■それでも宇宙だ
その隣にあったソ連のTKS有人宇宙船(TKS Manned
Spacecraft)。
ソ連の宇宙ステーション サリュートへの補給船として開発された
TKSという大型の宇宙船に積まれていた帰還用大気圏突入カプセル。
ただし実際には一度も使用されずに計画が放棄された…という事らしいです。
こちらもソ連の大気圏突入カプセル。
これは1990年11月に、ミール宇宙ステーションからの帰還に使われた
ソユーズTM-10のものでした。
なんだか釣鐘みたいな形状で、アメリカのアポロのなどに比べると、
かなり変わった印象です。
ちなみに、このソユーズTM-10と入れ替わりに宇宙に行ったTM-11には、
日本のテレビ局TBSが当時の価格で1400万ドル払って搭乗させたらしい
初めて宇宙に行った日本人、秋山さんが乗ってました。
…そういえば居たなあ、そんな人と思ったり。
そう、居たんですよ、そんな人が(笑)。
ここではソユーズの横に、秋山さんの写真があります。
前回の時も紹介しましたが、世界で初めて金を払って宇宙に行った有料搭乗者、
として歴史に残るであろう、という事でここに展示されたようです。
…微妙だなあ。
先に見たミニットマン弾道ミサイルの誘導システム部の展示。
上に巨大なジャイロ装置が見えてますね。
ただしこれ、かなり旧式なもので1977年に軍から贈られたものだそうな。
そういや下の回路部分、抵抗やらコンデサらしきものはたくさんあるけど、
集積回路らしきものは一つも無いですね。
米ソ月ロケット比べ。ただし模型ですが。
左がアポロ計画、そしてスカイラブ計画でも活躍した
アメリカの巨大ロケット、サターンV(5)、
右が.ソ連の巨大ロケットN-1となります。
アポロを次々と打ち上げたサターンVは1973年にスカイラブを打ち上げて
晴れて引退となり、現在まで人類を月まで運んだ
唯一のロケットとなっています。
対してN-1はソ連の月着陸計画のために開発されたものでしたが、
打ち上げ実験に全て失敗、計画は破棄されてます。
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