■横から見るUSSニュージャージー



だんだんと近づいて参ります。
こうして見るとかなり海面から甲板上まで高さがありますが、
作戦行動中は数千トン単位の燃料と弾薬を積んでますから、
少なくとも艦底の黒い部分は見えないはずです。

ついでに、艦底が黒いんだというのに今さら気が付いた。
日本艦だと赤いのですが、どうもこれ、赤いのはサビ止めで、
アメリカ戦艦の場合、その上から黒い塗料を重ね塗りしてるみたいです。
ただし大戦中は赤のサビ止めだけだったという話もあり、
長期保管用に黒を重ね塗りした可能性あり。

**追記
掲示板にて赤いのは単なるサビ止めではなく、
フジツボなどの付着を防ぐ塗料だ、との指摘をいただきました。



極めて至近距離から艦中央部を見る。
もはやどれが何だか皆さんわかりますよ…ね(笑)?

とりあえず上を向いた主砲の角度に注目しておいてください。



後部に来ました。
この後部主砲のほぼ水平の角度が、
砲弾装填時の角度なわけです。

ちなみに厳密は完全な水平ではなく、
3〜5度ほど上を向いてるはずです。



そこから見たフィラデルフィアの街。
こちらは完全な都会です。
デラウェア川両岸の景色、かなりの差がありますね。

これでアメリカの4大都市のうち、
トップのニューヨーク以外は訪問したことになりますが、
日本の大都市、東京、大阪、名古屋などと比べると、
やや地味で、ここら辺りはロサンジェルスやシカゴでも同じです。

東京、大阪、香港、といったアジアの大都市に比べると極めて小さいもので、
上海、ソウルあたりと比べてもかなり地味です。
特にダウンタウン、繁華街という概念がアジアと欧米では決定的に異なります。
これはロンドンなども同じなんですが、日本の新宿、渋谷、ミナミといったような
典型的な商店街、繁華街は存在しません。
そもそもビルに入ってる大型商店が数えるほどしかないのです。

漠然と店があちこちにあるなあ、という程度で、
アジアの繁華街を基準に考えると、肩透かしを食う事になります。



ここでほぼ180度回頭して対岸に向うので、
USSニュージャージーの横を掠めるのは完全に観光サービスのようです。

この角度から見るとよくわかる尾部の
40mm機関砲の搭載跡とかに注目してください。
ついでにテントのエリア、旧ヘリポート&水上機搭載空間が
結構広いんだ、というのも注目。

しかし、やはり長細いなあ、という印象ですね。
上から見ると結構横幅もあるんですけども。


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