■高速撤収
この辺りの道路は、都市計画の段階で飽きちゃったのか(笑)
南から北に向って順番にアルファベット順の名前がついてまして、
ここはE ストリートになります。
二日目に説明したようにD.C.の場合、
東西(斜め方向も含む)に走る道路がアヴェニュー、
南北に走る道路がストリートなんですが、なぜかこのアルファベット通りは、
どちら方向でもストリートになってしまいます。
ここら辺り、やや適当な感じもしなくなく…
で、このEストリートと北にあるFストリートの辺りは官庁街でもあり、
かつワシントンD.C.のダウンタウンに近い場所なため、
かなりにぎやかな感じです。
ちなみに今回の旅行記では全く立ち寄りませんでしたが、
モール以外でもっとも博物館が集中してるのがこの辺りで、
この1本北のFストリート沿いには国立建築博物館、
スパイ博物館(ここは撮影禁止と聞いて見学を断念した)、
スミソニアンの持つアメリカ芸術美術館、
さらには犯罪と刑罰博物館など、ちょっとユニークな
博物館や美術館が密集してる地区です。
…これら全部を今回見てないので、まあ、機会があれば
もう一度くらい、この街に来て見たいものだと思います。
などとノンキに説明してますが、本人、必死に走っております。
あ、ここは!
右の建物はFBIですから、となると、この通りの反対側の奥に、
リンカーンが暗殺されたフォードシアターが今でも建ってるはず…
なんですが、さすがに時間がない。
泣く泣く断念して、走れアナーキャ。
せっかくだからFBIのビルだけは撮影しておきましょう。
これも巨大なビルでして、まだ結構みなさん仕事してますね。
朝の6時近い時間、しかも今日は日曜日なんですが…
アメリカは州ごとに法律が存在するため、法の配下にある警察も州単位の運用です。
が、州をまたがる広域な犯罪も存在するわけで、
そういった犯罪に対応するための組織がFBIになります。
Federal
Bureau of
Investigation、連邦捜査局という名前はそれゆえなのです。
逆に言えば、普通の窃盗、殺人、強盗などに
FBIが関わってくる事は普通ありません。
それが州をまたいで展開するようになると、FBIが出てゆくようですが、
それもあくまで全体の調整役が主みたいです。
ちなみに州をまたがるだけでなく、国家に対する犯罪も彼らの管轄です。
すなわち、テロ、スパイもFBIの管轄となっており、
国内のテロ、スパイはFBIが、海外のはCIAがそれぞれ対応する…
はずなんですが、ここら辺りの縄張り争いは未だに続いてるみたいですね。
ぜーぜー言いながらたどり着いたユニオン駅。
歩いたら30分の距離を10分ちょっとで走りきってしまいました。
やればできる子!
やらなきゃいけない状況に毎回追い込まれちゃう子!
そこから歩いちゃったので、意外に広い駅内で乗り場まで5分近くかかってしまいました。
それでも発車7分前に乗り場入り口にたどりく。
案内板によると乗車中、との事なので、ホームに急ぎましょう…
って、ホームがB11となっている。
入り口がアルファベットで分かれてる、というのは確認してましたが、
11ってのはなんだ?
まあとりあえず乗り場に急ぎますぜ。
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