■軍艦2連戦へ



さて、そこからお次の目的地、
USSオリンピアと、その影にある潜水艦USS ベキューナを見る。
両者とも川沿いの護岸に係留されてるのですが、
USSオリンピアと護岸に挟まれる形でUSSベキューナが居ます。

さらに奥に停まってる黒い帆船はモシュルー号で、
これは博物館の展示とは別の、レストラン船です。
ただし係留されたままで営業しており、運行はされてません。

ロンドンのテムズ川でも、歴史的な船をレストランやイベント会場にしてしまったのが
ありましたが、アメリカにもそういうの、あるんですね。



USSオリンピアを後ろから見るとこんな感じ。
意外にスマートなのと、煙突が高いのが目につきます。
個人的には宮崎版ホームズの海底の財宝を思い出しました…。

ちなみに信号旗の左はRNQTHGBQK、
右はAUBXで、これまた意味が不明です。

ついでに奥に見えてる大規模な集合住宅にも驚く。
アジア以外の地域で、ここまで大きな集合住宅を見るのは初めてでした。



もう少し近づいた位置から。
右に居る潜水艦、USS ベキューナの全体が見えてきました。

とりあえず、防護巡洋艦USSオリンピアのマストにある
警戒監視のカゴがかなり低い位置にあるのに注目。
この時代の主砲の射的距離なら、
あの高さでも十分照準できる距離まで見えたからで、
ヘタをすると、下の艦橋でも十分だったかもしれません。
あまり高い塔を造ったところで、敵から見つけられやすくなる、
というマイナス面も大きく、よって必要がない以上、
この時代の軍艦の艦上構造物全体の背は低めです。

この後、主砲の射程距離延長に伴って、
艦上の構造物はどんどん背が伸びてゆくわけです。



USSベキューナを後ろから。
詳しくはまた後で説明しますが、後部に見えてる穴は後部魚雷発射管のもの。
第二次大戦時の艦ですが、ご覧のように結構小型になています。

こんなんで太平洋を横断して、日本近海どころか
豊後水道あたりまで入って来ちゃうんですから、
アメリカ海軍の潜水艦、恐るべしですね。



で、USSオリンピアの後部甲板上で、なんだかテーブルに座ってる皆さんが見える。
この時は、カフェでも営業してるのか、と思ったんですが…オチはまた後ほど(笑)。


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