その先には歴史上の人物の中でフリーメイソンだった皆さんの紹介が。
まずは1900年代の代表からですが、
第二次大戦終結直前に、
病死したフランクリン・ルーズベルト大統領の跡をついで
大統領となったハリー・トルーマンですね。
普通に考えると歴史に残る近代の大統領でフリーメイソンとなると、
彼の先代、ニューディール政策から第二次大戦まで戦い抜いて死んだ
フランクリン・ルーズベルトの方だろうと思うんですが…。
ただトルーマンの場合、ミズーリ州のグランド・ロッジにおける
フリーメイソン大総長（Grand Master of Masons）まで勤めてるので、
そのせいでしょうかね。
日本に原爆落としたり、朝鮮戦争でマッカサーを解任したりしたわりには
地味な印象がある大統領ですが、
実は歴代大統領の中でもかなり優秀な部類に入る人だと思います。
で、とりあえず、こちらが大統領としてのトルーマン。
その裏に回ると、あれま、トルーマン大統領がフリーメイソンに早変わり（笑）！
あの大相撲の化粧回しみたいのが例の前掛け、エプロンで、
エジプトの王様のごとき首飾りの下にぶら下げられてるのが
先に見たフリーメイソン衣装用の宝飾具です。
トルーマンの場合、1941年、日米開戦直前まで
ミズーリ州の大総長を勤めてましたから、
その身に着けてるフリーメイソン式装飾も派手になってます。
…まあ、日本人が見ると、いい歳した大人が…と思っちゃいますが、
そこら辺りは文化の違いでしょう。
こちらは1800年代代表、アンドリュー・ジャクソン大統領。
なんでジャクソン？という気もしますが、
この時代の他のフリーメイソン大統領も特に特徴がないので、
テキサス併合に大きく貢献した彼を選んだんでしょうか。
で、1700年代代表はフィラデルフィアでは橋の名前になってた
ベンジャミン・フランクリン閣下。
以前にも書いたように、カミナリの実験から独立戦争時の駐ヨーロッパ大使まで、
幅広い活動をした人で、アメリカでの知名度も人気もかなりのものがあるようです。
とりあえず、ワシントン大統領は他で散々紹介してしまったから、
フランクリンが1700年代代表にされた、という感じは無くも無いですが…。
余談ですが、例の全能神の目とピラミッドの国章の裏面デザイン、
フリーメイソンのフランクリンが採用したのだ、という話を見たので調べて見たら、
彼が国章選定委員だったのは第一次選考委員会の時だけのようです。
あの選考委員会はモメにモメたそうで、
最終的に第三次選考委員会まで造られ、
その最後の委員会で現在のデザインが決定されてます。
なのでフランクリンが直接絡んでいた、というのは無さそうです。
何の解説も無かったのですが、どうもこれ、
アンドリュー・ジャクソン等身大人形みたいです。
1800年代のフリーメイソン衣装を身に着けてます。
手前の解説板には、気をつけて、この人形に警報装置あり、
という警告が大書きされてますが、
何かよほど貴重な人形なんでしょうか…。
（この人形は不安を感じてます、とも訳せるが…）
その上にはアンドリュー・ジャクソンが言ったらしい、
“アメリカ人は完全ではないが、
完全な使命のために呼ばれている”
（Americans are not perfect people,but we are called to perfect mission）
といった文章が書かれております。
これもよくわかない文章ですが、Missionはひょっとして
フリーメイソンの布教、といった意味ですかね。
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