■アメリカ軍のあれこれ
こちらはイタリアで、銃剣つきM1891 6.5mmカービン銃と、
ちょっと見づらいですが、なぜかドイツ製の9mm MP40マシンガン。
6.5mmという妙な口径の小銃を使ってるのは日本だけかと思ってたんですが、
イタリアにもあったんですね…。
なんだか常に眉間にシワを寄せてる3人組率いる枢軸国の魔の手が迫る!
その時!我らがアメリカの怖い顔、ルーズベルトが立ち上がるのだ!
フハハハハ!日本もドイツも、まだ居るならイタリアもかかって来なさい、
という感じの展示。
言うまでも無く、イギリスのチャーチルもソ連のスターリンも知らぬ、通じぬという内容です。
実際、連中がいなくもても、あっさり勝っちゃったでしょうからね、アメリカ…。
そこでなぜかジープが空中展示されてました。
微妙にウエザリング(汚し)がなされたタイヤに展示担当者のセンスを感じたり。
第二次大戦時のアメリカ軍の足ともいえるジープですが、
厳密には二つの製品、ウィリス社製のMBと、フォード社製のGPWがあります。
まあ、基本的にどちらもジープで、メーカーが違うだけなんですが、
ここでもフォードの大量生産バカパワーがいかんなく発揮されており(笑)、
約64万台(笑)と見られる全生産数のうち27万8000台、1/3以上がフォード製です。
当然、この間にフォードはシャーマン戦車のエンジンと一部車体、
大量のトラック軍団、そしてあの4発エンジン爆撃機B-24まで生産してるわけで、
(さらに言えばイギリスにあったフォード工場はマーリンエンジンも造ってる)
まさにフォードがあの戦争を造った、という感じなのでございます。
ちなみに展示の車両がどちらの製品なのかは、私にはわかりませぬが…。
意外に見る事がない車体下部から。
フロントエンジン、四輪駆動なんですが、ドライブシャフトがずいぶんと
左に片寄って取り付けられてるんですね。
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