■戦艦TV
こちらはどうも設計図のようですが、詳細不明。
アメリカ艦の場合、現物はもちろん、図面もほとんど残ってますから、
実に恵まれてるよなあ、と思います。
終戦時に図面を燃やしちゃった日本の皆さんは何が目的だったのか、
何がしたかったのか、何度考えてもよくわかりません。
それで何が防げると思ったんでしょうね。
左に見えてるのは計算尺で、ここにもアナログコンピュータ。
アメリカ海軍には戦闘星、Battle
star という制度がありまして、
戦闘に参加した艦にはBattle star
と呼ばれる一種の勲章が与えられます。
それをもらった数が一番多い戦艦がこのUSSニュージャージなんだそうな。
ちなみに上に見えてるように、勲章をズラリと並べる事はDecorated
といい、
そもそも誰かに勲章を授ける事もDecorate
という動詞を使います。
デコレートは飾り付けるの意味で日本語に入って来てしまってるので
(もちろん、その点は間違いではないが)
資料などを読んでいて、将軍が勇敢な兵をDecorateした、
兵を飾り立てたって何のこっちゃ、
という文章にぶつかってしばし悩んだ事がありにけり。
一連の展示室の一番奥にあったちょっと暗い部屋。
なんだこれ、と思ったらなんとTVスタジオでした。
艦内の放送施設は元々あったたしいのですが、
それを1982年の改装でTVスタジオにしてしまったんだそうな。
艦内専用放送なのか、艦隊内の僚艦でも放送してたのか
よくわかりませんが、スゴイな、アメリカ海軍。
2014年現在、アメリカ軍はニュースチャンネルを持っていて、
ネット放送をしており、ヘタなニュースより有力な情報源となるのですが、
1980年代から、こういったことを既にやってたんですねえ。
といった感じで艦尾の展示コーナーは見学終了。
いよいよ、艦後部の最後の展示に向いますよ、
という感じで今回の本編はここまで。
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