■列車の旅 in USA
この列車は長距離普通列車という分類のようで、
途中で何箇所か停車駅がありました。
が、駅そのものが数が少ないようで、
200qちかく先のフィラデルフィアまで4回前後しか停まりません。
ここら辺りは、日本の鉄道とはだいぶ異なる点です。
アメリカの景気はかなり回復してるようで、
途中の都市部では、建築中のビルをいくつも見かけました。
ワシントンD.C.の中心部でも工事中の建物をいくつも見かけましたから、
ちょっとした建築ラッシュという感じを受けます。
で、約2時間ほど走ってから都会っぽい地域に入ったな、と思ったら、
そこがフィラデルフィアでした。
若い人は知らないでしょうが、かつて「ロッキー」というボクシング映画があり、
その舞台がこのフィラデルフィアでした。
で、2作目のロッキーIIの冒頭で、ロッキーがゴミだらけの線路を列車とすれ違いながら走る、
というムチャクチャなカットがあったため、
フィラデルフィアの線路というと、その印象があったのですが、
とてもキレイに整備されており、ちょっと意外。
ちなみにこのロッキーの一作目が1976年、二作目が1979年、
(ちなみに一作目を見て感動したなら、二作目以降は見ない事を勧めます(笑))
そして司馬遼太郎さんが訪れたのが1986年。
後で見るように、現在のフィラデルフィアは雰囲気のいい観光都市で、
どうもこの10年前後が、もっともこの地域が
すさんでいた時代なんじゃないかという気もします。
でもって、なぜかフィラデルフィアは地下駅となっておりました。
ホームは複数あり、それなりの規模の駅でした。
階段を登って駅舎内に出ると建物はかなりデカイ。
というか、長方形の驚くほど単純な構造のデカイ箱、という感じの変な駅でした。
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