■いろんな人のフリーメイソン
こちらは歴代ロッジの責任者、
名誉長(Worshipful
Master)という変な名前の役職の皆さん。
Worshipful
なんて英語、初めて見たので、
帰国後、辞書を引いてようやく意味がわかりましたよ。
ちなみにこの部屋に飾られてるのはワシントンをはじめ、
カラーで(笑)額入りの絵にしてもらってる人たちで、
それなりに功績のあった人たちでしょうか。
その奥の部屋が白黒写真で展示されてる歴代 名誉長の皆さんの部屋。
なんだか戦没者慰霊施設みたいだと思ったり。
角にある胸像はワシントン閣下です。
250年近い歴史があるとはいえ、いくらなんでも人数多すぎだろう、
と思ったら、任期が4年の人もいれば1年の人もいたりで、
かなり頻繁に入れ替わりがあるようです。
ついでに、意外に若い人も多かったです。
これだけ責任者がコロコロ変わっては、組織としては大変でしょうから、
その名の通り、単なる名誉職で、
事務的には特に責任を持たない役職なんでしょうか。
その歴代名誉長が身に着けていた宝飾具(Jewel)。
彼らはフリーメイソン式衣装の上に金属ベルト製のネックレスをつけ、
そこにこの宝飾具を下げてました。
ここら辺りは、後の展示でトルーマン大統領の肖像画で
その姿を見る事ができます。
これ、さすがに純金ではないと思いますが…。
その名誉長の一人が引退時に、ロッジから贈られた記念品だそうな。
石灰石製らしいのですが、なぜか蹄鉄形で、
その中にコンパスと直角定規、
そしてGの字のフリーメイソンリー シンボルが入ってます。
こちらは1900年ごろ使われていた儀式用の杖の先に付ける装飾具たち。
左右の巻貝状の飾りはあまり見かけないシンボルです。
ついでに中央のも、コンパスと三角定規の間にあるのは
太陽のようで、これもちょっと珍しいですね。
さらについでに、左のお皿の解説にChina
の文字が見えますが、
別に中国製の皿、というわけではなく、磁器のことです。
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