーの次の計画がジェミニ計画で、
例の宇宙遊泳をおこなったのがこの計画。
ここまで来ると、だいぶ現在の宇宙服に近いイメージです。
が、股間のチャックがなんとも目を引く宇宙服ではあります…。
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