■1階へGO



さて、そこから1階に向います。
この階段も立派なもので、金かかってますね、この建物。
1923年から建築開始、というと株式バブルの始まる直前ですから、
金のあるタイミングでの募金を集めた結果でしょうか。

もっとも、建設に手間取った結果(1932年完成)、
その途中で1929年の大恐慌の直撃を受けてるはずなんですが…。



1階の踊り場。
左の入口は例の劇場の入口。
奥に見えてるのは、これもワシントンの胸像みたいです。



そこから奥に続く廊下。
その左右にはアメリカ国内のロッジが置かれてる建物の絵が並びます。



これはルイジアナ州の組織本部、グランド・ロッジの建物で、
1927年にニューオリンズに建てられたものだとか。

これも大恐慌直前のバブル期に建てられたものとはいえ、
これだけのビルを建てちゃうんですから、
やはり金持ちの互助会、という感じですね、フリーメイソンリー。

第一次大戦の終結と、
世界史的にもまれに見る愚行である禁酒法の施行、
そしてそれに付けこむマフィアや、
大恐慌直前のバブル経済とジャズ音楽の流行、
というなんとも混沌とした時代が1920年代なんですが、
実はフリーメイソンリーの最盛期もそのあたりだったりします。
そんな1920年代の最後の年に神罰のごとく大恐慌が来るわけです。



1階の中央にある大食堂。
なかなか立派なものです。

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