■さらばUSSニュージャージー&ニュージャージー州



2階はこんな感じ。
なんとも寂しい感じですが、
このあとドヤドヤと10人近い乗客が乗ってきたので、
それなりに需要はあるみたいです。



で、まもなく出港となります。
やはりカムデン市側はややさみしい感じがしますね。

ちなみに例の映画ロッキーのトレーニングシーンの最初のカットでは、
この画面中央辺りから画面右に向って走っていました。
この奥にあった高架鉄道は現在、路面電車になっており、
それを含めて、この一帯はアメリカでは数少ない鉄道マニア向けの観光地だと思います。



イロイロと思い出深いベンジャミン・フランクリン橋を見る。
こうして見ると、すぐそこにあるように感じるんですがねえ…。



で、川に出てすぐ左に回頭する。
おお、どうやらUSSニュー ジャージーの横を通ってくれるみたいですよ。
そういや、艦上から渡河フェリーらしいのが見えていたな、と思い出す。



ほぼ真正面からの構図。

反りあがった艦首のため、第一砲塔どころか第二砲塔も見えてません。
それどころか艦橋すら見えてないというところから、
いかに艦首が上に持ちあげられてるのかがわかるかと。
先にも書いたように艦首が波に飲まれないようにする工夫なのですが、
ここまでとは思ってなかったので、実際に見てみるとちょっと驚きました。
フェリーに乗ってよかった(笑)。

ちなみに、有名なドイツ戦艦ビスマルクの正面から見た写真が、
ネット上で簡単に見つかりますから、
興味のある人は、これと比べてみてください。
同じ戦艦とは思えないくらい、平面な艦首に驚くと思います。
ドイツ海軍の無知ゆえの設計なのか、
我々が知らないステキ ジャーマン秘密技術でもあったのか…

艦首先端部にあるふくらみは、20mm機関砲銃座があった場所。
これはどうも朝鮮戦争前後で撤去されてしまったようなのですが、
以後、何かが置かれる事もなく、そのまんまだったようです。


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