■世界最高峰
入り口を入るとこんな感じ。
荷物検査はされますが、極めて簡単で、以前にくらべるとアッサリ入れました。
そういや、前回はパスポート見せたような記憶があるんですが、今回はそれもなし。
ここから右に行くとスミソニアンではおなじみIMAX劇場と、無料のコインロッカー、
そして例の管制塔の見学入り口で、左に行くと売店&マクドナルドがあります。
右奥に見えてるは案内所で、ここで館内地図がもらえるほか、
帰りのバスの時間などもここで教えてもらえます。
が、それらはとりあえず置いておき、ここはだまって直進、展示施設に入りましょう。
入り口を入って最初に出迎えてくれるのがこの機体、
曲芸飛行用の複葉機、ピッツ スペシャル S-1C。
正直、よく知らない機体ですが、本館といいここといい、
なぜか曲芸用の飛行機はひっくり返してぶら下げ展示になってますね。
ただし、解説板に書かれていた下のような説明が事実なら、
これはS-1“C”ではなく、最初に試作的に二機作られた無印S-1の内の一機です。
そもそも“C”は1960年代の機体だったはずで、解説の内容と全く一致しません。
スミソニアンが間違えるか、というと微妙ですが、
鵜呑みにはしないほうがいいでしょう(笑)。
で、解説板によれば1946年に製造された、リトル スティンカー(Little
stinker)、
すなわち、臭いチビ、というとんでもない名前がついてる機体とのこと。
(これもリトル スティンカーは1946年ではなく、45年製造の可能性が高い)
そして、現存するピッツ スペシャルとしてはもっとも古い機体なんだそうな。
ちなみに臭いチビは、スカンクを指す俗語らしいのですが、
ロッキードと言い、航空機関係者はスカンクが好き?
この機体も女性パイロットが操縦していたそうなんですが、それでその名前…。
でもってその女性パイロット、ベティ・スケルトン本人がスミソニアンに寄贈したようです。
(Betty
Skelton/骨のSkeletonとは綴りがちょっと違う)
最初見たときはピッツスペシャルなんて今でも飛んでるよな、と思ってたんですが、
この機体はウドヴァー・ハジー センターの開館に合わせて
1996年から5年もかけてレストアされたんだとか。
はい、やって来ました展示棟。
正規16:9比率カメラ1.5枚分の合成写真ですが、
それでも全体どころか、その半分も収まりませぬ。
ここは展示棟の周りに空中廊下が張り巡らされているのですが、
入り口から入ってくると、最初はその空中廊下に出て、
このように全体が眺められるようになっています。
ちなみにこれで主要展示ハンガーの1/3ほど。
さらにこの奥に宇宙の館と復元整備工場があるのです。
イヤーン、素敵だぜ!
あの飛行機全部の写真を撮って、
帰国後にはその全部の解説書くんだぜ(涙)!
まあ、誰に頼まれたわけでもなく、
好きでやってるんだから文句もありませんが…
よって、ぐずぐずしてるヒマは無い、さっそく行くぜ、
という感じですが、最初に全体の構造を解説してしまいましょう。
でないと何がなんだかよくわからないと思うので。
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